PEEK丸棒の販売のご案内
PEEK 耐熱温度
PEEKは結晶性の樹脂であり、連続使用温度 250℃(260℃も可能)可能な樹脂です。半導体はたくさんの種類の酸やアルカリ、薬液を用いて製造されます。最近では、高温で製作をされることが多いので高温での耐薬品性が求められています。高温での対薬品性が良いPEEKが用いられています。写真は150℃の熱水中で180日浸漬されていたものです。耐熱シリコンゴム(耐熱280℃)は弾力が全くなくなっているのに比べ、PEEKは変形もしませんでした。PEEKの一定荷重下で、樹脂が柔らかくなる温度(ガラス転移点)は143℃である為、この付近で使用される場合には、注意が必要な場合があります。荷重たわみ温度は、 1.8MPaの荷重下において152℃C(測定法ISO75)です。 PEEKのにおいは無臭、融点は341℃、発火点は575℃ 水に溶けない(不溶)、有機溶剤に不溶、濃硫酸には影響を受ける。物体です。
PEEK 耐薬品性 食品衛生
ピーク材の対薬品性の良さを利用して高温で調理される食品機械にたくさん用いられています。PEEKは純物質で耐薬品性が良いということは、人体がPEEKを食したとしても分解できないことを意味します。ただし濃硫酸には影響をうけます。つまり濃硫酸以外の酸やアルカリに優れた耐薬品性を有します。
PEEK 加工性
未強化のPEEKは切削をしても刃物の摩耗がとても少ない。このことは寸法を出しやすいことを意味します。
PEEK 比重
未強化のピークPEEKで1.3Mpa(試験法D792) と未強化のPBT=1.3Mpa (試験法D792)と同じぐらいです。密度 (20 °C)1.31.31.3-1.6 g/cmg/cm3
PEEKの強さ
ジュラコンの曲げ強さは(試験法D790)88Mpaであるのに対してPEEKは(試験法D790)142Mpaであり、ジュラコンの曲げ弾性率(試験法D790)2590Mpaであるのに対してPEEKは(試験法D790)3700Mpaでありかなり強靭である。
PEEK 線膨張
未強化5x10(-5) ガラス30%混合 ブレンド したグレードでは 膨張係数がほぼゼロになります。ジュラコン未強化グレード 10x10(-5)(試験法D696)に比べておよそ、半分の値であることがわかります。
PEEKの色
PEEKが製造されたときの温度、成型時の温度、製造されてから受けた紫外線のなどによって微妙に変化します。PEEKの表面に起き、深さは非常に浅く、無視ができる程度だとされています。
PEEK加工の方法
PEEKは熱可塑性樹脂であるので温度により溶融します。このことは、溶融した状態で、金型の中に入れ、圧力をかけて冷却をすれば、その他の樹脂と同じように製品化できることを意味します。 ここに書かれている値は文献もしくは実測に基づいています。保証値ではありません。実際の使用にあたっては、確認作業が必要です。
PEEK丸棒の販売価格表
下記材料の販売はもちろん下記材料を用いて
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