GT-R GT-R GT-R

当HPは1997年に開設以来、今年で18年目を迎えました。

2015年、いよいよ3台目のGT-Rがラインナップに加わります。

【1号】 R32 nismo (近藤レーシングガレージ製 レイニック2.8L ルマンタービン)

【2号】 R32     (近藤レーシングガレージ製 フル補強ボデイ)
              (テクニカルレーシング製    2.6L ニスモタービン)


【3号】 R35 nismo (ノーマル)



HPタイトル通り、当HPの厳格な (?) 選考基準をクリアした3台のGT-Rが、25年以上の年月をかけ、いよいよ出揃いました。

当HPの集大成という事で35 ニスモの情報を取り上げながら、時代情勢にあわせて、それなりに各部をリニュアルしていく予定です。
製作者も高齢なので、あくまで予定です。


(※注意) 「近藤レーシングガレージ」 とは

某元アイドルタレントの運営するレースチームが、30年も後から業界に参入したのにもかかわらず、同じ登記事務所区域内で非常に紛らわしい名前を
使用しているのを最近よく目にしますが、(元祖)近藤レーシングガレージとは全く無関係です。 (元祖)近藤レーシングガレージさんは1970年代からF1にチャレンジしている富士レース村の現村長さん。老舗の超大御所レース屋さんです。別格です。
(元祖)近藤レーシングガレージさんについて→


別室案内

  ← 2016年9月追加 新 FJクルーザーの部屋

 ← 2016年3月追加 新 シビックタイプRの部屋





 





 

 





 

 

 





 

 

 

2017  開設20周年

1997年 当ホームページを開設以来、20年目を迎えました。

これからも車道楽を極めていければと思っております。

今後とも、よろしくお願い致します。

 

■2017年5月■ 

GT−Rニスモ同乗体験希望女子とFSWに。

シャッターの開いてるピット近くで走行準備をしていると、何処かで見た事のある車好きそうな好青年が

「Nアタックパッケージで走行ですね!」

っと古くからの知り合いの様なあたたかい雰囲気で声をかけてきた。

あれっ、誰だっけなーと一瞬考える間もなく、この車の開発ドライバーじゃん、みたいな (((^^;)

いやいやいやいや、本当にお世話になっております的な m(_ _)m

「ところで、ここで走るにはバネレート少し柔らかくないですか?」みたいな。

「ニュルだとこのくらいでないと走れないんだよねー」みたいな。

貴重なナマのアドバイスを聞かせていただき感謝感謝です。

※ 左は女子がスマホズームで撮影してくれた画像


■2017年3月■ その後

Nアタックパッケージキットにはメーカー保証がついている関係上、装着条件に持ち込み車両が新車同様のコンディションである事が要求されるんすよね。

14〜15年ニスモ用のNアタックパッケージキットの販売を17デモル用と引き換えに終了したのも、ベース車両の劣化が進むとCPU変更に伴うエンジン関連の保証問題が難しくなるといった側面があったらしいです。自分は最後のすべり込み組みで、結局初期の14〜15モデルのニスモNアタックは25台程しか存在していなとの事。ニスモ自体は初期で250台くらい作られたのかな。

我々世代からすると伝説だったケンメリGT−Rの生産台数197台よりニスモNアタックは希少だって所に非常に満足しております。

ケンメリは実戦デビューしてないですけど、Nアタックはニュル7分8秒という金字塔をたてたという実績もありますし。いや高度成長時代の当時の日本国内のケンメリの話題性からしたらNアタックなんて一部のマニアの間で知られてるだけ感はありますが、世界的な視野でみたら、そこそこインパクトのあるモデルだったんではないかと。

でっ、話がそれてしまいましたが、Nアタック装着条件として、タイヤもスリップサインの出てない状態、ローターにもクラックが入っていない状態が要求されまして、部分的にスリップサインの出ていたフロントタイヤ(新車時のダンロップNR1)やローターをやむなく新品に交換する事に。

最近は社外タイヤにすると富士で2秒は速くなるというんで、これを機会に4輪社外タイヤにしたかったんですが、ランフラット構造ではないのでそれで入庫拒否されたら何にもならないなと泣く泣くフロントのみに純正ダンロップNR1を入れる。

後から4本社外タイヤに交換すればいいかな?っと。

でもランフラットって一度外すと大概ビート部が切れて再装着できないんですよね。やってくれる所もありますが。買ったばかりのNR1をすぐお釈迦にして外すのももったいない。かといってリアに追加でNR1入れる予算あるなら2秒速い社外4本の値段にそこそこ近い出費になっちまうんでそれもバカバカしい。

本当は社外ホイルを1セット買って4本社外タイヤにしようかとも思ったんですが、攻めたサイズのホイルはフェンダー爪折前提のケースが多く、Nアタックのド高い耳付きのカーボンフェンダーに接触するかもしれないサイズの社外ホイルを買う気にもなれず。じゃあニスモの新型ホイルでももうワンセットと思ったんすが、これまた軽自動車が買えちまいそーな程高い。

そーいったいきさつでフロント新品?NR1でリアは3年サーキットで酷使した新車装着時NR1となっておりまして。

説明長くなりましたが、それで前後アンバランスなグリップ状態でオーバーステアな挙動になってしまいました。

せっかくのNアタック仕様シェイクダウンだったのにトラクションがかからず、まったくタイム更新できないままシーズンオフとなってしまいました。

リア中古タイヤのグリップ補う為に思い切りウイング立てたりしたんすが最高速が落ちるだけ。Nアタックはリアサスがかなり柔らかいんでグリップしないタイヤにはいいのかもですが、にしても富士には少し柔らか過ぎでね?で減衰触ったりスタビ調整しましたが、やはり中古タイヤの性能ダウンを補う所まではいかずといった結果でした。

最近、イベントが多く入り富士のスポーツ走行枠が少なくなっていまして、貧乏ヒマなしで週末にしか休めない当方の身分ですと、月に1度しか週末の走行枠がない状態が続いています。月に一度のチャンスも、その日の天候が悪ければアウトといった感じでほとんどアタックできず、たいしたタイムも出さないウチに暖かくなっちまいました。(54秒止まり)

条件悪いワリにはまあまあなんで、ものすごく速くなってるかどーかはわからないですけど、タイヤを新調してアタックは秋口から再開って事で。今は普通にこんな感じで遊んでます。はい。

他にもシビックとかFJのトライアルもあったりでなかなか手がまわりません。あしからずです。

とりあえず今回の仕様変更で一番変わったのはフロントブレーキパッドですね。なにせPFCなんで。安心してつっこめる様になりました。その代わり一回走行するだけでド高いロータークラックだらけになるのがイタタタみたいな。


■2016年12月■ NAP

へぇー、こんな感じでやってくるんだ。

たぶんいーんじゃない?

乗り心地がええのがええね。バネは柔らかくなってる? いやビュルからオーリンになったから?

でもピロアッパーになったんでガチャガチャ感が出つつ、まあピロのシャープさでバネなんかショックなんか、柔らかさをカバーできてればそれはそれでアリなんでない?車高も少し下がってるんで。


それよりバカみたいなサイズのリアッパネなんでショボイ車が警戒して後ろにぴったりつかなくなった。

控え目な純正ニスモのウイングだとショボイ車が間違って後ろにぴったり止まってきて、おまいバンパーこすったら弁償できんのか?って感じがあったんだけど、こんだけウイングでけーと変なオーラが出ておって、きっとヤベー奴が乗ってるんだろと思われるのがみんな距離をあけて後ろに止まるよーになった。

思わぬ効果があるっぽい?

あーーそうそう、エンジン保証犠牲にしたニスモCPU。
中低速アップって書いてあったけど、はっきり体感できる。こんな強烈だっけ?

いやFJとかばっか乗ってたから??

いやあそこまではこなかったよなー。まあそのあたりおいおいと。



※ Nアタック検討中

ミニカー買って並べて比較中。

なんでもNアタック仕様のリアウイングは2段階に高さ調整できるそーでして。

どーしてもあの鳥居みたいに高いウイングがイヤなら低めにもできるっぽい。

純正ニスモより少し高くなるくらいなんだそーで。

 

それなら見た目そんなに気にする事ないよなー。

 

問題は室内から調整できなくなるショックっすね。別に車高調整ができるワケでもないらしい。ネジ切ってあるのに。

まあプリロード調整用って事?まあ多少バネとかいろいろ交換して遊べますよって事なんでしょうけど。

プリロード無視すれば車高は上げられるよねえ。たぶん。にしても意味がよくわからん。

とにかくニュルアタックした時そのもののサスなんだそーな。何のヒネリもないと。


?

■2016年1月■ 富士スピードウェイ 雪がチラつく中 1'53"73 でした。

車の賞味期限が切れる前にそこそこのタイムは出しておきたい。 でも貧乏暇なしで平日休みを取る事ができないんで、週末限定で富士のスポーツ走行枠を探すしかない。 こちらの用事がない週末で富士の枠があって天気がよく気温が寒い日って滅多にないんすよね。結局この寒いシーズンでスポーツ走行できたのはこの雪の日のみ。

外気温3度でGT−Rのモニターに低温スリップ注意の表示。本当は遅い車の居ないこの後のS4枠で走りたかったんすが、雪が降り始めていたんでやむなく遅いクラスのNS4で走行。 異常な気温の低さと雪で走行台数そのものは少なかったんすが、必ず一周するウチに遅い車にひっかかって、その引っかかり方も速度差があるんでなかなかクリアが取れない。

タイヤも終わりかけで溝なし状態なのでほとんどグリップせず、コーナー立ち上がりで一切2速が使えない。3速でないとケツ振ってまともに加速しない。

そんな最悪の状態でとりあえず53秒。せっかくいい車なんでちゃんとした記録を残してあげたかったんですが、今シーズンはこんな結果になってしまいました。来シーズンっていってもなー、もう他にどんどん速い車出てきちゃうだろしなー。

うーーーん、なかなか時間がとれないのがそもそもの問題ですね。

■2015年10月4日■ 富士スピードウェイ R35GT−R ワンメイクレッスン

どちらかと言ったら高齢者講習に行った方がいいんじゃないの?ってなくらいの年齢なのですが、軽く誘われてフラっと富士主催のワンメイクレッスンに参加。直前に骨折 (胸骨) してしまったので、力が入らず痛みを気にしながらそっと乗りました。

メインのフリー走行は、20分×2回の走行。1回目は36台中トップタイム。2回目はなかなかクリアが取れず2番手タイムでした。(1分55秒659)

早朝から日がくれるまでみっちり講習。若い人向けの企画ですね。私の様な高齢者は体力的についていけません (^^;)

ニュル24時間にもデーラーメカニックとして参加した経験のある地元のデーラーのメカさんが非常によくしてくれまして、アライメントを丁寧に調整していただいたのが良い結果に繋がりました。

総合上位3台とも彼がメンテしている車両でした。

アライメント (一般論)

名車AE86はドライビングで自在に車の姿勢を作れる上、リアはリジッドなので、目ケンでフロントキャンバとトーがだいたい合っていればOKな車でした。

32も同じ傾向があり、血統が同じなので35のアライメントに通じる部分はあるのですが、35に比べると許容範囲が広くアバウトで、AE86同様、車の姿勢はアライメントよりもドラテクで作り出すものといった傾向がありました。

それも当時のタイヤ剛性、タイヤを由来とするボデイの作りの思想の違いによるもので、32の現役時代当時に35の強力なボデイを設計したら荷運び用のトラックとしてしか使い道はなかったと思われ直接比較できるものではありません。

余談ですが34はバブル崩壊後、倒産吸収合併直前のニッサンが実走行のテストも出来ず、シミレーションマシンで設計した車なので、それに近いズレ感があります。無意味な剛性を机上の計算で出しただけの車と。だから実際に結果が出せなかった。34の失敗でGT−Rがランエボに頭が上がらない状態が長く続いてしまいました。ニッサンの開発者をもってしても32、34、33の順番で出せばよかったと言わしめる34失敗の要因はそこにあります。何度書いても理解できない人が多いのでこの話はここではスルーしますが。

