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99’3.3〜3.29

3月29日 「カンパニー」
やぁっとこさ観劇してきました「カンパニー」東京公演からこの時差は…^^;。 見た人が口をそろえて言うには…期待しすぎやったかなぁ〜でした。 でもって期待しないで行った私は、まずまず楽しんできました。まああまりスカッとするタイプの舞台で はないし、よー分からなかったという感想もうなづけたぁ〜。
だって、観終わった直後、友人と口そろえて…フランス映画みたいって…(笑)。 これ二人の頭の中の脳みそがうにゃぁ〜ってなってる証拠なの。 難解な歌に難解なストーリー(笑)。ブロードウェイのミュージカルって単純明快!! 誰が見てもよくわかるーってな作品がイメージなんだけどなぁ…
最後までみてやーとこさパズルが組み合わさったという感じですものねぇ。 ずっとなんだぁ〜って思いながら観てたもの。なんでロバートはいきなり友人の家を行ったり来た りしてんだぁ…。あのパーティはどないなったんだろってね。しかめっ面して笑ってたんじゃない だろか私(笑)(一つ一つの場面はおかしいの)。

観終わって、よくよく考えてみると…
友人達を待っている時に、ロバートの頭の中をいろんな思いが駆け巡る…。
こんなに遅いのはサプライズパーティーをたくらんでいるのだろう、いつまでも子供みたい何だ〜… きっとエイミーはケーキにろうそくをたてて、一気に吹き消す間に願い事をしろと言うだろう。 いつもそうなんだ。でっちゃんと消えなかったらみんなでがっかりするんだ。そうしたら、「何も願い事をしていない」って言おう。だって、現に願い事なんてないのだから…
それから、みんな口をそろえて結婚しろというのだろうなぁ…

〜そして、彼の回想。仲間の結婚生活〜

みんな遅いから…いろんなこと思い出した…結婚もいいかもしれないぞぉ〜って。35歳の誕生日は… 一人でろうそく消そう…「結婚するぞ」って願いを込めて…
て勝手にまとめちゃったぁ(笑)…あんまり自身ない…(-_-;)。 最後ジョアンが言ってたロバートのメッセージって、「結婚するって決めた」ってことなんでしょうねぇ… うーん。

見る年齢、立場によって感じ方がかなり違うんじゃないかなァ・・・。いろんな夫婦がでてくるし、 かなり極端だけれど、誰かに自分を反映しながらみてくんじゃないかなぁって思った。 私は間違いなくロバートです(笑)。
つい最近仲間(しかし、この仲間はなんの集まりなんでしょか…なんかまとまりないというか、 個性的っていうか…横のつながりみえへんていうか…)と温泉行って同じようなこと、言われて来てたんで… 。ロバートがいう゛ほっといてくれ゛っていう気持ちもよく分かった。 反対にみんながロバートのことを おもしろがってか心配してか、いろいろということがにも納得してしまう。
「誰でもいいのではなく、誰かではないといけないの」とエイミー。「後悔するときもあるが感謝することもある」 とディビット。「手に入れようとしないと何も手に入らない」「いっしょにならない理由ばかりで、 一人でいる理由がないよ」と言ったのは誰だっけ??
ちょいと説教されてる気分になってたんですよ。そーかぁ妥協しないとだめなんだなぁって(タバコの 話はなんかいきなりだけど的得てると思う)、わかっちゃいるんだけれどねェ(´〜`)。 ジョアンナと口論してて、おもわず「じゃあ僕は誰を守ればいいんだい」って言ってしまうロバート。 それを聞いてドアが開いたっていうジョアンナ…。誰かを守る…人とのつながりを拒否しつづけてきたロバートが、 ようやく人と向合う気持ちが自分の中にあることを発見した瞬間だったのかもしれない。

