4月の花日記

最終更新 2001.4.30


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4月30日




ラッパ状の花が可愛くて、鉢植えを買いました。
大輪岩桐草と言って、中国産の花です。
暑さ、寒さに強く、栽培が容易で、
春に花径5センチ程の花を、次々と咲かせてくれる・・・
とも書いてありましたが、2つしか咲きませんでした。



4月22日




昔 製材所があった広い空地は、雑草がはえて荒地になっています。
周囲には柵があって、誰も入れないようにしてあるのですが、
その柵の下の方から、白い可愛い花が顔を覗かせていました。
この花は、毎年 この時期になると咲くようです。
今年こそは絵にしたい・・・と思って、ひと枝取ろうとしたら、
「イタッ!」 手に痛みが走りました。
よく見たら たくさんのトゲがあるのです。
バラの種類のようですが 本で調べても 名前が分りません。
花びらは 一晩で落ちてしまいました。



4月18日




春になると、あちらこちらに咲くタンポポは、元気いっぱい!
黄色という花色が、春の陽射しのように暖かく感じられるからでしょうか・・・
だけど、確かに タンポポは強い花です。
踏まれても 踏まれても また立ち上がって咲きますものね・・・

先日、そんな話をしていましたら、白いタンポポを見かけたと言うのです。
近くだったら、すぐにでも 飛んで行きたかったのですが、
旅行先のどこかで見かけた・・・なんて言うのですよ。
それで、山野草の本で調べてみましたら、確かに「シロバナタンポポ」って
いうのがあったのです。一度でいいから見たいなぁ〜 (^。^)

それからしばらくして、花屋さんに行きましたら、ピンクのマーガレットに似た
桃色タンポポ」という花がありました。
時期的に少し遅いようで、元気がなくって、一鉢240円だったのが特売で180円。
でも まだ蕾がいっぱい付いていましたから、少し期待して手入れをしましたら、
次々と 桃色の花を咲かせてくれました。今もたくさん咲いてますよ。 (^。^)



4月16日




1909年に日米親善の為にワシントンに桜が寄贈されましたが、
その返礼として送られて来たのが、この花です。
それ以降、人気が高まって、あちらこちらの庭に植えられているのを見かけます。
白もありますが、このピンクの花色は なんとも美しい色です。
樹皮を煮出した液が犬の皮膚病に効くために、「ドッグウッド」という別名もあります。

ハナミズキ(花水木)の花言葉は、「私の想いを受け止めて下さい」です。
こんな美しい花を、花言葉と一緒に頂いたら、どうしましょ・・・?
私は やっぱり 絵を描いて、それをお返しするしか出来ません・・・
でも、美しすぎて君が恐い? 花がこわい?
自然に咲く花の色は なかなかうまく描けません (*_*)



4月15日




フジの花は、私の好きな花のひとつです。
この色合いは、なんという 美しさなんでしょう・・・
でも、悲しいかな・・・その美しさを絵にするには、技術が足りません。

それでも、どうしても フジの花が描きたくて、
お友達にお願いしたら、2枝も切り取って持って来てくれました。
お庭には、立派なフジ棚があるそうです。
咲いている状態を再現してスケッチする為に、上に吊るして描きました。
首が痛くなりました・・・ (^_^;)



4月13日



花屋さんに寄りましたら、お店に入った途端に、花の香りがいっぱい・・・
何の香りなんだろう・・・?と思ったら、クチナシの花でした。
我家の庭のクチナシは かなり青々として来たものの、開花までは
まだまだ 時間がかかりそうなのに、花屋さんはずい分気が早いようです。
そう言えば 先日、別の花屋さんでは アジサイも見かけました。
ひと足早い季節感もいいのですが、こんなに早いと、ちょっとねぇ〜〜 (^_^;)

