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ここでは、吸血姫美夕・夕維についての感想・意見などちょっと気がついたことを話していこうと思います。
あくまで、私の個人的な感想(たいそうなものではないよ)なので軽い気持ちで見てください。
2002年4月29日(月)
「謎の男、登場!」
6月号のサスペリアを読んでの感想をひとこと。
5月号のサスペリアの最終ページで、夕維の家に訪ねてきた警官の話「公園の中年男性の死体」とは予想
を反して藤原ではありませんでした(見事にハズレました〜)。夕維も最初は藤原ではないかと心配顔でした
が、藤原ではないと分かると本当に安心した様子(なんか本物の父親を心配する娘のようでしたね)。しかし、
先の明石通りの行方不明者の事件、今回の団地内の公園の死体の事件、藤原と関係ありそうな気がします。
特に今回の公園の事件では、藤原がちょうど外出しているときに起きているだけに余計にそう感じます。
夕維が市立図書館で明石通りにの歴史について調べているときに、突然に金髪(多分そうかと)の男が現
われます。15年前に起きた宮園ゆいの行方不明事件も知っており、しかも夕維の父親が藤原であること(本
当は偽りの親子であることも知っている?)、藤原の処女作「扉のむこう」(この章の題名といっしょなんです
ねえ)が好きだという謎の男です。夕維は、彼のことを鬼(シ)ではないと言っているので人間らしいのですが、
宮園ゆいの関係者ということも考えられます。今回は顔見せ程度の登場でしたが、今後の話の展開上で重
要な人物になりそうです。
今月号では、夕維と那嵬の絆の深さをあらためて認識することができました。夕維は、自分とは属の違う人
間を好きになってはいけない、もしそうなれば必ず悲しい事になるを自分の本当の父と母のことで知っていま
す。(しかし、父と母は本当に不幸であったのか?といつも心の葛藤をしているのではないでしょうか)夕維の
悲しい境遇をすべて知っている那嵬は、夕維が「(人間を好きにならないように)見張っていてやる」といいま
す。(んー、那嵬のやさしさが伝わってきますねえ)一方、那嵬は、鬼(シ)の血を引く属の者ですが最初は人
間として育てられ、そして人間である兄を夕姫に奪われました。そして、不死人であるためどうやっても死ぬこ
とができない体に戸惑い、兄を助けることができない自分にいらだちを感じていました。そうして長い時を生き
続けてきた那嵬は、自分をやっと眠らせてくれる存在になるであろう夕維にめぐりあえたということです。こうし
てみると夕維と那嵬は、お互いに出会うべくして出会った、無くてはならない存在(美夕とラヴァのような)であ
るということがわかります。
今月号の最後では遂に、宮園ゆいが姿を表わします。しかし、その容姿はこの世の物とは思えない(幽霊
みたいな)感じです。ゆいの生死はともかく、話の核となる人物の登場により、今後の展開が楽しみです。
2002年4月12日(金)
「夕維ちゃんのお父さん?」
しばらく休んでいた(サボっていたとも言う?)月刊サスペリアミステリーの吸血姫夕維を読んでの感想(つ
ぶやき)を再開したいと思います。よかったら読んでみて下さい。
私がつぶやくのをサボっていた間、無事に「くちなし」の章も終わり(あの結末は予想外でした)5月号から
「扉のむこう」の章が始まりました。そして、話の冒頭からいきなりびっくりしました。何と夕維の父なる人物
と夕維が一緒に暮らしているではありませんか。夕維のお父さんは確か神魔だから違うよなあと思いつつ、
その人物の職業は小説家で病弱ということで、夕維のお父さんにはピッタリな感じで、しかも夕維が髪を切
ってあげているシーンの会話からも親子の会話の雰囲気が漂っていました。もしかして、本物の父親で夕
維だけが過去にタイムスリップしている?などとむちゃくちゃなことを考えていました。
読んで行くうちにその疑問は解決しました。(みんな夕維のやさしさからなんですよね)実際は、小説家の
男(以後、藤原)は、恋人の宮園ゆいが神隠しのように突然いなくなってしまったことから心を閉ざしてしま
い、その姿を見かねた夕維が藤原の心を開くにはどうしらよいのだろうかと思い、少しでも藤原の心が癒
