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7  危機管理マニュアル

危機管理マニュアルの作成と整備−−リスクへの対応

大震災で平時からの備えの重要性と必要性を再認識

 3.11東日本大震災は,有事の発生に際しその直後からどのように対応してゆくか,平時からの備えの重要性と必要性を改めて認識させるものでした。
 そして原発事故とその後に続く汚染牛肉騒動,環境汚染問題など一連の出来事は,企業や公的組織が重大な危機を見過ごしたり,危機への対応を不十分であった場合,そのダメージは企業や公的組織はもとより,顧客,取引先,投資家,従業員とその家族,さらには地域社会に及ぼす負の影響は計り知れない計り知れないものがある事を,立証するものでもありました。そこで,現場任せの“危機対応”ではなく,全社的な危機管理への取り組みが求められます。


 こうした現実を踏まえて,危機管理,非常時の緊急対応に関する,危機管理(リスクマネジメント)と,それに基づく「危機管理マニュアル」の作成と整備を考察します。

  


危機管理マニュアル−−

◆危機の特定〜状況の把握〜理解〜対応と情報管理

 危機管理(リスクマネジメント)は,テロ,事件,事故や災害などの危機的事態に対しての管理手法です。危機マニュアルは,企業や組織の経営理念や経営方針に基づく,危機的事態への対応の具体的な基準,行動指針です。その達成基準(where)は,「努力目標」や「あるべき姿」ではなく「責任限界」とするのが現実的です。 
 危機管理の,初期段階にやるべきことは,「危機の特定〜状況の把握〜理解〜対応と情報管理」です。まず,危機の規模を正確に特定・評価にあります。危機の状況を把握できれば,後は最悪の事態を想定し,損害を最小限に食い止めるため必要な資源を準備し,処理に当たります。

http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20110921/284804/?ST=rebuild


生死を分ける第一のステップは,とにかく冷静に行動できるかどうかだ。冷静さを保ち,現在地を動かない。衣服をチェックし,適正な体温を保つことが肝心だ。

 少々大げさだが,恐怖は人を殺してしまう。パニックは人によってさまざまな形態を取る。たとえば,日頃都市部で暮らしている人が自然の中で遭難したとき,方向感覚を失い,普段理性的な人も不合理な行動を取る錯乱状態を「ウッズショック」と呼ぶ。こうした状態を含めて,多くの場合,本人がパニック状態を自覚することはない。そこで手遅れになる前に,自分をコントロールすることが必要だ。

 そのためには,「STOP」という言葉を覚えておくといい。これは,Stop(やめる),Think(考える),Observe(観察する),Plan(計画する)を表している(表)。


優先順位をつける

 サバイバルの時には何をすべきか,完璧に順序立てられたチェックリストなどは存在しない。なぜなら,その時の周囲の状況や直面している健康状態によって変化するからだ。しかし,最初に行う手順は「STOP」だ(ただし,ケガの状態によっては,応急手当てが「STOP」よりも優先されることがある)。



◆最悪の事態を想定

 最悪の事態を想定した対応策を考え,それの具体的実行手段を,明文化しい「危機管理マニュアル」とする。 
  

想定外を想定−ダイヤモンド5/14

状況ごとにベストを尽くす


◎新型インフルエンザ(パンデミック・フル)の世界的大流行への対策     

 「デイリー・メール」紙によると,英国では2011年冬,新型インフルが原因で535人が死亡しました。この数字は,同インフルが世界的に猛威をふるった2009年度の冬の犠牲者数474人を上回りました。
 発生が懸念される新型インフルエンザのパンデミック・フル(世界的大流行)。先進諸国に比べ,日本では対策が遅れているなか,国や経済界では予防措置強化が喫緊の課題となっています。「備えあれば憂いなし」です。  厚生労働省は“リスクマネジメント・スタンダードマニュアル作成委員会”が,「リスクマネジメントマニュアル作成指針」をとりまとめ,国立病院、国立療養所及び国立高度専門医療センターなど医療機関における医療事故防止体制の確立,適切かつ安全な医療の提供衣を目的として,マニュアル作成を促しています。     







 
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  ・マニュアルは自前主義のすすめ−「外注は極力避ける」
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略歴−小林 隆一

 1943年生まれ。産業能率大学講師,鹿児島国際大学教授を経て,現在経営コンサルタント。『マニュアル作成の実務』評言社刊,『マニュアルのつくり方・生かし方』PHP研究所,『「身の丈」を強みとする経営』日本経済新聞出版社刊,他著作多数。

 日経文庫ビジュアルシリーズ− 『流通の基本』(日本経済新聞出版社刊)が4版が3刷となりました。 第1版を1994年7月に刊行し,世紀をまたぎ,今年で17年目のロングセラーとなりました。延べ発行部数も十数万部と,多くの方々にお読みいただき,感謝の気持ちで一杯です。特に大学で「流通」あるいは「マーケティング」のテキストとして採用されている事,著者としては望外の喜びです。






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