気の早い花屋さんでは、もう 春の花が終わって、ひと段落・・・って感じ。
だって、プリムラやパンジー、デージー、チューリップなんかは元気もなくて、
みんな特売コーナーに お引越しになっていましたものね・・・
そんな中、君子蘭、ボタン、シャクヤク、藤の花は 元気いっぱい。
「誰か私を連れ去ってぇ〜」 そんな花たちの声が聞こえたような気がしました。
でも、買いませんでした (^。^)  だって、高いのですよ。

で、買ったのは 特売になっていたハナカイドウ(花海棠)
染井吉野や山桜よりは、少し遅れて咲きますから、特売でも まだまだ元気。
半八重の花色は、縁が紅色で花柄が長く、垂れ下がって咲くのが特徴。
花海棠に対して、実海棠というのがあるようですが、見たことはありません。
しかし、花粉症などで、鼻かいぞう(かゆい)ではありません。 (^。^)



4月10日



黄色の花は彩色が難しくて、描きたくても 避けてしまうことが多いのです。
だって、黄色って他の色が混じれば混じる程、濁って汚い色になってしまうのです。
これは、黄色が全ての色の中で最も明るく、他のどの色よりも大きく見える膨張色で、
明るく快活で人目を引く色であるからかもしれません。
 黄色は 照りつける真夏の太陽にような強さがあって、幸運を呼ぶ色であるとか、
ゴールドに近い色である為か、商売繁盛にも良い色だとか 聞いたこともあります。

花屋さんに寄りましたら、この花に出会いました。
花の名前を見たら、「月光花」って書いてありました。
夏に咲く月見草の花色にも似ていて、名前が気に入って買ってしまいましたが、
この花は蕾が開いたと思えば、すぐに ポロッって落ちてしまうのです。
せっかく買って来たのに、開花していた花は すぐに散ってしまいました。
「なぁ〜んだ・・・」と 残念に思っていたら、2週間後に新しい花が咲いたのです。
嬉しくなって急いで描き始めたのですが、描いている途中に右から2つ目の花が、
また ポロッっと落ちてしまいました。 (^_^;)



4月8日



春の暖かい日差しに誘われて、ちょっと近くの公園までお散歩。
そしたら、公園の片隅に 1m位の木に咲くピンク色の花を見つけました。
近寄ってみたら、「アセビ」でした。
チューリップやポピーやラナンキュラスなどは、一輪だけでも美しいのですが、
アセビのように たくさんの花たちが寄り添って、美しさを表現しているなんて、
なんとなく うれしくなってしまいました。
 少し肌寒い風が、アセビの小枝を揺らしながら通り過ぎて行きました。
ゆうらゆらと、みんな一緒に揺れていました。


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「花日記」について・・・

今日から 「花日記」をスタートしました。
4月1日から始める予定でしたのに、ずい分と遅くなってしまいました。
ご覧頂いたように、「花日記」は、以前の「花の絵はがき」と大きく変わっていませんが、
「花の絵はがき」のように 単に花の説明文を付け加えるのではなくて、
その花を見て感じたこと、絵を描きながら思ったことなどを、日記形式にして書き加え
楽しいページにしたいと思っております。
まだ スタートしたばかりで、やや緊張気味?の文章になりましたが、
引き続いてご愛読下さる様に お願い致します。
2001.4.08



2000年4月〜2001年3月の作品は、「花の絵はがき」に110点、
2001年4月〜2002年3月の作品は、「花日記」に101点
2002年4月〜2003年3月の作品は、「花めぐり愛」に56点、
2003年4月〜2004年3月の作品は、「花語らひ」に25点、
2004年4月〜2005年3月の作品は、「花ときめき」に17点を
2005年4月〜2006年3月の作品は、「花彩絵」に17点を
掲載しております。
  【 参考図書 】
西東社 「四季別 花屋さんの花カラー図鑑」
西東社 「山野草」
成美堂出版 「ポケット図鑑 四季の花」
主婦と生活社 「花の園芸大百科」
主婦の友社 「失敗しない鉢花の育て方100」
千趣会 「花屋さんからのメッセージ」
平凡社 「ばら花譜」


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