Party2<第2部>

第9話“流れゆく時の中で(T)”



さて、今回でこのパーティーの物語も最終回。
GMも再び1話〜3話を受け持った私、みづきに変わりまして
終演とさせていただきます。それでは、とくと御覧あれ。


 レベル紹介

 
GM 今回で最後だからね。まずは全員レベルを確認しておこう

ミア ファイター6、プリースト4。現状維持です

ラディ セージ1、シャーマン6、シーフ1だな

クレーネ シャーマン4、シーフ6、レンジャー1でーす。シーフを1レベル上げたよ♪

フォル ソーサラー5、セージ6。セージを2レベル上げたぞ

GM おお、これで全員冒険者レベルが6になったんだな

ラディ 強くなったもんだなあ

フォル 最終話まできたからな。そんなものだろう

クレーネ よし! それじゃ元気にいってみよー♪


 使い魔誕生


GM それでは始めましょうか。前回の冒険が終わって、皆はオランに戻ってきました。
そして、一ヶ月がたちました

一同 なにー!!

ラディ ちょい待て! 洒落にならないぞ、それは

フォル くっ、冒険前に冒険が終わりそうだ

ミア そういえば貧乏だったんですよね、私たち・・・

GM いやいや、大丈夫。この一ヶ月お話にするような大きな冒険はなかったけれど、
細々とした仕事をやっていたおかげでそれなりに収入はあったんだ。
ガメルは200増やしておいていいよ

クレーネ ほっ、助かったあああ

ラディ 冒険者レベル6のヤツらがする細々とした仕事って・・・?

ミア 隊商の護衛、とかやってたんでしょうね


フォル おお、そうだGM。この一ヶ月の間にファミリアを作っておいたことにして良いか?

GM いいよ。で、何をファミリアに?

フォル ハリネズミ

一同 (爆笑)

ラディ は、ハリネズミっているのか!?

フォル 隊商で買ったのだ

GM むむむ・・・まあ、いいか。では500で買ったことにしてくれ。生3・魔3でいいよ

フォル 名はゴンザレスに決定。通称ゴンよ、お前は今日から私の使い魔だ!

GM しぎゃー、がきゅー、げしゅごしゅ(笑)

クレーネ あ、嫌がってる(笑)


 兄弟の絆


GM というわけで、君たちは宿屋「星の欠片亭」にいます。一階が酒場になっていて、
そこのテーブルに集まっている。日はまだ高い。今のところ、仕事はない(笑)

クレーネ 暇人だねー

ラディ 仕事もないならすることもないな。酒場の隅の方でこそこそしてよう(笑)

クレーネ 挙動不審だね(笑)

ミア それじゃ、私は兄さんを探すために似顔絵書いてます

フォル そういえばミアは兄を探していたのだったな

ラディ なんてまともな(笑)

クレーネ 私は広場にでも行ってます

ラディ あ、やっぱ俺も外に出るか。懐かしいし

フォル 私はゴンで遊んでいよう。ふふほほほ・・・

ミア 駄目です、フォルさん! 改造しちゃ(笑)

クレーネ ゴンちゃん、さよなら(笑)


クレーネとラディは外をぶらぶら。ミアとフォルは宿屋でごろごろ。
とりあえず、これといって特に何も起こらなかった。


GM では、夕方になりました

ラディ ただいまー

クレーネ おかえりー(笑)


GM そうすると、ラディに酒場のマスターが声をかけてくるね。
『よう、ラディ。昼間、お前に会いに来たヤツがいたぜ』

ラディ 何!? まさか、ついにばれたのか?


 ラディはオラン出身です。学者の家系に生まれ、偉大なる学者になるべく
育てられていましたが、別の世界に興味を持ったため、10にも満たない弟に
全てを押しつけて家出。
 家族の捜索は未だ続いている、という状況です。(第一話キャラ紹介参照)
 そのためオランに滞在し続けることは、実はとてもまずいのです。


ラディ ・・・どういう人だった?

GM 君が思い出す弟と似たような外見をマスターは教えてくれるよ

クレーネ やったね♪

フォル 年貢の納め時、だな

ラディ ・・・まあ、こういうことは気にせずに、マスター! 飯!

フォル 現実逃避か?

ミア 多少なりとも罪悪感を感じているのでしょうね

ラディ 俺は極悪人か!?

