6中総−総選挙総括+参院選目標・方針
全面惨敗認めず→参院選惨敗危機意識なし・マンネリ目標・新鮮味なし
「自力」=支部・党員に後退責任を転嫁し、総懺悔を強要する赤色詭弁語
(宮地作成)
〔目次〕
1、総選挙総括−「後退だが前進」という詭弁=全面惨敗認めず (表1)
2、「自力」=支部・党員に後退責任を転嫁し、総懺悔を強要する赤色詭弁語 (表2〜4)
3、参院選のマンネリ目標・方針=新鮮味なし・「党勢拡大大運動」提起せず
1、国際的マイナス要因=共産主義友党関係の中国共産党・朝鮮労働党と
2、参院選のマンネリ目標・方針=新鮮味なし・「党勢拡大大運動」提起せず (表5・6)
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総選挙総括ペテンと党勢拡大数字ペテン=「自己検討・自己分析」中身
「得票数・得票率ともわずかな前進」評価と「昨年の減紙3万部」数値
1996〜2012年 6回目総選挙結果をどう見るか?
議席−1、得票数−125.4万票、得票率−0.91%
当選7ブロックだけの得票率・当選順位 総務省の順位判明 (表2)
125万4727票減ったのにたいし、12万5603票増えたという前代未聞の詭弁
供託金没収額8億3100万円、没収者率80.1%
(2010年参院選結果)
『共産党の参院選結果5回分データ分析』議席−1・得票−84万票・得票率−1.70%
MF生『10年参院選−共産党の都道府県別成績』得票数・率とも各地で大幅後退
『供託金の26億8400万円国庫垂れ流し政党』供託金支援基金納入拒否党員58%
参院選10年結果 総務省 朝日 読売 東京 07年結果 総務省 朝日 読売
共産党『2中総志位報告1』参院選総括 『報告2』党建設・選挙方針
1、総選挙総括−「後退だが前進」という詭弁=全面惨敗認めず
→参院選も全面惨敗という危機意識なし
志位は、2013年2月9日、6中総を開き、総選挙総括と参院選目標・方針を報告した。総選挙の全面惨敗結果の総括内容と、それにたいする自己検討・自己分析という約束はどうなったのか。
「(1)、議席倍増という目標そのものは、積極的なものだったと考えます。
(2)、残念ながら結果は、改選9議席から8議席に、比例代表の得票は前回総選挙で得た494万票(7・03%)から369万票(6・13%)への後退となりました。
(3)、同時に、私たちが4中総決定で「出発点」と位置づけた2010年参院選比例票の356万票(6・10%)と比べて、わずかではありますが得票・得票率ともに前進した。」
この志位レベル自己評価=自己検討・自己分析をどう考えたらいいのか。
(1)、議席9→18への倍増という目標は、積極的なものどころか、実現不可能で荒唐無稽目標だった。支部長1.5万人・党費納入党員21万人の誰も、その客観的・主体的条件があると判断した者はいなかった。議席倍増目標は、支部・党員のやる気を奪った否定的役割を果たした。総選挙活動への参加意欲を最初から破壊した。志位は、総選挙活動参加党員60%台と報告した。
志位公表31.8万党員×不参加40%≒12.72万党員がそんな馬鹿げた目標などやっておれないとサボタージュをした。通常なら、総選挙活動こそ、国政選挙・党勢拡大運動において、最大の党員参加率になってきた。この不参加=サボタージュ率も、党史上最悪データである。
(2)の3指標とも後退→(3)「出発点」からは得票・得票率ともに前進とは前代未聞の詭弁である。そのペテンにたいし、総選挙活動参加党員60%中、納得する党員は、よほどの忠誠派赤色信者約8万人以外で、一人もいないであろう。
「わずかですが前進」とは、正確にはどれだけなのか。
2012年総選挙比例代表368万9159票−2009年総選挙比例代表494万3886票=−125万4727票になる。
2012年総選挙比例代表368万9159票−2010年参院選比例代表356万3556票=+12万5603票という「わずかですが前進」からくりになる。
125万4727票減ったのにたいし、12万5603票増えたというのは、前代未聞の詭弁である。政党としての品格をなしていない。
このような詭弁総括操作をする志位和夫とは何者なのか。
そもそも、2012年12月総選挙結果の評価・総括において、2010年参院選結果と比べた政党やマスコミは皆無である。そんなことは、恥知らずでとてもできない。どこも、誰もやらない比較をする人間をどう考えたらいいのか。狂気の自己保身と惨敗責任逃れの破産人間でなければ、こんな芸当は打てない。
