【東京都渋谷区の会計事務所】中川 尚税理士事務所 税理士 中川 尚 (東京税理士会 渋谷支部所属) |
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スピーチ集(中小企業経営のヒント)1原田のラスク ブランド化、高級化戦略、そして贈答品へ 年の瀬を迎え、毎年のことながらあわただしさもこれから年末へ向けて加速していきますよね。 お歳暮の季節でもありますが、株式会社原田さんって御存知ですか?群馬県にあるお菓子のラスクの会社と言った方が、今や伝わり易いのかもしれません。 1901年和菓子屋さんとして創業し、戦後にパンや洋菓子も手掛けるようになり、ラスクの大ヒット前は町中でよく見かけるようなお菓子屋さんだったそうです。 そんなお菓子屋さんから、約10年で直営店や生産能力の高い工場を持つ売上157億円のお菓子メーカーへ成長を遂げるきっかけとなるのが、言わずと知れた「グーテ・デ・ロワ」のラスクです。 なぜラスクだったのでしょうか。それはパンとお菓子の両方を手掛ける会社だったからこその視点だったのかもしれません。確かにチョコレートをコーティングしたりしてアレンジができますし、昔からある、飽きのこないベーシックな、あまり飾り気のないお菓子です。 ラスクの元となるフランスパンの生地となる粉は、同じ群馬県にある企業との共同開発、幻のバターといわれていたカルピスバターの使用など徹底した商品開発により、今までのパン屋で売っているラスクの概念を超えるラスクをつくり、ネーミングとパッケージも工夫し、ブランド力、ラスクの価値を高め、ラスクの高級化に成功しました。 100年もの歴史ある原田さんのお菓子は進物用として地元の方々に愛されてきたそうで、お菓子が美味しくないと、そして一定以上の高級感がないとお世話になった方に対して贈答として贈れないし、気持ちとしては喜んでもらいたいものを贈りたいですよね。 「グーテ・デ・ロワ」のヒットは贈られた人がお菓子を気に入って、また違う人へ贈答するという現象にもよるそうです。また配送するなら別ですが、手土産にする場合ラスクは重くならず女性の負担になりません。 最初に包装を見たときは、「えっ群馬県???」と失礼ながらちょっと驚きましたが、当初の徹底した商品開発とブランド化戦略、ラスクの高級化の意外性が大ヒットの根底にあるのではないでしょうか。 |
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