コンサート・カレンダー
2001 2001年のBCJ関係コンサートの一覧です! |
* 2001年のBCJのコンサート(☆印)と「VIVA!
BCJ」に寄せられたBCJ関係者による関連コンサートの情報
を、月ごとに並べました。日付/タイトル/場所/時間の順です。各コンサートの詳細については、コンサートの
日付&タイトルをクリックしてください! (ただし、関連コンサートは掲載したものがすべてではありません。)
神戸松蔭オルガン・レクチャーコンサートシリーズ
第33回
日時:2001年 1月13日(土) 14:00〜14:50
場所:神戸・松蔭女子学院大学チャペル *入場無料
出演:鈴木雅明(東京芸術大学助教授・神戸松蔭女子学院大学講師) *お話と演奏
内容:「若き日のバッハ」 アルンシュタット時代の作品を中心に
主催・問い合わせ:神戸松蔭女子学院大学宗教センター
TEL:078-882-6124、FAX:078-882-6136
*自家用車でのご来場はご遠慮ください。
神戸松蔭チャペルコンサート
《ゼロ・ビート・シリーズ》2001 音楽監督:鈴木雅明
第146回 トウキョウ・バロック マラン・マレの肖像
日時:2001年 6月10日(日)、15:00
場所:神戸・松蔭女子学院大学チャペル
出演:寺神戸亮(ヴァイオリン)、上村かおり(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
シーベ・ヘンストラ(チェンバロ)
曲目:マレ/音階その他の器楽曲集(1723)
・パリのサント・ジュヌヴィエーヴ・デュ・モン教会の鐘
・音階(ラ・ガム)
・ソナタ《ラ・マレジエンヌ》(マレ風ソナタ) 他
料金:一般自由(一回券エリア)/5000円、
学生・2階立見/2000円(限定30席:当日開演45分前より会場にて販売)
*上記と同内容のコンサートが東京でも開かれます。
日時:2001年 6月 7日(木)、19:00
場所:浜離宮朝日ホール
(地下鉄 大江戸線「築地市場」下車 徒歩3分、朝日新聞本社内)
料金:S/5000円、A/4000円、学生/2000円 *BCJ会員はS,A各500円引
・学生券(要学生証)は開演30分前より会場にて販売
お問い合せ・・・BCJ事務局(Tel:03-3226-5333、Fax:03-5326-5445、メールはこちら)
*水戸公演もあります!(水戸:茨城県近代美術館、6/3、18:30開演)
お問い合せ・・・Tel:029-243-5111
第148回 ジャン・ボワイエ オルガン・リサイタル
日時:2001年 9月 2日(日)、15:00
場所:神戸・松蔭女子学院大学チャペル
出演:ジャン・ボワイエ(パイプオルガン)
曲目:F.クープラン/オフェルトワール)
パリのサンニコラ・ド=グリニー/「来れ、聖霊よ」 他
料金:一般自由(一回券エリア)/4000円、
学生・2階立見/2000円(限定30席:当日開演45分前より会場にて販売)
*6/5(火)、一回券発売開始!
第150回 鈴木雅明 フローベルガーとバッハ
日時:2001年 10月 8日(月・祝)、15:00
場所:神戸・松蔭女子学院大学チャペル
出演:鈴木雅明(チェンバロ)
曲目:J.S.バッハ/パルティータ第6番
フローベルガー/ムッシュー・ブランシュロシュの死を悼むトンボー 他
料金:一般自由(一回券エリア)/4000円、
学生・2階立見/2000円(限定30席:当日開演45分前より会場にて販売)
*6/5(火)、一回券発売開始!
