Guess Who? お笑いパソコン日誌 2006年10月

Text by Terry Minamino
Music by IKO-IKO


2006/10/2 AM 8:16

 @ 今日のSBMに望む機能・タグ関連

 クリップした記事のタグを変更したいことがよくある(!)んだが、いちいち手作業で直さなければならないのが著しくメンドクサ。こりゃわしがタコいのだけれど、「米国」を「アメリカ」に変えたいなんてこともあるわけっす。そなわけで、タグの検索置換機能をつけてくれー、と叫んでみる>ライブドアクリップ

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2006/10/03 AM 11:05

 @ 今日の駄反応&ワラタ・炊飯器を買い替える前に読むと吉?

 『某日記』の2日分のリンク先を読み大笑い。さらに、記事内の「実質の伴わない高級志向」という記述にピクっと反応。炊飯器の買い換えを考慮中だったからです>をれ 唐突ですが、ここで2000年12月27日に書いた記事の再放送。

 今年リプレースした家電で最もよかったものは、三菱製の IH 電気炊飯器であった。ガス炊飯器より米がおいしく炊けてびっくり。長い間、おいしさでガス、保温機能で電気と、炊飯器2台体制を採ってきたが、もうガス釜は捨ててもいいかも。

 これが不調になって、ダメ元で販売元に修理に出した(!)ら直って帰ってきた。それはよかったんだけど、内釜まで交換されていたのが謎であった。まあタダだったからいいやぐらいの気持ちで使い出したんだけど、やや困った症状が発生。保温してると異常に水滴がたまり、やがて下に落ちて炊いたコメをベチャベチャにしてくれるのだ。それから2年(!)ダマしダマし使ってきたが、もう我慢も限界だ。そろそろ新しいのを買ってやろうと思ってた今日このごろ。でも、最近のヤツ異様に高いのよ。というところで「実質の伴わない高級志向」という話に戻る。さらに、『/home/pochi/ChangeLog』の『復活!炊飯器のケーブルを交換しよう!、が冗談じゃなくなってきた』を読むと、こんなことが書いてある。

高い炊飯器を消費者が喜んで買った。その成功体験がメーカーと消費者を走らせてるんだろうな。

 ううむー。どこの製品を買ったらいいかわかんなくなってきちゃったぜ。高いヤツは買わなくてもいいってことだな。何万も出して大して効果がなかったらガッカリだからなあ。ちょと悩む。買い替えるのはもう少し情報を調べてからにしようと思いました。

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2006/10/3 PM 0:08

 @ 今日の駄ツッコミ・幸せだけど高度な表現がない社会

 『MIYADAI.com』の10月3日分『昨今の映画状況についての座談会[寺脇研、荒井晴彦、宮台真司]での宮台発言です。』に、全体の論旨を無視してツッコんでみる。まず、「幸せだけど高度な表現がない社会」と「不幸だけど抑鬱感ゆえに優れた表現がある社会」という無理矢理な2択問題のネタふりがあって、こう続く。

 この問いを最初に思いついたのは、ポン・ジュノ監督が『殺人の追憶』(03)で来日した際に発言を聞いたのが契機です。「韓国映画は隆盛だと言われるが、日本でATGが流行った六〇年代と同じだ。急激な高度成長で社会の歪みが生まれ、抑鬱感が蔓延している。それをベースにした、エネルギーの発露や、状況への批判があるだけだ。日本はもうそういう時代じゃないが、韓国もいずれそうなる。韓国に高度な表現が多いというよりも、時代の問題に過ぎない」と。鋭いと思いました。

 鋭いかな。似たようなことは大昔に大島渚がいっていたけど。正確な言葉は覚えていないが、「問題のある国の方が面白い映画は作れるんだ」ってな感じ。その時の対象も韓国映画だった。あと「高度な表現」という言葉にもひっかかる。どういう定義なのか、どっかに書いてあるんだろうか。宮台的には、日本映画は「不幸で高度な表現がない」説だったりして?

