Page12

 

ここでは、吸血姫美夕・夕維についての感想・意見などちょっと気がついたことを話していこうと思います。

あくまで、私の個人的な感想(たいそうなものではないよ)なので軽い気持ちで見てください。


2002年8月19日(月)[連載第1回]

「2002年夏コミ日記」

 

 今年もまた8月8・9・10日の3日間に渡って、東京国際展示場(東京ビックサイト)で開催された、あの熱い(

暑いかな?)夏コミに行ってきました。ここでは、通算5回目の参加となった夏のコミックマーケットでの体験日

記を連載していきたいと思います。

 

第1日目(8月9日)

 今年は珍しく第1日目からの参加となった。というのも、例年だと美夕サークルが参加しているのは第2日目

であったが、今年は美夕を含めた少女漫画系サークルが第1日目に移動した為である。(この日は平日なの

で仕事は休暇をとりました)その上、平野監督&垣野内先生のサークル「平野屋本舗」の新刊が「しーな村」

というサークル(委託サークル?) で購入できてしまうという内容の濃い日なのである。

 朝8:00に自宅を出発し、静岡駅より9:18の新幹線で東京へと向かった。最近は、新幹線を使うのが普通とな

ってしまったが、今となっては青春18きっぷを使って在来線で3時間30分かけて向かっていたことが懐かしい。

(というより、よくそんな体力があったなあと思います)こうして、順調に11:00には東京駅に着いたがここで問題

がおきた。3日分の着替え等の荷物が入った大きなバックを持ってきていたのだが、これを持ってコミケに行く

のは辛いので、東京駅のロッカーに入れようとロッカーを探したのだが、すべて使用中で困ってしまったのであ

る。この先の、京葉線の乗り換え駅である新木場駅のロッカーは、コミケに行く人たちで全部使用中であろうこ

とは予想できたので、京葉線の東京からの最初の駅である八丁堀駅で途中下車してロッカーを探すことにした。

ロッカーはエスカレータでかなり上った(京葉線は地下深くを走っている)改札の横にあった。幸いロッカーはい

くつか空いており無事に荷物を入れることができた。ようやく身軽になり新木場駅へと向かった。時刻は12:00で

あったので、コミケのラッシュ時刻は過ぎており、それほど混み合ってはいなかった。ここで、りんかい線に乗り

換え国際展示場駅に向かった。混んではいないといっても車内は全員が座れず立っている人もみられた。駅に

着くとそこはコミケ一色の様相を呈していた。壁には同人誌SHOPのポスターやTV放映が予定されているアニ

メの垂れ幕など、コミケがあると知らない人が来たならば驚くであろう風景であった。そして、駅から1歩出ると夏

の暑い太陽が照りつける、雲もまばらな青い空がひろがる典型的な夏日であった。吹く海風(ここは埋立地で海

が近い)も異様に暑い。途中のマクドナルドで、腹ごしらえを済まし(ここも混んでて、買うのに並びました)、いざ

ビックサイトへと向かった。

 今日は、12時を既に過ぎているということもあり入場するための列は解消されているようで、ビックサイトに向

かう人より、事を済ませて駅に向かう人のほうが多いように感じた。最近は、東ホールに直に入ることが多かっ

たが、今日は正面のエントランスホールからビックサイトに入場した。エントランスホールを抜け東ホールへの

ブリッジを渡り東1・2・3ホールと東4・5・6ホールを結ぶ回廊のガレリアに着いた。そこは平日だというのに相変

わらずの人の多さと熱気が漂っていた。空調は一応しているようであるがほとんど利いていない。壁際には、床