*こちらに詳細情報があります!(01/10/08)
第152回 ダン・ラウリン&鈴木雅明 音楽の花束〜初期イタリア・バロックの精華〜
日時:2002年 1月12日(土)、15:00
場所:神戸・松蔭女子学院大学チャペル
出演:ダン・ラウリン(リコーダー)、鈴木雅明(チェンバロ)
曲目:フレスコバルディ、チーマ、マリーニ、フォンターナ、ウッチーニ、カステッロの作品から
料金:一般自由(一回券エリア)/6000円、
学生・2階立見/2000円(限定30席:当日開演45分前より会場にて販売)
*10/10(水)、一回券発売開始!
・シリーズ会員券(4公演セット券)・・・17000円 *新規ご入会は3/12(月)
11:00よりお電話で受付開始!
(BCJ会員、BCJ神戸後援会会員、神戸松蔭チャペルコンサート維持会員/割引:15000円、3/7より受付)
(BCJ会員、BCJ神戸後援会会員、神戸松蔭チャペルコンサート維持会員は一回券も
各500円割引です)
☆お申込みは・・・
・神戸松蔭女子学院大学・宗教センター(Tel:078-882-6124、Fax:078-882-6136、メールはこちら)
・バッハ・コレギウム・ジャパン事務局 (Tel:03-3226-5333、Fax:03-5326-5445、メールはこちら)
・チケットぴあ(*一回券のみ [大阪]Tel:06-6363-9999、[東京]Tel:03-5237-9999)
合唱団「スコラ・カントールム」
第10回定期演奏会
日時:2001年 3月24日(土) 18:00開場、18:30開演
会場:東京・吉祥寺/武蔵野市民文化会館小ホール
料金:全席自由1500円
曲目: I トマス・タリス《エレミアの哀歌》
ll 盛期フランドル楽派のモテトゥス
ラッスス《アヴェ・ヴェルム・コルプス》
ロジェ《主よ、あなたの道を私に示し》
ジェズアルド 聖木曜日のためのレスポンソリウム第2番《私の魂は死ぬほど悲しい》
クレメンス・ノン・パパ《私は野に咲く花》
lll クラウディオ・モンテヴェルディ「宗教的・倫理的森」より
《主よ、あなたの狂乱で》(6声)
《しもべらよ、主をほめ讃えよ》(5声)
《おお、盲いた者よ》(5声、2つのヴァイオリン)
《主をおそれる者は幸いである》(6声、2つのヴァイオリン)
《よろこべ、シオンの娘よ》(テノール・ソロ[大貫浩史])
*この他客演者によるイタリア初期バロックの器楽ソナタを予定
出演: 器楽/ヴァイオリン:戸田かおり、森田芳子
ヴィオラ・ダ・ガンバ:福沢 宏、 リュート:永田平八、 オルガン:能登伊津子
合唱/スコラ・カントールム
指揮/野中 裕
問い合わせ:野中 裕〔042−323−8599(FAX兼用)〕 メール:h-nonaka@yc4.so-net.ne.jp
「スコラ・カントールム」ホームページもご覧ください! チケット予約もできます。
http://www15.u-page.so-net.ne.jp/yc4/h-nonaka/schola/index.html
《指揮者からのメッセージ》 2000年は創立10周年を記念してバッハの《ヨハネ受難曲》に取り組み、満員のお客様の前で、現在の私たちの力を十分に出し尽くした演奏会とすることができました。本当にありがとうございました。あれから1年、「初心に還る」をモットーに練習して参りましたが、その成果を第10回目となる定期演奏会で世に問いたいと思います。演奏する曲は、私たちが創立当初から手がけてきたルネサンスのポリフォニー音楽です。中でも屈指の美しさを持つタリスの《エレミアの哀歌》は、団員全員が一度は手がけてみたいと思っていた曲で、思い入れもひとしおです。さらにモンテヴェルディは当団としては初挑戦、いつもの器楽の名手の皆さまをお迎えして充実したステージとすべく練習に余念がありません。どうぞお誘い合わせの上足をお運びくださいますよう、お願い申し上げます。
(合唱団スコラ・カントールム代表:野中 裕)
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スコラ・カントールム第1弾CD ハインリヒ・シュッツ
《マタイ受難曲》 発売 !!