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2006/10/3 PM 0:55

 @ 今日の今思いだした下品ネタ・史上最強 科学のムダ知識[特選版]

 平林さんのところでアナウンスがあった翌日ぐらいに近所のコンビニに並んでた。それも5冊も配本されてて、正直やや驚く。すべてのコンビニに5冊ずつまいたらあーた、軽く10万部は越えますがな。話半分として(なぜだ)も5万ね。ナニを50円として(そんなわきゃなさそうな版元だが)……、まあ目を剥くほどではないか。下品な話で申し訳ない。うはは。

 ちなみに、アマゾンでも売ってました。それと、表紙のデザインを担当した人のブログ『otoshimono』も発見したのでついでにご紹介。

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2006/10/3 PM 3:07

 @ 今日の小さな疑問・アマゾンの新サービス

 コンビニ払いの時は、「金は払ったけどブツが揃えられなかったぜ問題」を、ブツが揃うまで支払い番号を送らないという解決方法で乗り切れたけど、プリペイドカードだとどうなるんだろう。まあ全部に特典でも付かない限り私が使うことはないからいいんだけど、どなたかそのあたりの報告を求む。

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2006/10/3 PM 3:22

 @ 今日の炊飯器・土鍋でゴーゴー

 さっき電気炊飯器について書いたら『MOTOMACHI RADIO TOWER』(メンテ中)さんから素早い反応がっ。そんなもんより土鍋はどうだ説。んで、伊賀焼の『かまどさん』を強く推薦されています。これ、なんかテレビで見たことがあるかも。ムービーを見ると簡単そうだ。こりゃいいかもと思ったけど、うち、IHクッキングヒーターしかないので、これは使えないという結論に。とほほ。

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2006/10/3 PM 3:28

 @ 今日のフラッシュバック・土鍋 vs 炊飯器

 土鍋で思い出したので、絶賛放置中のRei.さんのサイトから、『米 (米の炊き方)』という記事などを紹介してみる。なかなかリキが入った記事です。

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2006/10/05 AM 9:04

 @ 今日の駄反応・ハンドドライヤーを作ったのは誰か問題

 『いぎりすせいかつ』の3日分『格好いいんですが、腑に落ちませんわ』に、ダイソンがイギリスでハンドドライヤーを発売する話が取り上げられ、

 空気で水を飛ばすっていうハンドドライヤー、ダイソンが考えたものではないですから!

 と書かれている。それは正しいだろうと思う。しかし最初にハンドドライヤーを作ったのが三菱かどうかにも疑問がある。「高速ハンドドライヤー」を最初に作ったのは三菱かもしれないけど、「ハンドドライヤー」というオリジナルのアイディアは欧米の会社にあるんじゃないだろうか。というのも、つい最近ビートルズの『HELP!』を20年ぶりぐらいに見直す機会があって、トイレのシーンで図のようなハンドドライヤーが登場していたからだ。日本で見かける噴射式とは異なり吸引式ではあるのだが、1965年のイギリスにはすでにハンドドライヤーが存在している。これを作ったのが三菱だったらごめんなさいだけど、10年前に録画したVHSでは製造メーカーまで判別できなかった。

 ただ、ひょっとするとこれは映画のために作られたネタの可能性もなくはないんだなあ。映画のこのシーンで、ハンドドライヤーはものすごい吸引力でシャツや腕を吸い込むというギャグのために使われているからだ。もしそうだったら、これがオリジナルってことになっちゃうけど。まさかね?

 というわけで、最初にハンドドライヤーを作ったのがどこかをご存じの方は、お知らせくださるとありがたいです。

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2006/10/5 AM 9:22

 @ 今日の蛇足・『HELP!』を観て気がついたいくつかの事項

 1)赤くて丸い郵便ポストが出てきた。そうか、日本のポストはイギリスの影響かと思った(未確認)。2)公園で野球をやってるシーンが出てきた。え? 1965年のイギリスでは野球はポピュラーなものだったのかしら? 3)インド料理屋でいろいろあった後、インドの楽器でビートルズの曲がインド風に演奏される。おお、この時点ですでに後のインド音楽傾倒が予告されていたのかー。ちょっとビックリ。いぢょ、トリビアルなハッケソでした。3については、ビートルズファンからそんなもん常識だというツッコミが予想される。ぶはは。

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2006/10/5 AM 9:46

 @ 今日の研究テーマ・『マジカル・ミステリー・ツアー』にもハッケソが

 10年ぐらい前にWOWOWで放映された『HELP!』を録画したテープには、『マジカル・ミステリー・ツアー』の前半部分も録画されていた。ぼーっと眺めていたら、『FLYING』の流れるシーンが『2001年宇宙の旅』のスターゲイトの部分にちょっと似ていたので驚いた。なんかものすごく有名な話だったりして、何を今ごろいってるんだボケカスハゲと突っ込まれそうな気もするんだけど。

 調べると『マジカル・ミステリー・ツアー』の方が一年早い製作でさらにビックリだ。スターゲイトのシーンはジョーダン・ベルソンの『アルアーズ』と『リエントリー』、はたまた『サマディ』という実験映画からパクったいただいたらしいのだが、私はそれらの作品を見たことがないので判断がつかない。ジョーダン・ベルソンについては『幻のスターゲイト・コリドー』あたりで。彼の作品を見た人の感想は『ほそざおのはてな』で。