に座り込んで今日購入したであろう同人誌を読んでいる人の姿が多数見られた。まず、最初に向かったのは東

1・2・3ホールの平野監督&垣野内先生のサークル「平野屋本舗」の新刊が置いてある「しーな村」というサーク

ル名のところへ向かった。新刊は、今夏コミでは第1日目の「しーな村」と2日目の「平野屋本舗」で売られるとい

う変則的なものとなっている。「しーな村」へ着くと少しびっくりした。いつもはホールの壁際のスペースの2区画を

構えているのに、この「しーな村」はホールに何通りも並んでいる机の1区画にひっそりと構えている感じであった

からである。時間もすでに12時を過ぎているためか並んでいる人はおらず、最初からここにあると知らない人が

一目だけ見たくらいでは平野監督と垣野内先生のサークルであるというのは、並んでいる同人誌やグッズをまじ

まじと見ないとわからない感じであった。(売り子さんも2人だけでした)机の上には、「吸血姫美夕OVA絵コンテ

集@」、「紅-iczer2 story-」、新刊である「吸血姫美夕OVA絵コンテ集A」と「クリアファイル&美夕下敷き」が並

んでいた。いつもは、本がこの2倍のスペースにずらりと並んでいる記憶があるだけに少し寂しい気もするが、知

っている人だけにわかる穴場的なサークルの雰囲気が逆にいいかも。そのおかげか、今回は労せずに新刊を

購入することができた。

 次に、美夕の同人サークルのスペースに行くことにした。美夕サークルは「しーな村」と同じ東1・2・3ホールに

あり割と近い距離にあった。調べた限りでは、全部で8つの美夕サークルが夏コミに参加していて、その8つが

固まって机を並べていた。参加サークルもいつも見ている常連のサークルさんが多く見られた。また、売り子さ

んの中には、美夕のコスプレをしている方も見られた。最初に、いつもHP「あいむなむがーでん」(相互リンク

もして頂いてます)の掲示板でお世話になっている、橘さんが主宰されているサークル「あいむなむ」さんを訪れ

た。実際に顔を合わすのは3回目であったが、「こんにちわ!」と挨拶するとすぐにわかって頂けたようでうれし

かった。(今回は、妹さんも応援に来られてました)僅かな時間であったが、雑談(?)することもでき、こうして

同人作家さんと顔を合わせて話ができるのもコミケの醍醐味の1つである。楽しみにしていた、夏コミの新刊も

無事に残っていたのでこれを早速、購入した。(今回は発行部数が少ないので貴重かも?しかし、ペーパーは

既に無くなってしまったそうで非常に残念・・・。)続いて、サークル「cafe de 山の手ドレス」さんを訪れた。このサ

ークルさんも私が気に入っているサークルの1つで、HP「美夕の郷」と相互リンクもして頂いている。去年の冬コ

ミの時は、初めてサークルを主宰されている美紅さんとお話することができ、大変に嬉しかったのだが、今回は

育児のためこられないということで大変残念であった。しかし、新刊はしっかりと出されていたので、お子さんを

持っておられるのに凄いと関心してしまう。(もちろん購入しました)そして、いつものように順番に美夕サークル

をまわって立ち読みをし(^^;;)気に入った本を購入した。また、美夕のイラストがとても綺麗なので、新刊が出

れば毎回必ず購入しているサークル「美桜樹館」さんは、今回見つけることができなかったが、夏コミ新刊が他

の美夕サークルさんで委託本として売られていたので、すかさず購入した。(よかった!)

                                                            

2002年8月27日(火)[連載第2回]