*2001年2月1日発売 税込定価 2300円 *CDのご予約、当団ホームページで承ります。
出演:望月寛之(福音史家)、小原浄二(イエス)、水越啓(ペテロ・ピラト)
合唱:スコラ・カントールム
指揮:野中裕
(1999年3月27日 武蔵野市民文化会館小ホールにてライヴ録音)
緊迫感溢れる独唱陣と透明感のある合唱が結合、高い評価を受けたライヴのCD化。シュッツ畢生の名作である《マタイ受難曲》のCDは廃盤が多く、残念ながら耳にすることが少なくなっています。このディスクはその渇を癒すことを目的として制作されました。スタジオ録音では得られない臨場感を味わっていただければ幸いです。 |
今井奈緒子 オルガン・リサイタル 〜バッハを取り巻く時の流れ〜
日時:2001年 6月 8日(金) 19:00開演
場所:カザルスホール (JR線「お茶の水」駅下車)
料金:4000円 (全席自由)
プログラム:
J.S.バッハ/トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV564
ヨハン・クーナウ/聖書ソナタ《ダビデとゴリアテの闘い》
J.S.バッハ/トリオソナタ ハ短調 BWV526
W.F.バッハ/フーガ ヘ短調 他
C.P.E.バッハ/ソナタ ニ短調 Wotq.69
W.A.モーツァルト/幻想曲 へ短調 K.608
マネージメント(チケット予約・お問い合せ)
東京インターナショナルアーティスツ(Tel:03-5537-5115)
*チケットぴあ(Tel:03-5237-9990)、カザルスホールチケットセンター(Tel:03-3291-2525)、
東京文化会館チケットサービス(Tel:03-5815-5452)でも扱っています。
シュヴァイツァーは「バッハは一つの終局である。彼からは何ものも発しない。一切が彼のみを目ざして進んできた。」と述べました。しかし、バッハが生涯を終えた後も、その音楽は生き続け、とりわけオルガンの分野においては絶えることなく弾き継がれて、演奏と作曲両面の最良の手本であり続けました。このリサイタルでは、彼の前任トーマス・カントルであったヨハン・クーナウとバッハの繋がり、そしてバッハの息子達の“クラヴィーア”作品からモーツァルトへの流れをお楽しみいただきます。 息子達の中でも最も豊かな才能を買われながらも父の存在にスポイルされた感のある長子フリーデマン、その姿を見てか、父に敬意を払いつつもさっさとその影響を抜け出して独自の世界を築いたカール・フィリップ・エマヌエル、そしてただ一人忽然と生まれてきた天才であるかのようなモーツァルトも、間接的にはバッハの音楽と出会い学んだのです。 伝統的な北ドイツ・バロック様式によるアーレント・オルガンで、モーツァルトやそこに至る「過渡期」の鍵盤音楽を体験するのも愉しくまた新鮮です。バッハを取り巻く時の流れを描く一夜になればと願っています。
(今井奈緒子)
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上野学園大学 古楽研究室研究発表公開演奏会
≪ヴィオラ・ダ・ガンバ コンソートの系譜 I≫
ウィリアム・バードの芸術
日時:平成13年 6月14日(木) 19:00開演
場所:上野学園 エオリアンホール (JR、営団地下鉄「上野」駅下車)
料金:全自由席 3000円 (学生 2000円)
曲目:William Byrd (c.1540-1623)
・Ye Sacred muses、 ・Rejoice unto the Lord、 ・The man is blest、 ・O
Lord, how vain、
・Lullaby、 ・Fantasia a 3,4,5、 ・In nomine a 4,5、 ・Browning
a 5
出演:(Soprano)野々下由香里