 でまあ、あれこれぐぐってたらツタヤのサイトでこんな記述を見つけた。正直にいうと最初にこれを見つけた。それであれこれ調べ始めたのよ。

 2001年宇宙の旅の未公開映像を取り入れた不思議な音楽フライング

 え? それはホントかと。いずれにしろ何か関係があるのかもしれないので、今後調査したいと思ってるけど、いきさつをご存じの方がいらしたら教えてください。よろしく。

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2006/10/5 AM 10:29

 @ 今日の感想・メディアの品格

 そりゃメディアに品格なぞないし、まして小倉に以下略って気はするけど、しょもない伏せ字を使って何事か訴えようとする政治家(元職だけど)もナイーブすぎて話にならないと思うわけだ。政治家の発言は政治的に扱われ、場合によっては揶揄される対象であることぐらい最初からわかってるだろうに。わかってなかったんなら、日本国民としては落選してくれて幸いだ。要するに、マスコミ批判もいいけど、味方につけて利用しようぐらいの知恵はないのかってことです。

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2006/10/5 AM 10:42

 @ 今日の感想2・そうくるんかい

 『へろぱ的ブログ』の5日分『消費者にとっての本当の幸せ』を読み頷く。

消費者にとっての本当の幸せは、ジュースの値段が缶チューハイよりも安くなることなんじゃないのだろうか?

 本当にそうだ。話はやや違うが、駐車違反の取り締まりが民営化され、非常に厳しくなった後、宅配便などに比べて郵便局の集配車が優遇されているという話が持ち上がった。その結果、郵便局の車も厳しく取り締まるとゆー話になって、をれはひっくり返った。そ、そうくるんかい。わたしゃてっきり宅配便も郵便局の車と同じように扱うという方向に行くとばかり思ってたのだ。甘かった。今は反省している(うそ)。

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2006/10/5 PM 3:18

 @ 今日の訂正・地域コードの話

 昨日の日経の『「ブルーレイ」映画ソフト、流通制限3区分に』に反応した記事を『池田信夫 blog』が書いてて、それに突っ込んだ記事を書いてここに上げたんだけど、ものすごい勘違いをしていたことに気がついたので、ただちに(数分程度公開)削除しますた。読んだ人は無かったことにしてください。カッコわるー>をれ

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2006/10/6 PM 4:39

 @ 今日の駄反応・無意識なのか意図的なのか

 『旬のイギリス』の6日分『イギリスの栗の食べ方』の一番最後の段落の部分にチョー駄反応。これって、知ってて書かれているのかそうではないのか、ちょっと判断がつかない。洒落であることを匂わす表現がないので、たぶん、何を意味するのかご存じなくて書かれているのだろうとは思う。もし、意図的に書かれたのだとしたらすいません。

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2006/10/6 PM 4:56

 @ 今日の駄反応2・シェルウィダンス?

 枠に悩みつつ『今日のなんでやねん』の6日分『shellの使い方』にチョー駄反応2。えええぇ〜。そりゃ私もビックリです。不便というのもあるけど、セイサンセーが落ちるんじゃないだろうか。MS-DOSやDOS窓時代にだって、それらが使えるようにするソフトが作られてたくらいだし。WindowsもNT系になって少しシアワセになりますた。ただ、もはやコマンドプロンプトを使うことは激減しちゃったわたしです。って、ウィンドウズネタになってしまったじゃん。

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2006/10/6 PM 5:18

 ■ お詫びのご挨拶

 何があったか書いてくれないとぼくわかんなーい。といったツッコミが予想される。とりあえず自分のことにしか目がいってないようにも見えるので、男らしくないと思った。妻や浮気相手はほったらかしか? だいたい書くのが遅すぎ。ところで、この枠が他人のサイトで使えるとは思っていなかった。うはは。

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2006/10/7 AM 10:20

 @ 今日のグーグル・コードサーチ

 出遅れネタですが、私はプログラマじゃないのであんまり関係ない。なので、日本語の単語をあれこれ入れて検索するぐらいしか楽しむ方法はありません。例えば「馬鹿」とか「ほげ」とか入れてみたりするわけですよ(なぜだ)。でもほとんど当たり前の結果しか返ってこないわけ。そりゃそうだろー。む、ひょっとするとコメント内は無視されるの? あ、そんなことはないな。ちゃんと出た。バカコメントを期待して探すをれがバカ。うはは。