 ここで、今回購入した同人誌の中から特に気に入ったものを紹介する。1冊目は、本家であるサークル「平野

屋本舗」の『吸血姫美夕OVA絵コンテA』である。去年の冬コミで@が出たが、その続きのOVA第3話と第4話

の絵コンテが収録されている。第3話は平野監督が、第4話は垣野内先生がそれぞれ描いている。OVAを見て

からこの絵コンテを見ると(OVAを見ながらでもいいかも)、なるほど絵コンテのカット&注釈文のとおりに話が

進んでいくので面白いと思う。2冊目は、サークル「あいむなむ」さんの『水の夢』である。このサークルさんの本

は、毎回オススメするのであるが、その理由の1つとして本編のページ数が多く、読み応えがあることが上げら

れる。ストーリーも美夕らしくシリアス物なので、原作が好きな方は読みやすいと思う。今回は題名どうり水に関

係したお話となっている。また、結末もいかにも美夕らしいといったものになっており「うーん」と頷いてしまった。

また、(恒例となっている)最初と最後のページは「おーぷにんぐ」「えんでぃんぐ」と題して作家さんと美夕とラヴ

ァが登場しての4コマ風漫画(?)が今回も面白かった。3冊目は、サークル「cafe de 山の手ドレス」さんの『不

思議の国の美夕』である。内容は、美夕のギャグ小説(?)となっており、レムレスを題材(おかず)にかなり面

白い内容になっている(爆)。それにしても、なぜ、レムレスはこうも弄くりたくなるキャラなのだろうか(笑)。4冊

目は、サークル「美桜樹館」さんの『Farewell』である。これは、本とCD-ROMのセットになっている。本の内容は、

以前の作品の再録となっているが、最初のページがカラーになっている。CD-ROMのほうは、今まで描いてきた

作品が多数入っていて思わずみとれてしまうほど綺麗な絵ばかりであった。壁紙にもできるようなサイズの絵も

ある。(現在の私のパソコンは、この中の1枚の壁紙を使用している。)そして、残念なことにサークル「美桜樹館

」さんは、今回をもって美夕の同人誌を発行するのは終了というであった。やめてほしくないというのが正直な気

持ちであるが、これからは創作中心の同人活動をされるということで是非とも頑張って頂きたい。5冊目は、サ

ークル「るーとくらげ」さんの『CaionV』である。VとなっていてTもUも発刊されているが、独立した内容になっ

ている。こちらは、長編の美夕漫画となっており読み応えは充分。ストーリーはシリアス(かなり暗い内容)であ

るがそこは美夕なので頷ける。最終ページは、3部作の最後ということで原作の最後をみているような終わり方

であった。

 時刻は13:30となり、東1・2・3ホール内をひとまわりしてみることにした。1日目の東ホールは少女漫画系の

サークルが多いためか、ホール内を歩く人は女性が多いように感じる。また、よく目にしたのは、ジャンプで連

載している、「テニスの王子様」(テニプリ)の青春学園テニス部のジャージやポロシャツ姿の女の子である。(

コスプレの域には達していないが・・・)どこかで、市販されているのだろうか?とにかくよく見かけた。(ジャージ

の人はさすがに暑そうでしたね)ホールの壁づたいに歩いているとトーンやペンといった漫画を描く時に使う画

材を売るお店があった。そこには、今まで見たこともないような模様やその他、様々な種類のトーンがあり、と

ても驚いた。ここには、イラストのポーズを決めるときに役立つモデル人形も売られており、前々から1体くらい

欲しいと思っていたので、小型なもの(それでも、たくさんの関節が動くようにできている)を購入した。次に、ガ

レリアを挟んで向かい側の東4・5・6も中を1周歩いてみようと足を踏み入れたが、風向きの関係からか空気流

れがほとんど無く蒸し風呂みたいな状態(先ほどまでいた東1・2・3ホールよりもはるかに暑い)であったため、

5分もしないうちに出てしまった。

 続いてコスプレ広場に行くことにした。コスプレ広場は西館の屋上展示場にあるのだが、そこに行くには一旦、

今日ビックサイトに最初に入る時に通ったエントランスホールを抜けて外に出て、野外階段を使って直に行く方

法しかない。しかし、エントランスから外に出ると、コスプレ広場に行く人の列がその野外階段に向けての長蛇

の列を成していた。「これは、かなり時間がかかるかな」と覚悟を決めていたが、思っているよりも列の進む速

度は速く、10分くらいでコスプレ広場に到着できた。コスプレ広場は、凄い人の数でごったがえしていた。去年