一同 『うん(笑)』


GM そうやって君たちが晩飯を食べていると、入り口の扉が開いた音がするね。
だれかお客が入ってきたらしい

ラディ 絶対にそっちを見ない。背中向けてる(笑)

フォル やれやれ、何をやっているのだラディ。こっちを向かないか。ぐいぐい(笑)

クレーネ そうそう。食べるときはちゃんと前を向かないと。ぐいぐい(笑)

ラディ やめろー! お前ら俺に何の恨みが―――

GM (そんなことやっていれば当然目立つだろうな)すると、入ってきたらしい客が
君たちに向かって声をかけてくるね。『・・・兄さん? ああ、ラディ兄さんだ!!』

ラディ ぐわあ!(笑)

フォル 手に持っていたスプーンがかちゃーんと落ちる(笑)

ラディ いやいや、誰の事かな? 私に弟なんていませんですよ(笑)

クレーネ 声までそっくりだよ、兄さん!(爆)

GM 『何を言ってるんだよ兄さん!? 僕だよ、ルディだよ!』
言いながらその子、ルディは駆け寄ってくる

ラディ ・・・やっぱり、本当に弟なわけ?

GM うん(笑)ラディの記憶にある弟よりも少し成長した姿だけど、
確かにキミの弟、ルディだね。『会いたかったよ、兄さん!』

ラディ うう、仕方がない・・・おお、弟よ! 俺も会いたかったぞ(笑)
一人きりにしてすまなかったな(爆)

クレーネ あ、ラディが似合わない台詞を(笑)

フォル うーむ。脂汗が浮いていそうだな

ミア 歯も浮いてますね

ラディ お前らな・・・


 ともあれ、兄弟の数年ぶりのご対面。以後、パーティとルディの自己紹介が続き、
ルディから近況(家庭のこととか)を聞いたりして久しぶりの会話を楽しむ。
 

 弟からの依頼


GM 『ところで、兄さんたちは強いんだよね!?』

ラディ ハハハ、なんだい弟よ藪から棒に。強いに決まっているじゃあないか

GM 『実は、兄さんに頼みがあるんだ』

ラディ ハハハ、なんでも言ってごらん弟よ

GM 『皆さんにも関係があることなんです。話を聞いてもらえないでしょうか?』

ラディ ハハハ、弟の頼みだ。みんな聞いてやってくれよ

クレーネ (ひそひそ)ラディが変・・・

フォル (ひそひそ)ついに壊れたか・・・?

ミア (ひそひそ)いや、実はアレが元の顔では・・・?

ラディ 聞けやおんどりゃあ

三人娘 『はーい』


GM 『実は、この間父さんに郊外に家(プレハブ)を建ててもらったんだ』

フォル 何、それほど金持ちだったのか!?

ラディ 確かルディはまだ十二、三才だよな? 

ミア ラディの分の重圧がのしかかっているんですね      

フォル ・・・よし、かっぱらおう

クレーネ うん! 根こそぎゲットだぜ〜♪

フォル ついでにラディも売り渡す、というのはどうだろう?

クレーネ いや、やっぱりもっと懸賞金が高くなってからの方が・・・

ミア 懸賞金、かかってたんですか?

ラディ かかっとらんわい!

GM (やはりこいつらは悪魔色に染まっているな)


GM ・・・話を続けよう。『その新しく建てた家なんですが、建設中に地下道が発見されたんです』

ラディ ハハハ、それはもしかして遺跡か?弟よ

GM 『多分、そうだと思う。でもまだ調べてはいないんだ。頼み事はそれなんだよ兄さん』

ラディ ハハハ、兄さんに任せろ弟よ

GM 『ホントかい兄さん!? ありがとう!』

クレーネ ははは、その代わりパパには内緒だぞ?

フォル ははは、そしてお宝は全部私たちのモノだぞ?

ミア 以上、ラディの心の声を代弁してみました(笑)

ラディ お前ら・・・

GM こいつら・・・


GM 『では、今のうちに事務的なお話をしておきますね』

ラディ うむうむ。良くできた弟だ。これで我が家も安泰

クレーネ うんうん、なでなで

GM 『でも兄さんが戻ってきてくれると嬉しいんだけどな』

ラディ ふっ、俺は旅に生きる旅ガラスなのさ!(笑)

フォル 格好いいよ兄さん!(笑)

クレーネ 凄いヨイショな弟だね(笑)

ミア 純粋な弟さんなんでしょうね

ラディ いやいや、純粋過ぎるのはやばいぞ

ミア かといって悪に染まるのもどうかと思いますが

フォル それは言えるな

クレーネ そうだねえ

ラディ お前ら、何故俺を見る!(笑)


GM では、事務的な話を。ルディはまだ子供だから報酬金は払えないんだね。だから―――

フォル 体で払え!!

