玄 関 口 【CD菜園s】 【コンサート道中膝栗毛】 【朝比奈一本勝負】

過去のひとこと(2003年後半版)


 2003年の6月から12月にかけて書いた「ひとこと」を並べています。よろしければ読んでください。

12月21日
 EXTONから朝比奈のCDが発売されます。
・ブルックナー…交響曲第7番(日本フィル・68年)
 発売は2月だそうです。
 発売されれば朝比奈最古のブルックナー録音となります。期待して待ちましょう。
 
 ナクソスから出たブルックナーの9番終楽章付きを聴きました。
・ブルックナー…交響曲第9番終楽章付き(ヴィルトナー/ウェストフィリア・ニュー・フィルハーモニー管)
 快速でビュンビュン飛ばす演奏で、ちょっとビックリしましたが、クセのない演奏でスカッと聴くことが出来ました。
 でも終楽章での感銘の深さではアイヒホルン盤には及びませんでした。最新バージョンと言う点でも飯守泰次郎&名古屋フィルの方が良かったです。
 ただCDで繰り返し聴ける最新バージョンは現在これしかない、という消極的な理由でこれを勧めます。そうなってくるとクセのない誠実な演奏が美点となりますので、一長一短です。
 
 
 お待たせしました。奈良響のリンツとブル4をアップしましたので、よろしくお願いします。
 それから金聖響&センチュリーの券も購入しました。今回はブルとマラのみ参加します。

12月14日
 久しぶりに「朝比奈一本勝負」を更新しました。
ブルックナー…交響曲第5番
 今回登録したのは、つい先日発売された大フィル(73年)、大フィル(ジャンジャン全集)、都響(ビクター全集)、新日フィル(92年)、大フィル(キャニオン全集)となっています。
 
 クライバーのベト6とかナクソスのブル9終楽章付きとかアルトゥスのクナとシューリヒトとかマタチッチのブル8とか、紹介したいCDは他にいっぱいいっぱいあるんですが、時間が足りません。く、悔しい……。
 あと許センセのやアリアCDの店主が書いた本なんかの書評も書きたいのですが……、う〜ん。
 
 奈良響のブル4聴きに行けました! けど感想はどうか来週まで待っていて下さい。

12月7日
 お待たせしました。
 金聖響/新世紀浪漫派!「ブラームス」
 をアップしましたので、よろしくお願いします。(ややアッサリ風味ですが)
 
 朝比奈のCD2枚、
・ブルックナー / 交響曲第5番 朝比奈隆&大阪フィルハーモニー(1973)
・メモリアル・ライブ 朝比奈隆&大阪市音楽団
 買ったはいいが例によってまだ聴いていません。ワッハッハ。
 来週ぐらいに例のコーナーで取り上げるつもりですので、もう少しお待ち下さい。
 CDの帯に書いていたことによると、Tokyo−FMでは今後の予定として
・ベートーベン…交響曲第3番「英雄」(77年 新日フィル)
・ブルックナー…交響曲第4番 (79年 新日フィル)
・ブルックナー…交響曲第8番 (77年 新日フィル)
 が挙がっていました。これまた非常に楽しみです。
 それにしてもブル5の録音スタッフの中に吉野金次さんの名前がなかったのが残念です。

11月23日
 3連休てナニ?
 って状態ですから、更新はいつものように滞ってますが、小ネタだけは少々。
 
 今月の2日に書いた近藤望氏のホルン協奏曲集CDですが、アリアCDさんの所でも取り扱うようです。
 少し前に発売されたものをこれだけピンポイントで扱うってことは、このページを見たんでしょうねきっと。という訳なのでこのCDを教えてくださった方には重ねて御礼申し上げます。
 値段は一緒なので、アリアCDと取引のない方は送料(200円ほど)払ってウインドミュージックさんから直接購入したほうが安くあがると思います。
 まあ落穂拾い的にどうぞ。
 
 先日のベルティーニ&都響のマラ1が余りにも素晴らしかったので、思わずチケットを買ってしまいました。
ベルティーニ&都響 マーラー・シリーズ第10回(交響曲第9番)
 と言う訳で横浜まで日帰り行って来まーす。
 良い演奏をすれば必ずリピーターが付きます。他のオケも頑張って欲しいものです。私でよければ喜んでリピートさせてもらいます。
 そう言えば、聖響&センチュリーの券まだ取ってなかったなー、どうしよう……。