ランエボはFFベースでフロントよりの駆動という事でアクセルオンでリアを流して姿勢をコントロールする事ができず、アライメントが狂うとまともに曲がれず、走りがアベコベになってしまいます。トーインなど0.1ミリ単位の調整が感じ取れるくらいシビアです。車の慣性力だけでキレイな姿勢をゼロカウンターで決める事ができるバランスをトーやキャンバ調整でシビアに設定する必要があります。

35は基本はクラシカルなFRベース車の血統を残しながらアライメントに対する神経質さは噂に聞いていた通りのものでした。

35のトラコン VDCについて

35のアライメントの気難しさはニッサンのトラコンのVDCの影響によるものではという気がしています。

とにかく初回走行の時は乗りにくかった。そのポルシェカップカーにストレートで並ばれた初回のシェイクダウン走行時は完全にラインオフのツルシ状態。編摩耗に配慮した一般的なアライメントであったはず。とりあえず初回走行という事で様子見でVDCはRモードを選択していたのが災いし、ありえないくらい最低の挙動でした。35ワンメイクレース車両のクラブトラックエディション(以下 CT)の走りのすばらしさからすると、これが同じ車なのかと思えるくらい惨憺たる状態でした。VDC標準モードはさらに論外で、まったくアクセルを踏むなと言わんばかりの買い物車にもならない状態でした。

後から調べたらVDCはキューブやセレナなどの買い物車を中心として搭載されているシステム。一度リアが流れると4輪個別のブレーキ制御や勝手な電スロ制御で強制アンダーへ。アンダーになって積極的にリアを出そうとドライバーがアクションした頃にVDCが切れると極端なオーバー、またVDC介入。VDCはおそらくドライバーが何も修正操作を行わない事前提の制御なので素早く制御に割って入ろうとすると、まるで初心者の様にタコってしまいます。某名選手のプライベート車載でもラインオフそのままの35で攻めてタコったシーンがあったそうで、それ自分だけじゃないんだと一安心。よーは車がクソなんですよね。VDC完オフにしても制御が残るという話で、実際完オフにしても意味不明な挙動は消しきれない。

その後スポリセで大森ニスモに出かけた時(実際は大森ではないんすが)フロントマンに相談したら  「サーキットはVDC全オフ前提ですよ」 とあっさり。ですよねえ。あのRモードは使い物にならないですよねえ。

というかサーキット走行後の強制メンテはVDC解除が前提になっているとの事。VDC解除=サーキット走行という概念。それってサーキットモードの事でなくて?とも思ったんですが、スポリセした後の話なんですかね。スポリセするとサーキットモード必要なくなるので、サーキット走行の有無の判断はVDC解除ログに頼るしかない?開発担当や開発部署が変わっているんでいろいろ細かい所がどうなってるのかよくわからない。

いずれにしてもサーキットは完全オフで当然という感じである事だけは確かでした。でもおそらくこれを広く紹介してしまうと、それ以前のレベルで走るお客様のサーキットでの事故につながるかもしれないという事で、その情報は意外と出回っていない。完オフは危険ですから覚悟してくださいという話しか一般的には伝わってこない。それはお客様保護でありながらニッサン自身の保身でもあるわけでして。

VDC完オフではスピンしてしまって、まともに走れないというレベルだったらAE86で基本を学びなおした方がいい、っと言い放ちたい所なんですが、その一見使えないRモードについてR35のそもそものコンセプト論とからめて、もう少し考えてみる事にします。

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フールプルーフという35のコンセプト

35のコンセプトは、、いやっ、僕はそんな、今や時代が変わってウマミがなくなり、たいした所得もない上ご苦労が多いだけの職業になってしまったお医者さんや弁護士さんを見下すような表現はしたくないのですが、当初の35開発担当のおっちゃんがよく言っていた言葉をそのまま引用すれば、「お医者さんや弁護士さんでも運転できるマルチパフォーマンス」 という事なのでしょう。

それがRモードという事なのでしょう。Rモードを使うくらいの走りをする方の為にこの車は作られている。僕はそんな風には思わないのですが、一般の人がドラテクを吸収する時期に資格試験に追われていて運転がうまくないという前提のお医者さんや弁護士さんはお金にモノ言わせて35買ってRモードで走って本来の35のコンセプトを具現化してくださいという事なんでしょう。Rモードに触らない程度の走りをしていれば十分に速く走れます。レース技術者の私にすべてを任せてくださいというのがおっちゃんのコンセプト。

実際にそれで十二分に速く走れる。まったく文句なく走れる。

レースして無理な状態に車を追い込んだ時のリカバリーなんか通常は必要ないわけですから。VDCのRモードに触らない程度の領域で走るのが実際は一番速い。タイヤも無駄に消耗しないし実際に速い。

まさにそれがおっちゃんが35で作ろうとしていた世界観。レース技術者って、やはりレースが好きで競争が好きなんですよね。当然ですけど。運転しない代わりに技術でレースしている。究極はドライバーなんか関係ない、こちらの指示通り走ってくれれば、実際レースしているのは技術者の自分なんだという価値観でがんばっているものだったりします。トミマキネン時代の三菱がそうだったらしい。どんな一流ドライバー相手でも三菱は意見は基本的に聞かず、メーカー主導の車両開発をしていたらしい。それだけ当時の三菱の技術者は突き抜けていたという事なんだと思います。今は全員中国に行ってしまったらしいですが。

35GT−Rの世界観もまさにそれ。おっちゃんのキャラっすね。全部僕の言う通りにすれば、どんなお客様でも速く走る事ができます。それが技術者冥利とうものです、っと。35を買って僕の言った通りにやってごらんなさい、32時代の特別な人達だけのものだったレーシングスピードでサーキット周回といった、かつては夢の世界を、誰にでも、おっちゃんの言葉を借りればお医者さんでも弁護士さんでも体験できますよと。それがマルチパフォーマンスの世界ですよ、っと。

それが口先だけでなく、本当に実現されているのに驚きます。35は最先端の速さを達成する事より、そこそこのレベルの走りを大衆化する技術を中心に開発された車だといえます。決してレースで勝てる程のポテンシャルは持っていない。実際にこの車を買ってくれる人が一人でも多くハイスピードドライビングを安全に楽しんでもらう為にまじめに作りこまれている。本当にクソまじめな日本人技術者が作った車という感じがします。そういった意味では32とはまるで成り立ちが違う。成り立ちが違うとはいえ、とりあえずは見事な車だと思いますよ。好みは別として。

でもそこから先がないんですよね。VDCオフにしても余計な制御が残る。実際20年前の車をベースにし、公道走行を捨てた激しい改造を施した類の車には勝てなかったりする。35もそろそろ激しい仕様の車が出てきているみたいなので、それも覆される日もくるのかもですが、35もデビューから8年経ってもなかなか20年前の車を抜いて改造市販車トップの座に着く事が出来ないでいるのが現状です。35はあくまで20年前当時のトップタイムくらいのレベルの走りを誰にでも安全に体験できる様にする技術が売りなんですよね。今さらながらですが、それが35のコンセプトで、35乗りを間近で観察すると、それがしっかり実現されているという事が確認できます。

じゃあ、お仕着せ通りに走らなくてはいけないのが前提じゃ、腕だめしできないのか?と言われると、むしろ32時代よりイコールコンデションになるのでまっとうな腕の勝負ができる様になったともいえます。32時代はある意味金かけ放題で巨大ブレーキやタービンを入れた車をやっつけるのはそれなりに大変でした。自分みたいなノーマルに近い仕様の32で勝負するにはその手の車を狭いコースにおびき寄せるしかなかった。35でもその手の車は存在してますが、ベースの煮詰まり度が高く改造して向上する余地が少なく費用もかかるので、ツルシでもその気になればけっこうトップ争いできちゃうんでそれはそれで楽でいいのかもです。

ただ、他流試合するとポルシェのNAにストレートで並ばれてしまうので恥ずかしくて外で走れないのが問題ですね。32が無敵だった時代を知る者にしてみるとGT−Rでポルシェのリアを見ながら走るなんて事はあり得ないし耐えられない事なんですよね。ターボカーに不利な夏に冬眠したくなってしまうくらいでして、実際にいきなり冬眠させました。夏だから夏眠ですかね。32現役時代は32がやってくるとみんな逃げ出しちゃう様な存在で、32に乗ってる事自体が反則だと非難されるくらいの強さがありました。当時も走行会でもレースでもGT−Rクラスというのが存在したのですが、32GT−Rが居ると他の車では勝てないからGT−Rは別枠にしようという他車オーナーからのクレームで出来上がったものです。35にはそれはないですね。ポルシェにチギられないようにGT−RのイベントでGT−Rだけで走るのが自己満足できて楽しい。外で走ったら下手すれば激しくやったシルビアにだってやられちゃう。タイトな区間だったらノーマルのランエボにだって標的にされる。そういったストレスを避ける為のGT−R走行会だったりする。その違いはあります。かつての32時代を懐かしんでいても、もうその世界は現在存在していないので、35で走るしか選択肢はないのですが。

いや、もう筆者も高齢だし、ニスモは希少な車だし、だいたいどんな感じかわかったので、そーは乗らないですよ。FDみたいに保存モードに入るかも?Nアタックとか万が一入れたりしたら確認するかもですが。まあないだろなー。あんまウイングかっこよくないし。富士で有効とは思えないし。

話がそれましたが、次はその35のコンセプトを具現化する為のVDC制御がアライメントに与える影響について考えていきます。

VDC制御が要求するアライメント精度

リアの流れを検知して、各車輪にブレーキを瞬時にかけてスピンを防いでアンダーにする技術。まさに神業です。様々なセンサーが瞬時に状況を判断して瞬時に制御をかける。それに少しでも遅れがあったら逆に挙動がメチャメチャになってしまう。設計者が想定しないスピードで腕のいいドライバーが修正を加えるとVDC制御は完全に迷宮に入ってしまう。

AE86はリアリジッドでアナログな作りなので、どんなドライバーがありえないくらいの大量なアドレナリンを発生させてもリニアに車がそれに応えてくれる。だからAE86は時代を超えた名車なんですよね。なにせ世界一売れたFRカローラのシャシがベースですから。どんな使われ方にも耐えるカローラの血統は伊達じゃないです。

ところが35GT−Rワンメイク車両のCT(クラブトラックエディション)はまさに名車AE86を彷彿とさせる完璧な走りだった。ツルシのニスモとまるで違って、ドライバーの要求に完璧に応えてくれる車だった。あれのVDC制御はどーなってんの?って今回のイベントの講師(初期の開発ドライバー)に聞いてみたかったのですが、お金持ちの相手に忙しそうだったのでチャンスがなかったです。

そこで前回のネタになりますが、筆者自身にとって2度目のサーキット走行である某誌企画のフリー走行時のお話になります。

前回の2度目の走行会に向けてデーラーメカの方がサーキット走行にむいたアライメントセットにしてくれました。当然ですが筆者がこんなホムペをやったり、どんな走りをしているのか知らない彼は、とりあえずサーキットを走ろうとしている人向けに無難なセットをしてくれたのでしょう。これで走って希望があればもう一度セットしなおしてくれると言ってくれました。本当にありがたいお話です。本当に彼はいろいろ理解してくれています。とりあえずセットされた内容は、少しアンダーを消して楽しく走れる感じですね。前回のツルシよりはだいぶマシになったのですが、VDC介入時にタコる傾向は完全には消えておらず、CTと比べるとまる別物である事に違いはない状態でした。やはり筆者的にはCT用のコンピューターを何とかして手に入れないとこの車ダメかもなーという結論でした。