の冬コミの時と同じく、ここはコミケで一番混む場所ではないだろうか。(それは、会場があまり広くない上に、

たくさんの人が集まるためであるが)とにかく、1周してみることにした。ボーと歩いているとカメラマンとコスプレ

イヤーの間に入ってしまうこともあるので、細心の注意をはらって見てまわる。また、東ホールでもたくさんいた

が、ここでも「テニプリ」のコスプレがとにかく多い。今回は、幸運なことに美夕と夕維のコスプレを見ることがで

きた。どれもよく似合っていてかわいかった。今までコスプレ広場では、美夕のコスプレイヤーには殆ど会うこと

は無かったのだが、今回は特別に探したわけでもないのに会うことができてよかった。また、凄い人だかりがで

きている場所があったので見てみると「I’s(アイズ)」の伊織のコスプレイヤーが撮影攻めにあっていた。(なる

ほど、これだけの人が集まることはある程の、かなりカワイイ娘である)それにしても、コスプレイヤーは撮られ

るのが好きでないとやってられないと思う。(見ているとカメラマンが撮るたびに、ポーズをとっている)しかも、

今日はこの炎天下の中、本当に大変だなと思う。

 コスプレ広場の隣にある西館4Fの企業ブースに着いた時は14:30となっていた。企業ブースもコスプレ広場に

負けず劣らずの人の混み様である。以前にもセル画を買ったことのある、「アニメワールドスター」が今回もセル

画を多数、販売していたが、美夕のセル画は残念ながら見付けることはできなかった。(美夕のセル画は、もう

ヤフーオークションくらいでしかみられなくなりましたねえ)会場内には、パソコンのゲームメーカーが多数ブース

を構えているが、新作ゲームの体験版を配る時刻が近づくと長蛇の列ができていた。私も勢いに任せて(どうい

うゲームかも知らずに)並んで体験版をもらった。(しかも、2つのゲームメーカーのブースに並びました(汗))や

はり、タダという言葉には弱い(笑)。そして、未だに体験版CD-ROMは中身を見ていなかったりもする(爆)。企

業ブース全体の雰囲気としては、先ほどまでいた東ホールなどのサークルのスペースと違って、電気の使用が

許されており、また資金力もあるため、かなりブースの飾りつけは華やかなところが多い。声優さんなどをゲスト

に招いてサイン会やトークショーなどを開いているブースも見受けられた。また、前回まで同じホール内にあった

同人誌委託販売コーナーが隣の西3ホールに移動したため、企業ブース全体のスペースが広がった。

 16:00にコミケは終了時刻となるので帰宅ラッシュを避けるため、15:40頃に撤収することとした。以前、終了と

同時に撤収した時、りんかい線に乗るのに30分以上並んで待ったことがあるためである。そのかいがあってか、

国際展示場前駅は、電車待ちの列ができてはいたが、すぐに乗ることができた。今回も友人のテナー福助さん

宅に泊めてもらう予定であるが、金曜日の平日のため今行っても勤め先から帰っていないため、とりあえず秋

葉原で時間を潰すこととした。いつもは、京葉線→山手線と乗り継いで行くのであるが、今日は気分をかえて地

下鉄で行くこととした。新木場は、地下鉄有楽町線のターミナル駅であるので、それに乗ったが、らくらく座るこ

とができた。やはり、地下鉄はコミケに来る地方の人達にとっては盲点なのか、あまり使われないらしい。有楽

町駅で、日比谷線に乗り換えて秋葉原駅に向かった。日比谷線もたいした混雑はなく、今回のことで都内の移

動は地下鉄の方が空いていて、便利が良いと感じた。秋葉原に着くと、コミケで疲れた足を癒すため真っ先に

喫茶店に入った。そこで、今日購入した美夕の同人誌を読んでだりして1時間くらいを潰した後、パソコンショッ

プをいろいろ巡ることにした。コミケ終了後にこちらに来る人も多いのか、平日なのに秋葉原の電気街の人通

りは激しい。また、とある店で、現在私が持っているモバイルPCノートの純正DVDドライブが、静岡では買うこ

とができないような安い値段で売っていたので思わず購入してしまった。その後、夕食を済ますと時刻は20:00

となり、テナー福助さんから帰宅のTELが入ったため、浦安のテナーさん宅に向かった。山手線→京葉線と電

車を乗り継いだが、朝に八丁堀駅のロッカーに預けた荷物を途中拾って、浦安駅に到着した。そこからは、バ

スを使い(←ほとんど地元の人間みたいだ)難なくテナーさん宅に21:00頃たどり着くことができた。

 