11月16日
 朝比奈関係のCD2枚の発売日などの詳細が判りました。
 まず、朝比奈&大阪フィルのブル5がTokyoFMから11月30日発売。CD番号はTFMC0005で2,799円です。参考(HMV)
 
 そして朝比奈&大阪市音楽団のメモリアル・ライブはEXTONから11月19日に発売されます。CD番号はOVCL00145で2,857円です。参考(HMV)
 
 
 これから年末にかけて妙に忙しくなりますので、更新がしょぼくなりそうな予感。(水面下ではいろいろと準備中です……)
 あと「朝比奈一本勝負」でEXTONのブル8(編集をめぐる騒動の件)と聖フローリアンのブル7(この演奏以降のフローリアンについて)でささいな一文を追加しましたので、暇な方は目を通して下さい。

11月8,9日
 朝比奈のモツレクですが、いまWinMXとWinnyに流れていますね。
 協会盤をゲット出来なくて地団駄踏んでいる方は辛抱強く探してみて下さい。
 キーワードは朝比奈隆、モーツァルト、レクイエムなんかがよろしいかと。
(WinMXって何? Winnyって何? という質問にはとても答えられませんので、サーチエンジン等で検索してみて下さい)
 
 
 さて、工房の更新ペースから見ると異例のスピードですが、京都で行われたベルティーニ&都響のマラ1を更新しましたので、よろしければご覧になって下さい。

11月2日
 先日ナイスな情報を教えて頂きました。
 
近藤望 ホルン協奏曲集(CD番号:MDS-QV1913)
 この中のR・シュトラウスの協奏曲第1番を朝比奈隆&大阪フィルハーモニーが演奏しております。1973年の録音ですが、それほど悪い録音ではありません。オケの鳴り方が他の演奏とは全然違います。
 制作はウインドミュージックさんで通信販売にも応じてくれます。とても丁寧な対応をしてくれますので、心配はありません。興味がお有りならぜひに。
 
 「朝比奈隆アーカイブスDVD頒布」が第6回頒布を開始しました。
 ついにシカゴとのブルックナー5番が登場です。また倉敷音楽祭祝祭管弦楽団との「英雄」も挙がっており、マニア垂涎のものと言えるでしょう。
 
 
 今週も「CD菜園s」のブル6を更新しました。
 さてあれの続きでもやりましょうか。

10月26日
 こんなチンケなサイトですが、もう開設から5年も経ってしまいました。そんなにやっていたのか、というのが正直な感想ですが、これも皆様のご愛顧のおかげだと感謝しております。「継続も力なり」との言葉もあるようなので、これからもマイペースで頑張って行こうと思います。
 5周年ということで、いろいろな事をしようと思っていますので余り期待しないで待っていて下さい。
 
 それはそうと「CD菜園s」のブル6を更新しましたので、興味がお有りな方はぜひに。

10月19日
 先週、この欄に朝比奈協会のモツレクCDの件を書いたのですが、もの凄い反響で驚いてしまいました。やはり協会の活動内容に大きな不満を持っているひとはたくさんいたようです。
 会員は見限るなり、叱咤するなり、何かしらのアクションを起こさないとダメなような気がします。少なくとも協会がこれで良いと思っている内は。
 取り敢えず私は協会にハガキを出してみようと思います。
 
 
 EXTONから朝比奈のCDが発売されるようです。
・ザ・メモリアルライヴ/朝比奈隆 大阪市音楽団を振る(CD番号:OVCL00145 税抜価格\2,857)
 演奏はブラスバンドである大阪市音楽団で、発売は11月19日の予定です。
 大阪市音楽団の創立80周年記念として発売されるそうですが、このバンドとの録音は一般には昔EMIからLPで出たきりです。(75年のスタジオ録音で未CD化)
 しかし録音年が72,74,76,83年のライブと言うことなので、レコ芸の朝比奈隆ディスコグラフィーにも掲載されていなかった音楽団創立60周年記念LPが中心となるのでしょう。ブルックナーのアポロ行進曲などが収録される可能性が大です。
 ちなみに大阪府音楽団というのもありますが別団体です。
 
 
 金聖響&大阪センチュリーによるザ・シンフォニーホールにおけるシリーズ演奏会ですが、来年のプログラムが発表されました。
 
 ・聖響 維納(ウィーン)幻想派
 4/17  モーツァルト:クラリネット協奏曲、ブルックナー:交響曲第4番
 6/13  ブラームス:ピアノ協奏曲、交響曲第2番
 10/17 シェーンベルク:浄夜、マーラー:交響曲第4番
 10/28 ウィーンワルツやポルカ
 4回通し券11月23日、1回券12月21日発売予定
 