出演者の方は、何故にこんなにあつめたん?っていうほど豪華な面々。そりゃ期待もするわねぇ。
幕開きの全員の歌から迫力で…(ちょいと音おっきすぎて耳痛かった)。幕開きのボビー、ボビーって歌、 2幕最初の全員の歌は、帰り際にも口づさんでしまいますね…ただちょいと聞き取りにくく、意味不明だった言葉「サイ・バイ・サイド」 かな、ってこれどういう意味なんでしょ。個々の歌は一度聞いて、耳に入るにはかなり難しく、 歌詞も一生懸命聞いていないと何言っているんだ状態。 みなさまご苦労さまでしたぁ〜ってかんじよ。
山口さんは…NYが似合わない!!って言っちゃう私(笑)。だって彼を見ていると、舞台がNYだって いうこと忘れちゃうんだもの。誰かに聞かせようとしてしゃべってんだか、独り言に近いんだかっていう 台詞回しは・・・・ありゃ山口さんのだ(この間のTV出演の折にはぶったまげさせて いただきましたもの)。
歌声は朗々としてて、朗々としすぎてぼやーと聞きすぎて、最後の歌何言ってたんだか覚えてない…不覚だ(笑)。
反対にNYの臭いを感じさせてくれたのが、マータ。格好も歌もかっこ良かったね。

エイミーの入江さんは、すごくかわいくて…メリハリの利いた演技でした。ボールとの結婚 、幸せそうだけれど、しんどそうだなぁって^^;。自分が悪いって分かっていて相手に謝られるほど しんどいことはないですものね。
ピーターとスーザンのペアはもうちょっと、みたかったな。なんで離婚して、なんであんなにハッピーなのか …。ちょっとあっさりと片付け過ぎで残念でした。
エイプリルは…あんなスチュワーデスいたら怖くてやだよー。キュートでおかしな子でしたねぇ。 「夢の10セント銀貨」を思い出してしまいましたよ、よしこちゃん。かわいい方は得ですねェどんなにやりすぎても かわいらしくて…(笑)。お仕事に行かなくちゃーとかって言いつつ、着た服を脱ぎ捨てて、 ロバートの横にもぐりこむ姿がすぎでした。
その話題(笑)のベットのシーンですが・・・・しっかと笑わせていだだきました。ハイしかし、そのあとの キャシーのダンスはいったい…。キャシーの嫉妬のダンスなんでしょうか…この舞台の中で一番の謎なシーンです。

そして、ジョアンナの鳳さん…もうすごい迫力で…舞台狭かったですもの。どこにいてもどーも そっちに目が行っちゃう。主役の人物像がどーもぼやけてたので、完全にくってしまってた印象ですね。 歌も、うまいんだか、ずれてんだか・・・そんなことどーでも良いと力でオシマクッテタ…参りました(笑)。 ジョアンナは哲学的な人ですねェ…バツ3なんだからもうちょっと落ち着いたらって感じですねぇ。 ラリー(ジョントラボルタばりの踊りなかなかよかったよー)が 「わがままだけれど、いっしょにいる」なんて良いこと言ってくれてんだからねぇ。いいなぁ。
きっと見るたびに、いろんなこと感じながらみれる舞台だなぁって、また時間を置いて、今度はもう少し かみしめながら見てみたいって思いました。

3月27日 「きらきら星をあげよう」
この間読んだ本とはあまりにもイメージ違ってビックリしました。 これ、コバルト文庫で12年前に出版された、山本美緒さんの処女作だそうです。
そーかぁコバルト文庫系なんかぁ〜って…妙になっとくしちゃいました。 12年前って言えば私も読んでた頃だわねぇ…
かゆくってごめんなさいって作者がおっしゃるケド(笑)… そう言えばそうかも知れないけれど…大の大人が読む本じゃないかもしれないけれど…
とっても微笑ましくってかわゆくって…大の大人がよんだって別にいいじゃないかぁ〜(^^ゞ。 っていうかけっこ気に行ったぞ(笑)。そう思って読み返したら確かにかゆいし突っ込みたくなるとこ いっぱいあったけどね。(笑)。

