村上電業株式会社【プラスチックの加工屋です】

快削性セラミックとは

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★(machinable ceramics)つまり機械を利用して切削加工ができるセラミックです。
★切削といっても金属を切削するように刃物がきりこまれるのではなく刃物の前方で微小な割れを生じ、この微小な割れが切り粉となり あたかも切削が行われたような結果になるわけです。
★切削するのには超硬(k-10)を使用し研削にはダイヤモンドが適して おります。

快削性セラミックとは
ガラス質をマトリクスしフッ素金雲母ジルコニア微結晶均一にさせた複合マイカセラミックスです。 特長
ー273℃から+1000℃まで使用可能 気泡、気孔ガスやヘリウムの透過が少ないため真空中で使用可能 吸水をしない。 一個から生産できる。
成分は次のとおりです
成分Sio2(47%) Mgo(15%) Al2O3(15%)
K2O(9%) B2O3(7%) F(3%)ZrO2(4%)

快削性セラミック特性表


特性

快削性セラミックス 燒結アルミナ 燒結炭化珪素
一般的性質 密度 g/cm3
2.64 3.6~3.9 3.1~3.2

吸水率

0 0

硬さ 

90ショア 1,300~1,600ビッカース 2,000~2,500ビッカース
機械的性質 曲げ強さ kgf/cm2
1400 3,000~4,500 4,500~7,000

圧縮強さ kgf/cm2
5000 20,000~27,000 20,000~35,000

ヤング率 kgf/cm2
0.64×10(6) 2.7~3.8×10(6) 3.9~4.4×10(6)
電気的性質 絶縁抵抗 Ω
4.4*10(10)


体積抵抗率 Ω・cm
5.9*10(13) 10(14) 10(4)~10(7)

絶縁破壊の強さ kv/mm
15.1 10~12

誘電率
(1MHZ) 5.56 9~10

誘電正接
(1MHZ) 3×10(-3) 0.2~0.6×10(-3)
熱的性質 線膨張係数 deg-1 RT~1,000℃ 9.7×10(-6) 7.8~8.1×10(-6) 4.0~4.2×10(-6)

熱伝導率 kcal/m・hr・℃ (800℃) 1.68 15~25 40~60

比熱 cl/g・℃ RT~800℃ 0.29 0.19~0.22 0.15

注 燒結アルミナ、燒結炭化珪素文献値です。