一同 大爆笑

ラディ バルキリージャベリンが飛びそうになったぞ(笑) 

クレーネ 私も弓構えてます(笑)

ミア フォルさん・・・まさか、ショタコン!?

フォル 何故だ? もう少しレベルが上がったら実験に付き合ってもらおうかと思っただけなんだが


 一同、戦闘態勢に入る(笑)


フォル きゃーやめてー!私が悪かったー!


GM やれやれ。じゃ、話を続けるよ。ルディは報酬金は払えない。
でも、遺跡から出てきた物に関してはそちらに一存する。
ただ、学術的に面白みのある物が出てきたら、少しこちらに回して欲しい。
要約するとそんなとこだね

クレーネ 金目の物は私が貰いまーす♪

ミア あったらの話ですけどね

フォル で、後日私の実験に付き合って―――


 一同、戦闘態勢に入る(爆)


フォル 私が悪うございました・・・

GM 悪魔かお前は

ミア それを言うならこのパーティもダークサイドって気がしますけどね

GM 何年後かの話の中で悪役として出てきそうだな

フォル くははははは。スケルトンウォリアーよ、行け!

ラディ うーん、違和感が無いな(笑)


 結局依頼を受けることにした冒険者一行。ルディは一緒に宿屋に泊まり込み、
ラディと積もる話を語りあい続けた(ミア「ラディ×ルディ?」クレーネ「多分ルディ×ラディ」)。
 そして翌日。仕事開始の朝。


ミア おはようございます、皆さん

クレーネ おはよ〜

ミア そうそう、マスター。この似顔絵をどこでもいいので貼っておいてくれませんか?

クレーネ あ、兄さんの似顔絵出来たんだね

GM 宿屋の親父『ああ、別に構わんよ。・・・おいこりゃ何だ?』

ミア え? 私の兄の似顔絵なんですけど

GM 『あんたの兄貴はゴブリンかい?』(笑)

ミア がーん

フォル 絵心が無かったんだなミア(笑)

ラディ さすが1ゾロ魔人

ミア がーーん


 そしてルディの家に案内される冒険者たち。郊外にあるとはいうものの、
それほど距離はなくあっさりとたどり着いた。


GM ほい、そんなこんなで着きました。外観は・・・普通の家とでも思ってくだされ。
『では、中にどうぞ』

クレーネ 入りまーす。中はどうなってるの?

ラディ あからさまに怪しい感じ?(笑)

クレーネ 何故か鎧甲冑が置いてあったり?(笑)

フォル 水槽があったりもするんだろうな(笑)

ミア それじゃ弟○草ですよ

GM ええい勝手に決めるな(笑) ・・・作りは至って基本的な3L。
出来てまだ間もないためあまり物は無いね。
で、床の一部が乱雑な板張りになっている部屋がある

フォル ルディよ、何か出てきたのか此処は?

GM 『ここがその件の地下道です。この板の下に穴があるんですけど・・・
どなたか、この板を外してくれませんか?』

ミア では私が。とりゃー、ばきばき

GM うん、外れたよ。そうすると底の見えない穴がでてきたね。
『これがその地下道への入り口です。多分、遺跡か何かがあると思うんですが
危険なのでまだ中には入ってません』

フォル マンホールの中、という具合か?

GM そんなとこだね

ラディ よし、じゃあとりあえず松明を下に落としてみるか

クレーネ ウィル・オー・ウィスプじゃダメなの?

ラディ 空気があるかどうか調べなきゃならないだろ

ミア 爆発したりして・・・

GM (そんな外道なマスタリングしたら殺されるな私)すると、
結構長い縦穴であることが解る。底の方で微かに火が燃えているようだね

フォル ふむ、ではハリネズミのゴンを落としてみるか

クレーネ 鬼かあんたは!

ラディ ネズミなら暗さも問題じゃなさそうだしな

GM みゅがー、きゅきゅー!!

