5月の花

最終更新 2002.5.29
 

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四季折々に咲く花との「めぐり逢い」を、水彩画で描いてみました



5月29日



ノアザミ
F4(33×24cm)




アザミは、種類が多いうえに、種間交雑するので、専門家でも見分けるのが難しく、
大きなグループで250種、日本にも50種以上が野生しているようです。
昔はトゲのことをアザと言い、アザのある実(実体)なので、アザミとなったようです。
この絵の花は、お花屋さんで買った園芸品種で、桃、紅、白があります。
切り花なので、絵を描いているうちに、ちょっと葉がたれ気味になって来ましたが、
そのままを丁寧に描いてみました。 花言葉は、「厳しさ」など・・・

ところで、「どうして花の絵を描くようになったのですか?」と尋ねられる事があります。
「そこに山があるから登るんだ」という登山家の言葉を借りるなら、
「花が咲くから絵を描くんだ」とでも答えたらいいのでしょうか・・・
確かにそうなのですが、花を眺めて絵を描いていると、不思議と心が落ち着くのですよ。





5月24日



ムシトリナデシコ
ハガキ(10×15cm)




5〜6月頃、海岸近く、道端、野原など 各地でめぐり逢える花です。
濃紅色の花弁は5枚で、径1センチと小さく、集散形につきます。
ナデシコ科ですが、マンテマ属で、ナデシコとは属を分けます。
「ムシトリ」という名は、茎の節の下に、褐色の粘液を出す部分があって、
これに触れたら虫が動けなくなるだろう・・・と考えられたことからですが、
手で触れば 確かにベトベトしているものの、虫がくっ付いて動けなくなるような
強い粘液ではありません。もし、これに虫がくっ付いていたとしたら、
なんと頓馬で、のろまで、お馬鹿さんな虫でしょ・・・ (^O^)
江戸時代に渡来して花壇などで栽培されていたのが、野生化したようです。





5月19日



ツリガネツツジ
ハガキ(10×15cm)




釣鐘を吊るしたような形の花が、たくさん開花する珍しい花です。
これは、花屋さんで鉢植えを見つけて 思わず買ってしまいました。
ちなみに4号鉢で、597円でした。(ちょっと高いぞ・・・)
日本の風土にもよく合い、全国的に栽培されているようです。
開花期は、3月下旬〜6月ですから、もう 花はおしまいの頃ですね。
色々と調べましたが、詳しい資料が見つかりません。 (^_^;)
でも 可愛い花でしょ・・・来年も咲けばいいのにね・・・





5月17日



ナデシコ
F4(33×24cm)




♪ ヤマトナデシコ七変化〜 ♪と歌ったのは、キョンキョンこと小泉今日子さんですが、
このヤマトナデシコとは、夏から秋に咲くカワラナデシコのことで、
この時期に咲くナデシコではありません。
この花は、お花屋さんで買ったもので、園芸用のナデシコ(交配種)だと思います。
鮮やかなピンクの花びらが とても可愛かったので、描いてみました。
ナデシコ科ナデシコ属のナデシコには、トコナツ、セキチク、ビジョナデシコ、
ライオンロック、イセナデシコ、アヤ・・・など多くの品種があり、花色も豊富。
ちなみに、カーネーションも ナデシコ科ナデシコ属で、同じ仲間の花です。
ナデシコ(撫子)の名は、撫でてあげたい子供のように可愛い花。
花言葉は 「無邪気」 「純愛」など・・・





5月12日



ネコノメソウ
ハガキ(10×15cm)




4〜5月、谷間の湿地や水田などで出会える山野草です。
地面をはう走出枝から、多数の花茎を出して群生するので、
2〜3cmの小さな草ですが、見つけやすいと思います。
花茎の先に2mmほどの花をたくさんつけますが、
上部が裂けて種子をのぞかせる刮ハが猫の目に似ることから、
この名がついています。
ユキノシタ科ネコノメソウ属で、多年草。

参考図書・・・西東社「山野草」





5月7日



ブルースター
F4(33×24cm)




パステル調の淡青色の花は、名のとおりブルーのお星様のようです。
時間がたつと青が濃くなり、桃色や淡紫色になってしぼみ花が終わります。
アレンジのポイントとしてよく利用されている花ですが、
原産は 中央アメリカ、南アメリカで、ガガイモ科の多年草です。
花言葉は、「淡い思い」





5月3日



シラン
F4(24×33cm)




漢字では、「紫蘭」と書くように、紫色の花を咲かせるシランは、ラン科の多年草。
地中の球茎は、白及根と呼ばれ、古くから薬草として使われて来ました。

私がこの花の名前を知ったのは、谷村新司さんの「陽はまた昇る」の歌です。
♪鉢植えのシランの花、春の雨に打たれ・・・(略)
もしかして、言わなければ 別れずにすむものを、
それでも明日のあなたの為に あえて言おう さよならと・・・♪
確か、こういう歌詞だったように思います。
もう20年も前の歌ですが、その頃の私は、花の名前など知りませんでした。
そして、今、薄ら覚えの歌を口ずさみながら、シランの花を描きました。
好きな人の為に言える「さようなら」は、別れの美学なのでしょうか・・・?
そして、シランの花言葉は、「お互いを忘れないように」です。







2000年4月〜2001年3月の作品は、「花の絵はがき」に110点、そして、
2001年4月〜2002年3月の作品は、「花日記」に101点を収録しております。


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