東京の学校に転校してきた日和ちゃん。学校ではかなり個性的な友達に出会い、家では中がよかった両親が ケンカしちゃって母は家出!!。夜ひとりではお手洗いにいけず、お米を洗ったこともないってな 生活から一転しちゃうの。
父親の職業がポルノ小説家だったとはじめて知ったり…とにかく日和とってはびーっくりの数ヶ月なんです。 出てくる人出てくる人はっきりしてて…のんきだったりする〜。 なかなか気持ちが良いよ。ケンカして泣いて笑って日和は、 ちょっとだけ大人になっていくの・・・・
日和のおとんとおかんが書いた「きらきら星あげよう」って絵本ほんとにあるのかなぁ… すごくいいお話よ(∩.∩)。

高校生の頃ってちょっとした間で、変わるんだよなぁ〜頭まだ柔軟なんだもの…どんどん…どんどん…。 友達って大事だねェ(笑)。勉強なんて社会に出ちゃったら、 直接必要となることは少ないけど(こんなこと言ったら怒られるかな)、 学校って人との接し方を学ぶものなのだろうなぁと最近つくづく思う。
私はどんな高校生だったのだろうねぇ…なんかこの辺りでゆがんだよな気も…^^;。

3月26日 「MARCO」
「MARCO」の試写会行ってきました。ずばりあの名作劇場の「母をたずねて三千里」の劇場版です。 昨年の「フランダースの犬」に続いての登場です。
お話は有名です。出稼ぎにいったお母さんを求めて、9歳のマルコが一人旅をする話。 原作がちゃんとあったとは…今回はじめて知りました(笑)。考えてみれば名作劇場ですもの…当たり前の話ね。 ってことは「ハイジ」とか「フランダースの犬」、「アライぐまラスカル」にも原作がちゃーんと あるんだぁ…ありゃ〜^^;
さあ泣きなさいってな話ですね。マルコ自体がもう泣くんだ…話の半分ぐらいないてん じゃないでしょうか。再会を喜んでは泣き、別れを悲しんでは泣き…。そのたんびに 会場にはすすり泣きが…。(この季節、ずっと泣いてんだか、花粉症なのか… って方もいらっしゃいますが)とにかく泣くの。最後の方になってくるとマルコの涙腺がゆるむぞーって感じがすると 条件反射のようにジーンとしてくる始末(笑)。

茶化して書いていますが…私も泣きそになってたひとりです。私の場合泣くっていうか、歯をくいしばって たみたい。ものすごーくあごがつかれたもの。
なにせ、一難去ってまた一難って感じで、次から次へと事件が起きてくる…そのたんびに 良い人に出会って助けられて(この辺りは今みるとそんなー上手く行くかい!! てな場面もあるが)、それも分かっているのにハラハラしっぱなし。 お母さんに会いたいその一途な心に皆が反応して、お母さんみたいな気分になっちゃうんだろう。 いやいやなつかしかったですねぇ…。ハイ\(^o^)/

もしかしたらあんなに表情豊かじゃなかったかもしれないが、イメージも絵も昔のまんまでした。 どうせなら、主題歌も同じにして欲しかった気もするが、今回のシーナ・イーストンの「Carry a Dream」 もすごくいい曲でした。

3月23日 「東京暮らしの逆襲」
まついなつきさんのエッセイです。とぉーっても面白いでっす。「笑う出産」って本を読んで以来この方の ふぁんですぅ〜(∩.∩)。どこまでほんまのことなんだかわかりませんが…力抜けた感覚がすごく 羨ましくて好きなんですよね。イラストやマンガを書く職業の人ならでわの自由なにおいがたまりません。
しかし・・・読むんじゃなかったと後悔してるの(笑)。だって…またまたひとり暮しがしたいぞーって 病気が復活してきてしまったではないですか…
中学生の頃ぐらいから、どーにも将来ってものに目標なり夢なり持つことの出来なかった私の唯一の 希望がひとり暮らしだったんですよ。っていうか、大人になって働くようになって 自分で生活できるようになったら、自然なことなんだと勝手に思っていた。
現実は、嫁にいけーと言われる年も過ぎてしまった今まで、親の元で暮しているわけでして… まあ、一応大切な娘ってことでその話は、我が家ではタブーなんす(笑)。家自体に問題があるわけではないし、 私も性格的に、ケンカしてまででていこうって気力もなく…舞台をみるっていう 金銭的に贅沢な趣味を持っている私としては…ずるずる…
で、1年に1回ぐらい無性に出ていきたくなる…あぁ〜この思いきりの悪い性格なんとこしてくれ…^^;

