4月の花 |
最終更新 2002.4.24
四季折々に咲く花との「めぐり逢い」を、水彩画で描いてみました
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花は、紅紫色から白いピンクまで色々で、花頭は2〜2.5センチ。 北米原産で、大正時代に園芸植物として持ち込まれ、雑草化した花です。 これに似た花に、ヒメジョオン(姫女苑)という花がありますが、花期は6月以降で、 ハルジオンより花が小さく、花色は白で、蕾は下を向きません。 また、ハルジオンを折りますと茎が中空ですが、ヒメジョオンは違います。 都市の空き地や山地まで、いたる所で出会える花です。 買い物途中、出勤途中、ちょっとだけ気をつけて歩いてみて下さい。 春の陽ざしの中で、蕾たちがおじぎをして、出迎えてくれるはずです・・・ |
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モッコウバラを漢字で書くと「木香薔薇」、「木香茨」ですが、 この「木香」とは、干した根を健胃剤・芳香剤にするキク科の植物のことです。 つる性常緑低木で、中国原産、直径2〜3センチの八重咲きの黄色い花は、 遠くから見ると、ヤマブキに間違えそうです。 この花は、母のお友達が持って来てくれました。 しかし、頂いたその日に、すぐ絵が描けるわけでもありません。 数日後、描こうかなぁ〜 と思ったら、花はヨレヨレ、蕾もタレタレ・・・ (^_^;) 「ごめんね。モッコウバラ、絵を描く前に枯れてしまったわ・・・」 母に謝った次の日、またモッコウバラが届けられたのです。 「また、お友達が持って来てくれたから・・・」 あら・・・やっぱり描かないといけないのか・・・ (+_+) 早速ラフスケッチをして、その次の日、いっきに仕上げればよかったのですが、 睡魔に襲われて、ひと筆も進みませんでした。 やはり、花は、私の都合には合わせてくれません。 また、ヨレヨレでタレタレになった花を眺めて、ため息・・・ 「お母さん、また 枯らしてしまったよ・・・」と、謝った1時間後、 私の机の上には、元気いっぱいのモッコウバラ・・・?? 「お友達に電話して、また 持って来てもらったよ・・・」だって。 三度目にして描き終えたモッコウバラは、母とお友達の迅速な連携プレー?によって、 無事、この「花めぐり愛」に登場することが出来ました。 お疲れ様でございました・・・ (^O^) |
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山間の高速道路を走っておりましたら、山のあちらこちらに赤い部分が見られました。 桜色よりも、もっと鮮やかなピンクは、このミツバツツジでした。 一枝もらって帰って、絵を描きたいなぁ〜 と思いつつ、高速道路を出ましたら その辺りには 全然咲いていません。(大抵そういうものですが・・・) やはり、山に登らないと ダメなのかなぁ〜 と、今走ってきた山々を思い出しながら お得意様の会社に着きましたら、なんと・・・その辺り一面が ピンクピンク。 わぁ〜〜 嬉しい〜〜 (^o^) (^。^) という訳で、「頂きま〜す」と断って、数本 垂れ下がっている枝を持ち帰りました。 で、絵を描いておりましたら、糸を垂れて蜘蛛が ス〜と出現 (@_@) しばらくして、1センチもない子供の尺取虫が、シャクシャクと出現。 だから、野山の花は イヤなんだよなぁ〜 たくさんの花を描きたかったので、F8サイズにしましたら、 A3のスキャナでも 読み込めませんでした。 上下左右の余白の部分が切れて、やや圧迫感のある絵になっていますが、 それなりに? ご覧下さい。 4/20 画像に余白を入れて修正しました。 |
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カタクリは、球根から片栗粉を採ったので、その名がついています。 もっとも、今の片栗粉はジャガイモのデンプンに替わっています。 種子から開花まで7年もかかるというのですから、大切にしたいものです。 私が初めてカタクリに出会ったのは、お友達が送ってくれた1枚の絵です。 有名な先生のコピー画でしたが、そこには群生するピンク色のカタクリ。 いつも、その絵を眺めながら、今年こそは絵を描きたいと思っていました。 そんな話をお友達にしましたら、園芸店で売っていたというのです。 「まさかぁ〜」 と思いつつ、その園芸店に行きましたら、売り切れ・・・ (^_^;) やはり、山間の群生している所に足を運ばなければ・・・と思っていましたら、 数日後、お友達が、カタクリの鉢植えを買って来てくれたのです。 わぁ〜 感激!! (^o^) 野生のカタクリはピンク色で、花弁の先がもう少し尖がっていますが、 この園芸種も、それなりに可愛いでしょ・・・ 今年の春は、急激に暖かくなって、カタクリの開花も予想外に早いようで、 5月の連休になったら・・・と思っていましたが、遅すぎるようです。 ピンク色のカタクリには、また 来年お会いしましょう・・・ |
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「ヒデさん、長い間待たせてしまって申し訳ない」 そう言って、彼は部屋に戻って来た。 「うまく行ったのですか?」 「半々だな」 「もし くっつかなかったら、どうするのですか?」 「そんな時は、切るしかない」 「切る・・・」 「そう、神経の通わない指を残していても仕方ない。邪魔になるだけだからね。」 長いオペで疲れていたせいか、彼は いささか面倒くさいような話し振りだった。 「そんなことより、腹がへった。ヒデさん、飯食いに行こうや」 部屋を出ようとした彼だが、「あっ、ちょっと待って・・・」 そう言って、窓辺に並べてあった鉢植えの花に 水をやり始めた。 「その花は?」 「これはセントポーリア、どう、可愛いだろ。僕の大好きな花だよ。 これはね、僕が 葉ざしで増やしたんだよ」 小さな鉢植えを手のひらにのせて、彼は自慢げに私の方に差し出した。 どう見ても 整形外科医に相応しくない不器用そうな彼の太くて短い指と、 セントポーリアの可愛い花びらとがアンバランスで、思わず笑ってしまった。 もう15年以上も前の話だが、セントポーリアを見るたびに、彼を思い出してしまう。 そして、今 私もこの花を育てている。 彼は元気で開業医でもしているのかなぁ〜 |
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花つきが良く日持ちするので、アレンジでも人気の花です。 多くの品種があり、様々なエキゾチックな花色が揃っています。 南アメリカ原産で、英名はリリー・オブ・インカス「インカのゆり」 また、「ペルーのゆり」とも呼ばれ、優雅な花姿が美しい。 和名では、「夢百合草」「百合水仙」と言い、花言葉は「魅惑的」。 新シリーズ「花めぐり愛」のスタートにふさわしい花だと思い、描いてみました。 |
2000年4月〜2001年3月の作品は、「花の絵はがき」に110点、そして、
2001年4月〜2002年3月の作品は、「花日記」に101点を収録しております。
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