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2006/10/7 AM 10:41

 @ 今日のアマゾンに望む機能・一括削除したい、させろ、させてくれ

 『三月記(仮題)』の『雑誌のサイズが変更になるとなんかうっとうしい』で知った『en-taxi 11号』をカートに入れた。その結果、本のお勧めに柳美里の著作が並ぶことに。それはまあ我慢しよう。そういうシステムだから。ただ、おそらくこの先一生、私が彼女の本を買うことはない。だからお勧めから全部削除したいのだが、一つ一つ削除しなければならないのがうざいったらありゃしない。そういうわけで、著者名から一括削除できるととてもありがたい。ぜひ、そういう機能を付けてください。つけなさい。今すぐつけろー。はあはあ。

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2006/10/7 AM 11:01

 @ 今日の共時性・つーより、先にやられてた

 『Rauru Blog』に『PHP のコメントには fuck が多く出現する』という記事が昨日書かれていたことを『はてブニュース』経由で知る。誰でも似たようなことを考えると。うはは。

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2006/10/7 AM 11:55

 @ 今日の駄反応・すでにネットは年寄り用のメディアである

 という結論に達している。それもパソ通時代に。てなわけで、『メディア・パブ』の6日分『若者の社交場のはずのMySpace,実は中高年層のたまり場に』を読んでも特に驚きはない。2ch方面を読んでいても、あんたらいったい歳はいくつやねんと思わされることもしばしば。あれだよ、ほれ、気の利いた若者だったら、デートしたりセックスしたりスポーツしたりセックスしたりクラブ行ったりセックスしたり暴走したりセックスしたり喧嘩したりセックスしたり、リアルな世界でいくらだって楽しむ方法がある。急いで書いておくが、ネットで遊んでる若者の気が利いてないという意味ではないので、誤解されないように。

 そして、団塊の世代とやらがリタイア生活に入ると、この傾向はなおはっきりするだろう。年寄り向けSNSだって、もうどこかが企画してるに違いない。いや、すでにあったりするかも。

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2006/10/10 PM 10:20

 @ 今日のプロ野球のお詫び・うっかり呪いを解いたため

 今年はドラゴンズの優勝とゆーことで、阪神ファンには申し訳のないことであった。ただまあ、政権交代があったり北朝鮮の核実験があったりと(どんな理由だ)、中日の優勝は運命づけられていたのであろう。そしてわが巨人軍については、もう話もしたくない。隊長の予想外の成績も、かえってむなしさを募らせるばかりである。来年は再びドラゴンズに呪いをかけたいが、この呪いときたらたいてい逆作用し、先日もシューマッハのマシンがブローしてしまったくらいだから、ほとんど効果はないのであった。しくしく。

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2006/10/11 PM 3:09

 @ 今日の軽い驚き・押切もえとダリ

 ある種の芸能人がアート的なものに言及すると、ついつい冷笑的になってしまったり、ケッとか思っちゃうことが多い。例えばサトエリがゴダールが好きとかいうと以下略なわけです。古くは小泉今日子の愛読書がモモとかゆー話も、やや微妙ながら、わしはエーとおもうたわけよ。それはホントーか、なんかのプロモちゃうんか、みたいな。彼女の場合は実は読んでなかったと後に本人がゲロったらしいので、やっぱプロモだったんだが、それでも、こういった意識が差別感からきていることは明らかだ。明らかなんだけど、なかなか振り払えずに今日まで生きてきた。

 ちうのがマエフリ。んでね、先日、押切もえの『お休みの今日は…』を読んだときは、どういうわけかその種の感情がわき上がらなかった。これまで押切もえ自体がケッと思う対象だったんだけど(すまぬ)、彼女がダリに言及したものを読んでも否定的な感情が起きなかったことに驚いた、という話なんです。

 実際に彼女の書いたものを読んでもらえばわかるけど、特に深いことをいってるわけではない。でもすごく素直で、等身大な感想だと思った。ええやん、押切。わし、ちょっと好きになったぞ。その調子でいろんなこと書いてくれ。ちなみに、ダリにはあんまり興味なし。ぶはは。

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2006/10/11 PM 3:33

 @ 今日のシンパシー・水野美紀はイイッ!