されればと思い形だけの親子の生活を始めたということでした。夕維が本当に一生懸命に藤原のことを考
えて身の回りの世話や会話をする様には感動しました。(当然のごとく那嵬はそれがおもしろくないよう
ですが・・・笑)
第1話を読む限りでは鬼(シ)のかけらも見えない感じですが、今後に向けての伏線が張られています。1
つは、夕維の近所に住んでいる仲良しの男の子(一志)の姉(一美)(夕維と同級生)とその彼氏の会話中
に「近所で神隠しのようにいなくなった人がいる」などと話している点です。藤原の恋人も昔「神隠し」のよう
にいなくなってしまったということと共通点があり鬼が関係している可能性は大です。また、話の冒頭に夕
維と一志が通りかかった所(塀とインターホンはあるが塀の中の家は取り壊されて無くなっている不思議な
場所)も鬼とは関係ないですが、これからの話の展開又はテーマを暗示させるようなもの(うまく言葉にでき
ないですが)が感じられます。そして、極めつけは最後のシーン、夕維の家に警察が訪ねてきて公園で男
性の死体が・・・というところで話の急展開が2話以降予感できます。
果たして、公園の死体とは誰なのか(普通の流れでは藤原だと思いますが)、宮園ゆいなる人物は現在
も生きているのか、そして登場するのか、次号どのようになっていくのか楽しみです。
2002年1月10日(木)[連載第1回]
「2001年冬コミ日記」
2001年冬コミに参加した体験を日記というかたちで連載して行きます。今回の冬コミは、実に2年ぶりでし
かも2日間とも行くことができました。私がコミケで体験したことが皆さんに少しでも伝われば幸いです。(文
章が読みにくいかもしれませんがお許しを・・・)
第1日目(12月29日)
今回の冬コミは、テナーさん宅に1泊する予定なので時間的には余裕があったが、最近コミケに行くのに
新幹線ばかり使っているせいで、楽をして今回も新幹線(10:18静岡発)で東京に向かった。(青春18きっぷ
で4時間かけて行っていた頃が懐かしい・・・)これは、コミケの大混雑で体力をたくさん使うことを考えて少し
でも体を休めておきたいというのもある。流石に新幹線は速く11:49に東京に着いた。東京ビックサイトへの
アクセスは、私的には定番の新木場(京葉線)からりんかい線というコースを選んだ。新木場に着いた時に
は既に、12時を過ぎておりいつものようなりんかい線のきっぷ売り場の混雑は見られなかった。しかし、ここ
では帰りの国際展示場駅での混雑を考えて往復分のきっぷを購入した。りんかい線の電車内は、超満員と
いうわけではないが、そこそこの混雑ぶりであった。また、その乗客の殆どがコミケ目的であるということが、
聞えてくる会話等から感じとれた。りんかい線もコミケ仕様(笑)というべきか、同人誌店やアニメ関係の広
告が特に目立つ。国際展示場駅に着くとさらに驚いた。駅構内の壁には、アニメ・同人誌店の広告のみが
貼られ、天井からは大きな垂れ幕のアニメの広告が吊るされていた。まさに、コミケのための駅となってい
た。後にテナーさんにこのことを話すと、コミケ1週間くらいから電車と駅がだんだんとコミケ仕様になってき
たということである。
東京ビックサイトに入るには、正面入口又は東ホール側から入ることができるが、美夕サークルさんは東
ホールにあるので直接東ホールから入るようにした。途中、最近、コミケに朝行くたびに並んでいた北駐車
場は流石に12:30ということもあり全部人が掃けており、並ぶことなく東ホールに入ることができた。夏コミ
では10:20に北駐車場に並んで11:40ぐらいに東ホールに入れたことを思うと、12時を過ぎたこの時間帯に
くるのがベストではないかと思う。東1・2・3ホールと東4・5・6ホールを結ぶ回廊の「アトリウム」に入るとそこ
は夏コミ以上の混雑ぶりであった。壁際の床には、今日購入したであろう同人誌を読んでいる人、午前中で
既に体力を使い果たして疲れきっている人、グループでコミケに来て会話をしている人などが大勢座りこん
でいた。年齢層も幅広く小学生らしき女の子も見うけられた。第1日目の東ホールは、少女漫画系のサーク
ルが多いためか女性の参加者がかなりの割合を占めているように思う。また、人の往来も多く、この人ごみ
をぬうように歩いて美夕サークルさんがある東1・2・3ホールへと入った。