 一番彼に合いそうなのがワルツとポルカだと思うのですが、曲目ではブルックナーやマーラーに食指が動きます。まあ過度の期待は禁物ですが。
 
 
 お待たせしました。金聖響&センチュリーの新世紀浪漫派!「シューマン」をアップしましたので、よろしければ読んで下さい。

10月12日
 今週も長文です。
 
 先週、ここに書いた朝比奈協会のモツレクCDですが、こちらの危惧がみごとにクリティカルヒットいたしました。
「この度、朝比奈協会限定CDをお申し込み頂きましたが、限定数100枚対し、予想をはるかに上回る申し込みが殺到し、わずか数日にして完売となってしまいました。
 申し訳ありませんが先着順の為、全てのお申込者に頒布することが出来ませんでした。
 (中略)
 次回からはこの様な事にならないよう、あらかじめご予約をとってから制作にはいりたいと思います。
 (後略)」
 …… (-_-メ)
 協会が犯したミスは5つあります。
 1.会員数に対する制作枚数が余りに少なかったこと。
 2.それなのに複数枚の注文を可能としたこと。
 3.郵送による告知に加え、郵便振替のみの受付なのに先着順としたこと。
 4.何より予約を取らなかったこと。
 5.上記の謝罪文を購入できなかった申込者のみにしか発送していないこと。(これから注文が来るたびにこの文章を送り続けるのでしょうか? 会員全員に配るべき)
 予約制(前金制)を採用すれば今回のような事態は100%回避できました。そこまで出来なくても、締め切り日を設け、「注文多数の場合は抽選となります。締め日以降は在庫があれば先着順とします」とすれば少なくても今回のような無様な事態にはならなかったはずです。
 協会結成以来10ヶ月、唯一の活動がこの有り様かい……。
 謝罪文に「次回からは」と書いてあるので、未頒布の需要数がはっきりと分かっている(完売以降に来た注文数を見れば一目瞭然でしょう)のに追加制作する気は毛頭ない模様です。
 工房開設5周年記念として、何やら策略を練ってたのになあ。
 正直、協会にはガッカリしたよ……。
 
 
 気を取り直して、大阪シンフォニカー響の話題です。
 曽我の大ちゃんクビです。今年いっぱいで音楽監督と常任指揮者を退任します。後任は寺岡清高さんです。
 アグレッシブなプログラムが好ましかったのですが、客が入らなかった模様です。私も結局一度も聴けずじまいでした。
 鳴り物入りの就任だったのになあ。責任は曽我さんだけのものですか?
 それにしても、ここもドボルザークのスラブ舞曲集の全曲演奏会するの? (この前大フィルでやったよなー)
 プログラムで面白そうだと思ったのは、05/1/12定期のブルックナー3番(指揮:児玉宏)、04/9/26いずみ定期のハイドン「天地創造」(指揮:黒岩英臣)ぐらいかな。
 
 
 来年春に行う第46回大阪国際フェスティバルの詳細が判りました。
4/6  東京バレエ団 「春の祭典」「ギリシャの踊り」「ボレロ」(振付:モーリス・ジャベール)
4/7  東京バレエ団 「ザ・カブキ」(振付:モーリス・ジャベール)
4/9  飯守&関フィル ラフマニノフPf協3番(アレクサンダー・ギンディン)、ワーグナープロ
4/13 大阪センチュリー Vn協奏曲(ユリア・フィッシャー)
4/18 フェスティバル能 「賀茂−御田」「靭猿」「木六駄」
4/21 エルンスト・オッテンザマー&シュトイデ・クァルテット
4/23 アレクサンダー・ギンディン ピアノリサイタル
4/26 ブッチーニ:歌劇「ラ・ボエーム」 指揮:井上道義、管弦楽:フェスティバル・オーケストラ・オブ・スターズ
 寡聞にしてアレクサンダー・ギンディンさんとユリア・フィッシャーさんを知らないため、目玉は井上ミッキーのプッチーニです。なんでもフェスティバル協会で予約すると去年にこのメンバーで演奏したモーツァルトのCDが1500人に当たるそうです。ミッキーファンの皆さんどうですか?
 それにしても年々華がなくなりますね。(NHK音楽祭の方がずっと魅力的)
 