でっ、今回の3回目の走行にむけて、再びデーラーメカさんに相談。前回の2回目は100Rは曲がりやすくていい感じだけど13コーナーとかブレーキングだけでかなりオーバーになってしまうんでリアキャンバをもっと寝かせて、ひょとしてその分100Rでアンダーっぽくなってしまう所はハイキャスター化で打ち消す方向にしてほしいと要望。結局それが彼が今まで煮詰めてきたセットに近いという事で話が一致し、再度調整していただき、今回の結果につながりました。

本当にわずかな数値の違いなのですが、CTや名車AE86を彷彿とさせるアドレナリン出しまくっても車が応えてくれるセットアップが完成した様に思えます。それは車載を見てもらってもわかると思います。アドレナリン出しても攻めてもコントロールできる。Rモードの先のVDCオフで自在な走りができるCTのあの感覚がデーラーのメカさんの丁寧なセットアップでニスモでも実現できました。まあ追い込んだからって一概に速くなるワケでもなく、Rモード内で走るくらいがタイヤの消耗も少なくベストである事に変わりないのですが、それでは自分らアナログ派は面白くないんですよね。

あんなに少しのキャンバ調整であれだけ車が変わるってのは、まずボデイ剛性が高くてキャンバ剛性も高いという事。あのくらい普通動いちゃうんでね?って数字なのですがそこにはまるとグイグイ行けるようになる。VDCのスキをついてグイグイ。VDCオフでも作動する?制御に対し、その制御プログラムが設計された時と同じ状態にしてあげないと、車の動きがチグハグになってしまう。そこにピタっとあわせる事の重要性。まさにピンポイントですね。複雑な介入制御にピタっとあわせないと想定しない動きが出てしまう。VDCの欠点を克服するには高い剛性を持つサスをピタっとあわせなければならない。

CT試乗会の時に初期の開発担当のおっちゃんと立ち話になって、いや、CT買ったにしてもメンテは今お世話になっているレース村でやりたいんだと主張したんですが、首を縦にふってくれなかった。単なる意地ではなく、セットアップの仕方含めて特殊な車だから、おっちゃんが教育したメカのいる専門のデーラーでメンテしてくれというのは、単なるメーカーの囲い込み策というだけではなく、少なからず根拠はあったのだと思えるようになりました。いや勿論他でも十分メンテできますよ。囲い込み策みたいなプログラムだらけなんで、今時の落ちぶれたヨーロッパの車みたいでせっこいなーと思える部分は多いのですが、全部が全部そーでもないと。まあ妙な精度のアライメントへの依存度への理解って事だけなんですけどね。その感覚つかめちゃえば他は囲い込み策だけだったりしますが。でもうちの出入りしてるデ−ラーのメカの彼はいいですよ。すごくいい仕事をしてくれる。そーいった意味では非常にめぐまれていると思います。感謝感謝ですね。

うまくタイヤの性能引き出せる様になったのでボデイに負担がかかりリアからミシミシ音が出るようになりました。そのくらいいい走りができた。硬いボデイであればある程、その硬い部分ってのは緩みやすいんですよね。フルケージ車なんかみるみるうちに硬さが取れてくる。無理に動かないようにしてる部分はどんどん走行で破壊されていきますからね。だからレースカーなんか年中ボデイを新調しているわけでして。ニスモも今回の走行で随分ゆるみましたね。初回時にもけっこうそれを感じましたが今回はさらに進んだ感じ。そんなもんすよね。最初から緩ければそれ以上緩まなかったりするんですが。まあ35のボデイはレースカーですね。たいしたもんです。トヨタの大衆車みたいに永遠に使えるなんて事はないかもだけど。

ポルシェが35を買ってニュルテストをした車両を現地ニッサンデーラーがチェックしたらアライメントがメチャィウチャでポルシェはアライメントの取り方も知らないおっちゃんがよくポルシェをバカにしてましたが、ポルシェだってローテクメーカーなのは確かだけどバカではないんで、何故そんな事が起こったのか。実際に35を買ってアライメント調整による走りの変化を知るとその逸話がどういった内容のものだったのか想像できるようになってきます。そんな特殊な事情、いくらボルシェでもすぐには理解できなくてあたりまえでしょう。いくらドイツ人が戦争に一度も勝った事のない頭悪い人種だったとしても、アライメントひとつわかってないメーカーという言い方は言い過ぎだよなあ。35の足は今までの常識では少し理解しにくいですよ。ランエボも同じ事が言えますが。

おっちゃん風に言えばポルシェとは次元の違ったボデイ剛性と次元の違ったタイヤを使い次元の違ったアライメント精度で結果を出しているんだよと。ヨコハマが35専用タイヤ出したみたいですけど、オプションビデオでのインプレを見ると今一つみなさんピンときてない様子で、口を揃えてセットアップが進めば何とかなると言っていました。おそらくランフラット廃止で35のボディ剛性とアライメントのコンセプトを引き出せる剛性がタイヤにないのかも?他でまた聞いた話なのですがゴムとしては一発はグリップするみたいですが、そこから先がないらしい。構造的にアライメントで食いつかせる事が出来ないんじゃないですかね。おそらく。

CT試乗会や様々なイベントで当初の開発ドライバーがサーキット走るならそれ様のアライメントにした方がいいという趣旨の発言をしていたのを何度か聞いてますが、そのくらいアライメントがキモになる車なんだと思います。これも新しい世界観を作って世界を驚かせた名車ランエボに通じる物がある。ランエボもサスをいじって、こんなにアライメントに依存しるの?とびっくりしたのですが、少し種類は違いますが、35もVDCとの相性でピタっとくる所はピンポイントだったりします。

確かに街乗りしかしない人がネガティブキャンバーによって高価なタイヤの内側だけ偏摩耗させてしまったらクレームになりかねない。99%以上の車は普通に移動用に使われるワケだから、ラインオフのツルシはキャンバはつけられない。キャスターもそうでしょう。だからキャスターもシム調整で比較的簡単に?でもドラシャ抜かないといけないけど、追加部品なしで僅かだけど調整する事ができる。あまり大きな声で公言しないのはデーラーによってはそこまで対応できない所もあるかもしれないという配慮でしょう。

とりあえず筆者が車を購入したデーラーのサービスマンは評判がいいらしく遠くからも車のセットアップに来るお客さんが多いそうでして。

上位3台が彼の調整によるものだったワケですが、何か結果に結び付いたのかというと、地道なアライメント類や空気圧の調整につきます。何か特別な特効薬があるわけでもないんですよね。きっとニュル24時間の社員講習でおっちゃんに叩き込まれたのでしょう。

ためしてガッテン並みに遠回りでもったいつけた長い文章で申し訳ないのですが、まあたった3回すこーし運転しただけで何がわかると言われちゃえば、はいその通りですと言うしかないのですが、まあ長年GT−Rに乗ってきた経験から推察すると、アライメントのシビアさはおそらく難点のあるVDC制御が影響しているのではと。それもあり得ない重量でありえないサス剛性を出している35ならではのオーダーで正確に調整しなくてはならない。CTに対するツルシのニスモの意味不明な挙動はVDCのプログラムの違い?(同じという説も)の問題だけという事でもなく、アライメントでかなり不満が解消できるという事です。

AE86並に手足の様に車が動く様にしてあげるには随分手間がかかる車だよなーとは思いますが、まあそれはそれで、なるほどなあと。 


■2015年9月20日■ R's Meeting 2015 in Fuji Speed Way

某雑誌の富士イベントですこーしだけ走ってみました。

実は5月に1度ちょっぴり賞味2周くらい走って以来2度目のサーキット走行です。

前回は35GT−Rニスモを新車購入してから最初のサーキット走行だったんですが、ポルシェカップカーと少しだけ絡みまして、ストレート加速で並ばれちゃいましてね。あれ?話違うじゃんみたいな。

32時代だったらホントありえない。NAのポルシェに富士のストレートで並ばれちゃまずいでしょ。

日本の技術ももホント落ちたもんだなー、こんなおせーターボ車、暑いシーズンに乗ったらNAポルシェのカモだよなー、こりゃもう乗ってもしょーがねーやでこの夏をまたぐ数か月間放置してました。

久々にここみたらその時のレポート書いてなかったんですねえ。相当面白くなかったんでしょうねえ。ホントは動画もあるんですけどね。YouTube のウチのチャンネルたどれば動画ありますんで興味ある人は見て下さい。

なにせウチのHPは20年近くに渡って32でポルシェ964カップカーを一瞬で点にする動画を看板にしてきたんで、こんな遅い35GT−Rの動画は却下だろで記事にもしてませんでした。

※ これが32の当HP看板動画ね↓このポルシェ群の中には964カップカーも含まれてます。当時のポルシェカップカーなんかコース上で止まってる様にしか見えなかったですよ。

 

話戻って、今年5月の35ニスモでのサーキット初回走行時、軽く様子見状態で2周だけ踏んでポンと56秒だったんで実際はそんなに遅くはないんですけどね。問題はポルシェとの相対性能があまりに変わっちまった事ですね。32現役時代と比較すると35はポルシェに対しては圧倒的に遅くなっちまった。実際に現場で走り比べての話っすよ。つまらん連中がデッチ上げた机上の空論でなくて。

まあ5月に見かけたカップカーのゼッケンから調べたら46秒くらい出てる車なんで、まあストレートも速くて当然なんでしょうけど、32時代はポルシェとか問題外だったからなー。32でポルシェと走ると完全に弱いものイジメくらいの感覚。ポルシェも性能随分よくなったもんだよなー。日本が20年も足踏みしてたから悪いんだけど。まあポルシェの最近のかんばりもたいしたもんでして。

しかし35はニュルでポルシェ圧倒みたいなイメージが作られてたんで、実際はまるで違うんじゃんってのが正直な最初の印象でした。

その後、カワサキH2の納車もあったんですっかりニスモの事は忘れてバイクの事ばかりこの半年間考えてました。とりあえず涼しいシーズンになるまでもうGT−Rは乗らなくていいやみたいな。

車買ったデラのお客さんが去年この某雑誌のイベントに出てたと聞いたんで、9月になれば少しは涼しくなるかもだし、店で売られたニスモ3台揃うかもだし行ってみるかでとりあえず応募。

ギャルにシルバーウイーク海外旅行連れてってーって言われて、このイベントキャンセルするか迷ったんですが、旅行の方の予約がうまく取れず、とりあえず参加する事に。

ピークは越したと言え、まだ暑いシーズンなので、一番短い走行枠で応募。25分枠を2本走りました。

特定の車がクローズアップされちゃうのも悪いんで、クーリングラップだけカットしたものをだらーんと全部アップしました。22分もあるメリハリのない退屈な動画です。まあ資料みたいなものって事で。

あーー、最近買ったアクションカムの使い方よくわかってなくて、何も考えず防水ケースに入れたまま車載したらカタカタ音が入っちゃいましたねえ。防水ケースは風呂場でのプレイの時だけにしないとです。


前回46秒出てるカップカーとストレートで並んだ時はナエましたが、今回は、まあごく普通な感じの第二世代GT−Rよりはけっこう決定的に速いんだなーって事で、まあポルシェとの相対性能は落ちていても、とりあえず絶対性能はそこそこ上がってるんだと納得でした。

もっともガリガリにやった第二世代にはこれまた35では太刀打ちできないのも事実でして、そこは自前の発展途上の?32の目標にしていこうかと。

いや、まだこんな事続けるのかどーかは未定ですが。なにせもう高齢なんで。

まあとりあえず、ってな感じです。

 


いろいろ追記

あともひとつ考察として、チタンマフラーは法外な値段なんでナエて買えなかったんですが、その後、チタンは放熱悪くて35の弱点のアンダーカバー内のミッションオイル温度上がっちゃうよと慰められ、負け惜しみだけどそれなりに納得してました。

ところがチタンマフラー車の方がなんかストレート伸びるなーみたいな。2014年7月を境にニスモのコンピューター品番違うんでその違いかとも思ったんですが、いろいろ妄想すると、チタンは熱がこもって高温になるから排気の流速上がるのかもなーと。

32時代柿本のマフラーで同形状でステンと鉄がありまして。自分は予算なくて鉄にしたんですが、データとるとどーも鉄の方が速い。同形状でも高温になるから抜けがいいんだという結論になった。

ちょとそれを思い出しましてね、このストレートでスリップに入れない感じはそこかもなーと。100万ケチったなりの結果でしたという事で。いやいやいやいや。

 

それとちょと面白かったのが某有名ショップの社長さんとのお話。

裏話いっぱいでとても全部は書けないのですが、とりあえずこないだ追加になった50台は、在庫処分なんでないかという見解。バンパーの作成がうまくいかなくて納車が遅れに遅れた35ニスモ。お客がカンカンに怒ってキャンセルも多かったとか。それで余った部品が50台分あったんで追加販売になったと。もうこんな面倒な商売、ニッサン側もやる気はないのではと。しめしめ、これで35ニスモもケンメリGT−Rばりの希少性が確保できたっぽい??ケンメリGT−Rもレース出てないけど希少性だけでなんとか名を残してるんで、35もレースでは結果出せてないんでニスモの希少性でなんとか持ちこたえてくれれば????