冬コミに参加している美夕サークルさんは、全部で6つであった。場所は、あらかじめ調べてあり、地図も持
っていたのだが、出入り口から遠いことと人ごみのせいもあり思いのほか探すのに苦労した。そして、なんと
か美夕サークルさんが4つ固まっているスペースにたどり着くことができた。最初に訪れたのは、HP上でお知
り合いになり、前回の夏コミで初めてお会いすることができた、橘さんが主宰されているサークル「あいむなむ
」さんである。私が挨拶をすると橘さんも私の顔を覚えて頂いていたようで、笑顔で答えて頂いた。HP上では、
掲示板で時々お話をしているが、いざ面と向かいあうと何からお話してよいのやら迷ってしまい、余りお話で
きなかったのが残念(単なる口下手ですね)であった。今回の冬コミには新刊を出されていたが、印刷所のミ
スで本の乱丁が相当数あったそうで、今日はたくさん本を売ることができなくて残念そうにしておられた。それ
でも、まだ時間が早いため新刊は机の上に並んでおり、その貴重な1冊を購入することができた(安堵)。そし
て、いつもように順番に美夕サークルさんをまわり、新刊を見させて頂き、気に入った本を購入した。前回の
夏コミでは、私の確認した限りでは見つけることができなかったサークル「美桜樹館」さんも参加しておられた。
(美夕のイラストがとっても綺麗なんです)新刊も出されていたのでもちろん購入した。次にもう1つの美夕サー
クルさん(小説が主)があるスペースに向かった。ここでは、「美夕の郷」と相互リンクさせて頂き、いつもお世
話になっているサークル「cafe de 山の手ドレス」さんを訪ねた。そこで、サークルを主宰されている美紅さんと
初めてお会いしお話することができた。コミケに来る度に新刊を購入しているほどの山の手ドレスさんのファン
だったので、実際にお会いできてとても嬉しかった。また、コミック版の美夕に対する私のツッコミが入る(笑)
この「つぶやきRoom」も御覧になられているそうで(美紅さんも私と同じく深読みするタイプだそうで)、このこと
でいろいろと話が弾んだ。またサークル「赤い雫」さんのYOROIさんが手伝いに来ておられた。冬コミは残念な
がらスペースの抽選に漏れてしまったそうで、今回は応援に来ておられるということであった。(次回の夏コミ
は当選をお祈りします)ここでは、両サークルさんの新刊をそれぞれ購入した。以上で美夕サークルさんは全
てまわることができた。
2002年1月20日(日)[連載第2回]
ここで私が購入した美夕の同人誌のすべてを紹介する。1冊目は、サークル「あいむなむ」さんの『永遠迷宮』
で、漫画と小説の2部構成となっている。漫画の方は、本の題名が示すように美夕の永遠の命をテーマにした
もの。話のラストは、美夕らしいなんともいえない余韻が残る終わり方で良い。小説の方は、ゲストとして作家
の七瀬夕奈さんが執筆されていて、爛火さんが大活躍する話でテンポよく読める。(爛火さん、相変わらずクー
ルでした。)そして、もはや恒例となった本の最初と最後のページには、「オープニング」「エンディング」と題して
美夕、ラヴァそして主宰の橘さんが登場する4コマ漫画があり、今回もなかなかにおもしろいデキであった。
2、3冊目は、サークル「美桜樹館」さんの『TWILIGHT』と『Eau de Rose』で、水上カオリさん(旧名:藤翔葵さん)
の画の上手さには毎回のように感動する。『Eau de Rose』は、垣野内先生の作品に登場する女の子キャラの
下着イラスト本となっていて男性ファンにはうれしい内容(爆)となっている。あとがきによると、プロの絵描きさ
んになられたそうで来年の夏コミを最後に美夕サークルはお休みするとのこと。(うーん、残念です。)
4冊目は、サークル「cafe de 山の手ドレス」さんの『偽装恋愛』で、これはサークルのHPで掲載されている小
説の続編となっている。(本には、HP部分も掲載)今回、ギャグは一切ないシリアスな話で、原作でラヴァが美
夕の下僕となる(血をうけて)日、以前のことを書いたオリジナルストーリー。美夕とラヴァのラブシーンが多数
あり、結構Hな内容(赤面)となっている。またカールア、レムレスも話の中に登場する。(レムレスは相変わら
