プラスチック 問と答え <20055>
- ほこりなどが、たかって、電気が流れ、燃えてしまったとか、そんなことを聞いたのですが、ほんとうですか。ほこりで絶縁破壊が起きるのですか。
- そうしたこと、つまり、電気絶縁をする、そのことは、その周りに電気が流れていることを示しています。つまり、電極と電極の間に絶縁物が存在していると考えられます。この電極と電極の間、そこに、電気が流れてしまった。絶縁できない状態になってしまった。本来絶縁しなければならないところが、できなくなってしまったのですから、おおきな問題になります。それを、証明したいと思います。テレビ東京で、主旨は異なりますが、放映していましたので、これを参考にお話をしたいと思います。
まず、絶縁物の上に電極を置き、そして、水滴をたらします。そうすると、やがて、炎が発生します。水滴をたらしたら、発火する。電極の間にほこりなどがたまり、絶縁が破壊されると、漏電、つまり、電気が流れてしまうことがあります。水は電気が流れやすい、電気伝導度が高いので、条件を満たすと、こうした現象を起こしてしまいます。