(Treble Viol)櫻井 茂
(Tenor Viol)松本由紀子
(Tenor Viol)寺嶋美理
(Bass Viol)橋爪香織
(Treble/Bass Viol)五十嵐元美
主催:上野学園大学古楽研究室 お問合せ:03(3618)1813 櫻井
「ラ・フォンテーヌ」Vol.7 第二弾 CD発売記念コンサート
日時:2001年 8月2日(木)& 3日(金) 19:00開演(18:30開場)
場所:近江楽堂 (東京オペラシティ3F、京王新線〜都営新宿線相互乗り入れ〜初台駅直結)
料金:全自由席 3500円 (当日券につきましては、予めお問い合せの上ご来場ください)
出演:江崎浩司(リコーダー、オーボエ、ファゴット)
三宮正満(オーボエ)
高群輝夫(チェロ)
水永牧子(チェンバロ)
プログラム:
・クヴァンツ/2本のオーボエと通奏低音のためのトリオソナタ ト短調
・ブレシャネッロ/オーボエ、ファゴット・オブリガートと通奏低音のための協奏曲
変ロ長調
・テレマン/リコーダー、オーボエと通奏低音のためのトリオソナタ イ短調
チケット扱い:
BCJ事務局(Tel:03-3226-5333)
東京古典楽器センター(Tel:03-3952-5515、Fax:03-3952-5516)
マネジメント:BCJ事務局、 後援:マイスター・ミュージック、アントレ編集部
メンバーの個性を生かしたプログラムと斬新なアイディアに溢れたエキサイティングなステージで、遠い時代の音楽を生き生きと現代に蘇らせる「ラ・フォンテーヌ」。この度二枚目のCD発売を記念してコンサートを開催することになりました。昨年の「クリスマス・コンサート」に続き、完売が予想されます。彼等の楽しいステージをお聴き逃しなく。
(BCJ第48回定期公演プログラム「BCJ News」より)
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神戸松蔭 オルガン・レクチャーコンサートシリーズ
〜合唱音楽レクチャー・コンサート〜
第2回 〜受難曲の歴史〜
日時:2001年 7月14日(土) 午後4時〜6時
場所:神戸松蔭女学院大学チャペル *入場無料!!!
お話と指揮:鈴木雅明(バッハ・コレギウム・ジャパン音楽監督、神戸松蔭女子学院大学講師)
合唱:アンサンブル・ヴォックス・フマーナ 福音史家(T):水越啓
オルガン:上野静江(神戸松蔭女子学院大学チャペルオルガニスト)
曲目:ヨハン・ヴァルター/マタイ受難曲より
クリストフ・デマンツィウス/ヨハネ受難曲より
ハインリッヒ・シュッツ/マタイ受難曲より
ヨハン・ヴァレンティン・メーダー/マタイによるオラトリオ風受難曲より
主催・問い合わせ:神戸松蔭女子学院大学宗教センター
TEL:078-882-6124、FAX:078-882-6136
*自家用車でのご来場はご遠慮ください。
合唱音楽はオルガンとともに教会と密接に結びつきながら発達してきました。この教会音楽の重要なもう一つの柱をご案内するナビゲーターは、J.S.バッハの教会カンタータを中心として、宗教音楽で世界的な評価を得ている鈴木期雅明。ヨーロッパの石造りの教会を思わせる豊かな響きを持つ神戸松蔭チャペルで、その歴史や背景を紐解きながら、奥深い未知のレパートリーの森を辿る旅です。 今回のテーマは「受難曲」。至高の名作である J.S.バッハの受難曲も一朝一夕でできたものではありません。キリスト教典礼の歴史のなかで、受難曲は受難週の「聖書朗読」から派生してできたのでした。史上初の受難曲である ヨハン・ヴァルターの作品からバッハの書法を先取りしているメーダーまでを取り上げ、バッハに至る道を追います。
(チラシ掲載文より)
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水戸芸術館専属・オリジナル楽器カルテット
