突然ですが... 写真:チェコ・プラハの みました。Yokoさんより
(ヨーロッパ人の憧れの街)
ヴァーツラフ広場ですよね。私は、去年、11月にプラハへ、行きました。氷点下以下で、とっても寒かったです。 雪がふぶいていて、優雅に観光できる状況では、なかったけど、冬のプラハ城もなかなか、良かったですよ。
-----初めまして。オーストリー・チェコ・ドイツ、いいですね〜。詳しく、書かれてあったので、とても、楽しく 見せていただきました。そこで、私も、ちょっと語ってみようかな・・・と思い、emailしてます。個人旅行って、面倒だけど、楽しいこともたくさんありますね。私は、2週間も会社を休めないので、いつも1週間くらいの旅ですが、去年は、スイス・チェコに行ってきました。 スイスは、行かれたこと、ありますか?何もない、田舎なんですが、3度目のチューリッヒでした。たまたま、友人との、スケジュールが合わず、一人行動でしたが、気を遣う事も無く、のんびりといいものでした。今回は、私にしては、めずらしく、ちょっと足をのばして、ローザンヌまで、汽車で行ってみました。
<スイス>チューリッヒから南へ汽車で、2時間半、フランスに近い街なので、ドイツ語圏から、フランス語圏へ、入ることになります。中央駅のチケット売り場で、知り合ったチベット人二人と、乗換駅のベルン(首都)まで、 一緒に、行きました。英語がとても上手で、語学センスのない私は、なかなか、ついて行けませんでした。 後で聞いた話ですが、15年〜20年くらい前に、移住民族を、スイスが自国へ迎え入れる制度をとったらしくスイスに住む外人も、多いそうです。一人は、バンドのボーカルで、午後からのインタビューの為、ベルンに向っていたようです。自分のCDをずっと聴かせてくれたので、私は、ベルンまでの1時間以上、チベットミュージックを聴いていました・・・。(なかなか良かったのですが、どれも同じように聞こえるんですよね・・・。)そのLotenという 彼は、ベルンでローザンヌ行きの汽車の時間まで、私につきあってくれました。今度、日本にも行くと言ってました。初めて知ったのですが、数の数え方は、日本とチベットは、一緒なんですね。嬉しそうに、私に教えてくれました。まるで、日本語をまる覚えしているかのようでした。
それから、1時間ちょっとのローザンヌまでは、ゆっくりと風景を楽しみました。駅に近くなると、急に風景が変わり、ずっと下に、湖が見渡せて、とっても感動しました。ローザンヌは、坂が多く、急いで、観光するには、ちょっと 体力が要ります。 同じ国なのに、ここでは、チューリッヒのドイツ語・英語とは、違うフランス語なんだと、少し、 不思議な感じがしました。観光客がほとんど、いないので、地図を持って、人に聞きながら、もう、大変でした。 こういう時には、ツアーだったら、バスでいろいろ回ってくれて、楽なのになと、思ってしまいます。
その日の夜は、チューリッヒに戻って、友人と、クラシックコンサートへ行って、ドボルザークのシンフォニー7番を 聴きました。待ち合わせの時間まで、マクドナルドで簡単に夕食をしました。チーズバーガーとポテトとコーラでいくらだったと思います?800円以上もしたんですよ。分かっていたはずですが、スイスは、噂どおり、世界で一番物価が高い国だと痛感しました。日本人にとっては、自分の国より物価の高い国なんて、ちょっと、戸惑って しまいます。コンサートのチケットも一番良い席という訳ではなかったのに、8000円程度もしました。オペラハウスでのオペラは、ほとんど一番上の天井敷の席で、1万円もしました。身を乗出さないと 観れない席で・・・。まあ、日本では、それだけいいホールがないので、それでも価値はあるのですが。とにかく、その日のシンフォニーは、本当に良かったです。指揮者がとてもすばらしいシンフォニーを作り上げていました。 チューリッヒから、汽車で10分のところにあまり、知られていませんが、美術館の充実した街、ヴィンタートゥールが あります。次ぎの日、1日かけて美術館めぐりをしようと思い、行ってみました。そこは、本当に田舎町でした。 私の持っていたガイドブックに地図が載っていないことに気づき、駅で、地図をもらおうと思ったのが間違いでした。駅は、チケットの販売機が置いてあるだけで、人はいないし、売店で、地図を下さいと言っても、おもいっきり、ドイツ語圏で、ぜんぜん分かってもらえませんでした。若いお客さんをつかまえて、英語で、一生懸命説明しても、 駄目でした。なんとか、美術館へ、行ったところ、どの美術館もガラガラで、一人でゆっくり楽しめるのです。ピカソもモネも、絵画・彫刻全部独り占めです。贅沢な一日でした。
<プラハ>初めての東欧です。友人とスイスから飛行機で、チェコへ入りました。「ドナウの旅人」を読んで、汽車の旅に憧れている1人なのですが、なかなか機会を得ません。私のステイは、短かかったので、プラハだけでした。去年の夏から、ビザは必要無くなったようですね。とにかく、きれいな街だと、イギリス人の友人から、聞いていたので、行きたかったのです。でも、寒かった・・・。マイナス10度と聞いただけで、凍りそうでしょ? スイスと違って、物価が安いのには驚きました。チェコオペラを観に行こうと、日本から、オペラハウスに直接電話とFAXで予約していました。せっかくだから、1番いい席を取ってもらったのに、コンファームFAXに、記載されていた金額は、1人、700コルナ。3000円程度だったのには、びっくりです。ヨーロッパでは、安く オペラを観ることが出来るので、日本で行くのがばかばかしく思えます。やはり、ドボルザークの「ルサルカ」を観に行きました。チェコ語でのオペラなので、字幕が英語で上に出ていたのですが、それに気づいたのは、3幕の途中でした。(大失敗でした。)人魚姫のようなストーリーのそのオペラは、演出がとても、きれいでした。
プラハでは、英語がほとんど、通じないんですね。まだ、ドイツ語の方が、通じるようでした。クロムニフや、チェスケー・ブディヨヴィツェでは、苦労無かったですか?
私たちは、ビジネスマンの多いホテルに泊まったため、ホテルで、アメリカの男性2人と友達になって、夜、 ヤン・フス像の近くのディスコへ、連れて行ってもらいました。とても、アメリカっぽいナンパで、なかなか、 おもしろかったです。そのディスコのバーテンダーは、みんなドラキュラの恰好をしていて、とても、盛上がって いました。カクテル「カミカゼ」を飲み、踊っていたら、とても、酔ってしまいました。でも、楽しいプラハの夜でした。名刺をもらっていたので、今、email friendです。次の日、もう私の友人は、あまりの寒さの為、ホテルから出てくれませんでした。ホテルから、プラハ城まで、歩ける距離だったので、私は、また、1人で観光しました。カレル橋からは、観光客が多く、人の流れで簡単に プラハ城まで、行くことができました。途中、石畳を作っている男の人を見ました。ヨーロッパのきれいな 街並の石畳・・・。その作業員の男性は、雪の中、一人でもくもくと仕事をしていました。こんなふうに、街の外観の為に労力を使うヨーロッパ人をとても尊敬しました。だって、手作業でやってたんですよ。こうして、私の旅は、終わりました。思いがけなく、長くなってしまいましたが、メールしようと思ったのは、ヴァーツラフ広場の写真を見て、そこから乗ったタクシーに、ふっかけられたのを、思い出したからでした。
【番外編に戻る】