バルセロナ旅行記 7月4日
朝、地下鉄に乗って、 ピカソ美術館へ。少し行列はあるものの、一週間前に上海万博で2時間の苦行を積んだ私には、楽勝だ。しかも、お金がいらないと。本を読み返すと、第1日曜は終日無料とのこと。ラッキーである。次に バルセロナ市庁舎へ。裏から、セキュリティーを通って見学。見学させるだけあって、素晴らしい。この趣のある重厚さに、完全にオフィスとしての機能しかない日本の市庁舎は完璧に負けている。欧米の外国人観光客が多く訪れる観光都市にある日本の市庁舎は、日本の美を見せることができるような設備に整えると世界に魅力を発信できると思う。少なくとも、京都に来る欧米人は京都市庁舎が多分、和風の趣のある施設のはずだと思って、私のように観光に訪れてくるはずである。とはいえ、そのような施設とした場合、税金の無駄使いと激しく批判されるのだろうが...。
昼食は市庁舎から少し歩いたロス・カラコレスへ。まずは白アスパラガス。とにかく太い。まるで、アレを想像してしまうかの太さ。しかし旨い。カネロニとイカスミのパエリャ。特にパエリャ旨し。昔ながらの雰囲気もよく、この店はかなり良い。最後にココナツアイス。食後は、どうでもいいと思っていた コロンブスの塔へ。エレベーターがあるとは知らなかった。今回はあがってみると、景色が一望できた。この塔はわざわざ行くところではないと思うが、間違って来てしまったら、登った方がよいと思う。
建物ばかりで飽きてきたので、TARANTOSというところで、 フラメンコのショーを見る。若手中心ということからか、8ユーロは良心的だと思う。観光客向けなのか、トップレベルとのどれぐらい違いがあるか等、私らには、分からないので、十分に迫力があって楽しめた。昼食が重かったので、バルでタパスを数品を頼み、軽い夕食として、ホテルに戻ろうとしたが、夜のサグラダ・ファミリア聖堂が綺麗にライトアップされていたので、急遽、撮影会を実施した。
(写真:市庁舎、パエリャ、フラメンコ)
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