(表1) 09年総選挙・12年総選挙・10年参院選の比較データ
比例代表 |
議席 |
増減 |
得票数 |
増減 |
得票率 |
増減 |
09年総選挙 |
9 |
|
494万3886票 |
|
7.03% |
|
12年総選挙 |
8 |
−1 |
368万9159票 |
−125万4727 |
6.13% |
−0.9% |
|
|
|
|
|
|
|
10年参院選 |
3 |
|
356万3556票 |
|
6.10% |
|
12年総選挙 |
8 |
|
368万9159票 |
+12万5603 |
6.13% |
+0.03% |
ただ、7月参院選の結果・総括においても、同じペテン手口を使うことができるか。「直近の国政選挙結果との比較」ペテンを再度使えるか。それをするのなら、12年12月総選挙結果−得票数・得票率との比較になる。さすが、6中総において、志位は、「出発点」というペテン基準語を使っていない。
志位は、これら「議席倍増目標」の手前味噌的逆評価、前代未聞の詭弁により、議席・得票数・得票率の全面惨敗を認めることを拒絶した。全面惨敗責任の追及から逃れようと、これほどの自己保身ペテン師は、党史上初めて誕生した。
当然ながら、「後退=前進」という詭弁自己評価からは、7月参院選で再度全面惨敗をするのではないかという危機意識は生まれない。新鮮味がないマンネリ目標・方針しか出てこない。総選挙活動参加60%党員も危機意識を持たない。ましてや、総選挙活動不参加党員40%・12.72万党員も、参院選活動サボタージュを続ける。
2、「自力」=支部・党員に後退責任を転嫁し、総懺悔を強要する赤色詭弁語
志位は、2010年参院選全面惨敗総括の2中総頃から、さかんに「自力」という日本語を強調し始めた。6中総でも、それを中心テーマとしている。彼は、「自力」をどういう意味・文脈で使っているか。
「党の自力の問題――「国民に溶け込み結びつく力」について」においても報告した。「問題は、この力が、情勢の求めているものに比べればまだまだ小さいし、これまでより弱まっている面も少なくないことです」。
「量という点では、衆院解散までに1千万の対話をめざしましたが、急な解散だったとはいえ、1千万の対話は投票日までかかり、選挙戦全体として、対話と支持拡大の数は、この間の国政選挙で最も低い水準にとどまりました。
「総選挙の活動に参加した党員は、6割台にとどまりました。「しんぶん赤旗」読者への支持・協力依頼は7割台から8割台、後援会員への支持・協力依頼は4割台から5割台でした。」
「党全体では、党員の後退傾向がなお克服できていません。それは党費を納める党員が前回総選挙から1万人余後退したことにも示されています。読者は、前回総選挙時比で、日刊紙で89・7%、日曜版で86・7%で選挙をたたかいました。」
この内容にも見られるように、6中総報告全体として、(1)、志位和夫・常幹自身の総選挙全面惨敗責任と原因に関する内容はまったくない。すべてが、(2)、公表党費納入党員31.8万人中6割しか参加しなかった。4割・12.72万人もが参加を拒否した。(2)、対話と支持拡大で国政選挙中、もっとも低かった。(3)、支部・党員が党勢拡大で成果を挙げなかった。(4)、それどころか、赤旗日刊紙・日曜版とも支部・党員が減らした。とする支部長1.5万人・党費納入党員21万人批判の総括内容である。
これらにあるように、日本語「自力」とは、支部・党員に総選挙全面惨敗の責任転嫁をし、かつ、志位・常幹側における全面惨敗責任・原因を棚上げし、隠蔽・回避する赤色詭弁語である。それは、敗戦時の「1億総懺悔」説と同じレベルで、志位・常幹と支部長1.5万人・党費納入党員21万人を同列に置き、全員に全面惨敗責任があったとする「党員総懺悔」屁理屈になった。
志位は、2000年不破規約・綱領路線確立後、12年間にわたり、(1)一度も選挙に勝ったことがなく、(2)一回として、赤旗日刊紙・日曜版が増えた党大会がないという現実データに沈黙し、隠蔽している。その原因は、根底に、不破規約・綱領路線が持つ反国民的犯罪性・時代錯誤性・党内民主主義を抑圧する党内犯罪システムにある。
ただ、その党内犯罪性を認めたら最後、コミンテルン型共産党という赤色生命体が瞬時に死滅することも分かっている。志位は、「不破綱領の正しさ」という根本的に誤った理屈にしがみつくしかない。
(表2) 衆院選・参院選・都議選12連続惨敗データ
2000年不破規約・綱領路線確立以降、前進した選挙皆無=衰弱死進行政党
年 |
種類 |
議席 |
得票数・万 |
得票率・% |
備考 |
|||
増減 |
