【東京都渋谷区の会計事務所】中川 尚税理士事務所 税理士 中川 尚 (東京税理士会 渋谷支部所属) |
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スピーチ集(中小企業経営のヒント)25既存の技術を応用するものづくり 日本の製造業には、規模は小さくても世界に誇れる技術を持っている企業は多く存在します。 しかしながら、不況の煽りやインフラの成熟化など様々な影響を受けて、持ち前の技術力を活かせずにジリ貧になる企業も少なくありません。既存の技術の切り口を変えることで、新たな魅力を引き出す試みとして、国や自治体でも活発化しています。ここでは、東京都が主催する東京ビジネスデザインアワードの取組みについてみていきます。 ■東京ビジネスデザインアワード 1.東京ビジネスデザインアワードとは 2012年から始まった「東京ビジネスデザインアワード」は、東京都が主催し、日本デザイン振興会が企画・運営を行うデザインコンペです。中小企業とデザイナーの協働が目的とされており、応募のあった都内の製造業の技術や素材の中から未来につながる技術が選定されてテーマが決まり、デザイナーやプランナーが新規用途開発と事業全体のデザインを提案する形でコンペは行われます。 2.具体的には 電柱に巻く、高耐久性の「貼紙防止用シート」で知られる潟jッソクの技術は、津波情報など重要な情報を伝える標識やアイコンとして活かされ優秀賞を受賞しました。 最優秀賞に輝いたのは、防水性に優れる小型のLEDチップ内蔵の光る布を扱う潟Tンクロスの技術がマグロ養殖の保護用のアミとしての提案で、1企業の利益のみならず社会に貢献する意味でも、素晴らしい技術となることでしょう。 3.まとめ 既存の技術に対して、全く新しい切り口から大勢のデザインや提案が行われるので、中小企業にとっても、デザイナーにとっても、現状を打破する意味で大きな可能性を秘めています。 たとえコンペで賞を取れなかった提案であっても、出会いの場としても相乗効果ができ、さまざまな人に中小企業の技術が目に触れることで、新しいビジネスモデルも生まれやすくなるのではないでしょうか。 ネット社会の普及も武器にして、ものづくりの中小企業の技術が目に触れる機会が増えれば、日本にとってもカンフル剤となる可能性も十分秘めていると思われます。 |
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