【東京都渋谷区の会計事務所】中川 尚税理士事務所 税理士 中川 尚 (東京税理士会 渋谷支部所属) |
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連鎖倒産4「売掛金の回収」 営業活動は、売掛債権の回収がなされたことをもって完結します。営業担当者によっては売上ノルマを達成する方にばかり意識が向いてしまい、せっかく達成した売上の回収にはあまり関心を示さない場合もあります。それでは売掛債権の回収がルーズになる隙を与えることになりかねません。売掛債権の回収管理は、営業担当者と経理・財務等の管理部門との情報の共有や連携が不可欠です。 売掛債権が焦げ付いてしまってからでは、回収するための時間や労力が掛かってしまい、回収不能となったり、また、回収できてもわずかな額となってしまいます。そして、回収できなくなった売上や利益を取り戻すために、再び同等以上の労力を割かなくてはならなくなります。自社の資金繰りを圧迫する要因にもなります。これではもったいないですね。利益や経費には意識がいっても、同程度に売掛債権の回収に意識は回ってますか。売掛債権の回収もしっかり管理することが経営効率上重要になります。 売掛債権の回収は、時間の経過に比例して回収しづらくなるという特徴があります。早目早目に手を打つ、ひいては手を打たなくても済むよう、日頃から手続きを怠らないという意識が重要となります。 具体的には、約束をしている入金日に入金が無かったり、一部しか入金されていない場合は、翌日に電話をする等をして理由を確認します。ただ単に振込手続きを忘れている場合はよしとして、資金繰りに問題が発生しているようであれば、今後支払いを後順位にされないよう、こまめに連絡をとったり、傷口が大きくならぬよう場合によっては商品を引き上げる等の対策も必要です。 また、定期的に取引先とお互いの売掛金・買掛金の金額を突合させたり、請求書に売掛金残高や振込期日を記載したり、納品書には必ず受領印又はサインをもらう等の、お互いにトラブルを未然に防ぐための手立てが有効です。後々法的手段に訴える際の証拠書類にもなりますので、書類の整理・保存も大切になります。 |
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