それと実際ニスモを新車購入しても転売する人が多いんだそうで、ニスモの新車は何台も見てるけど実際に走ってる車は見た事ないという話でした。自分も今回コース上でいろんなニスモが見れると思ったら、他は同じ店舗で買った身内の1台のみ。なに結局パドックに居るニスモって全部地元の同じデーラーで買った車だけ???身内だけ?みたいな。地元のニスモオーナーが異常なだけで、一般的というか全国的にはニスモは投機目的でしか買われてないっぽい。

実際新車ですぐ転売すればすぐに150万〜200万の利益が出るんで、その予算で安い35買っていじりましょうってのが正しい35の乗り方という事らしい。なるほど!それはあるなー。いろいろコストのかかる車だけど、ツルシじゃつまらない。日本は不平等累進課税社会で金持ち不在なんでとても35の改造車は維持できない。中東人や超格差社会の白人富裕層でないとそんな道楽はできない。

日本で35道楽するならいろいろ安いものをやりくりして、ヤバくなったら売り抜けて転売転売で生き延びると。そんな世界観らしい。だよなー。32現役のバブルの頃は、土地ころがしの不動産屋、税金払ってない坊主、不明瞭会計のすし屋、接待ベタベタの医者とかが景気よく32いじってたけど、今はそんな人達も厳しい時代になって絶滅しちゃったしなー。もう過剰な福祉社会で税金高い日本で35改造車維持するにはニスモ転売していろいろ工夫して生き延びるしかないのかもしれない。現実はそんな風なんだーと。実際自分もニスモ買っただけでいっぱいいっぱいで、老衰するまでにサーキット何周できるんだろって状態ですしね。うひひひひ。自分なんざ半年間でロクに乗ってねーんでロクにオイル交換もしてない。あんなたけーオイルバカバカしくて買えねーっつの。温度上げないよーにそっと乗ってもたせるしかない。くだらんモノには金は出せない。いやいやいや。

それとニスモタービンについて。筑波ではプロのテストでも13年の普通車の記録を抜けてない。富士で1秒くらい速いだけ。実際に乗ると下がかったるい。これは新車で買った同じく32ニスモと全く同じ症状。皮肉にもしっかりGT-Rニスモの伝統が守られちゃってる。これはここのどこかにも書いたかもですが、普通車でなくて基準車か、それと比べてニスモってそんな速くなってねーじゃんってのが率直な印象。

でっ、その社長さんの見解だと、基準車の小ぶりというか適正サイズのタービンでブーストアップして600馬力以上出しちゃうと、中間のトルクが出過ぎてコンロッドだったかクランクだったか、コンロッドって言ってたかなー、もたないんだそーで。当然弱点のミッションももたない。今回メーカー保証内で600馬力が実現できたのも中間のトルクが痩せる大型タービンを採用した事で中間トルクがうまく出ないんで結果的にエンジンもミッションもたせる事ができたんだと。なるほどねー。

いろいろ勉強になりました。ありがとうございました m(_ _)m

なんかいろいろショップの展示あったみたいすね。1時間くらい中を見てまわれる余裕をもって出発したんすが、高速移動中、外装保護テープを忘れた事に気づき、1時間かけて自宅に取りに戻ったんすよね。カーボンバンパー傷にするワケにはいかん。ブリーフィングギリの時間に入って、2回走行、とてもコースをトンネルで渡って展示場まで行ってる時間がなかった。外人ウロウロしてる場内でニスモをパドックに放置して出歩く気にもならなかった。

たまたまそのショップの社長さんがパドックまでやってきて、「高い車で走ってはりますなぁ」っと声をかけて来てくださったんで、いろいろお話させてもらいました。どもどもでした。


■2015年7月10日■ H2がやってきた!

12Rより遥かに乗りやすい。12Rより重心が低くて足つきもええ。ドンツキもない。

インプレで乗りにくいと書かれてたのはトルクの出方ですね。

スロットルそのものは素直。これって電スロ??トラコン入ってるって事は電スロなんじゃろな。ワイヤーでスロットルバタフライ直接開ける構造の12Rだとかなり慎重なスロットルワーク要求されたけど、そーいった神経質さはまるでない。

普通に使えるじゃんこれ。

乗りにくいって話は肘擦りする勢いで倒してスロットルワークとかの世界なんでしょうね。低速トルクの出方強烈なんで倒してたらやべーんじゃろな。

自分らみたいにバイクまっすぐにして加速楽しむだけなら全然ありです。

ってまだロクに回してねーからわからんけど。またナラシっすね。

最近ナラシばっかり。

んで低速トルクはまるでカタパルト。これも今までに乗った事ないレベル。

乗りやすくて12Rかぶらない強烈低速トルク。

これはええかも!!!













慣らし指定1600キロ、4000回転までしか回してないんで本格的な過給パワーは確認できてない。その状態でこれだから上まで回したらヤベーんじゃろな。

全開のする時はチビリ対策でオシメしてからの方がええかも?

手押しでバイク動かしながら撮影していて思ったんすが、バイク軽いんすよね。SS程じゃなくても、最高速系12Rより遥かに軽い。

あー、考えてみれば、鉄フレーム細いんで車体がコンパクトなんだよなあ。

自分が乗ると原チャリにみえちゃう? そこまではいかねーか。リッターバイクには見えないのかも?

なんか最近のバイクは取り回し優先でみんなちっちゃいみたいすね。このバイクも ちっちゃい感は確かにある。

■ 高齢者モード?

とりあえずあぶねー乗り物なんで綺麗なカラー印刷の表紙の取説読んでみよかと。そしたら全部英語でやんの。和訳?された別冊の説明書はモノトーンの簡素な作り。まあ逆輸入車って事で。

とりあえずタイヤの皮むけるまで要注意と聞かされてたんで、トラコン入れまくろうと。

そしたらレインモードってのがあった。あぶねーし慣らしだからとりあえずこれでいくべみたいな。

実際レインモードにするとスクーターより安全なパワー特性に。

なんか最近のバイクはすげーよなー。バックトルクリミッターの他にエンブレ調整もある。全閉度合いでも調整すんのかな。いろいろすげーや。

しかしあいかーらずこの調整ネジを回すと再調整不能で部品まるごと交換っつー箇所がある。これは12Rにもあった。そのあたりカワサキだなーみたいな。

カワサキってば12Rよりだいぶコンパクトで軽くて乗りやすそうなんで、ひょとして12Rいらねーから売ってもいいかなと。

てか12Rは買った当初から顔が宇宙人みたいでそんなに強烈にかっこいいとは思ってなかったんすよね。ナメクジみたいでキモイ隼よりは全然いいよなーって感じだったんすが、結果は人気、モデルライフで隼の圧勝。

所が今度のH2は文句なくかっこえーです。

ギャル受けもええ。

12Rは購入当時 「これスクーターですよね」って言われたもんだけど、今度は「映画に出てくるよーな感じですね」 みたいな。「モンスター着て乗ったらものすごくあいますねー」みたいな。自分ら体型が問題なんだけども、とりあえず各方面非常に評判がええ。

顔がエイリアンっぽくて今風。ハーフカウルだからキモイスクーターに間違えられる事もない。

■ エンジンレスポンス

店に入って軽くプリッピングした第一印象は「レスポンスわるっ」だったです。

やっぱバイクはNAだよなと。

第一印象では、こりゃ12Rはうれねーみたいな。

ところがね、乗り出した印象はトルク強烈で「なんだこれ」ですよ。12Rとは比較にならん。

あーー、でもドスンとくるトルクなら、構造的にVマックスかもねー。乗った事ないけど。考えてみると値段もかぶるよね。前々からVマックスはありだなと思ってたけどついつい存在わすれてた。ヤマハのバイクだけ買ってなかったんで考えたりしてたんすが、うっかりまたカワサキ買っちゃいました。

初回点検でスーチャーばらすんだって。けっこうヤバイんでない?ブログでいきなりオイルだだ漏れの記事も読んだし。













■2015年4月4日■

とりあえず、タイトル通り3台並べてみる。

意外に32がかっこええ。32が複数並ぶとグループAレースを思い出す。やっぱレースのイメージは絶対だな。

英BBCのトップギア番組内でもフェラーリGTOで価値があるのは初代のみという結論。今や世界的に市販車の性能を活かしたレースが存在しておらず、市販スポーツカーのイメージ作りに世界中のメーカー苦労している様だ。世界中のスポーツカーメーカーがニュルラップなどに群がるのもスポーツカーのイメージ作りができるレースが存在していないからに他ならない。


 

32ニスモ  35ニスモ

同じニスモでも、32ニスモはFIAグループAエボリューション規定に沿ってホモロゲ取得の為に500台限定生産されたモデル。

35ニスモはレースとは無縁。世界のスポーツカーメーカーのニュルアタックブームに照準をあわせて作られたメーカー企画モデル。

まあ時代ですねえ。

32ニスモを新車で買ってから25年も経ってますからねえ。そりゃ世の中も変わるよなあ。

あーー、32ニスモと35ニスモを新車で買ってるからって別にありがちな痛いニッサンオタクってワケじゃねーですよ。

元来トヨタファンなんで、本当はトヨタ2000GTとLFAが欲しかった。ただ貧乏過ぎで手が届かなかったんでこーなっちまっただけと。(2000GTとLFAを新車で買ってる人って居るみたいですね。とてもかなわんです。50年もの長きに渡ってそんなもの買い続けられる人生ってのがすごすぎる。)

平等に?FDもエボもAE86もあるんで、基本、地味な国産スポーツカーファンという事です。誤解のないよーに。

 

どーも32の方ガムラムラするなあ。不思議だ。

いや32も25年前に新車で買ったばかりの頃は元々トヨタファンだったんであまりピンとこなかった。

35もそのうち慣れるでしょう。

基本ニッサン車はブス系なんで美人みたいに飽きる事はない?のかも。

ジワジワ味の出る系だし?