2002年9月4日(水)[連載第3回]

 この日の夜は、収穫した美夕の同人誌を読んだり、テナーさんが通販で購入して、今日届いたばかりのテー

ブルトーク風のPCゲーム「風の探索者2」を眺めていたりしたが、1日中歩きづめで疲れていたのかすぐに眠気

が襲い、1:00ごろには寝てしまった。

第2日目(8月10日)

 昨日の疲れのためか、9:30までぐっすり眠ってしまった。コミケ第2日目の今日は、サークル「平野屋本舗」が

参加する日である。既に昨日、美夕の同人誌の新刊は購入してしまったので特に用事がないので、行くかどう

か迷った。しかし、平野屋本舗には毎回、垣野内先生がサークルスペースに顔を見せ、サイン会をすることも

あるので行ってみることにした。去年の冬コミは初めて生で先生を見ることができ、購入した同人誌にサインま

で頂いたので、もしかしたら昨日購入した新刊にサインをして頂けるかもしれないという期待があった。去年の

冬コミの経験からすると先生は14:00ぐらいにいた記憶があるので、テナーさん宅を13:00という随分と遅い時

間に出発した。テナーさんもコミケに誘ってみたのだが、「コミケは混むし、昨日のゲームをやりたい。」とのこ

とで、私1人で行くことにした。テナーさん宅がある新浦安駅から乗り換え駅の新木場駅まで行った。新木場駅

は既に13:00を過ぎていることもあり、それほど混んではいなかった。そして、りんかい線の国際展示場前駅

までの往復分のきっぷを購入しようとしたところ、改札の前でうちわを売っている駅員さんがいた。近づいてみ

てみると、このうちわがきっぷの代わりで電車に乗れるということ。おもしろい&暑くてちょうどうちわが欲しっ

たのでこのうちわ(値段も普通のきっぷといっしょです)を購入した。よく考えると今日は毎年コミケとぶつかる

「東京湾花火大会」の日ということで、このうちわを売っていたのだろう。(自動改札を通れないので実は不便

であった・・・。)国際展示場前駅には14:40に着いた。テナーさん宅からその間、僅か40分であった。(は、は

やい!ほんとに便利なところにテナーさんは住んでいるなあ)