 
 さてさて、今週も「CD菜園s」のブル6を更新しました。よければご覧になってください。
 
 他にもカール・リヒターのブル4とかアーノンクールのブル9とか聴きたいCDはたくさんあるんですが、なかなか聴くことができません。
 
 金聖響&センチュリーの新世紀浪漫派!「シューマン」はもう少し待って下さい。

10月5日
 今週は盛りだくさん。
 
 私、日本ブルックナー愛好会に所属しているんですが、その愛好会が黒姫高原でのブルックナー音楽祭を今年も10月の11〜13日に開催します。
 そこで同じく会員である川崎さんが第6交響曲について講演を行うのに合わせて、私が同曲のCD聴き比べを担当いたしました。(ここ何ヶ月か更新が滞っていたのはこれに集中していたためでした)
 そのためにブル6のCDを聴きまくったのですが、これをサイトに流用しない手はありません。
 という訳で「CD菜園s」にブルックナーの6番を(ちょっとだけ)登録しましたので、よければご覧になってください。
 
 愛好会の話に戻りますが、日本ブルックナー協会が事実上空中分解した今、当会はブルックナー好きにとって大きな拠り所となるはずです。もし興味を持たれたのなら、ここの日本ブルックナー愛好会ご案内とかここの愛好会非公式サイトをご覧になるか、石田工房(t_ishida@muj.biglobe.ne.jp)までメールを送ってください。
 
 
 朝比奈協会が会員限定となるCDの第1回配布を開始しました。
 曲目はモーツァルトのレクイエム。指揮はもちろん朝比奈隆、オケは大フィル、独唱は豊田喜代美(S)・西明美(A)・岩本明美(T)・福島明也(Bs)、合唱は京都シティフィル合唱団と京都バッハ合唱団。1991年12月5日いずみホールでの演奏です。
 価格は1枚2000円(送料は2枚まで500円)となってます。
 ただし注文の際には会員番号が必要となるので、会員以外の注文は不可能っぽいです。
 しかし100人以上の会員数に対しての100枚限定製作のくせして、複数枚の注文を受けるとはどういうことでしょう?
 さて、ヤフオクに出品されるのがいつになるのか、今から非常に楽しみですな(意地の悪い笑)
 
 
 こちらは誰にでも手に入るCDの話題ですが、TOKYO−FMから朝比奈&大阪フィルによるブルックナーの5番が発売されるそうです。
 で、いつの演奏かと言うと、宇野功芳氏が朝比奈のブル5を語るとき必ず引き合いに出す73年の東京公演、それがついに発売されます。
 版権の問題から色々と難しいとは聞いていたのですが、やっと花が咲くようです。関係者の皆さんおめでとうございます。
 ちなみに74年のブル8もムラヴィンスキーの来日盤のようにゴニョゴニョ……。
 
 
 先週放送されたAMラジオ「ザ・シンフォニーホールアワー」聴きました?
 曲目は金聖響&大阪センチュリーの「スコットランド」だったんですが、終演後のあのどうしようもない馬鹿ブラボーに頭を抱えませんでした? 私、あの馬鹿声、真横で聞いてるんですよ(涙)。誰か何とかしてください……。
 
 
 些細なことですが、9/21にこの欄でMYTHOSのことを書いたら、アリアCDさんのところでも9/26にMYTHOSについて更新がありました。
 読むと微妙にキーワード『SERENADEやOPUS蔵』がかぶったりしています。
 クナの未完成のことと言い、今回のことと言い、ひょっとしてラスコルさんここ見てますか? (いつもお世話になってます)

9月28日
 暑さ寒さも彼岸まで、とはよく言ったもので、さすがに秋らしくなってきました。
 
 しかし今月は3連休・4連休のコンボがあったのですねー、知りませんでした。(日曜日以外休んだ記憶がないんですけど)
 
 さて、色々な方面にご心配を掛けた大きな責務がやっとこさ終了しました。これで工房の更新も出来そうな感じです。
 来週にはその成果をお見せできると思います。
 
 この他にも気になるCDの紹介や朝比奈一本勝負の再開、CD菜園sに新曲の登場などやりたいことがいっぱいありますので、なんとか時間を作って更新していきたいと思います。
 今日はこのへんで。

9月21日
 9月になっても暑いやんけ! と書こうとしたのですが、台風のせいで今日は寒い……。
 
 
 “MYTHOS”ってレーベル知ってますか?
 アメリカのマニアが過去の名盤と呼ばれるSPやLPの新品に近いものを入手し、シャレにならない程の高級な機材を使って再生・録音したもので、天文学的な費用が掛かっているそうです。
 しかも気が向いた時に少ししか制作しないという、まさにオヤジの道楽でやっているレーベルがMYTHOSです。
 これで音質が並だったらナニですが、CD−Rながら「CDリリースされたもので比較できるものはない」という評判なので、この度何枚か購入いたしました。
 で、そんなマッドなラインナップから、金メッキされたCD−Rで本皮製のジャケット入り、という最強にマッドなものを早速聴いてみました。
 
