66ナイロン、ナイロン66、66NYLON、NYLON66の代表的な特性・物性
66ナイロンの化学式は、なので、 {CO-(CH2)4-CO-NH-(CH2)6-NH}n ”CO-(CH2)4-CO”(CH2が4個と、COが前に1個、COが後ろに1個、合計6個) ”NH-(CH2)6-NHCH2”(CH2が6個)あるので、66ナイロンと言います。
66ナイロンの原料はヘキサメチレンジアミンとアジピン酸です。これを重合するとヘキサメチレンジアミン由来の炭素が6個、アジビン酸由来の炭素が6個となります。このことから66ナイロンと言います。
ちなみに、6ナイロンの原料はイプシロンカプロラクタムなので、原料の炭素数が6 であることから6ナイロンと言います。
PA66は66ナイロンのことですか。
ポリアミド66のことです。(polyamide) ナイロンとポリアミドは異なりますか。ナイロン(nylon)の名称は、「伝線(run)しないパンティストッキング用の繊維」を意図した「norun」に由来する[1]。合成されたポリアミドであるナイロン-66のデュポン社の商標に由来する。 ポリアミド(polyamide)とは、アミド結合によって多数のモノマーが結合してできたポリマーである。 66ナイロン 66ナイロンの硬度(ロックウェル) - R100-118 66ナイロンのたわみ温度 (0.45MPaのとき 180℃~240℃ 1.8MPaのとき65℃~85℃) 66ナイロンの硬度(ロックウェル) - R100-118 66ナイロンの熱変形温度(℃)18.6kgf・cm^-2 4.6kgf・cm^-2 74.8 251
一般物性
単位 | 値 | ||
物理的性質 | 比重 | - | 1.09-1.14 |
硬度(ロックウェル) | - | R100-118 | |
機械的性質 | 引張降伏応力 | MPa | 59-83 |
破断ひずみ | % | 60-300 | |
引張弾性率 | MPa | 1200-2800 | |
アイゾッド衝撃強さ | kJ/m2 | 3.9-14 | |
シャルピー衝撃強さ | kJ/m2 | 9.8-15 | |
圧縮降伏応力 | MPa | 89 | |
曲げ応力 | MPa | 64-130 | |
テーバー式耐磨耗 | mg/1000 | 6-8 | |
熱的性質 | 耐熱温度(連続) | ℃ | 80-150 |
荷重たわみ温度(0.45MPa / 1.8MPa) | ℃ | 180-240 65-85 | |
脆化温度 | ℃ | -30~-50 | |
線膨張率 | 10-5K-1 | 10 | |
熱伝導率 | W/m・K | 0.24 | |
耐熱性 | - | 自己消火 | |
電気的性質 | 体積抵抗率 | Ω・cm | 1015-16 |
耐電圧 | MV/m | 15.4 | |
誘電率 | 106Hz | 3.3-3.6 | |
化学的性質 | 耐酸性 | 4段階 | × |
耐アルカリ性 | 4段階 | ○ | |
耐溶剤性 | 4段階 | ○ | |
吸水率 | % | 8.4 | |
光学的性質 | 屈折率 | - | 1.53 |
透明性 | - | 透明-不透明 | |
耐候性 | - | わずかに変色 |
実測値です。保障値ではありません。
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