Mito dell'arco(ミト・デラルコ)東京公演
〜モーツァルト 三つの肖像〜
日時:2001年 9月11日(火)18:30開場 19:00開演
会場:近江楽堂(東京オペラシティ3F)
出演:Mito dell'arco(ミト・デラルコ)
クラシカル・ヴァイオリン:寺神戸 亮、ドミトリー・バディアロフ
クラシカル・ヴィオラ:森田芳子
クラシカル・チェロ:鈴木秀美
曲目: モーツァルト:弦楽四重奏曲 第13番 ニ短調 K.173(<ウィーン四重奏曲>から)
モーツァルト:弦楽四重奏曲 第18番 イ長調 K.464(<ハイドン四重奏曲>から)
モーツァルト:弦楽四重奏曲 第22番 変ロ長調 K.589(<プロイセン王四重奏曲>から)
料金:(全席自由) 6,000円 *発売中
予約・問い合せチ:(有)松木アートオフィス Tel.03-5353-6937
チケット扱い:
・CNプレイガイド Tel. 03-5802-9990
・東京古典楽器センター Tel.03-3952-5515
・カザルスホールチケットセンター Tel.03-3291-2525
・東京文化会館チケットサービス Tel.03-5815-5452
彩の国さいたま芸術劇場 7周年記念コンサート
鈴木雅明とその仲間たち 〜ポジティフ・オルガンを囲んで〜
日時:平成13年 10月13日(土) 17:00開演
場所:彩の国さいたま芸術劇場 音楽ホール (JR埼京線「与野本町」駅下車)
料金:未定
出演:野々下由香里(ソプラノ)
鈴木秀美(チェロ)
鈴木雅明(オルガン)
曲目:ド・ラランド/小モテット《ミゼレーレ》
(オルガン独奏)
バッハ/パストラーレ ヘ長調 BWV590
パッヘルベル/4つのマニフィカト
ベーム/カプリチオ ニ長調
(チェロ独奏)
ヨハン・クリストフ・フリードリヒ・バッハ/チェロ・ソナタ イ長調
他
チケット発売: 7月14日(土)
お申込みは、BCJ事務局まで(Tel:03-3226-5333)
昨年の開館記念コンサートでも感興に溢れる演奏で会場を沸かせた鈴木雅明と秀美。今年は「鈴木ブラザーズ」にソプラノの野々下由香里を加え、再びこの栄えある記念コンサートを担当させていただきます。 フランスものを歌わせても当代随一の野々下のド・ラランドのモテ、鈴木秀美による なかなか聴くチャンスのない 珍しいヨハン・クリストフ・フリードリヒのチェロ・ソナタ、昨年彩の国さいたま芸術劇場が購入した、自慢のポジティフ・オルガンを使っての鈴木雅明のオルガン独奏曲など 盛りだくさんの内容です。ポジティフ・オルガンの美しい音色とともに室内楽の魅力をお楽しみください。
(BCJ第48回定期公演プログラム「BCJ News」より)
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今井奈緒子 オルガン・リサイタル 〜J.S.バッハ:18のコラール〜
日時:2001年 11月16日(金) 19:00開演
場所:カザルスホール (JR線「お茶の水」駅下車)
料金:4000円 (税込・全席自由)
出演:今井奈緒子(オルガン) *ゲスト出演あり!(知りたい方はこちらへ)
プログラム:J.S.バッハ/18のコラール BWV651〜668
マネージメント(チケット予約・お問い合せ)
東京インターナショナルアーティスツ(Tel:03-5537-5115)
*チケットぴあ(Tel:03-5237-9990)、カザルスホールチケットセンター(Tel:03-3291-2525)、
東京文化会館チケットサービス(Tel:03-5815-5452)でも扱っています。