 水野美紀の『いいことばかりじゃないけれど…』の10日分『フラッシュ』に感心した。もともと好きな女優であったが、こうやって自分をとっとと笑い飛ばせる精神が素晴らしい。翌日の記事で本当はかなりヘコんでいたことを書いてるけど、絶対的に支持する。残念なことは、男の趣味がむにゃむにゃむにゃに思えてしまうことである。もっといいショットはなかったのかと。

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2006/10/11 PM 4:01

 @ 今日のガッカリ・ライブドアクリップ

 先日、「マーティ・フリードマン」をタグにしようと思ったら、文字数制限で「マーティ・フリードマ」になってしまった。あと10バイトぐらい拡張希望。それと、アルファベットの大文字小文字問題もなんとかしちくれ。

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2006/10/12 PM 6:29

 @ 今日のじじーの繰り言・アメリカよ(詠嘆)

 flickrで『70's TV Chairs』を見て思い出したこと。

 グレイハウンドの駅ビル(ディーポといった記憶が)の待合室などにこういう有料テレビが備えてあった。私はそれを見て、ああさすがはアメリカだなあと思った。大衆レストランの各テーブルにはジュークボックスの端末が備えてあり、座ったまま好きな曲を選ぶことができた。しょぼい灰皿兼おみくじ機が置いてある日本とは大違いだ。なるほど、これだったら Cashbox のようなヒット曲ランキングが生まれるわけだと、肌で理解できた。ついでだが、セガはなぜこれを真似しなかったんだろう。ニューヨークの自動販売機でタバコを買ったら、ブックマッチがオマケで出てきたのも軽い驚きだった。地方と比べると倍ぐらいタバコの値段が違ったから、サービスしてるのだろうかと思った。以下、しばらく思い出にひたり続けるをれ。これはもうダメかもしれん。

 一枚の写真が、様々なことを思い出させてくれた。ありがとう。

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2006/10/13 AM 1:53

 @ 今日の隠れた名著 1/100・『わかってるつもり辞典』宮永好道

 故宮永好道氏が『DOS/V magazine』に1994年から95年にかけて連載されたコラムをまとめたもので、『/Vmag.文庫』の第一弾、というとアレだけど、実際は雑誌の付録の小冊子。内容はコンピューターに関連したあれこれを、AからZまでの用語集形式で書いたもの。今読んでも充分面白く、バッチファイルの「バッチ」の語源といった雑学的脱線も含め、楽しく読める好著だ。中学校あたりでパソコン授業の副読本として読ませたいくらい。ソフトバンクは、コンビニとか100均あたりで売る商品として再刊してみたらどうだろう。それとも PDF にしてネットで有料でまくとか。

 ところで、さっきぐぐったら、誰もこの冊子に言及していないばかりか、ドクターパソコンと呼ばれた氏の顔写真が一枚も見つからないことにショックを感じた。うちで探そうにも昔のパソコン雑誌なんてほとんど捨ててしまっている。まして大昔のシャープの広告が載ってる雑誌なんて残っているわけがない。ふと気がついてヤフったら、西川善司氏のサイトのこのページにあった。なむなむ。

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2006/10/16 AM 4:12

 @ 今日の業務連絡・またもやメールボックスが溢れて

 14日の22時以降ぐらいから未達になってる模様。BIGLOBEがどういう処理をしているのかわかりませんが、この間にBIGLOBE宛にお送りになった方は、お手数ですが再送をお願いいたします。申し訳ない。

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2006/10/16 PM 11:46

 @ 今日のアメリカ人の見る日本人・戦争中のアメコミ

 『Mutantfrog Travelogue』の12日分『Defender of the American Way』に、戦争中のDCコミックスの表紙が紹介されている。スーパーマンなどのヒーローが、ヒットラーやムッソリーニ、そして東條英機(だろうと思う)をやっつけてるやつだ。ドイツ人やイタリア人に比べ、日本人は特にひどく描写されてるような気がしてしまうぞ。うはは。

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2006/10/19 AM 4:52

 @ 今日のカンソー文・のだめはだめかめだかか

 賛否両論渦巻く中、原作を読んだことがことがないをれさまが来ましたよー。結論から書く。いまの日本のテレビドラマの水準を50とすると、第一話は楽に70以上あった。だからもう少しでケッサク扱いだ。飛行機の胴体着陸シーンのチープさには吹いたぞ。

 さて、なぜこれまでコミックス原作のドラマの多くが失敗してきたかというと、その原因は三つあり、一つ目は「時間感覚」の問題だ。わかりやすくいうと「間」ですね。僕たちは自分の速度でマンガを読む。たいていはものすごい高速で読んでいる。ところが映像化する場合、どうしたって役者のセリフや演技のテンポに場面は引きずられざるを得ない。そういうものをマンガを読み慣れていない世代の監督や脚本家が作ったら、そりゃ失敗しますがな。二つ目の理由はこれと深く関連しているのだが、省略と飛躍の文法が異なること。長くなるので説明は省く。今回の『のだめカンタービレ』は、この二つの問題が巧く処理されていたと思う。