増減 |
増減 |
得票数増の真相 |
|||||
00年 |
衆院選 |
26→20 |
−6 |
663 |
−47 |
11.23 |
−1.32 |
|
01年 |
都議選 |
26→15 |
−11 |
74.8 |
−5.5 |
15.63 |
−5.7 |
|
01年 |
参院選 |
15→5 |
−10 |
432.9 |
−386.6 |
7.91 |
−6.69 |
|
03年 |
衆院選 |
20→9 |
−11 |
459 |
−204 |
7.76 |
−3.47 |
|
04年 |
参院選 |
5→4 |
−1 |
436.3 |
+3.4 |
7.80 |
−0.11 |
実質数万票減 |
05年 |
都議選 |
15→13 |
−2 |
68.0 |
−6.7 |
15.57 |
−0.06 |
|
05年 |
衆院選 |
9→9 |
±0 |
492 |
+33 |
7.25 |
−0.51 |
実質30.1万票減 |
07年 |
参院選 |
5→3 |
−2 |
440.8 |
+4.5 |
7.48 |
−0.32 |
実質17.7万票減 |
09年 |
都議選 |
13→8 |
−5 |
70.7 |
+2.7 |
12.56 |
−3.01 |
実質13.2万票減 |
09年 |
衆院選 |
9→9 |
±0 |
494.4 |
+2.4 |
7.03 |
−0.22 |
実質15.5万票減 |
10年 |
参院選 |
4→3 |
−1 |
356.3 |
−84.4 |
6.10 |
−1.38 |
|
12年 |
衆院選 |
9→8 |
−1 |
368.9 |
−125.4 |
6.13 |
−0.91 |
|
13年 |
参院選 |
3→(2?) |
(−1) |
減る |
減る |
得票数・投票率は比例代表。参院選半数改選議席→当選議席
3つの選挙種類が異なるが、ここでは時系列データ。(表)の増減は同種選挙の比較
このデータを見ると、2000年以降、東京都議選だけでなく、衆院選、参院選においても、日本共産党は、衆院選2回の±0議席を除いて、議席と、得票率をすべて減らしている。総選挙・参院選・都議選の得票数増加5回は、投票率アップによるもので、実質的には、(表)備考欄のように5回とも得票数を減らしている。実質的得票数減少5回データを合わせれば、得票数も12回連続惨敗政党になった。
宮本・不破・志位らは、1980年ピーク以降、赤旗部数増減の長期データを発表したことが一度もなく、隠蔽している。せいぜい、前回国政選挙比か前回党大会比しか言わない。それらは、増でなく、すべて減っている。
1980年以降、30年間で、HN355万部−145.4万部=209.6万部・59.0%読者が、日本共産党を支持できない、誤った路線・体質の政党であるとして大量離脱してきた。
(表3) 30年間連続減紙政党=読者大量離脱政党
年 |
80 |
82 |
85 |
87 |
90 |
94 |
97 |
00.9 |
04・1 |
06・1 |
10.1 |
大会 |
15 |
16 |
17 |
18 |
19 |
20 |
21 |
22 |
23 |
24 |
25 |
HN |
355 |
339 |
317.7 |
317.5 |
286 |
250 |
230 |
199 |
173 |
164 |
145.4 |
内H |
54 |
50 |
40 |
35 |
(30) |
(28) |
(25) |
||||
内N |
232 |
200 |
190 |
164 |
(143) |
(136) |
(120.4) |
||||
増減 |
−16 |
−21.3 |
−0.2 |
−31.5 |
−36 |
−20 |
−31 |
-26 |
-9 |
-18.6 |
|
累計 |
|
−16 |
−37.3 |
−37.5 |
−69 |
−105 |
−125 |
−156 |
−182 |
−191 |
−209.6 |
(表4)は、2012年10月共産党5中総〜13年2月末結果のデータである。
(表4) 15カ月連続党勢拡大運動の増減結果データ
13カ月連続「大運動」+延長8・9月結果+再延長10月末結果
年月 |
10年1月 党大会 |
15カ月 5中総 |
党大会 後の増減 |
10月末 実質数 |
12年12月末 赤旗公表 |
13年1月末 赤旗公表 |
13年2月末 赤旗公表 |
日刊紙 |
25万 |
−1541 |
−2万7098 |
22万2902 |
−5725 |
−1896 |