ミア 嫌がってますね(笑)


 何だかんだと言いつつロープを使って深さを測ることに。
だいたい20メートル前後の縦穴だと解る。


ミア それではロープをその辺に固定して、と。では降りてみますか

ラディ はっ、まさかその最中にルディが突然ロープを切って・・・

クレーネ 今までの恨みだよ兄さん!(笑)

フォル それはラディだけにしてくれ(爆)

GM ええい、暴走するな!(笑)


ラディ 冗談はさておき、誰が最初に降りる?

クレーネ ここはやっぱり〜

ラディ&クレーネ&フォル 『じー』

ミア わ、私ですかあ?

フォル まあ、盾だからな

ミア ひ、非道いフォルさん(泣)

クレーネ そうだよ、分かってても言っちゃあいけないんだよ

ミア それはフォローなんですかクレーネさん・・・?


 ここで判定ロール。20メートル前後のごつごつした縦穴なので
シーフ技能を持たないミアとフォルは制限を受ける。
 金属鎧や荷物は後から降ろすことにして、前言撤回クレーネ・ラディが先に降りる。
さすがシーフだけあって二人は無事に降りられた。


フォル どうだー? 何かあるかー?

クレーネ 何か見えます?

GM 君たちの目前に横穴が空いていて、その奥に扉が見える

ラディ って感じになってるけどー?

フォル うむ、では私たちも降りるか

ミア それでは私が先に。
うう、私は出目が悪いから怖いなあ(ころころ×2)・・・あ、成功しました

フォル 私は別に大丈夫だろう(ころころ)・・・おおおっ!?失敗!

GM 2メートル落ちましたね

フォル ぼてぼてっ。6ダメージ

クレーネ ゴンちゃんは大丈夫?

フォル 私は心配してはもらえないのか・・・?


GM さてさて、全員無事に降りてこられたわけですが

フォル 私は無事じゃないぞ

ラディ で、こっちはともかく上の方はどうなってる?

クレーネ 上って? まさかルディ君を疑っているの?

ラディ いや、当然の行為だろう

ミア 冷めた兄弟ですね

GM 上から『はーっはっはっはっは!!』とかいう声は別にしないぞ(笑)

フォル したらファイアボールでも喰らわしてやったんだがな

ミア こっちが生き埋めになりませんか、それ?

GM 代わりに『兄さーん! そっちはどうー!?』という声が聞こえるね

ラディ こっちは大丈夫だー! これから探索してくるから大人しく待ってなさいー!

GM 『ボクもついていっていいかなー!?』

ラディ 危ないからダメだー! だいたいお前、どこまで魔法が使えるんだー!?

GM 『えーと、ファイアボールくらいー!』

フォル 何い!? それは・・・欲しいぞ(笑)

クレーネ わーい、連れてこ連れてこ♪

ラディ あああ、マジで連れていきたくなってきたぞ(笑)

GM 『ボクも行っていいのー!?』

ラディ いや、やっぱりダメだダメだ。兄として弟の身の安全は確保せねば!

フォル ラディらしからぬ発言だな

クレーネ 珍しー

ラディ ・・・・・・

ミア では、行きましょうか


 遺跡探索


GM さあ、今回はダンジョン編でーす。

ミア 前もダンジョンだったような気がするんですけど?

GM ・・・考えやすいから良いじゃないか。
下手に推理モノとかやると犯人が解らなくて時間がかかるし

ラディ 犯人はお前だ、ルディ!

フォル 何! あの優しくて気立ての良いルディが何故!?

クレーネ ふふふ。兄さん、今こそ積年の恨みを―――

GM やめんかお前ら(笑)


GM ほい、扉に向かって進んでいくと壁が石壁になってることに気づきます

クレーネ 明らかに手が加えられてますねー

ラディ ふーん。で、扉はどうなってる? 悪魔の絵が書いてあるとか(笑)

フォル "ヘイ、カモンベイベーたち!"とか(笑)

クレーネ "全ての希望を捨てよ"とか?(笑)

GM 何もねぇよ(笑)

クレーネ では、調べてみますか。とりゃー(ころころ)・・・よっしゃ! 10点(笑)

ラディ くっ、では俺が(ころころ)・・・だー! 10点(笑)

ミア 呪われてるんですかこの扉は(笑)

クレーネ 仕方ないなー。じゃあ一気に開けちゃいましょう。がちゃっ!