 もう一つは、いうまでもなくキャスティングである。実写版ゴルゴやルパンの悲惨さを思い出すとため息が出ますな。第一の問題はアニメも同じように抱えているが、こちらが問題にならないのでかなり救われているのだ。しかし冒頭に書いたように、私はこの原作を読んでいないので、今回そこいらは問題にならない(おいおい)。ラッキーである。あえていうなら、竹中直人と伊武雅刀の役を取り換えて欲しかったくらい。ご覧になった方は竹中の役を伊武が演ってたらどうだったかと、ちょっと想像してみてください。主演の上野樹里は、サヴァン系の人を意識してるのかどうか、キャラクタの造形がうまくて感心した。本人がただの天然系の人なのかもしれないけど。第二回以降もこの調子で続けていって欲しいと思うが、今後の展開は落ちこぼれを集めてオケを作っていくという話になるんだよね? 群像劇になっていくとつまんないかもなー、という駄予想をしておく。

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2006/10/19 AM 5:33

 @ 今日のキタコレ・中国のトイレ事情

 『中国情報局』の『内モンゴル:「危険なトイレ」女子児童の溺死相次ぐ』を読んで戦慄した。おぞましすぎる。この記事の最後の方にこう書いてある。

 なお問題となったトイレは複数の便器を設置するのではなく、1本の排水溝をまたいでしゃがむタイプ。

 そうなんです。中国の田舎のトイレはそういう物なの。恐ろしいのは、都会の最新式もそうなっておるのです。だいぶ前の話になりますが、BS2の番組で、やくみつるがトイレットペーパーの包装紙コレクションのために中国に行くという番組をやってたんですが、最新式の個室型水洗トイレがやっぱりそういう物だった。一本の排水溝がすべての個室につながっているんです。ということはですね、下流にいると、他人の生産物が流れていくところを眺めることになるんではないの? やだよそれ。カンベンしてください。以下、余談


 やっぱりテレビなんだけど、いつだったかTOTOの社長が出てきて、中国ビジネスの話をしておりました。えーと、これですね、TBSの『がっちりマンデー』。このとき印象に残ったのがこの言葉。

一番は「回収」です。売ったお金を回収することが、中国では一番難しいです。トイレを買っても、お金を払ってもらえないんですよ。

 TOTOぐらいの会社でもそんなことがあるなら、そこらの中小企業がどんな苦労をしているかがしのばれる言葉です。なお、「中国 トイレ」で検索すると、おぞましい話が無尽蔵に出てくるので、やめといた方がいいです。

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2006/10/23 AM 7:24

 @ 今日の隠れた名著 2/100・『電子小説批評序説』畑中佳樹

 それほど世間では知られてなさそうで、エライ人が選ぶ名著100選とかにも選ばれなさそうなコンピュータ関連書籍を紹介するシリーズ、というつもりで始めたのだけど、100冊選べるかどうか、早くも挫折の雰囲気が漂ってる。書庫から探し出し、再読する必要があるというのがまず難点だが、それより大きい問題は、この業界の進歩が著しく、どうしたって古びちゃってる部分があるんですな。おまけに、ほとんどもう手に入らない。そのあたりを気にせずにいくべきかどうか、やや悩み中。やれるところまでやってみますが。


 商業用としては『ポン』以来、無数のコンピューター用ゲームがこれまで作られ、様々なジャンルのゲームが登場してきた。ハードウェアの発達とともにそれらは進化し、市場で生き残っている。ただ一つ、テキスト・アドベンチャーというジャンルのゲームを除いては。

 『電子小説批評序説』は、そのテキスト・アドベンチャー、それもインフォコム社の作品だけについて書かれた評論集だ。テキスト・アドベンチャーについての説明は省きたいところだが、それを書かないとこの本の意味がわからないので簡単に記しておく。

 ざっくりいうと、テキストアドベンチャーとはグラフィックスのないRPGである。プレイヤーは英単語だけをコマンドとして打ち込んで、冒険をし、謎を解き、目的を達成しなければならない。例えば「Get hogehoge」みたいな調子で、コンピュータ相手に命令したり質問を繰り返し、マップを作りアイテムを手に入れていく。ものすごくプリミティブな人工知能と会話するみたいなもの、といったらイメージしてもらえるだろうか。さらに詳しく知りたい人は『コラム・インフォコム専科?』を読んでみよう。