バッハは晩年に多くの時間を、かつて書いた作品を入念に改訂し作品集にまとめる仕事に費やしました。長い間『18のライプツィヒコラール』と呼ばれてきたオルガン・コラール集もそのひとつです。自筆の楽譜帳に記された「未出版の18コラール前奏曲」という表題が実は後にバッハ以外の人物によって書き加えられたことや、BWV668〈汝の御座の前にわれはいま進み出で〉が楽譜帳の中で孤立している理由から、新バッハ全集以後『17コラール』との認識もされてきました。数年前に〈17コラール〉として演奏した際、この曲集はひとまとめに演奏されることを目的に編まれたのではないと考えたので、曲順を入れ替えるなどという今にして思えば愚挙を行ってしまいました。再びこのコラール集でリサイタルを企てているところへ飛び込んできたのが、オルガン研究会会報に寄稿された小林義武氏の『16コラール』説です。これらの作品が通して演奏される意図を持たなかったとしてもチクルスと考えられていたこと、バッハは全体で16曲という構想を持っていたことを示唆するものでした。こうしたたゆまぬ研究はフォルケルのいう「良いものをさらに良いものに、最善なものを完全なものへ」高めて いったバッハの生涯を通じての努力のまさに延長線上に、さらに積み重ねられていくでしょう。 今回演奏する18曲はバッハがヴァイマル時代に書き貯めたものであり、BWV668だけは未完などの曲も作曲者自身の緻密な改訂を経ています。旋律と言葉に秘められた情緒をここまで研ぎ澄まされた感性で、きわめて親密に語りかける内容は他のコラール集にも例を見ません。バッハの真の意図には逆らうかもしれないけれども、珠玉の18曲を残らず弾きたいという誘惑には屈してしまいました!
(今井奈緒子)
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ムジカ・パシフィカJPN 第5回定期演奏会(東京公演)
日時:2001年 11月22日(木) 7:00pm
場所:トッパンホール
<出演者>
カウンターテナー:太刀川 昭
ソプラノ:戸崎文葉、伊勢真記子
バロック・ヴァイオリン:ジーン・キム、三輪真樹
ヴィオラ・ダ・ガンバ:櫻井 茂
チェンバロ:戸崎廣乃
<曲目>
カリッシミ:私の楽しい時は過ぎ去った
聞け、地獄よ
マリーニ:「ラ・モニカ」によるソナタ
フォンタナ:ソナタ 第2番
A.スカルラッティ:スターバト・マーテル
全自由席 ¥3,500
主催・お問合せ:ムジカ・パシフィカJPN/音楽青葉会 054-252-6514
助成:(財)野村国際文化財団
マネージメント:アレグロミュージック 03-3403-5871
チケット取り扱い:トッパンホール 03-5840-2222
ムジカ・パシフィカJPN 第5回定期演奏会(静岡公演)
日時:2001年 11月24日(土) 7:00pm
場所:サールナートホール(静岡市)
<出演者>
11月22日に同じ
合唱:静岡児童合唱団(静岡のみ)(代表:戸崎裕子)
<曲目>
11月22日に同じ
全自由席 ¥3,500
主催・お問合せ:ムジカ・パシフィカJPN/音楽青葉会 054-252-6514
助成:(財)野村国際文化財団
マネージメント:アレグロミュージック 03-3403-5871
チケット取り扱い:サールナートホール 054-273-7450
仙台バロックアンサンブル演奏会
DIXIT DOMINUS
日時:2001年 11月25日(日) 午後3時開演
場所:青年文化センター・コンサートホール(仙台)
入場料:前売り 3500円、学生 2500円、当日 4000円
出演:指揮・チェンバロ/鈴木雅明
メゾソプラノ/波多野睦美
ソプラノ/鈴木美紀子、高橋絵里
ヴァイオリン/竹嶋祐子、戸田薫 ヴィオラ/渡部安見子、深沢美奈
チェロ/高群輝夫 コントラバス/西澤誠治 チェンバロ/脇田英里子
曲目:フレスコバルディ/Toccata in g; Cento Partite (チェンバロ独奏)
モンテヴェルディ/Venite, sitientes ad aquas (ソプラノ二重唱)
