【東京都渋谷区の会計事務所】中川 尚税理士事務所 税理士 中川 尚 (東京税理士会 渋谷支部所属) |
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スピーチ集(中小企業経営のヒント)16フェイスブックで顧客層をつかむ和のサービス 着物というと、割と値が張るイメージがあるのではないでしょうか。同様に茶道や着物の着付けや生け花なども、家元や流派など、敷居の高いイメージが強いと思います。ところがその反面、和の文化に対する女性の意識は、年齢を問わずかなり高いそうです。特に若い層の女性は、興味はあってもなかなか手を出しづらいようです。 今回紹介する着物屋くるりは、その中で、特に20〜30代の女性からフェイスブックで人気を得て、うまくニーズとツールをうまく結び合わせることに成功しています。なにが良かったのでしょうか。 ■株式会社 くるり 1.事業内容 株式会社くるりは、創業平成13年。デニム着物や竹素材などカジュアル天然素材の着物を販売する店舗を、東京、名古屋、大阪で5店舗運営しています。着物の価格は1万円で買えるものからあります。 平成23年には、「若い人たちにとって魅力ある和の習いごとスペースをつくる」をコンセプトに、主に20代〜30代の女性を対象として、日本の習い事文化であるいけばな、着付け、茶道、書道などのレッスンを提供する事業を展開。駅から徒歩一分圏内、レッスンは一律3500円と、英会話教室と同じような感覚で受けられる仕様になっています。 2.特徴 デニム素材の着物やリサイクルで着物を提供するなど、ひと昔前ではあまりされない販売手法で低価格を実現。フェイスブックや、そこから派生してテレビにも取り上げられるなど、広告展開が女性に受けやすく、EC事業のみならず広告戦略としてもうまく活用しています。 習い事の事業においても、入会金は必要なものの、道具などはレンタルすることができ、初期費用が比較的低価格で済むしくみも売りにしています。低価格で気軽に始められることで、興味はあっても手が出せなかった女性のニーズをうまくとらえているしくみだと思います。 3.まとめ フェイスブックの活用は、20〜30代といったスマートフォンを多く活用する世代のニーズを捉える手段として、また、広告手段としても非常に優れています。そこに潜在的なニーズのある分野であればなおさらです。現在では、さまざまな国の小物や衣服をオシャレに販売する雑貨屋さんも増えていることからも、時代の流れに乗っていたのかもしれません。 敷居を高くして、排他的なイメージのある和の文化も、これからも日本に継承していく意味でも、時代の流れに沿ったこのようなサービスも必要なのかもしれません。 |
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