いざハノイへ

8月25日(土)

タンロン遺跡朝早く起き、MKのシャトルバスにて、関西空港へ。そして午前10時30分発のベトナム航空331便に乗って、いざベトナムの首都ハノイへ。ベトナムにはホーチミンしか直行便がないと思っていたが、あるんですね。ハノイ便。4時間30分ほどで到着。宿泊するホテルは日系の ニッコーハノイ。豪華ではないですが、十分な広さがあるので問題なし。早速外出することにするが、K嬢は、ハノイの 世界遺産であるタンロン遺跡を希望。私はなんとなくしょぼい感じがして気乗りしなかったが、かといって他に行きたい名所があるわけでもなく、了承。ホテルからタクシーに乗る。で、到着。タンロン遺跡の印象。るるぶベトナムでは無視されているとおり、なぜ世界遺産にするべきなのかよく分からない遺跡。観光客もベトナム人がちょっといる程度である。でもK嬢のおかげで世界遺産1カ所制覇できることになったので良しとしよう。このままこの場所を去るのは勿体ない気がしたので周辺にある軍事博物館を訪れてみた。

ベトナム料理次に、ハノイの伝統芸能である タンロン水上人形劇を鑑賞するべく劇場へ。午後6時30分のチケットを入手(1等席10万ドン)。まだ1時間半ほど時間に余裕があるので、るるぶで北部4大絶品料理の一つとして、またアメリカのニュース専門サイトで「死ぬまでに食べたい10大料理」のひとつに選ばれたと力説されている"チャー・カー"なる料理を食べるために、発祥の店「 チャー・カー・ラ・ヴォン」という店に行くことにする。劇場から、交通ルールというものを知らないバイクを避けながら徒歩15分程度で到着。店の雰囲気はレトロ感があって悪くない。"チャー・カー"を注文というか、それしかないので、それがどかっと出てくる。この料理を簡単に説明すると、雷魚の揚げたものと野菜をスパイスの利いたたっぷりの油で炒め煮する鍋料理である。それをお米の麺に載せて、ピーナッツや調味料を付けて食べるのである。感想は、「死ぬまでに食べたい10大料理」というのは言い過ぎで「死ぬまでに食べたい1万大料理」ならよいが....ってところです。別に不味いわけではないですよ。とにかくハードルを上げ過ぎるとロクなことはないということです。1人17万ドン。

水上人形劇店を出て、途中の路上で肉まんを買い食いし(1個15000ドン)、目的の劇場へ。2階に上がるとステージがあり、指定席となっている(座席番号が汚い手書きでチケットに記載されていたので最初は気付かなかった)。ここには欧米人がいっぱいだ。おそらくツアーコースに含まれているのだろう。水上人形劇をどのように説明したらいいか分からないが、脇で民族音楽を演奏しながら、農村の生活などを題材にした人形劇であり、その内容が教訓めいたものなのか、単なるコントっぽいものなのかもベトナム語なので分からないです。とはいえ、コミカルな動きなので、それなりに楽しめます。芸術的ではないかもしれませんが、人形をどうやってあのようにうまく動かせるのか不思議です(多分、奥にあるすだれ越しから人形を操作しているようです)。

ナイトマーケット終演後、ホテルに戻ろうとしたが、ここ旧市街はどうやら週末は ナイトマーケットが開かれているようなので、周辺を散策。洋服や小物などが陳列された店が並んで、個人的には全く物欲が湧かないものばかりであるが、週末を心待ちにしていたハノイっ子たちを見ているのは楽しい。タクシーにてホテルに戻る。

なお、蛇足情報。我々観光客が常用する交通手段はタクシーで、初乗り14000ドンなので、60円しない。なので、くそ暑い中、積極的に活用しなければ損なぐらいなのですが、ガイドブックの指摘どおり、主要な会社のタクシーに乗るべきだと思います。主要なタクシー会社とは、ハノイタクシー、タクシーCP(どちらも赤いラインの車)、マイリンタクシー(緑のマークの車)などのようで、少なくとも今回の旅行で、これらのタクシーを乗った場合は問題はありませんでした。しかし、残念ながら、1回だけ主要な会社ではないタクシーに乗ってしまい、メーターの上がり方が尋常ではないという経験をさせてもらいました。とはいえ所詮500円程度の出費なのですが...。でも悔しいです。

・25日の歩数:13,075

(写真:タンロン遺跡の2組のカップル、名物料理チャー・カー、人形劇、ナイトマーケット)

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