しかし、この方はこれもまた病気だぁってぐらい引越ししてなさる。仕事の関係で北海道から東京に出てきてからの 引越しやひとり暮しにかんするエピソード満タンなんだが、すごいんですよ。
かっこいいひとり暮らしっていうのには遠い生活ですが、なんか現実感があってとても親近感あります。 まあ会社に勤めている人間には到底真似の出来ない生活ですが…ノー天気で、生活を楽しんでマースってかんじ。 こだわりがなさそうで、細かいところにこだわっているのがまたいい(∩.∩)。 三角コーナーのところとか、なんか分かるようで笑っちゃったし(ずぼらな人間の考えることは一緒だわぁ〜 )、物件の雑誌をめくってシュミレーションする 姿も自分とだぶる…(笑)。整理のし方なんかはうなずいてしまう。生活の知恵も満タンです。
いっちゃん最後に書いてあったひとりで生きるなひとりを生きろって言葉いいなぁって思った。 この本いつか役に立つ日がくるかしらん…

3月21日 「天使のように生きてみたい」
医療ソーシャルワーカーとは、医療と福氏の観点から、病気のことや治療費のこと、家族の方や福祉事務所 との折衡なんかの相談事を援助する仕事らしい。私にとっては名前を聞いたことはあるけれど、 じっさいにその職業についている人を見たことがない現実味のない職業だ。
この話は、ソーシャルワーカーとして頑張っていく桜子と小梅のお話・・・・

テンポがポンポンポンってすごく小気味がいい話でした。病院のなかの話なので、見方によっては 深刻な話なんですが、猪突猛進の桜子の行動にハラハラしながら、そして最後はおセンチな気分で読んでました。 ビンタくらわすって場面、そう短期間の間に何回もないよねぇ(笑)。気軽に読めば笑った後に なんかあたたかいものが残ります。
実際に病院で働く人にとっては、こういう話はどう捉えられるのかわかりませんが、 医療に働く人達の裏っかわが、変な先入観をもつことなくみられるような気がします。(かなり楽天的に 書いてあるような気がするが…)
人の為だぁーと思ったらとことん突っ走ってしまう桜子と、静かにいつも人のことを考えて行動する 小梅のコンビは、すごくバランスが良く…こんなに人の為にって、働ける二人がすごいとも、うらやましいとも 思った。どーもパワフルに生きられる人がうらやましい私である。
このコンビでもっと読んで見たいなぁって思ったけれど、どうやら・・・それは無理みたいネ。
看護婦の医療ミスや、臓器移植のことが話題になっている今、ソーシャルワーカーの仕事ってますます 重要になってくるだろうなぁって思いました。