フレスコバルディ/Se l'aura spira, Aria di Passacaglia (メゾソプラノ独唱)
モンテヴェルディ/Salve Regina, Currite Populi (メゾソプラノ独唱)
ヘンデル/詩編110 Dixit Dominus HWV232 (声楽&アンサンブル)
主催:仙台バロックアンサンブル
後援:仙台市市民文化事業団、宮城県文化振興財団、仙台・鈴木雅明後援会
連絡先:仙台コンサートソサエティ(Tel:022-264-3074)
チケット:ヤマハ、カワイ、サンリツ、ビブレ、藤崎、三越、十字屋の各プレイガイド
郵送希望の場合の申込み先:電子メール ba69@music.email.ne.jp
フィリアホール 土曜ティータイムコンサートシリーズ「音楽のある風景」第19回
鈴木秀美&小島芳子 チェロとフォルテピアノの「ロマンス」
〜オリジナル楽器の名手・鈴木秀美と小島芳子が当時の楽器でおくる、知られざる甘いロマンス集〜
日時:2001年 12月 1日(土) 14:00開演
場所:フィリアホール (東急田園都市線「青葉台」駅前、青葉台東急スクエアSouth-1、5階)
料金:4000円 (全席指定、お茶菓子付)、学生券:1000円(当日枚数限定発売)
出演:鈴木秀美(チェロ)、小島芳子(フォルテピアノ)、頼近美津子(ご案内)
プログラム:
・ハーバート:愛の情景op.12-3/セレナードop.3/ロマンス
・ポッパー:ロマンスop.5/アンダルーズ/セレナードop.54-2
・ダヴィドフ:ロマンスop.23/孤独op.9/たそがれ/泉のほとりでop.20-2
・J.シュトラウス:ロマンスop.255/ロマンス(遺作)
・レーガー:カプリスop.79e-1/小さなロマンスop.79e-2
・エルガー:ロマンスop.62/愛のあいさつ
・フォーレ:ロマンスop.69/ソナタ第2番より第2楽章op.117
*コンサートの合間にはロビーでお茶とお菓子をどうぞ。
チケット予約・お問い合せ
フィリアホールチケットセンター(Tel:045-982-9999 ※10:00〜18:00、水曜日定休)
*チケットぴあ(Tel:03-5237-9990)でも扱っています。
*こちらに情報をまとめてUPしました。プリントアウトしてチラシとしてご利用ください?!
また、こちらにもインフォメーションがあります!
(01/11/28)
「大体ご覧になってお分かりのように、前半はその昔活躍したチェリストが作曲したもの、後半は名の知れた作曲家の作品群で、計7人全てのオトコが作った『ロマンス』が入っております。ロマンスという題名が、即作曲家の個人的関係や心情に起因するものとは限りませんが、いずれにしても、もうこれでもか、というぐらいにいろいろな『手練手管』をお聴きいただけるでしょう。」(鈴木秀美さんのコメント) 今回使用するフォルテピアノは、1892年頃のフランス・エラール社製。音の特徴は、繊細で透明感の高い、演奏する時代の音楽にふさわしいもの。鈴木秀美がアムステルダムで、ある個人のものであった楽器を譲り受けた。少なくとも25年間は誰の手にも触れられることがなかったそう。また、鈴木秀美が今回使用するチェロはオランダ人製作家バルト・フィッサーが 1998年に作った、グァダニーニ(1759年)のコピー、弓は1830年頃のパジョ。これらの楽器についてのお話もお楽しみに。
(チラシ掲載文より)
当日の使用楽器について鈴木秀美さんより情報をいただきました! 「チェロはベートーヴェンの後期ソナタの録音に使ったグァダニーニのコピーに故井上先生にいただいたエンドピンを付け(!!)、弓は1830年ごろのフランスのもの、ピアノは1892年ごろのエラールです。」 ・・・秀美さんがエンドピン付きのチェロを演奏・・・。これは事件でしょう! |