 駅の改札を抜けて外に出ると、昨日と同じようにいかにも夏というような強い日差しが容赦なく照り付けてい

た。コミケの開始時間が10:00であるので、この時間になると圧倒的にコミケを終えて帰っていく人のほうが多

い。最初にサークル「平野屋本舗」がある東1・2・3ホールに入った。ホール内は、混んでいることは混んでいる

が、歩くのに人とぶつかるということはなく、スムーズに移動することができた。そして、ホールの中ほどの壁際

で平野屋本舗を見付けることができた。毎回2スペースを使い、大々的に同人誌やグッズを販売しているのだ

が、今回は1スペースだけで、時間的なこともあるのだろうが客もまばらであった。(昨日、既にサークル「しー

な村」で参加しているということも関係がある?)机に並んでいるものを見ると、昨日私も購入した、新刊の『吸

血姫美夕OVA絵コンテA』は既に売り切れており、残すは『クリアファイル&美夕下敷き』のみであった。(昨日

の内に購入しておいてよかったです)まだ、垣野内先生が現れる気配が無かったので、ホール内をまわって見

ることにした。

 ホール内を歩く人は、昨日と同じく女性のほうが多く感じられた。また、これも昨日と同じくテニプリのジャージ

やポロシャツ姿の女性が数多く見受けられた。また、同人誌ではなく、自作のフィギュア(フランス人形みたいな

感じ。売り子さんは圧倒的に女性が多かった。)を販売しているサークルがかなりの数で参加しており、ひとつ

の集団をつくっていた。コミケにも同人誌を販売するばかりではない、サークルが参加していることに驚いた。

14:40となり、そろそろ先生が来ているかもしれないと思い平野屋本舗に行ってみたが、そのような様子はまだ

無かった。その後、隣の東4・5・6ホールも見てまわり再び15:20に来てみたが、やはり来ていなかった。そこで、

今日はもう先生は来ないと判断し、終了時刻の16:00も近いので撤収することとした。

 この日も特に用は無いのだが、秋葉原に行き(^^;;)パソコンショップを見てまわり、テナーさん宅には18:30

に到着した。夜、昨日秋葉原で購入した、モバイルPCノートのDVD-ROMドライブを取り付けてうまく動くかどう

か試してみた。テナーさんが持っていた「NOIR(ノワール)」のDVDソフトを再生してみたが、ドライブに直接AC

アダプターで電源を供給すればコマ落ちもなく快適に見ることができた。(USBからの電源供給のみの場合は

コマ落ちが激しかった)このあと、喜んでテナーさん宅にあるいろいろなDVDソフトをみたり、テナーさんと話を

していたりしているうちに、結局寝たのは3:00であった。

 

2002年9月20日(金)[連載第4回]

第3日目(8月11日)

 昨日寝たのが遅かったせいもあって、この日起きたのは10:00であった。コミケ第3日目の今日は、「美夕」と

並んで好きな作品である「星界の紋章」関係のサークルが参加する日である。正直、昨日までの2日連続のコミ

ケ通いで多少疲れが溜まっていたが、今回のように3日連続コミケに行けるチャンスはそうそう無いので、おもい

きって行くことにした。

 特に、午前中のうちに売り切れてしまうような同人誌を買う予定もないので、昨日と同じく13:00というかなり遅

い時間にテナーさん宅を出発した。(テナーさん、3日間にわたりありがとう!また、お願いします。)今日は、その

まま帰る予定なので、着替えなどの重たい荷物をロッカーに預けたいが、新木場駅はまず預けることはできない。

そこで、また戻ってくることになるが、新浦安駅のロッカーが空いていたのでそこに荷物を預け、身軽な体で会場

に向かった。

 14:00には、東京ビックサイトに着くことができた。3日目は、成人向けの同人誌サークルが参加する日というこ

ともあり、東ホールは3日間の中で一番の混雑であった。(しかも、参加者のほとんどが男性ばかりで汗臭かった

りもるする(^^;;))しかし、時間もすでにコミケ後半の時間帯ということもあり、昔のようなコミケ3日目の午前中の

ように人の波に飲まれて行きたい方向に行けないというようなことはなかった。しばらく、歩くと「星界の紋章」サー

クルが集まるスペースにたどりつくことができた。驚いたことに美夕サークルよりもサークルの数は12個と多く、前

回の冬コミよりも増えているような気がする。(さすがに現在、小説が続いているだけのことはありますねえ)「星界

の紋章」は原作の小説に始まり、漫画、アニメとマルチメディアな展開をしている作品である。メディアが変わると

物語のストーリーが変わってしまうことが多々あるのだが、この作品に関しては漫画、アニメ供に概ね原作小説の

ストーリーどうりとなっている。(原作小説からのファンである私としては非常にうれしい)同人誌の作品ジャンルを

みると漫画・アニメのパロディものが半数を占めるが、SF作品ということもあり解説本的な同人誌も非常に多かっ

た。マルチメディア展開している作品ではあるが、その設定及び物語の背景は、非常に難解でありこのような解説

本がたくさんでることも頷けるし、深く「星界の紋章」を読もうというファンにはありがたいことである。また、販売して

いた同人誌で驚いたことは、「星界の紋章」で使われている言語(アーヴ語という)の練習帖があったことである。

アーヴ語は作った原作者本人しかわからないだろうという難しい言語であるが、容易に理解できるようなドリル形

式になっていた。しかも装丁は、中学校の時に使っていた英語の教科書そっくりであった(笑)。結局、このスペー

スでは、『星界軍事研究』(←渋いタイトルですね)という解説本を1冊購入した。

 その後、東ホール内を見てまわっているうちに15:40となったので、16:00のコミケ終了後の帰宅ラッシュを避け

るため、早めに撤収することとした。荷物を新浦安駅まで取りに戻り、東京で寄り道をして帰宅の途についた。家

に到着したのは21:00ごろであった。

 