3月16日 「レシート」
今年の邦ちゃんの本は「レシート」であります。いつもは決まっているかのように6月頃だったのに、 今年は早くてびっくり!!嬉しかったっす\(^o^)/。
レシートっている人にゃいるが、大抵の人はごみにしちゃうなぁ・・・くしゃくしゃって(笑)。 ほんまにレシートは「私は、この世にいらないらしい…」って考えてるかもしれないぞ。でも、 くしゃくしゃになったレシートからこんな話ができるなんて…邦ちゃんすごぉーい。
今回は、バブルの時にマンション買って、そのローンを残しながらバブルはじけて勤めていた一流銀行を リストラになって・・・丸得ってスーパーにしぶしぶ働きはじめた恵理子さん中心のお話。
スーパーの先輩、そこに集まるお客さんのそれぞれの生活を邦ちゃんが愛情たっぷしに書いてるから面白い。 ほのぼのして元気になります。人事じゃないよーってな話も出てきてドキッとしちゃうこと もあるけどね。
スーパーなんてぇなんてふてくされてた恵理子さんも、最後には「居る場所」をみつけた気分になっていく。 人間にとって自分の居場所ってすごく大切なことなんだよねぇ。傍から見ればどんなところでも、 自分がその場所を見つけることが一番の幸せなんじゃないかなって再認識。そしてその居場所は 一つじゃなく、いろんなところに落っこちてるのかもしれないってね。
そう思うと、この不況の世の中、未来が不安な世の中でも、楽しく生きられるんじゃないかなぁって思えるね。 まあ、そんなに人間の思考回路は単純にできてないところがむずかしいのだけれどね。
だって、比較的能天気な私でも、この世にいらないんじゃないか…なんて考えることあるものね。でも、、 生きている以上、ミドリさんや里絵子のようにたくましく生きなきゃねェと 元気がでたところで・・おしまい(^.^)/~~~。

3月14日 「五体不満足」
ベストセラーにになっているホンではあるが、読んだって言う人をあまり聞かない。私も、 読んでって言ってくれる方がいなかったら・・・たぶん読まなかったんじゃないかなァ。 もっとも、それまで全然このホンの存在知らなかったの・・・本屋にゃ毎日言っているのに(^_^;)。 (新書のところは避けてますんで…)。でもね、読み終わった今、 たくさんの人に一度読んでみてほしいって痛感してます。

両手両足がないっていう障害を持って生まれてきた乙武洋匡氏のこれまでの人生。 表紙には、電動車椅子に乗って笑ってる写真がある。彼はいう、「障害は不便だけれど、不幸じゃない」って。 自分の特長は「手足がないこと」だと…
いやいや、もう読んでて思ったのは…なんちゅうパワフルなぁ〜ってことですね。 前向きな考えかたっていうんでしょうねぇ・・・こういうの。ただただ脱帽(^^ゞ。
もちろん、この本に書いてあることがすべてじゃないし、強がっているのかもしれないって思うこともあるけれど、 ところどころに出てくる、不便な出来事を覗けば・・・・ものすごいやんちゃな少年の学生時代を 書いてある本にしか思えないです。こんな熱血の人イヤダ(笑)なんて、感想でてきちゃうぐらいですから…
あまりにもイキイキと生活を楽しんでいる姿が書いてあるので、「かわいそう」てな感情 どっかいっちゃっていました。
彼の強さもものすごいと思うけれど、ご両親や先生のすごさもなかなかのもの。ご両親のエピソードには、 これまたビックリでした。彼からみた両親なんで、実際はものすご気を使って接していたのかもしれませんが、 彼自身が、そう感じなかったということが一番すごいことだと思います。

彼は、障害者がいることが普通になる世界になって欲しいという。そのためには慣れ が必要だと。実際私達が生活していく中で、障害を持つ人に接する機会はほとんどなく、 たまに見かけるとどうしても気になってしまい、そして、目をあわしてよいものなのかと戸惑いを感じ てしまう。
この本のことを知ったときに、以前彼が「徹子の部屋」に出演していたのを思い出した。 ほんのちょっとしか見ていないのだけれど、その時徹子さんは、彼の電動車椅子に一緒に乗っけてもらって すごいすごいって喜んでた(笑)。その姿しかみていない私はありゃぁ〜ってビックリしたの(^^ゞ。
でもね、 彼の持論から言えば、電動車椅子なんて乗っていると人そうはいないのだから、 めずらしがって当然なんで、子供のようにそれに乗っけてもらってはしゃいでいる徹子さんの行動は、 すごく嬉しいものだったのだろうなァと今は思う。
心のバリアフリー
これは障害者の問題ということだけに限ったことではなく、 人と人のつながりにおいて、゛相手の存在を認める゛ことなんだそうな。なんだか、 この年(大学生)にして、悟っているなァって思うが、ほんとにそういう心をみんながもっている日本になったら いいとと思う。
この本を読んでいきなりこんなこと考えてる、私の付け焼刃な感想じゃよく分からないだろうから、 是非是非自分で読んで、自分で感じて欲しい…。