 批評される対象より、批評そのものの方が面白いということは時々ある。しかし、本書ぐらいそれにぴったり当てはまる例は少ないかもしれない。実際にインフォコムのテキスト・アドヴェンチャーをプレイしたことのある日本人なんか数えるほどしかいないだろう。当時だって千人いたかどうか疑わしいくらいだ。私も一本だけ試したことがあるが、途中で挫折した。それでもこの本は楽しく読めるのだ。畑中は不合理なゲームシステムに悪戦苦闘しながら、何かしら別のものとの共通性を発見し、様々なものに喩えることで思索の深化を試みていく。いわく、テキスト・アドヴェンチャーはプラモデルである。いわく、テキスト・アドヴェンチャーは考古学である。テキスト・アドヴェンチャーは……、のように。引き合いに出されるのは映画や小説である。それらと比較対照されるわけだが、文学が専門で、映画批評家としても知られる畑中ならではの視点から検討が加えられる。これが抜群に面白い。


 最初、畑中はテキスト・アドベンチャーをインタラクティブな電子小説と見なした。そこに新しい可能性と小説を越える何かを感じたからこそ、批評を試みた。タイトルが『電子小説批評序説』となっているのはそういうわけである。「序説」となっているあたりに若干の弱気を感じるが、それは書き手としての予感でもあったのだろう。何本ものゲームをプレイし、あらゆる知識を総動員させてテキスト・アドベンチャーについて思考し続けた結果、可能性を自ら狭めるようなゲームに失望し、最後の最後に「生き残れ、テキスト・アドヴェンチャー」と書かざるを得なかったのが、そのことを裏書きしている。

 事実、その後テキスト・アドベンチャーは廃れ、現在ではほぼ絶滅した。当然だが批評の必要もなくなった。もう誰も、テキスト・アドヴェンチャーを語らない。最後に、本書の中ので個人的に印象に残った記述を引用しておく。この指摘は今でも有効かもしれない。ちょっと反論を試みたい気分もあるが、それは本稿の目的ではない。

 今後、コンピュータ・ゲームがどんなに社会の中に根をおろしたとしても、それは決して、パチンコのようなしがない、うらぶれた、ハミダシ者や負け犬たちのゲームにはならないだろう。ぼくなど、コンピュータ・ゲームに最も適しているのは、様々な分野でエリートを養成する教育装置という形態だろうと思っている。

 どうです? 最近のDSのあれやこれやが予感されているような気がしませんか。


 なお本書は、1984年から1987年にかけて『遊撃手』と『バグ・ニューズ』という雑誌に連載されたものをまとめ、ビー・エヌ・エヌより1987年に刊行されたものである。再刊の見込みは薄いので、古本屋あたりで見かけたらぜひ購入してください。

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2006/10/26 AM 3:18

 @ 今日のツッコマレ・TAVとエロゲ

 某MLで、テキスト・アドヴェンチャーはエロゲに継承されているというツッコミが。確かにそのように考えられなくもないとは思うし、確実に遠い親戚ではあるのだが、そのあたりを論ずるのは私の手に余る。なぜならエロゲをほとんど知らないからだ。ただ、エロゲを電子小説として論を立てられるとは思う。つーか、そーゆのはもうたくさん書かれてるのかな?

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2006/10/26 AM 4:12

 @ 最近のトホホ・SBMはアレだ

 結構手がかかる。手がかかるのは自分のせいだけど。ところで、SBMをニュースサイトと喝破したのはモヒカン族のあのヒトだ。「モヒカン族」というジャーゴンを作ったあのヒトは、2chによれば、かつて「サークル・クラッシャー」という言葉を東Bで作ったヒトらしい。知らなかったが、そう聞くとなんとなく納得できたりするのが不思議だ。東Bというと(以下回顧モードに入ったので省略)。

 それはともかく、ニュースサイトである以上、運営するには同じようなコストがかかる。しかしそのコストに見合ったナニかがあるかというと、いまんところ何もない。むしろ本家に悪影響があるくらい。あっちをメンテしてると、こっちをメンテするヒマと気力と体力が減衰する。やめた方がいいかもしれん。あれ、どっちを?

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2006/10/26 AM 4:19

 @ 今日の業務連絡・掲示板とspam

 地味にスパマーと闘いを続けた結果、量は減ってきました。キーワードやIPで蹴ってるんですが、その副作用で書き込み出来なくなった方はメールでお知らせください。

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2006/10/26 AM 5:12

 @ 今日のそれはいいSBMだ・Yahoo! Bookmarks

 『POLAR BEAR BLOG』の『Yahoo!、新ブックマークサービスを発表』で知ったのだが、「ブックマークしたページのテキストとHTMLコード、スクリーンショット(サムネイル)を保存してくれる」のだそうだ。キャッシュして自動キーワードを付けてくれるところまで後一歩。最初にそれをやったSBMに移行しちゃうぞ。どこでもいいからはよしてください。