−364 |
日曜版 |
120.4万 |
−2813 |
−16万4669 |
103万9331 |
−28760 |
−10390 |
−2906 |
HN合計 |
145.4万 |
−4354 |
-19万1767 |
126万2233 |
−34485 |
−12286 |
−3270 |
党大会後の増減数は、12年7月18日志位公表・HN130万〜12年10月末実質数
3、参院選のマンネリ目標・方針=新鮮味なし・「党勢拡大大運動」提起せず
〔小目次〕
1、国際的マイナス要因=共産主義友党関係の中国共産党・朝鮮労働党とその日本支部の国際的犯罪行為の影響
2、参院選のマンネリ目標・方針=新鮮味なし・「党勢拡大大運動」提起せず
1、国際的マイナス要因=共産主義友党関係の中国共産党・朝鮮労働党とその日本支部の国際的犯罪行為の影響
志位は、6中総と結語において、何度も綱領の正しさ、科学的社会主義の党を力説している。しかし、有権者の日本共産党観はどうなっているか。日本共産党とは、日本の政党中、中国共産党という党独裁・党治国家と共産主義友党関係を持つ唯一の政党である。しかも、朝鮮総連という朝鮮労働党日本支部の50周年を祝賀し、犯罪国家北朝鮮とも実質的に共産主義友党関係を続けている。
有権者は、日本共産党が、その党独裁・党治国家を賛美し、祝賀する反国民的犯罪体質政党だということを知っている。ところが、そこに、中国共産党が所有し、指揮権をにぎる軍隊が、尖閣諸島問題で違法な行動をエスカレートさせた。一方、朝鮮労働党は3回目の核実験を行った。
日本共産党と共産主義友党関係にある2党の国際的犯罪が起きたが、志位・市田・不破らはその関係を断絶しようとしない。そのままでは、参院選で、その犯罪関係により、有権者が大量に日本共産党を見限る怖れが激増した。
志位・市田は、総選挙全面惨敗に続き、参院選でも連続全面惨敗するとの恐怖でうろたえた。6中総や赤旗記事で、慌てて中国・北朝鮮批判を発言した。
しかし、有権者は、参院選に向け、その反国民的犯罪関係を見逃すことはない。日本共産党が、中国共産党と朝鮮労働党・その日本支部との共産主義友党関係を断絶し、2党批判を全面展開しない限り、この国際的マイナス要因は、参院選全面惨敗の重大な要因になる。
一方、中国共産党は、国民の経済要求も拒否する路線を続ければ、東欧・ソ連10カ国のように崩壊することも分かっている。そこで、(1)政治は一党独裁・人権侵害強化+(2)経済は資本主義市場経済という矛盾した路線を続けざるをえない。しかし、この対立・矛盾する政策への批判・不満は、中国で全国的に表面化してきた。ところが、不破哲三は、中国を3回も訪問し、その体制システムを賛美してきた。これも、日本有権者にたいする反国民的犯罪行為である。
有権者で、日本の政治経済体制を、生き残りの党独裁・党治国家のようにしたいと願う者は一人もいないと断言できる。今後とも、日本共産党が国政選挙で躍進したりすることはない。むしろ、ますます、衰弱死過程がテンポアップする。
(不破哲三と中国共産党との関係経緯) 時系列別ファイル
『不破規約共産党と尖閣諸島・ノーベル平和賞問題』中国べったり・3回訪問不破80歳
『日本共産党と中国共産党との和解劇』1998年 wikipedia日中共産党の関係
共産党『不破哲三議長の中国訪問』02年8月 『学術講演「レーニンと市場経済」』8月
共産党『中国共産党との会談終了/日本の情勢について不破議長が発言』05年12月
新日本出版社『不破哲三102冊』『日中理論会談で何を語ったか』06年3月
日本共産党『不破哲三−「学術講演」内容』全文、06年5月訪問
しんぶん赤旗『不破所長−中国社会科学院で「学術講演」』06年5月記事
加藤哲郎『「社会主義」中国という隣人』共産党一党独裁・民主主義以前の党治国家
高木純吉野川市議会議員『日本共産党を離党しました』12年4月10日
「理論交流」=人権弾圧の中国共産党と友好関係、「一党独裁」容認と批判・離党理由
(北朝鮮支援・無批判の反国民的犯罪組織=日本共産党の本質)
朝鮮総連を2000年党大会に招待=朝鮮労働党との友党関係回復
『北朝鮮拉致(殺害)事件の位置づけ』日本共産党の反国民的犯罪対応
『北朝鮮拉致事件と共産党の意図的な無為無策路線』金正日擁護政策
(朝鮮総連=北朝鮮の日本支部。総連幹部全員=朝鮮労働党党員)
林玲『「日本共産党史」から消された「朝鮮総連」結成秘話』1955年・六全協、中国共産党
日本共産党所属の在日朝鮮人全員離脱を指令→朝鮮労働党党員に
赤旗2000年12月20日『朝鮮総連指導部と日本共産党三役が懇談』