3月12日 「リチャードV世」
「リチャードV世」をみにドラマシィーへ・・・今年に入ってすでにこの劇場にくるのは3作目。 そして、予定ではあと2作は決まってる… どーもご縁があるらしい。見やすくていい劇場だけれど、何故かお尻が痛くなるの。 これは゛飛天゛も同じこと。座り心地はいいんだけれどねぇ・・・??

シェークスピアの舞台って数学の授業受けてる気分だ(笑)。ちょっと聞き逃すと分からなくなりそう。 必死で見てしまう。ようこんだけしゃべるわぁって思うの、舌噛みそってね。でも、なんか心地よくって 癖になるね。
物語自体は有名なのだろうけれど、私は全然知らなかった。シェークスピアのって戯曲でしか本になっていないし、 戯曲はどーも読めませんの。アル・パチーノの映画「リチャードを探して」 を見た時も、ぜんぜん意味わからなくて…アン王女役のソフィーマルソーがすごく綺麗だったっていうのだけを 覚えている。今みたらもう少し頭の中が整理されて面白いのかもしれないな。
「リチャードV」世ってコメディやったっけ??一緒にみてた友人と幕間顔見合わせて 聞いてしまったよ。たぶん市村さんの個性によるものが多いのだろうけれどねぇ(^^ゞ。 どーもおかしくって…客席もだいぶ笑ってはいたけれど、登場するなりおかしかったんですもの。
蜷川さん演出の舞台は去年のハムレットに続いて2回目、舞台のセットの使い方がどちらもすごく好き。 今回はのっけから、馬が倒れて上からものがぼとぼと落ちてきてビックリさせられた。 あのビックリさせられたことによって舞台の真ん中に急に気持ちが 集中していったのが感じられたけど…。そういう意図のものだけじゃないんだろうなホントは。
裏切り、妬み…王位にまつわる血みどろの争い。まあ、このリチャードって人はとんでもないわ。 ゲームでもしていく感覚でひとりずつ、殺していく。まさにそして誰もいなくなった状態になるぞぉ〜と思ってみてた。 当人達は必死なんだが、この必死さを傍でみているととんでもなく滑稽だったりする。
だって… そりゃ信じたらあかんやろーって思うこと簡単に信じて騙され、裏切られている。 イギリスの人って残酷だったのかなぁって思ってしまうよ。あまりにも夢の無い話だよ。 最後は、良心の呵責に悩まされて、殺されてしまうんだもの。あそこまで、自身満万で前しか見ていなかった 人も、何かを守ろうとする時、変ってしまうのだろうか。マーガレットの予言にみんながはまって行くのも この良心のなせることだったんだろうねぇ。 負けるなら、最後まで悪魔のような感情をもって、ぐぉーって吠えて死んで行ってくれーなんて思ってしまう私も残酷なのかも(笑)。

相変わらず、女性はあまり出てこない話なのが…
私しゃリチャードよりこの女性達に、そりゃないやろといいたい。
ほんまに自分の父親と夫を殺され、それもその弔いの場で、リチャードに口説かれてしまう アン王女。人間の欲の感情をうまいこと利用して、裏で舌を出しているリチャードのいうとおりだよって。 「このような状況でくどかれた女性がいただろうか」みたいなことのリチャードの台詞、ものすごく嫌味が きいてるよ。
それで、ずっと眠れなかった〜とかって呪いをかけにやってくるんだから(かわいそうにアン王女は 知らない間に殺されてた^^;)・・・。なんか違うんじゃないかいって思ってしまったの。
エリザベスも、自分の子供二人殺されておいてまだ、娘を嫁がせたら自分が、幸せになれるって信じてるんだから もう、おばかとしか言いようがなかったね。日本だけに限らず、この時代ってどーも女性は他力本願 だったんなだぁ〜。