ミア どきどき

GM 鍵も罠も特に無し。普通に開いたよ

クレーネ へ? ふー、助かったあ

ラディ やれやれ。んじゃ、中は一体どうなってんの? とりあえず入ってみるけど

GM 中に入ると、少し広いホールのようになっていて、左手・前方奥に通路。
右手前方に登り階段。右手に扉が見える。
で、君たちの目前にはスケルトン・ウォリアーが2体いたりします

ラディ なーんだ雑魚か。ミア、後は任せた

ミア はーい、って少しは手伝ってくださいよ

フォル でも雑魚だしな

クレーネ 私が手伝うよー

ラディ ふー、久しぶりにお茶が飲める戦いだなあ(笑)

フォル 頑張んだぞ、ミア、クレーネ

GM では、今回最初の戦闘開始!


 ぽきぽきぽきぽきぽきぽきぽきぽきぽきっ!


クレーネ はい終了

フォル ふっ、やはり雑魚だな

ミア 最近出目がいいですね

GM うーん、やはりこの程度の雑魚は通用しないか

ラディ GMが言ってどうする!(笑)


 記述する必要もないほどあっさりと雑魚を倒して、まずは左手の通路に進む冒険者一行。
 通路の先の小部屋で怪しげなスイッチ×2を発見するも、何もせずに戻る。


フォル とりあえず一通り見て回るべきだな

クレーネ そうだね〜。スイッチなんてどっちかは罠だろうし


 次に、中央の通路を進んでいく。ずんずん先へ進んで、階段を発見する。
戻る。他の道を行く。これを繰り返して一通りこの階層の全体像を掴んだ。


GM かきかき。ま、こんな感じになってます。
ちなみに赤、青、白の扉には取っ手がついていません。
突き当たりの石板には横長の穴が三つ空いています

1F.gif


フォル では、ここ(B)に行ってみるか。何となくだが

ラディ 赤青白の扉は取っ手がないし、石板の穴も多分、
何かアイテムが必要だろうからなあ。そこ(B)に行くか

クレーネ んじゃ扉調べよう(コロコロ)・・・15!

GM 特に何もないね。問題なし

クレーネ 聞き耳(コロコロ)・・・14!

GM 何も聞こえないです

クレーネ それじゃ、えい。ガチャ

GM そうすると部屋が広がっていて―――

ラディ まさか今度はスケルトン・ウォリアー10体が?

ミア 今度は数で勝負だー!ですか

GM 特に何もいないね。ただ部屋の奥の壁に石板が見えるよ

フォル 石板?

クレーネ んじゃ床調べて、と(コロコロ)・・・12。うぅ、低い

GM 特別何もないみたいだね

クレーネ むー。では行ってみます!

フォル 頑張るんだ。私は部屋の外に出ていよう

ラディ おいおい、一応俺は一緒についていくけど?

ミア では私はフォルさんと外で待っています。頑張ってください

クレーネ では、スタスタスタ

ラディ スタスタスタ

GM そうすると・・・この場合はクレーネだな

クレーネ どきっ

GM 罠作動。クレーネに3本矢が飛ぶよ(笑)

クレーネ きゃー! 

GM 達成値は18×3回。さあ、かわしてみい!(笑)

ラディ 俺には関係ないから良いや。頑張れよクレーネ

ミア 非道い言い様ですね

フォル 人間の心があるのか?

ミア それはフォルさんにも言えそうな気が


 この罠で7点のダメージを受けるクレーネ。
生命点の少ない彼女にとって辛いダメージである。
ちなみに毒もあったが(クレーネ「鬼!」)抵抗に成功。


クレーネ 私はとりあえず伏せてます

ラディ 俺も伏せながら石板の方にいってみよう。ずりずり

クレーネ 歩伏全身〜ずりずり

フォル まさかここで「落とし穴!」とか言わないだろうなGM?

GM ぎくっ

ラディ なんだその「ぎくっ」は!(笑)

GM いや単なる冗談(笑) 無事に石板のトコについたよ

ミア 何か書いてあるんですか?

GM 『未来を照らすは三種の光』と古代語で書いてある

クレーネ ふ〜ん。羊皮紙にメモっておこう。かきかき

フォル 他には何も無いのか?

GM 何もないね

ミア この文句一つに随分と手間取りましたね

フォル これで何も意味が無かったら・・・GM、分かってるな?