いやっ、25年経ったら水素燃料しか入手できなくなってみんなお蔵入りか。

いやそれより先に自分が老化でお蔵入りだな。

ただ35も今時のスポーツカーでイメージ作りに苦労はしていても、車そのものの性能の進歩はそれなりに著しい。特にフル補強の32 「2号」に乗った直後に35に乗ると、当初かなりハードでニッサンらしい無骨な乗り物だなと思った35ニスモもごくごく普通の買い物車に思える。

それでも、おそらく富士のタイムでも35は自分のフル補強32を上回るのでしょう。まあ自分の32「2号」はノーマル排気量のノーマルタービンなので最高速が圧倒的に足りねーってのが最大の原因になるのだろうけど、シャシだっておそらく20年分の進歩は大きいのではないかとナラシで35に少し乗るだけで想像できる。(いやまだ計測してねーからわからねーすよ。32が勝つかもしれない。32に 295タイヤ入れたり、4駆制御変更したりしてからまだ計測してねーし。)

とりあえず35は高速道路で乗るとつまらなくてしょうがない。車に余裕があり過ぎで100キロ走行だとほとんど渋滞してるのと同じくらいのフラストレーションが溜まる。アクセルを踏む力ではなく、アクセルに触れながら踏み込まない様に足首を上に上げる力で足がツリそうになる。

オートマでウーハーがついて、フル装備状態でドンガラの32より速いと。若い頃32改造して遊び尽くした世代には35はピッタリの車なのかもしれん。改造する手間いらず、オートマ、疲れ知らず、それでいてフルチューン32にヒケをとらない性能。終わりかけのジジイにしてみると、とにかく運転が楽でええですよ。まだ気が向いたら少しは走りたいっつー性欲が少しだけ残ってる32現役世代が余生を共にするに丁度いい塩加減というか。

少しだけ乗ってみてそんな予感がしたとです。まだナラシで3000回転しか回してねーけど。いやそれでも6速だとけっこう快適なスピード出たりするんで。

 

角度によっては悪くない。真正面がちょいキモなだけで。ななめから見れば悪くない。

まあ満足はしてますよ。日本人なんで、まあグラマンやメッサーシュミットよりゼロ戦や隼の方が親しみ感じるのと同じ感じで。

 


翌4月5日、ナラシを兼ねて近藤レーシングガレージさん訪問。

んで、こさん車を見るなり、いきなり地面に横になって下回り確認。一応小さなプラスチック製の部品がついていて最初にそこが地面に着く構造になってるっぽいのを確認。

次にエンジンルーム見て、下の写真の赤い矢印部分のカーボン製?補強バー?らしき物を見て、こんな取り付けで利くのかなーと。

まあ計算はしてあるんでしょうけど。それってこの手の車のオーナーが喜びそうなカーボンを見える様に配置しましたって意味での計算?そのあたりよくわからん。

いつもみたいにいろいろ雑談させてもらいました。

35ワンメイクレースのクラブトラックエディションを扱ってた某F1解説やってる人の店から独立した人の店にも寄ろうとしたらたまたま不在でした。

クラブトラックエディションの仙台ハイランド試乗会以来、その独立した方と知り合いになって、たまに寄らせてもらってます。

 




■2015年3月28日■ キタキタ

しかし今時の車は機能多過ぎでめんどくせーっすねえ。 ジェット旅客機じゃねーんだから。

納車の説明の項目の多さにはビビった。


普通車ってさぁ、ハンドルとペダルと、後はなんだ、ウインドおろすクルクルハンドルとか、あと贅沢品だと、ラジオくらいしかついてねーもんなんだけど、なんだこれみたいな。これ装備多過ぎだろ。

給食食べて午後の授業まで聞かなきゃこりゃとても全部は無理だ。

( いや、最初にフル装備のスポーツカー経験したのは14年前の2001年型ポルシェ911ターボ(996型)でしたね。35と同じ機密性を高める為にドアの開閉ごとに僅かに動くウインドウも14年前のポルシェに既に採用されていた。

最初911ターボがやって来た時、最近の欧州スポーツカーは日本のセルシオなんかより豪華装備だなーと驚いたものだった。丁度ベルリンの壁崩壊で東の安い人件費使って円高の日本製品を上回る過剰装備な高価格欧州車が現れ始めた時期だった。今回の35もまさにその2001年当時のポルシェの価値観の延長線上でスポーツカーなのに、とにかく装備がすごい。これ全部ハズせは実はけっこう軽い車なんでない?っと思えるくらいの重装備。納車説明を受けてしみじみ感じましたね。

80〜90年代の日本は勝ち組だったんで、当時のスタンダードだったスポーツカーは簡素な装備という価値観からなかなか抜け出せなかった。オートバイの電子制御化も同じ様に勝ち組の守りの姿勢で導入が遅れた。最近は日本のバイクも35も今時の欧州風でしっかりフル装備の電子制御入りで今時な雰囲気です。 )

いや納車説明してくれたデラのメカの人がホントね、チョー熱心で、チョー気合が入っていい人なんですよ。丁寧にいろいろ説明してくれまして。どもどもありがとうございました。なんでも退職した開発のおっちゃんが35でニュル24時間レースに参加した時の初期のピットメカニックをやっていたらしい。 ここのHPの事は教えてないけど。

しかし車持ち帰って車庫に入れてみてはじめて思ったんすが、プリンス発祥の地の村山工場売り飛ばす中東系?社長の白人企業?傘下になっちまっても、いすゞ からやっていたヨソ者デザイナーがブラックジョークでベレットGT−Rのリアシルエットを意識したパロディみたいなデザインを採用しちまっても、間近で車をじっくり観察すると、どーしょーもなく芋臭いニッサン臭プンプンなんですよね。それには驚いた。

やはりこの車はベレGではなく、間違いなくケンメリの方ですね。むしろニッサン臭すぎるくらい。元々自分はトヨタファンなんでニッサンの臭みには敏感なんですよ。 ほんと間違いなくこれはルノーでもスーパーカーでもなく、臭みのある昔ながらのニッサン車。むしろその臭気は強い。

まあシルエット的に自分らトヨタファンに言わせると最悪なケンメリ、棺桶ローレル、初代バイオレットそのものって感じで、うーーん、くさやより臭いまさにニッサン車ですよこれは。斜め後ろの視界とか最悪だもんなー。

それとニスモなんでデフはバキバキ、全体の走りの雰囲気も、イカレたニッサン車そのものですね。それはそれでなかなかたまらんです。まあこんだけ金出しても結局ニッサンはニッサンかよってのはあるんですが、まあそれはそれで、世界一ハエーんだか文句あるかって事で。

そうそう、車全体に漂う粗雑で無骨な雰囲気は25年前に最初に32を買って初めて走った時とまったく同じ印象。25年前の感覚が蘇った。マツダでも三菱でも、勿論トヨタ様でもない、まさにニッサン車の味わい。

トップギアのハモンドが35を指して 「でもこれダッツンだぜ?」 と言っていたフレーズの意味がよくわかる。まさにニッサンといった雰囲気。

まあ、ニッサンの大衆車と同じライン流れてる車なんで当然っちゃー当然なんですが。

まあ、旗で見てると35自体ナニモノかわからない意味不明感の強い車だったんで、逆にニッサン健在って感じで安心したって事でもあるんすが。

まずこれが第一印象すかね。

?

■2015年3月24日■ エネ

へぇ〜、こりゃ擦ったらてーへんだ、

いっちゃんたけーパーツをいっちゃん擦りそうなとこに配置するのって実際どーなの?

 

ここはゴムでええじゃん、

 

とりあえず納車前の下見ね。

なんかこの持ち上がる感じがサンダーバードみてーでかっこえーじゃんね、っと。


※ 納車待ちの1年4ヶ月!の経緯につきましては、掲示板のログひろいながら追々製作いたします。

■2013年12月1日■ エネ

■ NISMO FESTIVAL 2013

GT−R NISMO の展示車両は白ボデイのみ。ニュルで記録を出した迷彩カラーのテスト車両も横に展示されておった。ピットにもう一台別の迷彩カラーのテスト車両もあり。合計3台すね。

っつーーか、ラップタイム計測するって告知があったから来たのに、やらねーでやんの。まあいろいろ紙一重ってなんだろねえ。いやいやいや。

ニスモ大森ブースでも話聞いて、カラーシャツのトークショー見て、だいたい様子つかめてきた。カラーシャツはベースモデルを柔らかくしただけ。ニスモのヒゲの開発担当者がいろいろやったっぽい。


まあおっちゃんが街乗りとして仕上げた車、ちょと商品的にチグハグな所をカラーシャツが修正して、ニスモのコワモテのヒゲのおっちゃんがベース車両のポテンシャルをめいっぱい引き出すタイムアタック仕様を作ったと。

まあそんな所すね。んで大森で出すオプションはアシとカーボン外装エアロパーツ類が中心と。5キロしかないシートまでやると何百万の世界と。大森の担当が言うにはエンジンはツルシのニスモとアタックの時の仕様は同じだという話だけど、まあ実際はいろいろ公差はあるんじゃないですかね。まあ今回は外車勢と同じ内容のあいまいななアタックなわけだし。

おっちゃんが拘ってた市販最速の定義がだいぶボヤけてきたのは確かだけど、まあバッチリツルシでタイム出る様に作ってあるから素人は絶対に車に触るなって姿勢より、ニスモベースに大森部品とかいろいろ買って触ればこのくらい出ますよってな感じの方が所有する楽しみができる。

改造パーツなしの改造規制状態で退屈なワンメイクレースみたいな運動会やりたいんだったらビッツでも買ってダンゴで走ってればええ。

血が引くよーなパワーの車をさらに改造して圧倒的な走りを追及するのがGT−Rの世界。バカげた速さがなきゃGT−Rじゃないっすよ。ツルシで速いのはわかるんだけど、改造不能じゃ20年落ちの中古改造車にあちこちであおられちゃいますよねってんじゃ所有する意味がにゃあ。よーやくRB26の標準くらいのパワーも確保できたし、いろいろパーツも出てきて、ニュル仕様目指してご自由にどうぞみたいな雰囲気は大歓迎です。

色違いボデイの動画並べて比較できるよーに、長い文章で下の動画あまり先に送らないよーにしときます。


■2013年11月23日■ エネ

■ NISSAN GT−R NISMO!!

東京モーターショーに展示されたGT−Rニスモでつ。

とりあえず、動画をどんぞ。

 

NISSAN GT-R NISMO in TOKYO MOTOR SHOW 2013

"Dark Mat Gray" is exclusive color.
It is still temporary about many specifications.
The delivery in Japan from February, 2014

 

あっ、結局タービンはVスペと同じみたいすよ。

 

【 以下、東京モーターショー会場で歩きながらスマホで掲示板に書き込んだ文章のコピペ 】

車に触るなってから、軽く触ってきた。スタンウエイ (※放送機材の写り込みを消す為につや消し黒に塗られたピアノ) の艶消し程ザラザラではなく、ツルツルでもない。経年変化でどのくらいでマット感がぬけてミジメになるかだよなあ。ツヤ消しピアノもステージの出し入れで人が手で押した部分から光りはじめる。濃さは違うけど色目はFD最終のスピR専用色にけっこう似てる。日本人が気合い入れると同じ色にたどり着く?軽く紫がかってるあたり発想はFD最終色と同じ。

でも遠目にパっと見、ガンメタ風である事は確かで、眺めているとまあ、まあ地味っちゃ地味っすよね。色目は平凡だけど、よく見ると軍用機的な迫力も確かにある。もうちょい空いてから眺めんとわからん。

夕方になって担当者に話を聞いてみた。本気で購入検討している人は3人くらいだったらしい。思ったより少ない。マット塗装は基本的に擦ってはだめ。水洗いでのみで対応。汚れたらハイパフォーセンターでメンテと保証の方向で考えてるらしい。あまりにリアルな話いろいろで、正直ここには書けない。基本的にはバタバタでテストして9月にニュルの結果でたばかりですよってな感じ。まあ。これからいろいろ仕様を詰めるって事らしい。600馬力うたえた背景その他いろいろ聞いたけど内部事情いろいろあり杉で書けない。

大森オプションも詳細が決定しているわけでもなく、後付けだと重複投資になる事は避けられないかもしれないですねってな調子。でもまだ、基本的には何も決まっていない。ニュルでタイム出した仕様をどこまで市販用にフィードバックできるかこれから検討という事らしい。

価格も市場の反応見ながら探ってる感じ。ちょと具体的な数字も出たけど誤解が広まると困るみたいな話なんで数字は書かないです。とりあえずそんなたけーと買わないよと強調しときました。

