【東京都渋谷区の会計事務所】中川 尚税理士事務所 税理士 中川 尚 (東京税理士会 渋谷支部所属) |
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スピーチ集(中小企業経営のヒント)351本20万円のお茶の価値 以前はお茶は急須でいれていました。お茶をいただくには、それしか方法がありませんでした。今はどれぐらいの人が急須を使っているのでしょうか。ペットボトルの登場により手軽に、特に夏場はすぐに冷たいお茶を飲めるのが便利でありがたく、ペットボトル式のお茶はあっという間に普及していきました。 この生活様式の変化により苦境に立たされているのがお茶農家です。ペットボトル対応のお茶は価格の安い2番茶を使用するため、誇りをもっていい茶葉を作ろうという農家にとっては市場は縮小するばかりです。茶葉の品質により値段の差こそあれ、日本茶には高級な食事やシチュエーションに見合う高級茶がありませんでした。 ロイヤルブルーティージャパン鰍ェ販売するボトルティは、ワインボトルに入れることでソムリエがワインと同じようにサーブできるようになっており、高級なイメージを与えるだけでなく、ワインボトルは光を遮断したり、移り香を防いだり商品の変質を防ぐ機能としても優れているそうです。 一流レストラン等における会食の席での下戸の人の被る不利益にひらめきを得たボトルティは、一流の茶葉を約1週間かけて水から抽出して製造し、1本5,000円弱から最高級のものは1本20万円で販売しています。 6年かけて事業が黒字化したそうですが、これは高級ボトルティの価値が認知、拡大している現れであり、新たな市場の開拓だけにとどまらず、日本茶の新しい可能性を広げ、新しい価値を提供し、文化までをも提供しようという壮大な試みです。自己資金なしでの創業だったそうですが、アイデアの良さ等から複数の賞を受賞し、事業資金を調達しています。 ボトルティによる新たな価値を創造するために、ゼロからのスタートで高級ブランド化への道のりは大変なものだったと思いますが、新たな価値を認識してもらうためには、中途半端で終わらせないために思い切った価格設定も必要なのだと感じました。 |
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