GM ぎくっ

ラディ だからその「ぎくっ」はやめい!(笑)


 実はこの文句、言葉以上に深い意味を持っています。
ですが、ここではまだ関係ありません。そのうち分かります。


 専攻は魔法生物学


 続いて「B」の部屋に向かう冒険者たち。再びここには罠があるだけで、
他には何も発見できず。・・・一瞬殺意を感じるGM(爆)


ラディ 次は、階段Aに行こうか?

フォル 私としてはスイッチの部屋が気になるんだが

ミア でも、何が起こるか分かりませんよ?

クレーネ それに危険が降りかかってくるのは私だよ?

フォル うぅ、すまん。では階段Aに行こう

GM では、階段を上っていくと・・・目の前に扉が見える

クレーネ ほほう、では私の出番!てい(コロコロ)・・・13

GM 扉には特に何も

クレーネ うにゃ。では聞き耳!うりゃ(コロコロ)・・・13

GM 中から何か物音がする。はっきりとは聞き取れない

ラディ うーん、じゃあミアが先頭だな

ミア 一応戦闘態勢とっておいたほうが良いですね。では、ガチャリ

GM あっさりと扉は開く。中は部屋になっているが調度品とかその他の物は
何も見当たらない。奥に扉が見える。で、その前に動物さんが一匹(笑)

フォル セージチェック(コロコロ)・・・15だな

GM ならば分かる。マンティコアさんです。
でも、フォルが知っているマンティコアとはどこかが違います

フォル 何? どう違うのだ?

GM はっきりとは分からない。例えていうなら、雰囲気が違う。
体の模様が違う。威圧感が違う。そんな感じ

フォル まあいい。確かマンティコアなら話が通じるハズだな。
『マンティコアさん、あなたはマンティコアさんですか?』

一同 (爆)

ラディ お前は・・・ちゃんと考えて話をしろ!(笑)

GM すると状況は悪化(笑) 相手は攻撃的な体制をとるよ

フォル 何! では『こんにちはー、お元気ですかー?』

ミア あんまり変わってませんよさっきのと(笑)

GM すると、マンティコア君は襲いかかってきます

フォル くっ、説得失敗か

ラディ 己のせいじゃあー!


 しかしマンティコア君、見せ場もなく3ラウンドで惨殺される(爆)


GM マンティ君消滅・・・

クレーネ 戦闘終了♪

フォル ふん、あっけないな

ミア なんかリンチっぽいですね

GM うーむ、こいつも雑魚だったか

ラディ すでに大抵のモンスターは雑魚だぞ


ミア では、先に進みましょう。確か扉があるんですよね?

クレーネ じゃ、チェック&聞き耳!(コロコロ×)・・・17! 16!

GM 特に罠も無し。物音も聞こえない

クレーネ ではガチャリ

GM 問題なく扉は開く。どうやら中は書斎のようだね。
本が大量にあり、机も一つある

ラディ ふふふ、では漁るぞ!


 部屋を調査した結果、机の中から魔晶石(10点)を発見。
他には、大量にある本の内容が全て魔法生物に関する物ということが分かった。
それを聞いて錯乱するフォル。


フォル ふほほほほほ!!  その辺の本全部私のモンじゃあー!!

ラディ ダメだ、これはやるわけにはいかーん!

フォル 何故だ! お前に善の心が芽生えたわけでもあるまいに!?

ラディ ええい、この資料はルディに渡すのじゃー!

フォル おお、そうだった(爆)


クレーネ そういえば、本は全部そういう関係なの? 
例えば中がくりぬかれてたりして

ラディ エロ本が隠されてたりして(笑)

ミア 『兄さん、これ凄いよ!』とかありそうですね(笑)

ラディ 調べるぞクレーネ!さあ!

クレーネ はい♪(コロコロ)・・・うっしゃ、17!!

GM ねぇよそんなモンは(笑)


 悲しみの骨戦士


  続いて第一階層に戻り、階段Bを上ることに。
第一階層の時と同じく全体像を掴むためにうろちょろうろちょろ。
第二階層の全体図はこんな感じです。

2F.gif


ラディ 石板にはなんて書いてあるんだ?

GM 『協力無くして得るもの無し』と書いてあるね


 今回、石板に書いてある文句にはGMの考えた罠がこめられています。
はっきり言ってかなり悪質な罠ですが、割と簡単に解ける罠です。しかし・・・。


フォル 協力無くして・・・はっ、まさか! 
マンティコアを殺してはいけなかったのか!?