ベートーベン…交響曲第9番「合唱」 フルトヴェングラー指揮バイロイト祝祭管弦楽団
 ……何なんだ、これは? 有名すぎる名盤で、これまで「足音付き」とか、最高のリマスターの誉れも高いイタリアEMIが最近復刻した紙ジャケットものとか持っていますが、次元が違います……。
 SP・LPからの録音なので、チリチリノイズがありますが、音の明晰さ、存在感、生々しさ、全てにおいて凌駕しています。こんな大昔の録音がこんな高音質で聞けるとは……。最新の何々Bit録音がちゃんちゃらおかしくなります。
 経年変化でオリジナルマスターが最高の音質を確保しているわけではない、と言うこともありますが、現在の録音技師にはもうちょっと頑張って欲しいものです。
 同様な復刻方法を採っているSERENADEとかOPUS蔵もあるのですが、少し格が違いました。
 またジャケットも手が込んでいて、チープ感はまったくありません。本革仕様はすごいです。
 
 気になる方はこのあたりをご覧になって下さい。フルベンだけではなく、クナッパーツブッシュ、マルケヴィッチ、マタチッチ、クリュイタンス、チェリビダッケ等々、かなり充実したラインナップです。
 また値段も1枚1700円と比較的安いものとなってます。
 
 
 そういえば、大植&大フィルの「幻想」良かったそうですね。うらやましいなあ。

9月14日
 No Music, No Life.
 なんて言葉がありますが、そうするとここ3週間ほどの私は生きていないことになりますな。
 と、言うわけで、砂漠に清水の一滴
 佐渡裕&京都市交響楽団の奈良特別演奏会
 をアップしました。
 
 年末の第9情報がそろそろ出てきますが、
 大阪フィルは12/29にフェスティバルホールで行います。
 指揮はなんと広上淳一さんです。
 一般発売は10/1からです。
 
 大阪シンフォニカーは12/27にシンフォニーホールでやるのですが、なんとソリスト4人が全部男です。バリトン・テノール・カウンターテナー・ソプラニスタという布陣です。
 やるな曽我っち。ここはアグレッシブな企画を仕掛けてくるので、好感を持ちます。
 チケットは現在発売中です。

8月31日
 つくつくぼうしが鳴き出したら夏も終わりです。子供の頃はこれを聞くと「あー夏休みの宿題しなきゃ」なんて思ってアンニュイになったりしたもんです。
 
 それはそうと、
 いや〜驚いちゃいました。
 年末恒例の第9ですが、佐渡&センチュリーの「佐渡裕 21世紀の第九」がなんと28日〜30日までの3日公演となってしまいました。
 去年の2日公演が好評だったため「行ける!」と判断したのでしょう、凄いですね。
 きっと3日間とも席は埋まると思いますが、問題はオケと指揮者がテンションを維持できるかどうかでしょう。さて何日目に行こうかな?
 一般発売は9月14日です。
 
 
 BSで放送された大植&大フィルの「復活」初日をやっとこさ見ることができました。
 演奏の完成度では2日目の方がずっと良かったですが、会場の集中力と緊張感は1日目の方が高く、それぞれ一長一短でした。演奏会というのは決してアンサンブルのまとまりだけで成り立ってはいないことを実感しました。
 ちなみに2日目の様子がここにありますので、よろしければどうぞ。
 
 
 今日はこんな所で。

8月23日
 知ってる人は知ってると思いますが、面白いCDがリリースされます。
 プロコフィエフ…ピーターと狼
 ジャン=パスカル・バンテュス…狼のたどる道
 ケント・ナガノ指揮&ロシア・ナショナル管弦楽団
 なんですが、これのナレーターが凄い! クリントン前米大統領、ゴルバチョフ元ソ連大統領、そしてソフィア・ローレンが名を連ねています。
 レーベルは PentaTone Classics、番号は PTC5186011 なので興味ある方はぜひに。
 
 またTDKからヘルシンキフィル初来日時のシベリウスチクルスの中、オッコ・カムが担当した2・3・5・6番も発売されます。
 カムが「生涯最高」と語ったそうで、渡辺暁雄の1・4・7番同様に期待が持てるのではないでしょうか。特にカムの録音は現在情けないくらい少ないので、貴重だと思います。
 