ず○モだったりする(爆)
5冊目は、サークル「赤い雫」の『Eternity?』で、サークル「cafe de 山の手ドレス」でお手伝いをされていた、Y
OROIさんの美夕小説の個人本。登場人物は、美夕と謎の少年の2人だけのシンプルな話の作りであるが、テ
ーマは「永遠」ということで、少年と美夕の会話の内容は結構深いものが底に流れているように感じた。
美夕サークルさんをまわり終えると既に時刻は14時近くであった。東ホール内をひととおりまわってみるが、
ホール内はどこも混雑していた。少女漫画系が主なホールなので、スペースに飾ってあるイラストのキャラを見
てもあまりわからなかった。(こちらのジャンルももう少し勉強しなくてはと思う)まあ、今日のコミケでの目的は
達したので、撤収してもよいのだが折角なので、コスプレ広場と企業ブースを少し見ていくことにした。この2つ
の場所は、西地区の4Fにあるのだがそこに通じる道が、私が行った時にはかなりの長さの行列ができていた。
幸い、列の進むスピードは早く、15分程度でコスプレ広場に着くことができたが、そこは今日一番の混雑ぶりで
あった。自分の思った方向に真っ直ぐ進むことができず、ただ人の流れに身をまかせて歩くという感じ(大袈裟
かな)で、ゆっくりコスプレを見ている暇もなかった。この異常なまでの混雑の原因は、隣の企業ブースのある
企業スペースのお客の列が、コスプレ広場の一部にまで陣取っていたことであった。そこで、仕方なくコスプレ
を見てまわるのを諦め、企業ブースを見てまわることにした。しかし、ここもコスプレ広場並の混雑ぶりであった。
時刻は、15時を既にまわっており、コミケ終了の16時までいると帰りの電車に乗るのに並ばなければならない
ため、今日は早めに撤収することとした。国際展示場駅駅の前には、既に少しばかり電車に乗るための列が
できていた。しかし、前回の夏コミのように30分も並ぶほどの列ではなかったのでしばらくしてすぐに電車に乗る
ことができた。
コミケが終わったあとは、新木場駅にてテナー福助さんと落ち合うことになっていた。テナーさんは、今日は仕
事が休みであったので、コミケに一緒に行こうと誘ったのだが、「混むからイヤだ」との理由であえなく却下され
た。(以前、一緒に行った夏コミでよっぽど懲りたのかもしれない)テナーさんに自宅からここまで出て来てもらっ
たのは、今ちょうど映画が公開されている「スレイヤーズ」を見に行くためである。スレイヤーズの映画化はこれ
で4度目くらいであるが、いままですべて劇場で見てきたので今回も足を運ぶことにした。渋谷の劇場に行ったの
だがお客さんはまばらであった。「スレイヤーズ」は30分間という短い上映時間であったが、相変わらずのおもし
ろさで、リナ・インバース役の林原めぐみさんのテンションも久しぶりのはずなのにキャラが少しも変わっていない
のはさすがであった。同時上映として「サクラ大戦」「あずまんが大王」「デジキャラット」があったが「サクラ大戦」
はデジタル動画をふんだんに取り入れたとても綺麗な映像のつくりであった。上映時間も1時間30分と長く、他の
3本はもしかしておまけかもと思ってしまうほどである。映画を見終えるとちょうど夕食時であったので、テナーさ
んオスススメの恵比寿にあるラーメン屋さんで夕食をとった。
テナーさん宅に到着してやっと一息つくことができた。しばらくは、テナーさんとお喋りをしていたが、今日は歩き
っぱなしでかなり疲れていたためか、午前1時頃には寝てしまった。(明日もコミケに行かなければいけませんし
ね)
2002年2月3日(日)[連載第3回]
第2日目(12月30日)
前日の疲れの為か朝起きたのは、10:30とかなり遅かった。コミケ第2日目も昨日と同様に12時過ぎに行けば、
並ぶこともなく入場できる思っていたので、それを考えれば妥当な起床時間かもしれない。テナーさん宅を11:30
に出発し、新浦安駅にてテナーさんと昼食をとった。ここでテナーさんと別れ(テナーさん、ありがとうです)コミケ
に向かった。東京ビックサイトに着いたのは13:00であった。この時間になると、午前中に規制されていたホール
へアクセスするすべての出入り口が開放となっていて、昨日よりすんなりと入場することができた。