これからデラの説明会だそうな。だんだん情報も広がっていくんでしょう。

とりあえず当たり障りのない範囲の話にしとくべ。


まあ、来年夏の大森オプション待ってから買うか、消費税前に買うか。大森がド高かったらバカバカしくて買えなくなるかもだから今のまんまでイッテまえもありだし。でも今の状態でどんだけ従来の標準車より速くなってるのかわからないってのがどーも。とりあえず馬力上がって、カッコも新鮮なんで文句はねーんですけどね。実際に出て来るモノがまだどーなるのかわからんってのがなー。そこをどー判断するかみたいな。

会話の中で、「ポルシェの一番速いのがこのくらいの価格でしょ?」て意識があるっぽい。自分ら32で激安で世界最速経験してるんで、「世界最速ならこのくらい取っていいでしょ?」 みたいな投げ掛けには、ドン引きしときました。金捨てる程あってもポルシェは買わないけど、GT−Rがポルシェの一番高いのと同じじゃヤダみたいな。ポルシェなんか半分の値段でチギれるくらい日本の技術は格上なんだぞっといった都合のいい価値観持ってまして。これが現実のGT-Rオナ像の限界点だったりで(((^^;) そのあたりよろしくですという事で。



当然だけど、開発はずれたノルドは扱わない。ノバも絡まないらしい。ワンメイク車両(クラブトラックエディション)は彼等がかかわったんで当然販売にも絡んだわけですが、今回は全く開発体制が違うんで、ニスモ大森のみのでの扱いが決まっているだけで、他は白紙で未定。
従来のニッサンらしい体制で物作りがはじまったという事らしい。キツイキツイと言われていた、というか言っていた 「しばり」 についてですが保証の内容は基本的には変わらないけど、その表現もニッサン基準の物腰になってるとか。あんま、書いてるとしゃべり過ぎるからこの辺にしとくべ。

現状はニスモの方程式でチャチャっとベース車両を改造してタイムアタックしてとりあえず結果が出ましたって事でして、これからそれらのパーツやノウハウをどう市販にフィードバックするか検討するみたいな流れです。これから市場性の確認と公道での実用性とか煮詰めるらしい。まあおっちゃんが乗用車?として究極に煮詰めた車をカリカリにとりあえずいじって一発タイム出しただけじゃんって事なんですが、まあ35の商品展開も意味不明な左右非対称サスとか煮詰まり感もあったんで、何がともあれ自由で開放的な展開になってきた事は少なくとも評価できます。おっちゃんあっての35である事に間違いなはないんですが、面白いのはこれからってのも事実かと。



(※カキコミに対するレス↓)

NSX見忘れてたんで今から見て来ます(((^^;)

ホンダと三菱だけ離れた西館にあったんで気が付かずに帰る人半分くらいいるんじゃね(((^^;)

しかし旧型NSXのかっこ悪さをしっかり引き継いでいたのには驚いた。35もかっこ悪いけどNSXも負けないくらいダサい。かっこワルイというよりダサい。日本にもかっこいい車沢山あるのに、どーしてこの手の車になるとこーもダサくなっちゃうんだろ。謎だ

  ←この超間延びしたリア部分。初代も妙に後ろが長かった。後出しジャンケンで負けてんなよと。


(※カキコミに対するレス↓)

そうそう、ぶっちゃけツルシのニスモが何秒でるかはわからんみたいす。おっちゃん辞めてバタバタな状態で、9月にやっつけでタイム更新できただけでも画期的だってつー達成感あるんじゃないですかね。自分もドライバー変わって体制変わってそんなに簡単にはタイム更新できないと思ってましたし。まあ結局トラックパックやレース車両みたいな要素をぶっこんでベース車両が元々持ってるポテンシャルを引き出し、ドライバー大勢使ってタイムを必死で出しただけって事です。少なくともスクープ画像の車高は公道で全く使えないくらいベタベタでしたし。公道で使えないくらい追い込んだ仕様にでもしなきゃ、十年以上同じスタッフが煮詰めてタイムアップしてきた車を同じ条件で他人が短期間で煮詰める事なんか最初から不可能ですものね。だからこーいった手を使ってサクセスストーリーを作ったと。まあ技術屋の勝利とかではなくて企画屋の仕事というか一つのプロモーションでしかないとも言えます。

ただそーいった事情をよく理解した上でも、僕個人的にはこの流れを歓迎しています。

もう情報も出回っている様なので書かないつもりでしたが、このニスモはオーテックの製造車両という事になるそうです。ニッサンの製品でないから600馬力もなんとか謳えた。

国内大メーカーの社会的責任を考慮するという事なのか、燃費向上なしの頻繁なパワーアップは国交省が認め様としないそうでして。社内開発のおっちゃん体制ではもう35のステップアップも限界だったのは確かだったみたいです。それだけでも新体制の価値は十分にある。日産の600馬力は社会的立場からして許されなくても、小さなオーテック申請なら外車ならいくらでも許可されてる600馬力もありという訳です。

そーいった意味で今回のニスモが街のショップレベルのやっつけ仕事だったとしても、これまで煮詰まって行き詰まっていた商品展開が、自由で面白い方向に向かい出したという意味で非常に価値がある。
おっちゃんはある意味、一番高度で難しいベース車両のスカイラインを作ってくれたと。あとはレーシングチームのニスモがどう料理して本当のGT-R=レーシング仕様を作るのかって所でしょうか。

歩きながらカキコで全然前見てねー。



(※カキコミに対するレス↓)

どもどもです。馬力がガツンと上がってる割に馬力表記が控え目だった事がありましたけど、燃費改善でもなければ毎年馬力アップとか国交省が認めてくれない事情があったみたいなニュアンスでした。おっちゃんが (LFAより) 低い馬力で (LFAより) 速い方がかっこいいでしょって言ってたのは、そんな背景だったのかもです。

そうそう、車はブランド品でなくて走ってナンボと考えるタチからすると、いろんな意味で1500万がいいとこですよね。実際に踏むとなるといろいろかかりますし。ブランド品として飾るだけならもっと高くてもいいんでしょうけど。

あー、オーテックだって情報出てるんですね。自分もそれ聞きまして、それなら自工会縛りないからリミッターなしですね?って聞いたんですが、実際はリミッターついておって、従来みたいにニスモレンタルで解除になるだろうという話でした。ただ、すべてが 「だろう」 で、何も正式には決まってない感じです。おっちゃん辞めたら何もできないじゃんって想われるのがイヤみたいで、東モまでになんとかタイムを出ししてプロモーションの形だけ作ったと。でもそれ以外、実は何も存在してないってニュアンスです。

今回は社外のレース屋のノリで開発してるんで、燃費稼ぎながらパワーアップなんて無茶してないそうで。新たに燃料冷却のデバイス追加してるらしいです。いい意味でブローに対する安全マージンも流石純正といった事になるのだと思います。



(※カキコミに対するレス↓)

考えてみれば、おっしゃられるとーり自然光の野外でマットグレー確認した方がいいかもです。意外につまらなくなるかもしれないし。ニスモフェスで野外で見れるといいんですが。
会場はライティングもいいですしね。確かに試作と量産とでは塗装の質も量産は違うんでしょうね。なるほどです。なによりマット塗装はデメリットかなりあって、手で触って皮脂が付くだけで色が変わってしまうという事です。

そのデメリットをデメリットとして感じさせないくらいの魅力が、実際に所有して感じられるのを確認しておかないと、後悔するとまずいですものね。

車に虫の死骸が付着したら、なかなか取れないんじゃないのかなー。ランボルギーニやAMGのオーナーどーしてるんじゃろ。走る度に全塗装じゃかなわん。

といっても、他でもマット塗装の展示車両が多かったの事実です。バイクやホイルじゃ市販されてますし。そこそこマット塗装も実用で使える様になってきたのでしょうか。そのあたり確認せんとです。



■2013年11月19日■

GT−R NISMO 発表

※当日、掲示板に書きなぐった文章のコピペ)  GT−R文化についてオヤジがクドクド語る編

(発表予定日 7時)やっとニサンのページ更新されたねえ。

ニュルタイム 7分08秒679 だと。

ヨーシキタ、最高出力600PSを実現。「NISMO専用GT3タービン」を搭載したエンジン。

まあ、よーやく32じゃどーにもならねぇって感じ出てきたな。

34は本当にクソだったし。35はまあまあ及第点だったけど、改造に対するシバリきつすぎで話なんねーみたいな。このニスモならアリだな。32ニスモ以来はじめてピンとくるGT−Rだな。

白かなー、いや黒もありっちゃーありかー。FDの最終スピRも専用色は丁度このニスモ専用色のダークマットグレーと同じよーな色目だった。FD最終買う時も、せっかくだから最終専用色という発想もあったけど色目が気にいらねーんで白にした。今になってみてもそれでよかったと。

ちゃんと走れる?ランエボの最終の9MRも事実上の最終専用色があった。これまたFDスピR、35ニスモと似た紫がかったガンメタだったんすよね。MRだぞ感出すならそれを選ぶのも手だったんすが、パっとしねーんで白選択。エボも今になってみても9MR専用色にすればよかったとは思わない。

35の専用色もなんか地味な感じでパっとしねーんで白?

35はケツの造形が分厚くて、白い35の後ろにつくと雪だるまみたいで何だこれ?みたいな。でもニスモはアンダースポイラー部分の色分けが上の方まで来てるんで、雪だるまというか、巨大ベレGみたいなモッサリ感がなくなってるから、まあ白でも何とか許容かなと。 白ならニスモならではの差別化された造形がよく見えるし?

特別色でなければ1600マソくらいだな。まあ値段も妥当でひょ。

あっ、ニサンホムペの動画見たら担当者、趣味の悪いカラーシャツ着てなかったなー。うひひひ。

なんだ、記者発表って6時半からなんだ。まだやってんだ。なるほどねえ。

どーりで一日チラチラ見ててもサイト更新されなかったワケだ。まあ聞いてはいたけど、はっきり600馬力確認できさえすれば。

 

 

(※ 急にオヤジが掲示板でGT−Rそもそも論を語りだす)

スカイラインGT−Rって、普通のスカイライン乗ってる庶民があこがれるグレードがGT−Rって感じあったじゃないですか。ハコスカもケンメリも。GT−Rはとても買えないから普通のファミリーセダンであるスカイラインを入手してみんなGT−R風に改造していた。

32時代もGT−Rが特別だった上に、さらにその上の特別なニスモが存在していた。

やっぱGT-Rって、何かを踏み台にしてエボリューションするのが基本なんですよね。そこに何とも言えないワクワク感が生まれる。

ポルシェだって、元は大衆車のワーゲンがベースだった。平凡なモデルがあってターボやGT3が出て最後にGT2、GT2RSとくるってのが基本セオリー。だからポルシェもちょとブルーカラーっぽい雰囲気ありで厳密にはスーパーカーと言い難い感じもある。1970年代のスーパーカーブームの頃も子供心にポルシェは違うだろと思ったものです。

35って庶民派のおっちゃんが庶民グレードで勝負にとことん拘ってたんで、結果なんとなく全体的に小市民感が抜けきらなかった。

なんか特別な車って感じが出なかった。普通のスーパーカー??仮にスーパーカーだったとしても、性能はともかく印象的には中の下のスーパーカーでしかなかった。

確かに車自体は一定の性能は出てたんだけど、マルチパフォーマンスとか、コジツケのキャラ付けがイマイチ意味不明ではっきりせず、その上出るレース惨敗の全敗ってあたりが、どーーーーにも煮え切らなかった。

一定のツルシの条件では速いのは確かだけど、実際所有してサーキット行っても20年落ちの国産改造車にやられちゃいますけどいかが?と言われてもみたいな。何の目的で買うのかサッパリわがんね?みたいな。

んで、今度のニスモ何が面白いって、煮え切らない状態で売られてたごくごく普通の庶民が乗るごくごく普通の35GT−Rを踏み台にして本当のGT−Rが出てきたぞって感じがちょとするあたり。

GT−RにあこがれてL型のスカイライン、果ては4気筒のスカイライン乗ってるお父さんたちの垂涎の眼差し受けながら乗るのがGT−Rの醍醐味だったとすると、35ってのは性能はええんだけど、そのあたり他に踏み台にするものがあまりになかった。