 それに作曲家兼ピアニストだったラフマニノフのBMG全録音ボックス(自作自演も含めたCD10枚組)が復刻された模様です。この復刻劇はたった一人の消費者の声から実現したそうです。凄いですね。
 今年がラフマニノフの生誕130周年&没後60周年だとは知りませんでした。
 じゃ、ラフマニノフでいっちょ何かやりますか。
 
 ヘンツェが第9交響曲の後も元気に作曲しているみたいです。9番が合唱入りの大曲で、彼の集大成のようなものだっただけに今後が心配でしたが、カンチェリみたいに交響曲から手を引く訳ではなさそうです。で、気になるその曲は「侵略交響曲〜マラトンの墓の上で〜(2001)」だそうです。……う〜ん、何気に番号を振ってないのが気になると言えば、気になる……。
 
 以上のネタはすべてここからパクリました。
 
 
 更新はヤバイくらい順調良く滞っています。

8月17日
 今日でお盆休みも終わり。
 と言っても3日間じゃ休んだ実感が全然ありませんな。
 
 愚痴はほっといて、今週は「CD菜園s」のブル7を更新しました。
 内容は、コバケン&チェコフィル(03年)ザンデルリンク&バイエルン放送響(99年)シューリヒト&NDR(54年)マタチッチ&スロヴェニアフィル(84年)です。
 
 今月19日の深夜26時から大植&大フィルのマーラー「復活」がBS2で放送されます。興味のある方はぜひに。

8月10日
 台風一過。
 幸いにもこちらは大したことはありませんでしたが、そちらの方はどうでしたか?
 
 さて、「朝比奈一本勝負」のブル8が完成しました。
 登録したのは大フィル(94年)、N響(97年)、都響(98年)、大フィル(01年、CD&DVD)の4種です。
 次は5番と行きたい所ですが、先にやりたいことがありますので、まずそちらをやっつけたいと思います。だから続きはもうちょっと待って下さい。
 
 CDではコバケンのブル7や金聖響氏のベートーベンなんかを買ったのですが、まったく聴けてません。誰か時間をおくれ……。

8月3日
 やっとこさ梅雨が明けました。しかしその途端、猛暑がガツンとやって来たのには参ります。
 別に夏バテという訳でもなかったのですが、更新は順調に滞っています。
 
 先週「マタチッチ&ザグレブフィルとのブル7も聴けてない」と書いたんですが(訂正済み)、スロヴェニアフィルとの間違いでした。だいたいザグレブフィルとのブル7なんてあるのか?
 スロヴェニアフィルとのブル7は最近このオケが自主制作で出した2枚組CDに収められている演奏です。気になる方はこの辺りをご覧になって下さい。
 ちなみに私はまだ聞いてません。(手元にあるのに……)

7月27日
 お待たせしました。
 金聖響&大阪センチュリー/新世紀浪漫派!「メンデルスゾーン」
 を登録しました。
 
 ここの所うまく時間が取れません。マタチッチ&スロヴェニアフィルとのブル7も聴けてないし……。

7月20日
 世間では3連休なんですか? ふう〜ん。
 
 
 さて2週間ぶりとなりましたが、今週も「朝比奈一本勝負」のブル8を更新しました。
 今回の内容はカテドラル教会シリーズ、ビクター全集、新日フィル、東京響の4つです。
 
 なんだか妙に忙しくて、1時間半という時間も取れません。更新は微妙に滞り中です。
 やらなきゃいけないことが山ほどあるんですが……。
 
 
 明日の金聖響/新世紀浪漫派!「メンデルスゾーン」はもうちょっと待って下さい。

7月6日
 今、頭の中ではブル6がエンドレスで鳴りっぱなしです。誰カ止メテクレ……。
  
 さて「リンク−アドレス帳」を更新しました。
 登録したのは音楽の壺です。
 ブルックナーの交響曲に対する掘り下げ方が非常に深く、この作曲家への愛情をひしひしと感じることが出来るサイトです。
 特にブルックナーにつきまとう複雑な版についての多大な資料に基づいた詳細な考察は一見の価値があると思います。
 また取り上げている作曲家はブルックナーだけに留まらず、シューベルやベルリオーズ、チャイコフスキーにも及び、とても読み応えがあるサイトとなっています。
 