早速、今日の目玉である垣野内先生のサークル「平野屋本舗」へと向かった。ここで、少し不安があった。それ
は、少し来るのが遅すぎたかもしれないということである。2年前の夏コミで行くのが遅くて本が売りきれてしまった
ことを思い出した。(つぶやきRoom Page5へ参照)最近は、サークルの情報誌「平野屋でんでんむし」の通販で
購入していたが、今回はうっかりして申し込みするのを忘れてしまい、コミケで手に入れるしか無くなってしまった
のである。恐る恐る、サークルのスペースに近づくと行列はできていたが、さほど混雑してはいなかった。そして、
新刊を無事に手に入れることができた(これで一安心)。ここで、購入した平野屋本舗の冬コミ新刊及びグッズを
紹介すると、1つ目は、「吸血姫美夕OVA絵コンテ集@」でOVAの第1・2話の絵コンテ集。この絵コンテを見なが
らOVAを見ると細かい演出がわかって、より深くOVAを堪能することができるかも。2つ目は、「吸血姫美夕クリア
ファイル&下敷き」で、OVA版で登場した一三子さんの絵がワンポイント入ったクリアファイルとOVA版美夕のデ
ザインの下敷き。下敷きは、A6サイズ(?)と小さいが、OVA版の「妖の都」の一場面の美夕が描かれていて(カ
ラーです)横顔がとても良い。
これで、今日の目的はほぼ達成したので、いつものようにホール内を回ってみることにした。コミケ第2日目は、
男性向け同人誌サークルが多く参加しているということもあってか、サークルが集まっている東ホールを歩いてい
る人は圧倒的に男性が多く、昨日よりも混み具合は凄いものであった。とくに大手のサークルが集まるホールの
壁際のスペースには、長い行列ができており最後尾はホールの外にまで達しているサークルも見受けられる。(
多分並んだら1・2時間は待つかも)ここで、前回の夏コミで訪れた「星界の紋章」サークルさんに足を運んだ。確
認できただけで7サークルほどがあった。星界のパロディ漫画の同人誌もあったが、原作がSF小説ということも
あり、難しい専門用語の解説や星界における宇宙航行理論の解説などの説明本の類も多く見受けられる。小説
中にはこの辺の理論的な説明がされてはいるが、かなり難しく読み流していた(苦笑)感もあったので、このよう
にわかり易く書かれた本があると大変に便利である。ということでここでは、解説本を1冊購入した。
いつもは、一通り回るとコスプレ広場のほうに向かうのであるが、今回はいつも午後遅くに来て売り子をされて
いるという垣野内先生がいるかもしれないということで、14:30頃もう一度「平野屋本舗」に向かった。そして、遂に
生で先生を見ることができた。コミックスの作者紹介の写真でしか見たことが無く、かわいらしい人だなと思ってい
たが、実物はもっとかわいらしい感じに見えた。売り子はされてはいなかったが、サークルのスペースの隅ではサ
インを求める行列ができていた。どうやら、平野屋本舗で購入した本やグッズにサインをしてもらえるようで、私も
先ほど購入した絵コンテ集を手に列に並んだ。さほど時間はかからず私の番がまわってきた。サインには、自分
の名前を入れてもらえる(『○○さんへ』というように)ようでまずメモ用紙に書いた自分の名前を先生に見せると
「KENSUKEさんですね」と言ってサラサラとサインをして頂いた。サインした本をもらう時に「いつも見てます。頑張
ってください。」と声をかけると先生が「はい。ありがとうございます」と言って握手をして頂いた。(感激〜♪)これ
だけで、今回のコミケは大満足なものであった。
こうしているうちに、時間は15:00となり混雑を避けるため、今日も最後までいるのをやめて、早めに撤収するこ
とにした。国際展示場駅の前には少し行列ができていたが、あまり待つことも無く電車に乗ることができた。帰り
の新幹線までにはまだ時間があったので、いつものように秋葉原に寄ってパソコンショップ等を見てまわった。(
そろそろ、新しい速いパソコンを組み立てたいなと思う)その後、19:07の新幹線に乗り21:30に家に着くことがで
きた。
終わりに
2001年の冬コミは、近年の自分としては珍しく2日間とも参加することができました。(これもテナーさんのおかげ
です)また、毎回朝に1時間以上、東京ビックサイトに入るために並んでいたのが、少し時間をずらすことによって
