3月の花日記 |
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モクレンにはたくさんの種類がありますが、一般にモクレンと 呼ばれているのは、中国原産のシモクレンです。 花弁の内と外側の紅紫色の濃淡が、この花の魅力です。 さて、昨年4月からスタートした「花日記」は、この絵をもっておしまいです。 このシリーズに展示した花の絵は、101枚となりました。 年間目標の100枚が達成出来たのは、皆さんの応援のおかげです。 来月の4月からは、新しいシリーズで季節の花の絵を描いていく予定です。 「花の絵はがき」 「花日記」・・・と続いて、また次も「花○○」ですが、 この○○は、まだ決まっておりません。 新シリーズのUPには、しばらく時間がかかるかもしれませんが、 引き続いて、これからもご愛顧賜りますように、お願い致します。 2002.3.31 |
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香りのよいカリンの実は、果実酒や、芳香剤がわりにも使われます。 また、風邪などひいて喉が痛い時には、鎮静効果もあるようです。 ピンク色の花は、開いた時よりも蕾の方が、より可憐な気がします。 この花は、教室にお越しいただいた方が、お庭に咲いていたから・・・と わざわざ枝を切って持って来てくださいました。 その時は、蕾ばかりで、とても可愛かったのですが、 暖かい部屋の中では、2〜3日で、ほとんどが開いてしまいました。 花絵教室を始めて、私が用意した花だけでなく、皆さんがいろんな花を 持って来てくださるのも、また 楽しみのひとつです。 また先日は、実に美味い鰻弁当を作って持って来て下さった方もあって、 「花より鰻だねぇ〜」なんて、いつも以上に 教室が和みました。 「このうなぎは?」とお聞きしましたら、その方、鰻屋さんだって・・・(ビックリ) 教室に、コーヒーメーカーも用意しましたので、絵を描きながらのひとときに ちょっとティータイムブレイク。クッキーやお菓子の差し入れもあって、 いつも皆さんのご協力で、楽しい教室作りをして頂いております。(感謝) |
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ポピーといえば、「車にポピー♪〜〜」というCMを思い出します。 吉本新喜劇の方が、その芳香剤のCMに出ておりましたから、 なんとなく、ふざけた? そして愉快なイメージもあります。 TVの影響力は、それほど大きいのであります。 ポピーの別名は、ヒナゲシ。 こう書きますと、「丘の上ひなげしの花でぇ〜♪」という歌も出て来ますが、 いずれにしても、古い歌でした。(若い人は知らないでしょうね) また、中国の楚王項羽の寵姫「虞美人」の墓の上に咲いたことから グビジンソウ(虞美人草)という名もつけられています。 決して 不美人草と言い間違えないように・・・ ギリシャ神話では、眠りの神「ソムアヌ」が、実りの女神「セレス」の疲れを 取り除いて、眠らせてあげようとして作られた花だと言われています。 この絵は、アイスランドポピーで、原産のヨーロッパでは小麦畑の雑草。 花期が少し遅いカリフォルニアポピーというのもあります。 花言葉は、「やすらぎ」「慰め」「やさしさ」など。 |
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くるりと巻き込んだ真っ白な大きい花びらは、とてもモダンな印象で、 純白の清楚な花は、花嫁さんのブーケにも使われます。 和名は、「オランダカイウ」で、このカイウは「海芋」という漢字ですが、 サトイモ科で、肥大した地下茎をもつ球根植物には、ピッタリかも・・・ 花言葉は、「夢のような恋」 「清浄」 「歓喜」など。 このところ、急ピッチで 絵の更新を続けております。 昨年の4月から始めた「花日記」は、今月でおしまいになります。 年間目標の100枚まで アト2枚となりました。 なんとか達成できそうなところまで来ました。 引き続いて 頑張りますので、応援して下さいね。 |
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ハナカンザシは、初春から白色の可愛らしい花を次々と咲かせる キク科の宿根草で、原産はオーストラリア。別名はアクロクリニューム。 草丈は10〜15cm位で、茎の先にひとつだけ花をつけます。 花びらに触ってみると、カサカサと乾いた音がします。 こういう花は、ドライフラワーにして楽しむことが出来ます。 |