 今週も「朝比奈一本勝負」のブル8を更新しました。
 今回の内容はジャンジャン盤の未発表バージョンです。
 
 何だかよく判らないうちに、何気に忙しいです。来週の更新はちょっと微妙です。

6月29日
 「王様の耳はロバの耳」に出てくる床屋さんの気持ちがよく解る今日この頃です。
 
・マーラー:交響曲第6番 イ短調「悲劇的」(VICC-60092/3)
  ※レコード芸術98年5月号新譜速報より
 ……ちょっとだけ穴を掘ってしまいました。ごめんなさい。もっとすごいことも教えてもらったんだけど……。
 
 
 大阪フィルが「朝比奈隆 生誕95周年 バースディ・コンサート」としてディナーコンサートを開きます。
 詳しくはhttp://www.rihga.co.jp/osaka/event/event/maestro/maestro.htmに記載されていますので、こちらをご参照ください。
 
 2002年4月21日のひとことにも書いたことですが、「朝比奈隆」の名前をダシにするのは真剣にこの辺りで打ち止めにして欲しいです。 (曲目も朝比奈隆を連想させるものではない)
 よりによって息子が……。
 
 
 盤鬼平林さんの初単行本「クラシック中毒」を買いました。今からぼちぼち読みますので、書評は近い内に。
 
 
 さて、今週は「朝比奈一本勝負」を更新しました。
 ついにブルックナーの交響曲第8番に取り掛かります。長さといい、数といい、結構大変ですが、頑張ります。
 今回の内容はジャンジャン盤とリハーサルです。
 あとブル4でホノルル響と総評に何やら追記しました。
 (情報提供に御礼申し上げます)
 
 ついでに「コンサート道中膝栗毛」にベルティーニ&東京都響の京都公演を予定として追加しました。

6月22日
 普段から色々とWebの波を漂っていますと、色々なものが目に映る訳でして、先日こんなものを見かけました。

 アートン盤。1993年7月23日東京サントリー・ホールでのライブ録音。大阪フィル東京定期演奏会。
 通常盤では、大阪フィルハーモニー会館でのリハーサル(21〜23日)、サントリー・ホール(23日)、大宮ソニックシティ(25日)の3会場でのテイクをミックスさせて、ミス等をなるべく修正していました。しかし、会場の異なるテイクを混ぜたことへの批判が多かったのか、アートン仕様で限定・再発売される際、複数会場でのミックス編集をやめ、サントリーでのテイクのみを使用したものです。
 限定発売で、今では市場に残っていないと思います。
 基本的なアプローチは通常盤と同じものの、演奏上のキズはかなりあります。しかし、徐々に熱くなるライブ特有の雰囲気というか会場の空気感はこちらの方がより自然に伝わってくるのではないでしょうか。
 指揮者の登場の拍手、楽章間のインターバル、演奏後の拍手までがリアルに収録されていて、ライブ至上主義の方に特にお薦めします。
 録音については、ポニー・キャニオンもいろいろ実験していたのか、メインマイクは球式の不思議なマイクを使っています(木之下晃写真集「朝比奈隆」増進会出版社P.52〜53)。
 中古・帯なしですがほとんど聴いていない美品です。商品先渡し、確認後に郵便口座か銀行口座への振込で。また、申し訳ありませんが、送料(普通郵便)はご負担お願いします。
 (注)改行と下線は石田が入れました。

 激しくデジャヴを感じるのは気のせいでしょうか?
 ちなみに「朝比奈一本勝負」のブル4での私のコメント。

《 演奏について 》
 アートンで発売される際、複数会場でのミックス編集をやめ、サントリーホールでのテイクのみを使用したCDとなった。(ただし修正はしている模様) しかしこの方針はアートン盤のみの特徴のようだ。
 基本的なアプローチは前出のミックス盤とまったく同じだと言って良いが、単一会場であるためか演奏上のキズはミックス盤より多く聴かれる。しかし楽章を追うごとに熱くなっていくライブ独特の雰囲気はこちらの方が断然濃厚で自然だ。
 ミックス盤と比較すると、全体のまとまりの良さと前3楽章の活きの良さではこちらの方が好ましいが、終楽章のみを見ると、その盛り上がりにおいてミックス盤の方が優れている。
《 録音について 》
 このCDは指揮者の登場から楽章間のインターバルや楽譜をめくる音、そして演奏後の拍手までが収録されている。
 ミックス盤とは違い、演奏されたホールの空気が伝わるもので、楽器の広がりや奥行きがぐっと自然なものとなっている。

 実際に聴いていないと書けない部分が全部どこかで見たような文章なのは、ホントは何も聴いていないからに違いありません。
 (「巨匠から学生たちへ」の件に続き2回目だな)
 
