【東京都渋谷区の会計事務所】中川 尚税理士事務所 税理士 中川 尚 (東京税理士会 渋谷支部所属) |
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資金繰り 4「資金繰り表」 資金の有高の管理や、将来の資金の必要時期や必要高を把握するには、資金繰り表を作成するのが、最も適しています。数字がとにかく嫌いだと言われたら、それは経営者として???というところですが、資金繰り表を作成するのに特別な知識や技術は必要としません。子供の頃のお小遣い帳や家計簿を作るような感覚とエクセルを少し使えれば、誰でも簡単に作成することができます。 資金繰り表には決まった体裁は無く、自社にとって明瞭で使い勝手の良いものを作ることが可能です。3ヶ月から1年先ぐらいまで作成するのがいいでしょう。 資金に関して体裁の決まったものとしてキャッシュフロー計算書がありますが、キャッシュフロー計算書は過去のキャッシュの動きを表すのに対して、資金繰り表は将来のキャッシュの動きを表します。 資金繰り表に売掛金等の収入の時期と金額を入力し、また買掛金、人件費、借入金の返済等の支出の時期と金額を入力して、合計金額欄を設定すれば、いつの日時に、どれぐらいの資金が必要となるのかが、具体的に見えてきます。合計金額欄がマイナスになるケースが発生した場合は、その日が資金不足となることを意味していますので、金融機関から借入をするのか、支払時期を遅らせてもらうのか等、前もってどのように資金を手当てするのか、策を講じることができます。 金融機関に資金繰り表を提出する場合は、月単位の金額で説明がつきますが、社内で使用する場合は日単位の金額に落とし込んだ方が、売掛金の入金日と人件費の支払日の差異の把握等の日常の業務に役立ちます。 そして、取引の内容は変動していくものであるため、資金繰り表は一回作成して終わりではなく、日々の仕訳入力と並行して、資金繰り表の更新をしていくことが重要です。発生主義による損益の把握は会計ソフトで行い、現金収支の把握は資金繰り表で行う2本立てで、経営状況の管理に役立てたいものです。 |
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