なにせ35自体改造不能なんでサーキットに行ったら20年落ち中古国産改造車にやられちゃうわけだし、実際買っても踏み台にされる事はあっても踏み台にするものがねーじゃんみたいな。それがなかなか買う気になれない最大の原因だった。

35はレースの結果もない。踏み台にする庶民もいない。比較するものもない。自己マンオナニーのニュルタイムだけが心のよりどころってんじゃーなんとも頼りなく買うきっかけがまったくつかめなかった。ニュルのタイムよくたって日本で35買っても、その35ニュル走る機会はまずないワケですし。実は最初からそんなタイム、何の意味もないんすよね。国内のショボイサーキット走ったら改造シビックにもやられかねない。

おっちゃんって実際話すと、すごくいい人なんだけど、今回の35ニスモは、おっちゃん崇拝してる気持ち悪いオタク連中の敗北感を高い所から眺める事ができるぞって特典がついたっぽい所もあるんで、ちょとおもちろそかなと。意地悪な言い方であれですけど。元々そーいう世界の車なんで。

平和なゆとり教育受けてきた人達には理解不能かもですけど、GT−RのRはレーシングのRで、レースってのは人を蹴散らして一等賞を決める勝負の事なんですよね。みんなで同じコンディションの車乗って、みんなでいっしょに走りましょうって価値観はGT−Rのレーシングの意味からすると、ナンセンスとしか言い様がないわけですよ。

イコールコンディションの車で運動会したいのならヴィッツで沢山なワケでして。GT-Rってのはメーカーがレースで勝ちたくて、ごく普通の車に下品なドデカイエンジン積む為に、エンジンルーム延長したっつー無謀な改造伝説がスタートなワケでして。54Bしかり、箱スカしかり。道具をいじり倒して競争する自動車レースをする為に生まれたのがGT-Rなんですよね。イコールコンディションで運動会するモータースポーツしたいのならヴィッツでどうぞって事です。イコールコンディションで仲良く走りたいのなら強烈なパワーが出せるGT-Rを使う必要がない。

他の人が乗る車を踏み台にしてレーシングエボリューションして、下々の車を蹴散らして走るのが本来のGT−Rの姿なんですよね。これ今時の風潮からすると、なんて野蛮なって思われるかもですけど、GT−Rってのは本来そーいったブランドなんです。


おっちゃんは庶民的でいい人なんだけど、あまりに庶民的過ぎて、スーパーカーって言葉とか完全に歯が浮いてしまっておって、スーパーカーって連呼すればするほど深い沼にはまっていってるんじゃないかってなくらいの哀愁まで漂ってたりして、そんなマジメでいい人なんだけど、カラを突き破れない感じが車にも漂っておって、いくらまじめに性能出しておっても今ひとつ車にインパクトがなかったよなーみたいな。はじける感じがなかった。

その今までの庶民的な一等賞なし徒競走風35GT−Rを踏み台にして、これぞ特別なグレードっちゅーニスモが出てきてくれたんで、この爽快さこそ、今までのGT−RにあったGT−Rならではの魅力だったんだよなーと。

階層社会の欧州人は米国スポーツカーをブルーカラーの為のスポーツカーってよく言ってますが、日本もアメリカ文化追いかけてきたんで、まあスカイラインはダッジのコピーだし?車の成り立ちというか構成がブルーカラースポーツカーそのものなんですよね。欧州の貴族の乗馬の延長線上にあるスポーツカー文化とは全く違う。日本には欧米よりずっとすばらしい文化もあるんだけども、欧州出来合いのスーパーカーなんて名前名乗っても、文化的背景が違うんだからそんな事しても意味がない。GT-Rは日本のブルーカラー文化に育てられたブランド。庶民のベース車をありえないくらい激しくエボリューションさせる所に意味がある。

宮大工が作ったグリルに西陣織シート採用してたクラウンの文化はベンツなんかより格上だと思います。クラウンの文化と比較できる車があるとしたらロールスくらいなもの。クラウンは世界に誇れる日本の職人=中小企業の社長達に長く愛された重みのある高級ブランド。世界の成金やチンピラの間を飛んでを渡り歩く水商売女みたいな欧州高価格車とは成り立ちのワケが違います。日本にはクラウンみたいな真の高級ブランドもあれば、GT-Rみたいな庶民の育てた荒くれ者用のブランドもあると。そーいった背景をキチっと理解して車作りせんとです。外人のゴーンには最初からそんなもの理解するの無理な話でして。

35も本来ブルーカラーが乗る車のなのに、貴族趣味でスーパーカーなんて言うから痛恥ずかしい車になっちまった。せっかく性能がいいのに、イマイチ馬鹿にされてしまったのはそのあたりに原因がある。

実は今までの35はブルーカラーの乗る庶民の車だったんすよ。だって誰にでも、おっちゃんに言わせると医者でも弁護士でも、簡単に性能引き出ると。しかも一番安いベース車両でキッチリ性能出すって発想が庶民的じゃないですか。ちっともスーパーカーじゃない。

庶民の箱なのにそんなにハエーの?みたいな。それをベースにさらにエボリューションしたニスモ降臨と。んな感じで。

 

自分も作業つなぎはブルーカラーなんで、やっぱGT−Rはブルーカラー展開してもらわんと。何かを踏み台にしてエボリューションみたいな。オレの普通の車もニスモみたいにしたいなーっつー相互関係があってこそ盛り上がるモデファイの世界と。

32セダンオナのあこがれの32GT−R、32GT−Rオナあこがれの32GT−Rニスモ。でも32GT−Rニスモ乗りはド速いレースカーグループAにあこがれてそれ目指して改造しておった。このコツコツ感、ブルーカラーが夜な夜な何かを目標にコツコツやる感じこそGT−Rの世界。アメリカや日本のブルーカラースポーツカーの楽しい世界。

まあ日本の文化を勘違いしたゴーンがとりあえず作った35はまるで買うきっかけつかめなかったけど、その35を踏み台にしたスペシャルが出てきた事で、ちょとこのコツコツの相関関係が成り立ってGT−R本来の世界観が少しだけ出てきたぞと。

まあ小僧連中にはわからんだろけど、そーいう事っす。深いでしょ?

このくらいの死にかけの年齢になるともう何も怖いもんねーんでどーも。うひひひひひ。

 

おっちゃん庶民的でやさしーから、世界のガチンコ競技でガチンコ勝負してたランエボみたいに去年買ったお客を切り捨てるみたいな事できなかったんだよなー。おっちゃんは。実は性能けっこう上げてたのに数字は上げないし外観も変えなかった。

最初に買ったお客を裏切らずにがんばろうとしてた。あれはがんばりだったよなあ。

なんかね、結局そんなこんなでガツンって感じが全般になかったんだよな。ツルシのニュル性能としてはガツンとしてたんだけど、国内サーキットでは20年落ちの国産改造車にやられちゃう。FD改造したヤツにはのにはかなわない。そこが問題だった。初期モデルなら自分の四半世紀落ちの32ブーストアップとタイム変わらなかったもんなー。その上35はいろいろ問題ありで事実上改造不能だったでしょ。

すげーーアシカセ感があったんだよあー。 おっちゃんには悪いけどおっちゃんがいなくなってそのアシカセが全部とれた感じがすげー爽快っす。

去年のオナに気をつかって小刻みにあげてた性能もストップ。スペシャルモデルはイッキにあちこち変更して攻めてきた。 やっぱGT−Rはこーでなきゃ。

まあレースに勝ったわけでもなんでもねーんでまだまだ35も及第点状態なんすが、あまりに煮え切らない7年すごしてきたんで、まあおっちゃん辞めて方向性変わって、ちょとガツンとした感じが出て、いや、いいきっかけですよ。いやいやいや。

 

それにタメの時間も必要ですよね。バッハの管弦楽組曲とか今時の便利な再生ツールでお気に入りのパートを手軽に繰り返し聞いちゃうとまるで面白くなくなってしまう。やっぱレコード裏返して全部聴かないと、お気に入りのフレーズ゙までたどり着かないってなくらいでないと感動が高まらない。

録音機もない時代は、いちいち生演奏聞きにいかなきゃならないから、その感動はさらに倍増。やっと聞けるから感動する。女も服着てるから脱がせる楽しみがある。

32GT−Rもケンメリ製造中止以来16年もL型ターボだ、4気筒RSだモヤモヤしてる時間が長かったから32のデビューの時は異常に燃えた。

でも32以降惰性で重くなるだけのスキンチェンジを繰り返した33、34にはまるで魅力もパッションも感じなかった。実際中身同じで重くなるだけじゃあね。話にならん。

やはし、GT−Rの文化に必要なものはタメの時間ですよね。

ブルーカラーの庶民の車ベースに何かのバブルで突然奇形が現れるからこそ燃える。


もうあのシツコイおっちゃんのイミフなマルチパフォーマンスとかいう話を7年も聞かされたんで、もう32GT−Rデビュー前の16年に匹敵するフラストレーションを貯める事ができた。

おっちゃんはこのニスモの為にGT−Rファンにフラストレーションを与えてくれたんだと思えばその構成は偉大す。たった7年で前回の16年に近いストレスを我々GT−Rオタに与えてくれたと。ありがとうおっちゃんと。

 

なんか自由な空気生まれてきましたよね。35GT-Rいじりの楽しみはおっちゃんと、トシオちゃんだけのものだぞーって感じで、今まで彼らだけで35の改造の楽しみ独占みたいな体制でしたからね。他の奴は手を出すなと。まあヘボイ連中に車触られたくないって気持ちわかりますし、ヘボイ連中は下手に触らない方がいいって意味もよくわかるんですが、アフターのショップの活動までど牛耳ろうって感じがあったのもちょと問題だと思ってました。それが解けてくれはいろんな意味で活気も出て、問題はあったにしても、まあ総合的に見ればGT-Rにとっても良い方向に向かうのかもです。

 

(※時をあらためてまたクドクドと↓)

でっ、GT−Rってブランドをとりまく夜な夜なコツコツやりあう価値観の相関関係について。

32買った直後は、バブル時代真っ最中のまあ日本の強さの象徴みたいな存在だったんでいろんな意味で注目されました。今の35の存在感なんかデビュー当時の32のインパクトや存在感からしたらゼロに等しい。

車がいいといい女が横に乗り込んでくるっての、そんな話ウソだろと思ってたけど、実際にそーだった。当時東京で会社勤めしてたけど、社内の美人の上位から順番に全員乗せたぞってなくらい注目度高かった。

今の35なんかキモイの一言でしょ。

でっ、話それたんすが、当時32乗ってると、重くて止まれないんだろとか、ポルシェより耐久性ないんだろとか、ヘボイ金持ちが乗る車でテクとかいらねーんだろとか、かなり同姓からはヒガまれましたね。

だからこそ、GTRでいろんな草レースに出て、オマイら金もテクもねーカス共には、このオレ様の32は一生かかったって抜く事なんかできねーんだぜと、実際に走って速さを見せつけてやるのがこの上ない快感だった。

あのブルースリーの怒りの鉄拳みたいなもんですよ。ひがみ根性丸出しのショボイ連中に散々言わせておいて、まあそこはグっとこらえて実際の実戦でコテンパンにやっつけてやる。

調子ぶっこいた愛人連れた金持ちだらけのポルシェオナクラの走行会に乗り込んで、どーせ国産だろ?みたいな目で見てた連中に泡ふかせてやる。怒りの鉄拳で日本道場に乗り込んで全員やっつけるブルースリーみたいなのにあこがれがあって。まあそれをポルシェオナクラにGT-Rで乗り込む事で疑似体験。それがHPトップページ(下の方)の動画だったりします。