 どーせ、ここ読んでるだろうから、ひとこと言っとく。
「男なら自分の言葉で語れ」
 さもないと著作使用料として落札価格の3%をご負担お願いしちゃうぞ(笑)。
 
 あー、そうそう、アートンのブル4ですが、ここでは新品が売ってます。ブル9チャイ5もあるでよ。
 
 
 気を取り直して別の話題。
 盤鬼平林直哉さんからメールを頂きました。セレナーデ(自主制作CD−R)のバックカード交換を申し込む際、メールアドレスを伝えていたひとに配信したみたいです。
 内容は、平林さん初の著書『クラシック中毒』が青弓社から発売になる、というお知らせでした。
 「MJ無線と実験」の連載を中心にまとめたものだそうで、このひとらしい一癖も二癖もある演奏家とその名盤を紹介してくれているのでしょう。
 ちなみに20日ごろには書店に並んでいるそうなので、興味の湧いた方はぜひ手に取ってみてください。1600円です。
 
 
 今週は「コンサート道中」を更新しました。
飯守泰次郎&名古屋フィル ブルックナー/交響曲第9番(フィナーレ付)

6月15日
 さて、「朝比奈一本勝負」のブルックナー交響曲第4番が完了しました。
 追加したのは日本フィル80年(ビクター)、N響00年(フォンテック)、大フィル00年(エクストン)の3種です。あと7番と9番のジャンジャン盤についても追加を少々。
 
 あと残すは大きな2曲とおまけです。引き続いて取りかかりますので、もう少しお待ち下さい。

6月7日
 喜べ! 朝比奈オタ共よ!
 朝比奈協会がプライベートCD−Rの制作を発表したぞ。
 それは、モーツァルトの『レクイエム』だ!
 詳細は完成後に連絡してくれるそうだから、まだ会員でない人は今から駆け込み入会だっ。入会方法はここに書いてあるので、熟読せよ。
 それにしても、発足以来ぜんぜん音沙汰がなかったから、心配したよ。
 
 
 興奮冷め止まないうちに、今週の更新です。
 「朝比奈一本勝負」にブルックナー交響曲第4番を新たに登録しました。
 内容は大フィル76年(ジャンジャン)、大フィル89年(ビクター)、新日フィル92年(フォンテック)、大フィル93年(キャニオン)の2種、それとリハーサルです。
 
 8番をやってくれ、の声もあったんですがもうちょっと待って下さい。
 
 
 某巨大BBSの某炎の指揮者さんのスレッドでかなり衝撃的な内情話が暴露されております。ここの話をまるまる信じてしまうほどのバカではないつもりですが、さすがに驚いてしまいました。気になる方はそのスレッドの400番以降を読んでみて下さい。(自己責任下でプリーズ)

6月1日
 今週は朝比奈づくしです。
 
 「朝比奈隆アーカイブスDVD頒布」が第3回頒布を開始しました。今回は1990〜94年にかけてのブルックナー3つにチャイコフスキーとベートーベンです。
 
 それと「朝比奈隆/廃盤復活運動」の活動が5月いっぱいをもって終了したそうです。お疲れさまでした。
 
 やっとこさ大フィルレーベルのチャイコ5とN響のブル8を買いました。チャイコ5はまだ聴けてないのですが、ブル8はさっそく聴きましたので、取り敢えず軽く寸評などを。
 
・朝比奈&N響
 噂に違わぬ入魂の演奏で、巧さに任せてちゃらちゃら演奏することの多いこのオケが最初から最後まで凄い集中力を聴かせてくれます。
 加えてクライマックスの昂揚感も素晴らしく、内容的にも技巧的にもまったく文句の付けようがない演奏です。
 
 それにしても、どうしてこんなに良い演奏が今までCDにならなかったのでしょうか? 一説によるとN響のメンバーが反対していたそうですけど、そんなにひどいプレイはなかったですよ。編集で上手く消せたのかもしれませんが、そんなにいじった跡は見受けられませんでした。
 これよりひどい演奏の(以下、検閲により削除)
 
 
 てな訳で、「朝比奈一本勝負」を再開させます。まずはウォーミングアップとしてブルックナー交響曲第9番を更新しました。
 内容は東京響盤(91年)についてノーマル・アートン・HDCDのリマスターを聴き比べたものです。
 しっかし同じ演奏をわざわざ3枚も買って違いを調べるなんて、我ながら酔狂ですな。
 
 あと、「コンサート道中膝栗毛」に行く予定の演奏会を2件追加しました。


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