@ 今日のヴィスタ・帰ってきたメイリオの息子
メイリオをシステム系のフォントに使うと、行間が広がりすぎて間が抜けて見えてしまうと書いたことに対して、『void GraphicWizardsLair( void ); //』のotsuneさんがこう書かれた。
そもそも日本語書体は天地に空間が無いから行間つまりぎみになる。この適切な行間が間抜けに見えるのはコンソールに慣れすぎた古い人だけだろう。
「日本語書体は天地に空間が無いから行間つまりぎみになる」と思ってるから、このサイトはCSSで行間を空けるようにしてるんですけどね、ってのはともかく、古い人ってのは正しいので反論の余地がない、カッコヒラク苦笑カッコトジル、みたいな。
んでもってこの議論は基本的に感覚的な問題なので、「適切」と感じる方がいるならそれでオシマイでいいんだが、ほんの少しだけ緻密な話にしてみたいと思ったので、蛇足的に書いてみる。
前回この話を書いたとき、私は前提条件を何も示していなかった。つまり、環境によって感じ方は異なる点を無視していたわけだ。1600x1200で9ポイントの場合と、1280x1024で9ポイントだと話は変わる。次の図は、1280x1024で9ポのMS UIゴシックを使ってる場合のエクスプローラーでのフォルダのツリー表示。
次は、1280x1024で9ポのメイリオを使った場合。
あなたがいま、どんな解像度でこの図を見ているかわからないという問題はあるけど、1280x1024で見ると、私にはとても行間が広がって感じるのである。ただ、これを適切と感じる人がいても不思議ではない。次はメイリオを7ポまで小さくした場合。
個人的に、行間はこれで適切だと感じる。ただし、年寄りには文字が小さすぎるとも感じるので、1280x1024の場合、実用上は8ポが下限であろうと思った。たぶんメイリオは1600x1200以上の解像度を想定したフォントなんだろうなあ。以下は、行間を意識したフォントであることによる小さな問題についての余談。
なんだかんだいっても、メイリオは綺麗に見えるフォントだから、いろいろなアプリケーションで使うようになってるんだが、右図はエクセルで使ってるときのもの。ATOKで変換中の図だが、入力中の文字に下線が食い込み、少し見にくくなりますね。ヴィスタでいろいろなものがバージョンアップすれば解消される問題だろうけど。さらに余談だが、右側の黒バックの部分はエクセルが出してるもので、入力したことのある変換候補をサジェストしてくれてるわけだが、ここに偽色が出ちゃってる。これはクリアタイプの設定かモニタの設定でなんとかなるもんなんだろうか。誰か教えて。
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