クレーネ うーん、死体でも引きずってこようか

ラディ でも、消滅したとか言ってたぜ

ミア もう少し真面目に考えましょう。スイッチが二つあるんだから―――

クレーネ 押すと水が出てきてあら大変♪

フォル 誰かを犠牲にしないとクリア出来ないという意味かもしれん

ミア それだったら『犠牲無くして得るもの無し』ですよ(笑)

ラディ 同時に押せ、じゃないのか?

ミア そうでしょうね、多分

フォル では二手に分かれて押すとするか。
使い魔のゴンを使えば同時にも押しやすいだろう


一同 『では、ポチッとな』

GM 近くで何かの動く音が聞こえるよ

クレーネ ゴゴゴゴゴゴゴ

ラディ ともあれ合流しよう

GM すると、以前は壁だったはずの場所(?の所)に大穴が空いている

フォル ふむ。正解だったようだな

ミア 中はどうなってます?

GM 割に広い部屋。奥の壁際には箱が置いてあるよ

ラディ おお、宝だ! さあ行けクレーネ!

クレーネ はいさ! 床チェック(コロコロ)・・・すいません艦長!12です(笑)

ラディ 馬鹿者ー!(笑)

ミア あからさまに怪しいんですけどね

フォル ならば仕方ない。いでよ、ストーン・サーバント!

GM 『ま゛っ』

フォル あの箱を取ってくるのだ!

GM 『ま゛っ』どすどすどす

クレーネ どきどき。部屋の外から見守ってます

ラディ 絶対何かあるに決まっている

GM カチッ。ひゅー・・・ごしゃごげぐごっ! 
ストーン・サーバント君は落とし穴に落ちていきました(笑)

クレーネ あ、やっぱり罠があったんだ

フォル 私のごーれむううううぅぅぅっ!!!

GM 宝箱の前一面に穴が空いているね。
それから部屋の上からポトポトとパイソンが4匹落ちてきました

ミア ううっ、モンスター付きの罠ですか

ラディ 以前見たことあるからパイソンだと知ってるわけだな

GM でも、以前見たパイソンとはどこかが違います。
先に見たマンティコアと同様に

ミア うーん、何がどう違うんでしょうか?

クレーネ 倒せば一緒だよ

ラディ 確か書斎に魔法生物に関する本があったよな

フォル 多分、こいつらはその実験体・・・のようなものか?

クレーネ でも、やっぱり倒せば一緒だよ

GM クレーネに言わせるとドラゴンでもゴブリンでも違いはなさそうだな(笑)

クレーネ あっはっは♪ じゃあ戦闘開始だね

 
 どじゅっ! しゅばっ! ざくっ! ごげごげ!!


GM ・・・パイソン消滅・・・

ラディ けっ、雑魚が

クレーネ また3ラウンドでカタがついたんだ

ミア 戦闘シーンも短縮されてきましたね(笑)

フォル 今や私たちにかなう敵などいないのか

GM (ええい、後で吠え面かくなよおのれらー!)


 この後、宝箱から魔弓(筋2攻+2追ダメ+2クリ値−1)という
恐るべき武器を入手します。ただ単にGMが用意していた宝の中から
サイコロで選んだだけなんですが・・・。
 20近く用意しておいた宝からコレを引き当てさせたクレーネの運の強さ
(というか私の運の悪さ)に脱帽。冗談で作っておいたヤツだったのに。
ああ、「鬼」がますます強くなっていく・・・。


クレーネ わーい、また強くなったー!

ラディ これでこっちは無敵だな(笑)

GM これでこっちはますます雑魚になる(泣)

クレーネ わーい!


 クレーネの喜びの声を聞きながら物語は後半へ進む

 第9話“流れゆく時の中で(K)”

キャラクターデータ&紹介
第1話“山賊団を叩け!”
第2話“REVENGE”
第3話“Love & Peace”
第4話“森の探索者(J)”
第4話“森の探索者(K)”
第5話“長くて辛い日”
第6話“赤月に舞う冒険者”
第7話“大いなる分岐点(T)”
第7話“大いなる分岐点(U)”
第8話“ある迷宮の傾向とその対策(T)”
第8話“ある迷宮の傾向とその対策(U)”
第9話“流れゆく時の中で(T)”
第9話“流れゆく時の中で(U)”
最終キャラクターデータ


TRPG Topへ