市村さんははまり役…ひとり白い顔して(笑)。不気味さ満点ですごかった。手までしろくてねぇ。 コールの時にゃうって変って、陽気になってたね。サービス精神旺盛で、 たまに暑苦しくなるときあるけれど、なにやっても上手いなァって思ってしまう。 これだけ舞台に出つづけてて、このテンションを常に保っているのは…すごいです。はい
次はマクベスなんぞを見てみたいって思うんだけれど、どこかでやんないかなぁ

3月7日 「みんないってしまう」
山本文緒さんの短編集を借りてきた。この方の名前は初めて認識したのだけれど、借りてきた数日後、 新聞でなんだったかの賞をとったということを見た。同一人物なのだろうか…。でもっててっきり男性の 方だと思ってたら女性だった・・・・(^^ゞ
題名からしてちょっと寂しい感じがするね。日常の生活のなかで何かを失う、無くしてしまう、 離れていく、なんてできごとから何かに気づくという感じの物語。今の大人の生活の中でありそな話。
全部一人称で書いてあるので語っているって気がする。人の暴露話を聞いているような気もした。 私らの生活ってささいかなことにいろんな考えが入組んで・・望みばかり高くなって自分で大変にしてんだろうなぁって ちょっと思った。刺激のすくない日々もまたいいかなぁって…

こういう雰囲気で書かれている話嫌いじゃないが…最近どーも心の中をぐわぁーって見つめるって タイプの話ばかり読んでるような気がして…いいのだけれど、こういう本って読んでいるこっちまで いろんなこと考えすぎて暗くなっちゃうんだが、そんなこと普通ないのかなぁ。

3月6日 「13番目の人格(ペルソナ)−ISOLA−」
最近「リング」や「らせん」の影響でホラーぽい小説が本屋の目立つところにありますねぇ。 怖い話好きなのでけっこ嬉しかったりする。
貴志裕介さんの本もすごい話題作で…「黒い家」ものすごーく怖いって聞いて先日読んでましたけど、 今回の本はそれを上回るぅ〜。ちょっとタイプが違うお話ですが、 比べていうなら私はこちらの方が引き込まれたの。もうこの方の世界にのめりこんじゃってますね(^^ゞ

相手の感情を読むことのできるエンパシーという能力を持った由香里が、震災直後の神戸で 出会った森谷千尋は多重人格障害だった。彼女の通う高校のカウンセラーとともに カウンセリングを始めるの…
彼女の中にある人格はもともと、彼女を保護するために作り上げられてきた人格。 それぞれ名前があって、その名前の漢字の意味=もっている性格になってたが。 震災の直後に生まれたイソラという13番目の人格だけは、彼女を守るものではなかった。
イソラ→磯良…最初は、雨月物語に出てくる怨霊の名前から来ているのだろうということだったのだけ れど…実は…このイソラの正体がぁ〜^^;
いやいや、こんな方向に話が進むとは予測できませんでしたねぇ。もともと、推理すんのはかなり 苦手で…ありのままを読んじゃいますから…無理なんですが。

最初の方は、怖いというよりも多重人格、エンパシスなどの 心理学的なものの興味でぐいぐい惹きこまれて読んでいったの・・・通常私の読書時間は通勤タイムなんですが、 そのまま辞められなくて寝る前に読んじゃった…。
中盤すぎたころから・・・・どんどん奇妙な世界に入りこみ、クライマックスを終えて…最後がぁ〜一番 恐怖だったもんで、真っ暗な部屋の中で読んだこと後悔しました(笑)。もっとも そのあとうわぁ〜とかって思いながら、熟睡しちゃいましたけど。夢見そうだったもの。
舞台が関西ってこともありかなり生々しい感じがした。知っている地名ってなんか体が反応する(笑)し、 風景がくっきり出で来るもの。あの震災の時の梅田の奇妙な光景とかも思い出しましたし…
心理テストっていろんなことが分かるんですねェ。人って自分で気づかないうちにいっぱいシコリためちゃっている から…私の心の中にもなにか住んでんでしょうかねェ(^^ゞ。