すんなりと入場できとてもよかったと思います。また、天候にも恵まれ冬にしてはそれほど寒くありませんでした。
そのため、疲労の度合いはいつもよりは少なかったように思います。
また、美夕サークルさんの方ともお話がすることができてよかったです。同人誌を読むときに、実際に会って話し
た人が書いたのだなと思うのもなんとも言えず良いものです。今回はあまり長い時間、話をすることができません
でしたが次回は、邪魔にならない程度(笑)に話せたらいいなと思います。
今回の冬コミの最大の収穫は何と言っても垣野内先生を生で見ることができ、しかもサインまで頂いたことでしょ
う。今まで何度もコミケで機会があったのですが、やっと念願がかない本当に感激しました。握手した手がとても小
さく暖かかったことがとても印象に残ってます。(この手で美夕を描いているのだなあと思ってしまいました)
ただ1つ残念だったのは、美夕サークルさんの参加数が少なかったことでしょうか。確認できただけで6つという
のは少ないですね。(スペースの抽選で落ちてしまって、たまたま少なくなってしまったのかもしれませんが・・・)
次回の夏コミまではまだ時間がありますが、今から予定をあけて楽しみに待ちたいと思います。
(おしまい)
2001年12月1日(土)
「雑魚ではない鬼が登場!」
サスペリア1月号は 、12月号から始まった「くちなし」の章の第2回目ということで、その感想をひとこと。
12月号の最後の場面に現われた碧(みどり)は、夕維が鮮赤の池の姫君の夕姫(ゆき)(今は池の奥深く
で眠りについている)の双子の姉である早姫(さき)の末裔であるということを知っていました。これは、夕維
に過去にあった悲しい記憶(夕姫、早姫、母の間におこった出来事)の夢を見せて精神的な攻撃を仕掛け
たことからもわかります。碧が鬼(シ)であり夕維を狙っていることは確かなようですが、今回の攻撃では夕
維を本気で倒そうと思っているわけではないようです。もし、本気であれば夕維の力が完全に戻っていない
今を狙えば容易く倒せるでしょうし、加えて那嵬のいない今が絶好のチャンスだったのではないでしょうか?
このことから、今回は単なる顔見せだけにとどめておいたということでしょう。夕維が「鬼の気配がしない
のになぜ?」という問いに対し「雑魚ではないから」と答えたあたりからも、自分の強さに自信があり、いつ
でも夕維を倒すことができると思っているのでしょう。そして、碧はあっさりとその場から去っていってしまい
ます。この碧ですが、この「くちなし」の章だけでなく、これから長くにわたって登場するキャラになりそうな気
がします。(ということは、藤棚で見つかった白骨死体は別の鬼の仕業ということになりますね)
夕維は、鬼の姫であると同時に吸血姫でもあるため、人間の血を飲まないと体力は弱っていく(でも、死な
ない)ばかりですが、今回、人間の血を飲めるチャンスありながら結局は躊躇して飲めませんでした。この
場面をみて、「OVA版美夕」の美夕がまだ人間だったころ、血を飲むことに躊躇していたことを思い浮かべて
しまいました。それだけ、まだ夕維が吸血姫であるということに抵抗が少し残っているのかもしれません。
考えてみると、夕維は「鬼の姫」と吸血姫の2つのさだめを背負っているわけで、美夕より背負っているもの
は重いのかもしれませんねえ。結局、夕維は、那嵬の血を飲む(というか那嵬にのまされた)ことによって回
復します。(ラヴァと立場が似てきましたねえ←食料(笑))
そして、またしても学園の藤棚で白骨死体が見つかるわけですが、この事件と関係があるかもしれない裏
手の旧講堂に肝試し気分で、澪・白石(弟)と夕維の3人で入っていきます。そこで夕維は、くちなしの花が咲
いている場所を見つけます。季節はずれに咲くこの花は、やはり白骨死体の事件(=鬼)と関係がありそう
です。最後の場面で夕維が、くちなしの花を見ているときに不意に学園の教師である津田が現れますが、こ
の登場の仕方がいかにも怪しい気がします。んー、彼女が鬼なんでしょうか?(それとも、不意をついて平井
先生という手も?)・・・・次号を待ちましょう。
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