スコラ・カントールム
第3回特別演奏会/クリスマス・コンサート
日時:2001年 12月16日(日) 17:30開場 18:00開演
場所:護国寺・同仁キリスト教会 (地下鉄有楽町線護国寺駅下車、東大病院分院前)
入場料:全席自由 800円
出演:[ゲスト]福沢宏(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、今井奈緒子(オルガン)
[合唱] スコラ・カントールム 指揮:野中 裕
曲目: l バード/シュッツ「マニフィカト」
ll 福沢宏(ヴィオラ・ダ・ガンバ)・今井奈緒子(オルガン)デュオ
lll バッハ・モテット第1番「主に向かいて新しき歌をうたえ」 ほか
お問い合わせ:野中 裕(Tel:042-323-8599、メール:h-nonaka@yc4.so-net.ne.jp)
詳細は、合唱団スコラ・カントールム ホームページ
http://www15.u-page.so-net.ne.jp/yc4/h-nonaka/schola/index.html
をご覧ください。
指揮者からのメッセージ 1999年の「シュッツ/十字架上の七つの言葉・マタイ受難曲」に引き続いて第3回目となる特別演奏会は、当団初めてのクリスマス・コンサートです。クリスマス気分に相応しいバッハのモテット「主に向かいて新しき歌をうたえ」をはじめとして、崇高なバードと明朗なシュッツのそれぞれの「マニフィカト」など、理屈抜きに楽しめる名曲をご用意致しました。また、第二ステージでは福沢・今井のお二人の名手が素晴らしいデュオを聴かせてくださいます。冬の休日を楽しく過ごしていただくため、チケットもお求め安い価格に設定してあります。どうぞ皆様お誘い合わせの上お出でください。
(野中 裕)
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「第17回 神戸松蔭クリスマス・チャリティーコンサート」
日時:12月23日(日)午後4時〜
場所:神戸松蔭女子学院大学チャペル
合唱:神戸松蔭女子学院大学聖歌隊(指揮:梅村憲子)
アンサンブル・ヴォックス・フマーナと
バッハ・コレギウム・ジャパン合唱団(指揮:鈴木雅明)
オルガン:鈴木雅明、上野静江
曲目:H.シュレーダー:マリアのミサ(聖歌隊)
J.S.バッハ:「甘き喜びにあふれ」(オルガン)
スウェーリンク:「今宵キリスト生まれ給いぬ」
J.S.バッハ:モテット「全ての民よ、主をほめたたえよ」
クリスマス・キャロル集 ほか
入場料:2000円(中学生以下1000円)
*収益はアフガニスタン難民救済のため「ペシャワール会」と「国境なき医師団」に寄付します。
☆今年は前日22日、大阪いずみホールにて「メサイア」を演奏するBCJの合唱メンバーが
賛助出演してくれることになりました!!
『KOBEルミナリエ』
今年も神戸の旧外国人居留地および東遊園地で12月12日(水〉〜25日(火)午後6時〜10:30、開催される『KOBEルミナリエ』の音楽をアンサンブル・ヴォックス・フマーナが松蔭チャペルで録音しました。ルミナリエ点灯時のア・カペラにはじまり、光の廻廊を歩むと共に音楽も遷り変わって、東遊園地でフィナーレを迎えます。作曲は上田益さん、歌詞は神戸在住の詩人モリ・チヨコさんの詩のラテン語訳です。CDにもなっており会場で販売されています。震災の鎮魂と再生を願ってはじまったルミナリエ、「松蔭クリスマスチャリティー」後に是非おでかけください。
今年の作品の紹介や作者からのメッセージ、そして期間中の交通規制などは下記URLのページでチェックしてからお出かけください!
http://www.kobe-luminarie.jp/
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