やっぱGT−Rはブルーカラーが戦う車ですからねえ。欧州ブランドみたいな貴族の乗馬とかいった生ヌルい世界とは違うんすよね。

32もあえてGT−Rに乗らない人ってのもけっこう居た。すげー腕は良くてもGT−Rだけには絶対乗らない人とか。4駆嫌いなんかと思ったらエボには乗ってもGT-Rには乗らなかった。

アンチGT−Rでこれまたひとつの文化が出きる。某ロータリーの神もフェラーリテスタロッサには乗ってもGT-Rには乗らなかった。

でもテスタロッサに乗ってる姿ってのは仮の姿で、それはアンチGT-R精神の表れでしかないでしょ。ロータリー好きならロータリー乗ってればええじゃん。あえてテスタ乗るのはGT-RがイヤでGT-Rを上から眺めてみたいっつー願望の現われ。

あの人とも草レースで同じ表彰台に乗ったりしたもんでしたけど。

あれですよ、自分はアンチニッサンのトヨタファンなんで、GT-Rを取り巻く文化については生粋のGT-Rヲタより客観的に冷静に観察できる。

あえてGT-Rでない普通の32を改造してGT-Rに対抗してる人もいたなー。エリートリーマソで、それって自分らより年収多いじゃん状態なのに、若い頃GT-R買えなかった悔しさなのか、普通の32に拘ってGT-R抜きを目指しておった。そんだけ金あればフェラーリでも何でも買えるじゃんって身分なのにあえてGT-Rでない32を改造し続けておった。あれもひとつの男の美学っすよね。最初会った時はGT-R乗りの自分らに対して敵意むきだしでした。オレの車はGT-Rなんかにゃ負けねーみたいな雰囲気。お付き合いしてるうちにそんな感覚はなくなった感じでしたけど。

でもそんな人間関係含めてこれがGT-Rの文化なんです。

そこがねー、35は改造否定した時点でペケだったんですよね。

35もニスモが出て、大森オプションが出て、いろいろ自由にやれるよーになれば、そこからが本当の35のスタートになるんではと。

ちともうオセーよ感はあるんすが。ゴーンがGT-R作るぞ宣言した東京モーターショーって確か2001年とかでしょ。何年たってんだよ。そこから数えても12年?いや13年か。

34が打ち切りになってからも同じくらいか。

32買ったの90年だからもう23年ですよ。

こんだけたまると、もう年でジジイだけど多少濃い目の精子が出るかもしれんと。

んな感じで。



■2013年1月8日■   

AE86でちょと走ってみた。

10何年ぶりに86が動くよーになったんで軽く走ってみた。 サーキット走る事想定してなかったんで純正ブレーキに格安の400度パッドでダクトもないんで、コーナーにはそっと入るしかない。 純正オイルクーラーなんで1周走ると130度でクーリングみたいな。インダクションボックス邪魔で上がまったく伸びずタイムも全くでない。 油温が上がるとミッソンも熱くなって全く入らなくなる。

それでも手持ちの車の中で実は一番面白かったりもする。そのあたりは流石ハチロクって感じ。


86の前日エボでもちょとアタック。最高速214キロの完全ノーマルエンジンでは限界がある?この日は4秒台。3年ぶりのサーキット走行で20分枠なんでライン思い出す前に終了。あまり面白い車も走ってなかったんでちょと退屈ですけど2回程のクーリングラップ以外全部アップ。


■2012年10月30日■   

ベントレーがやってきた。

 

しかしベントレって知ってるよーでいて実はイメージがよくわからない。

そこでGAZOOの名車館でちょと見てみると、金網ラジエターでルマンで優勝して名声確立したモデルが1927年製あたりの直4!!!の4.5リッターエンジン車。

1930年代初頭には買収を恐れていたロールスに匿名でだまし討ちで買収されて直6GTカーに。もうその時点で硬派なベントレーファンには重くなって終わったと揶揄されてたそーな。

でも実際ベントレーの歴史はそこからの方が長い。1930年代から1990年代にかけてロールスのパーソナルブランドという位置付けで商品展開されてきた。まあボデイ同じでグリルだけ変更して、ロールスは運転手付の公用車。パーソナルでお使いならこちらのグリルの天辺がギザギザに丸くなってるベントレーの方どうぞみたいな。ロールスのパーソナル版の看板に利用されてた時代が長い。その時代のメインはV8と。だからベントレーはV8だろって意見もある。

でもその時代のベントレーは本来ルマンで優勝した頃の金網グリルでなくロールスと同じ縦格子でロールスの演出でロールスのデザインと共通性もたせながら差別化みたいな解釈でロールスに勝手にイメージを作られたよーな感じもある。(ロールス傘下時代の末期に金網グリル復活させてたりはしたけどあまり当らなかった)

ロールスがBMWに、ベントレーがVWに買収された所でVWはロールスに利用されてた時代のグリルでなくて、わずか賞味3年くらいの間にルマンで名声獲得した頃の金網グリルをしっかり復活させたと。

ポルシェやフェラーリみたいに歴史の浅いメーカーの車はその車が活躍してた頃のメカのレイアウトをそのまま継承して生き残ってたりするけど、まあポルシェのフラット6RRもそろそろ限界だし。時間が経つと時代との整合性がとれなくなってくる。

ベントレーはまさにそれっすよね。名声を獲得した1927年当時の技術は現在何処にも活かしようがない。直列4気筒で4.5リッターは今再現しよーがないし再現しても意味がない。まあはじめてアルミピストン採用したとか当時としては画期的な事も成し遂げてきたんだけど、それを直接現在の製品作りの中で付加価値としてアピールできるものでない。

やはし、ついこないだまでWRCで活躍してたランエボは、まさに戦うマシンそのものだし、それに乗ると、なるほどっつー走りを堪能できる。ロータリーもGTRもそう。でももうそろそろ20年30年になるんで現役で戦うにはそろそろきつくなりつつもある。いやまだまだ改造すれば第一線なんすが。ポルシェは50年なんで改造してもそろそろ厳しい。ベントレーは80年以上になるんで、もう当時の技術を現代に反映させる事すら難しい。


だから今のベントレー買っても手に入れられるのはロールス時代の豪華な内装やルマン時代のグリルの形状だけだったりする。高価な車なんで技術的にはポルシェの孫ががんばっていろいろしつられえてあるんで、10年前の神的存在のランエボを乗り比べてもその走りの質感は十分で、何か主張があるわけではないけどとりあえずよく走る。とにかく文句なく速い。とりあえず、何だかわからんけどポジション的にはんな感じすかね。

 

■2012年11月14日■

「 ゾ ン ビ カ ー 」 ???

この現在のワーゲングループが復活させてる往年の名車シリーズ。

イギリスのベントレーに、フランスのブガッティ、イタリアのランボルギーニ。ほんと何でもありっすよね。

何でもありなんだけど、どの車も四輪駆動で強烈な走りで中身のコンセプトは同じ。日本車の黄金時代に完全に死に絶えたヨーロッパブランドを日本の技術を使って復活させたワーゲングループ。ワーゲンの副社長だっけかな、トヨタの技術者引き抜いて構造改革やったおかげでワーゲンは復活したと明言してたくらいでして。

日本の技術を使ってワーゲングループが死に絶えたヨーロッパの名車を現在に蘇らせたと。

いわば 「ゾンビカー」 っすね。墓場から掘り起こしたら生前とはまるで違う強烈なゾンビとなって化け物として復活した。


その背景にはポルシェ博士の女系の孫であるVWグループのドン、フェルディナント ピエヒの個性が反映されちょるんじゃろな。

ポルシェ社を追放された後、ピエヒはアウディを復活させた勢いでVWグループのドンになり、ポルシェまで影響下におさめ、ポルシェがルマン出場を意識して作ったカレラGTをアウディのルマンカー優先でグループ内で葬りさった。ポルシェの孫なのにポルシェカレラGTを叩き潰すピエヒって、いろいろポルシェ一族に対してイチモツあるようでして。なんでも4人の女性の間に13人の子供が居るそうで、かなり風変わりな人なんだそーで。

そんな悲しいキャラクターをもったピエヒが手掛けた車はまるでみんな墓場から蘇ったゾンビの様な強烈な走りをする。まさにピエヒの人物像そのものではないんかと。腹にイチモツもちながら速ければいいんだろっ、文句ねーだろって感じが車通じてヒシヒシ伝わってくる。

もともと兄弟車だったロールスとベントレー。嫁ぎ先がBMWになったロールスはゾンビ化はしていない。走り好きのBMWだってVWのベントレーみたいな下品な性能はロールスには与えなかった。まさにロールス伝統の「必要にして十分な性能」で今のロールスまとめあげておる。悪趣味なのはドイツ人だからしょーがないにしてもロールスの伝統を大事にしようという配慮は感じられる。

過去の伝統への配慮も何もなく必要にして十分というより、過剰な性能で過去の名車をゾンビとして蘇らせるピエヒの手法。


とりあえず手元にベントレーがやってきて、一体これはなんなんだという今の所の結論。


ゾンビカーって言葉、ちょとここで提案・発信してみます。はい。ピッタリなんでないかと。


【緊急告知】 ホンダ創業者の長男 本田博俊氏の有罪判決は冤罪である。

今や本田一族から離れた 「小粒なリーマン組織経営」 となった本田技研工業株式会社。その 「小粒な」 経営陣にとって、創始者の本田宗一郎のDNAを持った息子の本田博俊氏の存在はうとましいものであった。宗一郎の死後、ホンダブランド背負いながら本田ファミリーの多大な影響力を恐れてホンダ技研の「小粒なリーマン出身経営陣」は本田家つぶしを仕掛けた。ホンダ本社から送り込まれた監査役によって本田博俊氏は罠にかけられたのだ。原発関連の報道と同じで、マスコミに多大な影響力のある本田技研に逆らって、この冤罪を報じるマスコミほとんどなかった。

現在の本田技研工業の経営陣は本田宗一郎のイメージを利用しながら実は本田DNA潰しを堂々と行っているのだ。

今私たちに出来る事。こんな汚い経営をしている会社の車は買わない事である。「姑息で小粒なリーマン組織経営」の本田技研を経営面で窮地に追い込む事が、せめてもの本田宗一郎の魂への慰めとなるはずだ。

本田博俊氏の側近から数々の情報を得ている。本当に醜い。人のブランドを横取りする様な奴はジャニーズの非常識なクソガキ同様人間のクズだ。そういった不正行為は絶対に許すべきでない。

 週刊現代 2011年7月16日23日合併号に掲載されていた記事 「本田宗一郎の長男が刑務所に入るまで」の内容がこちらのホームページに転載されています。冤罪を訴える内容となっています。

【必読】 http://gendai.ismedia.jp/articles/-/11968

 本田技研は宗一郎の死後、F1ではあのレース音痴のトヨタにも遠く及ばない成績しか残せず、トップ企業で縛りの多いトヨタですら発売したV10スポーツカーもホンダは腰砕けで販売見送り。ハイブリッド技術も本来80点主義のハズのトヨタに遠く及ばないオモチャレベル。ミニバン専門メーカーという非常に情けない、いかにも「小粒なリーマン経営」状態が続いている。モナコを含めF1で4勝も上げているまさに本田DNAの本流とも言える「無限」の社長が失脚し、無限自体もミニバンメーカーに吸収されてしまったのは非常に惜しい。今やHONDAのHマークをパクったヒュンダイにも先を越されブランドイメージもほとんど消えかかっているホンダを救えるのは本田一族のDNA以外にありえない。宗一郎は親子の断絶の中で明治生まれの意地で同族経営の否定を謳っていたが、晩年 「できる息子」 の無限の経営を気使っていたのは事実である。

章男氏の登場でトヨタにも及ばない腰砕け経営を露呈しているホンダに今一番必要なのは、博俊氏のカリスマ性であると断言できる。



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他に、GT−R以外の速い国産チューニングカー、外国のスポーツカーについても触れていきたいと思います。

当ホームページは ■1997年8月7日■ より制作開始。表紙の写真(作者のGT−R)はOPTION2、95年8月号より。 ※ リンクフリー

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