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「世の中に絶えて桜のなかりせば、春の心はのどけからまし」(在原業平) 今は ソメイヨシノがお花見の代表となる花ですが、昔は山桜でしたから、 この在原業平の歌は、山桜を詠んだのかもしれません。 花の命は短くて・・・といわれるように、一夜の雨、一陣の風に散る桜。 パッと咲いて パッと散る様は、「いさぎよく終わる事のたとえ」にも使われます。 ♪ 貴様と俺とは同期の桜 〜 ♪ という軍歌もありましたよね。 「この桜吹雪に見覚えはないか・・・」と片肌を脱いで見せる刺青は、 TV遠山の金さんですが、その刺青は何桜なんでしょ・・・? 今度TVで見たときは、良く観察しなくっちゃね (^O^) 「花よりだんご」という人もあって、♪今日は花見で酒が飲めるぞ〜♪ いずれにしても、桜が咲かないと、春はやって来ませんが、 今年は例年より、桜前線の北上が早いようです。 |
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夜明けとともに開く花として、太陽の眼(day's eye)をもじってデイジー。 また スコットランドでは、「幼児の贈り物」といも言われ、 天国に行った子供たちが地上に落とした花だという伝説もあります。 和名は「ひなぎく」。 花言葉は「無邪気」「無垢」「あなたと同じ気持ち」など 春の野に咲くデイジーは、まるで空に散りばめた星のよう 遠い天国に住む子供たちの大好きな花 ひとつ摘んで髪飾り、ふたつ摘んでイヤリング、 たくさん摘んでネックレス、遠いあなたに届けたい・・・ |
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今日は「花絵教室」の日でした。 用意した切り花は、10点、鉢植えが6点、色とりどりの春の花です。 描きたいと思う花を 自由に選んで頂いて、練習をしてもらっております。 ところが、花びらの多い花は、「難しい〜」と いつも敬遠されがち・・・ このガーベラ(スパイダー咲き)も、とても可愛いのに、 誰からもご指名がなく、花瓶に入ったまま・・・ (^_^;) かわいそうになって、ミニ色紙に 下線なしで さっと描いてみました。 皆さんが熱心に練習している間に、10分程で仕上げた作品ですが、 それなりに 可愛いでしょ・・・ (^O^) |
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食べるとやや苦味のあるフキノトウは、早春の味ですよね。 地中から花茎だけが伸び出し、先端に頭花をつけます。 腎円形の根生葉は、花後上がってきます。 葉で汚れをふいたことから、フクが転じてフキになったとか・・・ |
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早春の水辺などで、キラキラ輝くような銀白色のネコヤナギに出会うと、 もうすぐ春だなぁ〜 って、心もほころんで来る気がします。 葉の出る前に、子猫のようなやわらかい絹毛をつけるので「猫柳」。 この絵は赤芽柳ですが、行李柳、黒柳などもあります。 黒柳といっても、てつこさんではありません ??? (^O^) 花言葉は 「自由」 「素直」など 3月になりましたね。待ち焦がれた春ですが、まだ幼い春。 ポカポカと気持ちのいい日と、ハッとするような寒さの戻る日が行ったり来たり。 雨の多いのもこの月の特徴で、春の長雨を「菜種梅雨」と呼ばれます。 「春の水 すみれつばなを ぬらしゆく」 藤村 |
2000年4月〜2001年3月の作品は、「花の絵はがき」に110点、 2001年4月〜2002年3月の作品は、「花日記」に101点 2002年4月〜2003年3月の作品は、「花めぐり愛」に56点、 2003年4月〜2004年3月の作品は、「花語らひ」に25点、 2004年4月〜2005年3月の作品は、「花ときめき」に17点を 2005年4月〜2006年3月の作品は、「花彩絵」に17点を 掲載しております。 |
【 参考図書 】 西東社 「四季別 花屋さんの花カラー図鑑」 西東社 「山野草」 成美堂出版 「ポケット図鑑 四季の花」 主婦と生活社 「花の園芸大百科」 主婦の友社 「失敗しない鉢花の育て方100」 千趣会 「花屋さんからのメッセージ」 平凡社 「ばら花譜」 |
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