赤旗01年 3月 4日『朝鮮総連議長の告別式に志位委員長が参列、献花』
赤旗01年 5月26日『朝鮮総連大会始まる−志位委員長があいさつ−18年ぶり出席』
赤旗02年 9月 7日『北朝鮮の建国祝賀宴−志位委員長が出席、朝鮮総連主催』
赤旗05年 5月25日『朝鮮総連結成50周年にあたってあいさつ−日本共産党議長』
赤旗10年 7月25日『鳥取県委員会−岩永書記長が朝鮮総連であいさつ』
赤旗11年12月20日『北朝鮮問題で日本共産党』80年代前半、北朝鮮と関係断絶=ウソ
2、参院選のマンネリ目標・方針=新鮮味なし・「党勢拡大大運動」提起せず
志位は、6中総において、参院選目標・方針を命令した。しかし、それは、2012年12月総選挙目標・方針とまったく同じである。全面惨敗結果に終わった目標・方針をそのまま掲げるとはどういうことか。これほどのマンネリ目標はこれまでにない。志位は、思考停止党首になったのか。
(表5) 総選挙目標と参院選目標の比較=まったく同じ
目標 |
総選挙12年12月 |
参院選13年7月 |
|||
|
目標 |
結果 |
前回比 |
目標 |
予想 |
1、議席 |
議席倍増9→18 |
9→8議席 |
−1議席 |
議席ほぼ倍増3→5 |
3人目順位6ダウン→2議席 |
2、得票数 |
650万票 |
494.3→368.9万票 |
−125.4万票 |
650万票 |
356万票→減る |
3、得票率 |
10% |
7.03→6.13% |
−0.9% |
10% |
6.10%→減る |
4、赤旗拡大 |
減紙回復19.1万部 |
145.4→126.2万部 |
−19.1万部 |
提起せず |
さらに大量減紙 |
赤旗拡大目標−志位は提起せず。支部・党員には10年参院選時の部数回復指令
(表6) 得票率・当選順位下落データと2013年当落予想
年 |
比例代表得票率 |
比例代表定数48中−当選順位と落選 |
||||
増減 |
1人目 |
2人目 |
3人目 |
4人目 |
||
01 |
7.91 |
−6.69 |
8 |
20 |
32 |
45 |
04 |
7.80 |
−0.11 |
9 |
22 |
35 |
47 |
07 |
7.48 |
−0.32 |
10 |
23 |
36 |
49以下落選 |
10 |
6.10 |
−1.38 |
13 |
28 |
43 |
60位で落選 |
13 |
減る |
減る |
下がる |
下がる |
下がる→落選 |
49以下落選 |
比例代表定数48における共産党の当選順位下落スピードは3人ともきわめて激しい。2010年4人目は、60位で落選した。2013年参院選になっても、共産党得票率が、4回の下落傾向から見て、もはやアップすることはない。10年2人目の28位のドント式順位は、13年に下落する。
07年順位は、10、23、36位だった。それが、10年当選者は前回より1人減の3人だが、10年当選順位は13位、28位、43位となっており、3人目が危うい滑り込みといえる。市田忠義は04年選挙では個人名得票数19万9930票だったが、10年は8万3806票と半減以下。順位も9位から13位に下げた。
最大の問題は、2013年参院選における3人目の順位である。定数48中、2010年は43位だった。13年に、43位→49位以下へと順位が6下がるかどうか。49位以下になれば、改選議席3→2議席に減る。
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〔関連ファイル〕
総選挙総括ペテンと党勢拡大数字ペテン=「自己検討・自己分析」中身
「得票数・得票率ともわずかな前進」評価と「昨年の減紙3万部」数値
1996〜2012年 6回目総選挙結果をどう見るか?
議席−1、得票数−125.4万票、得票率−0.91%
当選7ブロックだけの得票率・当選順位 総務省の順位判明 (表2)
125万4727票減ったのにたいし、12万5603票増えたという前代未聞の詭弁
供託金没収額8億3100万円、没収者率80.1%
(2010年参院選結果)
『共産党の参院選結果5回分データ分析』議席−1・得票−84万票・得票率−1.70%
MF生『10年参院選−共産党の都道府県別成績』得票数・率とも各地で大幅後退
『供託金の26億8400万円国庫垂れ流し政党』供託金支援基金納入拒否党員58%
参院選10年結果 総務省 朝日 読売 東京 07年結果 総務省 朝日 読売
共産党『2中総志位報告1』参院選総括 『報告2』党建設・選挙方針