【東京都渋谷区の会計事務所】中川 尚税理士事務所 税理士 中川 尚 (東京税理士会 渋谷支部所属) |
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連鎖倒産3「新規取引開始における注意点」 既存の取引先との取引停止や、取引額の減少などによる売上減少を打開する方法の一つとして、新規開拓があります。新規ということは当然未知の取引先であるため、不安やリスクが伴います。 リスクを少しでも軽減させるよう、最初は取引の金額を少なく設定するのが安全です。 また、決済も入金を確認してから納品をするとか、現金決済や取引額の半分を前受金として受領する等、売掛債権を極力発生させないようにすれば、回収リスクを軽減できます。 まずは、商業登記簿謄本、不動産登記簿謄本で取引先の調査を行うのが有用です。本社移転、役員がごっそり変わっている、事業目的の大幅な変更など、休眠会社を使って取り込み詐欺を行う輩も存在するため、注意が必要です。最初は少額取引をきっちり行って安心させ、そのうち取引金額を引き上げ、手形決済を要求され、ドロンされるようなはめにならぬよう、ゆめゆめ気を付けなければなりません。 新規の取引先と取引を開始するにあたっては、契約書を取り交わすことが大切です。注文書や受注書だけで取引を行っているケースも少なくないようですが、取引上のトラブルを防止するためにも、そしてトラブルが発生した場合に自社が不利になることのないよう、事前に準備しておきたいものです。自社のリスク軽減に気をとられ、ジコチューな内容では相手の信用を得られませんし、一方相手が大手企業の場合は自社に不利な内容を押し付けられかねません。相手先と自社が継続的繁栄をしていけることが望ましいです。場合によっては、取引基本契約書の他に秘密保持契約書も用意します。 会社案内を入手したり、契約内容を書面に残すことも重要ですが、社長が直接取引先を訪問し、自身の目や感覚で確かめることこそが最も重要です。取引先の社長や担当者が信用できる人物か、社屋が立派すぎないか、会社の雰囲気や社員の働きぶりなど実際に足を運ぶことで分かることが多くあります。それでなくとも情報の少ない新規の取引先なのですから、自身で情報を確認すべきでしょう。 |
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