終わりに

 2002年の夏コミは久々の3日間フル参加でコミケを思う存分に満喫できたように思います。また、参加したいず

れの日も午後からということもあって一切並ばずにコミケ会場に入場できたことは、よかったと思います。そのた

め、疲れも思っていたほどではありませんでした。特に、すぐに売り切れてしまうような限定本を買うというようなこ

とがなければ、有効な手段だと思います。また、人が多くてイヤという方やコミケ初参加という方は、午後からの参

加を是非オススメします。

 美夕サークルに関しては、サークル数が8つと前回の6つから少し増えていたことがよかったと思います。しかし、

私が好きなサークル「美桜樹館」さんが夏コミをもって、サークル「cafe de 山の手ドレス」さんは年内をもって(次

回、冬コミでしょうか?)、美夕ジャンルからの撤退を表明されたことは非常に残念でした。(同人活動から撤退す

るわけではないので引き続き応援していきたいです)美夕のコミックの連載が終了して久しいですが、残ったサー

クルさんには、頑張って頂きたいなと思います。

 今回、第2日目に垣野内先生を見ようと粘ってみましたが残念ながら見ることはできませんでした。家に帰って平

野屋本舗のペーパー(第1日目でOVA絵コンテ集を購入した時に配られた)を見て気づいたのですが、そこに今回

の夏コミは忙しくて行けない旨が書いてありました(笑)ペーパーはよく読みましょう(爆)。また、LIN3や夕維のアニ

メ化の話はあまり進んでいないような気がしますが、期待を大きく持って気長に待ちたいと思います。

 次回の冬コミは、12月28・29・30日と3日間開催されるということなので、この日を楽しみに待ちたいと思います。

最後まで、この読みにくい文章を読んで頂きまして、ありがとうございます。

                                                               (おわり)                                                           


2002年7月13日(土)

「夕維の想い」

 

 8月号のサスペリアを読んでの感想をひとこと。

 7月号では、夕維を尾行していた私立探偵の明神は、藤原と宮園ゆいの大学での友人ということがわかり

ました。8月号での冒頭及び中盤では、明神の(藤原と宮園ゆいとの)思い出が回想されます。3人で宮園ゆ

いの邸宅内の桜の下で花見をしているというものですが、宮園ゆいは桜の気持ちがわかるというか、桜に対

して特別な何かを持っているのだと感じさせることを喋っています。この辺は、桜という面では夕維との共通

点があるのだなと感じさせます。

 夕維は、学校のテストをサボって(何回も同じテストを受けるのに飽きたんでしょう(笑))、明神の事務所に

行きます。目的は、藤原とゆいのことを明神から聞きたかったのだと思いますが、部下が途中で入ってきたり

と結局、世間話で終わってしまいます。(部下が、夕維を事務所に連れ込んでいる明神をみて「ボス、ロリコン

だったスか・・・」というシーンは笑えました。)

