春星社所蔵短冊帖より

 

 

 

化政期俳人短冊より@

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中興期俳人短冊より@

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化政期俳人短冊よりA

 

中興期俳人短冊よりA

 

 

 

 

化政期俳人短冊より

 

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売買も落なから済むはきかな    鳳朗

 

飛あきて木かくれ啼やほとゝきす   卓池

 

神も聞く世はことふきの春のかせ   屠龍

 

みしか夜や足らぬはものゝ風情なる  定雅

 

 

鳳朗

田川氏、名義長、字中立、称東源、藍蓼庵、自然堂、京陵山人、負山子、鶯笠、對竹と号す、鼎山の男、肥後熊本人、江戸住、蒼、梅室と共に天保三大家と称せらる、弘化二年没、享年八十四。

卓池

鶴田氏、称与左衛門、青々處、藍叟と号す、紺屋業、初め暁臺門、後士朗門、三河岡崎人、画を能す、弘化三年没、享年七十三。

抱一

播州姫路藩主雅楽頭宗雅の弟、酒井氏、名忠因、出家して西本願寺文如上人の養子となり、名文詮、字暉真と改む、権大僧都に任ぜらる、雨華庵、軽挙道人、庭柏子、鶯村、抱一の号あり、馬場存義門、江戸根岸住、光琳に私淑して画を能し、文晁と並称さる、文政十一年没、享年六十八。

定雅

西村氏、通称みすや甚三郎、俳仙堂、椿華亭、粋川子と号す、又艶好法師、猿猴の戯号を持ち、洒落本作者としては大極堂有長の号を持つ、初め樗良門、後蕪村門、文政九年没、享年八十三。