話の内容とは直接関係無いんだけれど…読んでいて気になったのは、 作者の書く女性心理かな。男の人ってこんなふうに女性の心の中がなっているとおもっているのねって(笑)。
なんていうか…いやに容姿にこだわるの^^;。登場人物一人一人の容姿に対する描写は細かいし…
『ようやく由香里はこの事務員が若くて美しい女性に対して反感を持っているらしいことに気がついた』 なんて・・・美人な人みたら綺麗だなァって思うし、嫉妬する人もいるかもしれないけれど、通りすがりの ちょっと用事あってきてる人に、反感持ってぶっちょうずらで対応しないと思うんだけれど…
よっぽど女性の心の中って嫉妬で満ち溢れてるって思っているのかしらん(^^ゞ。
しかし、この女性の嫉妬が今回の恐怖の大根源なんですから・・・・これもまた伏線なのかな。

3月3日 「グットナイトムーン」
試写会見てきました。
ジュリア・ロバーツとスーザン・サランドンの共演ってだけでなんか強烈そうな気がしてた。 ジュリア・ロバーツはかっこいい現代の女性サンドラを、そして、スーザン・サランドンは母親であるこ とを誇りにしているジャッキーと、対照的な女性像を演じてた。
前妻と現在の恋人って関係。二人のやんちゃな子供となじもうとするサンドラはとても 一生懸命なんだけれど、元妻としては、やっぱりおもしろくないわなぁ(笑)。 初めの方はなんだか嫁と姑の関係のようなつくりで…もっともかなり直球勝負。 コミカルに描いて笑えるの。でも12才になるアンナなんてはっきりと拒絶しちゃってて気の毒だったよ。 それに負けない笑顔は彼女のピカ一!!

よくわかんなかったんですが、母親と父親の家を子供が行ったり来たりしている様子で…。 ともかくサンドラとジャッキーはよく逢うんですよ。この辺りは、日本じゃ考えられない光景な んじゃないかなぁ。試写会始まる前に説明してくれた人が新しい、家族のあり方って言っていたけど…
最初は、ケンカしていた二人もジャッキーが病気だということが分かってからは、歩み寄ろうとするの…って いうかジャッキーは子供の為にそうせざる得なかったと思う。子供がどんどんサンドラに慣れていくのが、 サンドラがいい子だと認めるのが辛いっていう、人間臭い感情にすごく共感しちゃいました^^;。
結局この手の、いさかいなんてどちらが悪いというものじゃなく、 相手に負けたくないってことなんでしょうか。
私には設定もちょっと新鮮で、子供がちょっとずつサンドラになれていく過程なんかは、 不自然さがなくてよかった。なのに ジャッキーが病気と分かってからの展開にすごく不満あり(笑)。 なんか普通の泣かせるドラマになっちゃって…。サンドラはおかかえのカメラマンみたいになってしまって、 ルークは何故かかやの外。ジャッキーを中心に温かい家族が出来あがるの。ほのぼのとするがどーも おもしろくなかった^^;

2人の関係とは別に、病人に対する医者の対応や家族の対応がストレートでびっくりした。 子供にもきちんと分かりやすく話しをして…。それがいいか、自分がそうして欲しいかはべつとしていいなぁと 思った。あと、子供の送り迎えって重要なことなんですねぇ。保護責任だったっけ、子供二人で お留守番なんてさせたら、確か罰せられるのですよねぇ。そういう生活の違いもすごく感じた映画でした。

見終わって疑問だったのは、なんでマークは離婚したの??サンドラとは、結婚しちゃったの(求婚はしてOKサインはでてたけど) ??サンドラは仕事クビになってその後どうしたの??映画見た人教えてくれません??

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