 夕維が家に帰ると藤原が倒れていて即、入院してしまいます。看護婦はもともと貧血気味のためと言ってい

ましたが、夕維には根本の原因は、失踪したまま帰ってこない宮園ゆいへの想いのため精神的に参ってしま

ったためだとわかっていたと思います。このことにショックをうけた夕維は、藤原の心を楽にしてあげたいとい

う想いで衝動的に吸血をしようと試みますが、看護婦に見つかってしまい失敗してしまいます。夕維は、ただ

藤原を助けてあげたかっただけなのに、人間ではない自分には吸血しかできないと自分を責めてしまいます。

(このシーンは、夕維のやさしさというのが伝わってきてジーンときますね。)那嵬は「なぜそこまで人間に同情

して苦しむんだ」と夕維の行動に疑問を感じますが、これは単に人間の血が混ざっているからというだけの理

由ではなく、夕維の本来持っているやさしい性格のためなんだと思います。

 夕維が藤原を吸血しようとした同じ夜、同じ病院でまたミイラ死体が発見されます。夕維の行く先々でミイラ

死体が発見されており、これは何か関係があるのでしょうか。鬼(シ)の仕業にしても、いままでその影さえみ

せておらず不気味です。夕維の命を狙っているふうでもありませんし、その目的がわかりません。また、宮園

邸があった場所の土地を不動産屋が買い上げようと(何かマンションなどを建てる?)しており、これにより事

態が変化していきそうです。明神の口からは、宮園ゆいの失踪時の状況などもまだ何も語られてはおりませ

んので、次号は話が急展開しそうな予感です。


2002年6月15日(土)

「夕維にもなんと死無が登場!」

 

 7月号のサスぺリアを読んでの感想をひとこと。

 6月号のサスペリアの最終ページから出てきた宮園ゆいは、何かを喋っているようですが夕維たちには何も

聞こえませんでした。那嵬いはく「彼女はこの次元にはいない」そうで幽霊みたいな存在のようです。ということ

は宮園ゆいは、既に死んでしまったのでしょうか?

 また、6月号で夕維が市立図書館であった謎の金髪男の正体もだんだんとわかってきました。彼の名は「明

神幸平」で藤原とは大学での友人、そして宮園ゆいとも友人(?)であったということがわかりました。どうりで、

藤原の小説の処女作や宮園ゆいの失踪事件を知っているはずです。もしかしたら、鬼(シ)かもしれないと思っ

ていましたが、正真正銘の人間のようです。(それにしても、藤原の同期生にしては随分と若づくりにみえます

ねえ。)明神は探偵事務所を営んでおり、どうやら15年前の失踪事件の捜査をライフワークとしてるようです。

そのために、最近藤原の周りに突然現れた夕維を怪しいと思い尾行していたということです。まあ、尾行して

いるのを夕維にあっさりばれてしまうあたりは、探偵としての腕はあまりよくないかも(笑)。話のなかで明神の

回想シーンがありますが、その感じからはどうやら明神も宮園ゆいのことが好きだったようです。しかし、宮園

ゆいは藤原のことが好きだったので、明神は身を引いたということでしょうか?案外、失踪事件がおきて、宮

園ゆいの捜索が目的で探偵事務所を開いたのかもしれません。それほど、明神にとって宮園ゆいは大切な

人だったのかもしれません。(その想いは、藤原と同等かそれ以上かも?なんと15年も探しているんですから)

 そして、7月号にはなんとあの死無が登場しました。(意外なことに夕維と死無は初対面なんですねえ)登場

の仕方は鏡を夕維がのぞいていたところを死無がひょっこりという具合です。これで、死無は「美夕」と「夕維」

の2作品にまたがって登場という快挙を成し遂げました(パチパチ)。また、夕維と喜綺の性格が似ている(天

然ボケ名なところとか(笑))ことから、死無と夕維は、かなり気が合うコンビになりそうです。夕維がピンチの時

の強力な助っ人として期待したいですね。

 毎回のように出てくる塀とインターホンだけの家ですが、明神の話から昔、宮園ゆいの家があった場所であ

るということがわかりました。しかし、ゆいの家族まで失踪してしまったのでしょうか?それとも、失踪後に家族

が引越したのでしょうか?明神からはまだまだいろいろな話が聞けそうです。次回で「扉のむこう」は第4回と

いうことでいよいよ物語も佳境に入ってくることでしょう。楽しみに待ちたいと思います。


つぶやきRoom Page1へ つぶやきRoom Page2へ  つぶやきRoom Page3へ つぶやきRoom Page4へ つぶやきRoom Page5へ

つぶやきRoom Page6へ つぶやきRoom Page7へ  つぶやきRoom Page8へ つぶやきRoom Page9へ つぶやきRoom Page10へ

つぶやきRoom Page11へ つぶやきRoom Page13へ

このページに関するご意見、ご感想をお気軽にお送り下さい。