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2006/10/26 AM 5:27

 @ 今日の軽いイライラ・ライブドアリーダー

 SでIMEをオフする機能がだいぶ前についたんだけど、これが有効なのは最初の一回だけなのよね。他のアプリとかライブドア・クリップに行ってIMEをオンして戻ると元の木阿弥。このとき、いったん他にフォーカスを移動させてからでないとオフにできんのがイラつく。そもそも、常にIMEをオフにはできんものなのだろうか。

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2006/10/26 AM 5:45

 @ 今日のフラッシュバック・韓国と扇風機

 いつだったか、NHK BSで韓国のニュースを見ていたら、扇風機が発火して火事になる事故が相次いでいるという報道をしていた。韓国の電化製品が発火することは驚かないけど(よくあるから)、どこの製品が問題なのか、いっさい報道されていない(ようだ)ことに驚いたのであった。なんてことを『【韓国】「ファン2つの扇風機」奇想天外な発明品』を読んで思い出しました。まる。

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2006/10/28 AM 9:35

 @ 今日の訂正とお詫び・デマでした

 おとついの記事で、otsuneさんのことを「サークル・クラッシャー」の命名者であるかのように書いてしまいましたが、ガセネタであると、掲示板でご本人からの指摘を受けました。デマを広げて申し訳ありません。訂正し、お詫びいたします。

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2006/10/28 AM 10:23

 @ 今日の浅い考察・ぐたぐたタグタグ

 時々タグについて考える。頭の中でなんだかうっすらと光るものがあるからだ。それはぼんやりとしたイメージなので、まだどういうものかよくわからない。そこで時々まさぐってみる。実はこのことは相当前から考え続けている。それも、タグどころかパソコン通信すらなかったころからだ。高校生の時に映画のデータベースを作ることを考えていて、タグのようなものが必要だと思ったのだ。例えば、黒人カウボーイの出てくる西部劇を検索一発でリストできたら便利でしょ? 最近話題になった『ハレルヤ』が使われてる映画の一覧でもいい。ま、音楽の方はタグで処理するより、サウンドトラック枠で処理した方がよさそうだけど。


 ここに書いた最初のタグ関連記事は、たぶん、ウェブに映画の感想を書くヒトはみんな共通のタグを付けてくれたらいいのにというものだったはずだ。そうすれば、「映画の題名 + 適当なタグ」で、簡単に検索出来ていいなあという話である。ノイズも減るし。すると、どなたか忘れたけど、メタタグの失敗を見れば、うまくいかないことは明白だといった意見を寄せられた。それ以上この話は続けなかったんだが、それから時間が流れ、三ヶ月ほど前、ひろゆきが『みんな大好き車輪の再発明。』とタグについて書いた。タグはうまくいかないだろうという話で、やはりメタタグの失敗を根拠にしている。メタタグがなぜ失敗したかという考察は、これまでに時々行われていて、その理由は大別して二つある。一つは面倒であること、もう一つはspamとして使われてしまったということだろう。どちらも納得のいく理由である。


 そんなわけで、タグについては否定的な意見が多いような印象だったが、SBMの流行でちょっと様相が異なってきた。面倒であることは変わっていないけど、それより、「これはひどい」といったタグを付けることに面白さを感じる層がでてきたとわたしは見ている。このまま続けば、次のステージに進めるのではないかと、期待が持てるようになってきた。spamについてはいまのところわからない。以下、次のステージについてメモしておく。


 こんなこととっくに誰かが考えていても不思議はなく、下手したらすでに実装されているかもしれないが、まだ見たことがないので、もしどっかにあったら教えてください。

 さて、話は簡単で、グーグルのリンクが多いサイトは重要であるというのと同じように、タグにもウエイトが付けられるはずだ。複数のタグがあるということは、タグとタグがリンクされていると見なすことができる。したがって、「これはひどい」と最も多くリンクされているタグは何であるのかといった情報を視覚化すれば、いまのタグクラウドより面白くなるんではないかということだ。ここで重要なのは、すべてのSBMがタグを共有することだろう。そういったタグの相互乗り入れができるようになれば、もっと面白くなるような気がしている。いわゆる検索エンジンがSBMのタグを無視している間に、誰かが新しいビジネスの種を作ってくれることを期待し、今回はおしまい。

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2006/10/28 PM 0:04

 @ 今日のフラッシュバック・UV加工

 『長谷川町蔵の文章』の28日分に「UV加工」という記述が出てきて思い出したので書いておく。ここで書かれているUV加工とは、一般の人が想像するものとは異なり、紫外線予防とかそういうものではない。だけど、本好きとしてはそういうものが欲しいと思うよね。出版関係者と印刷関係者は、日焼けしないインクと紙を開発しる。たのむよ。お願い。あ、後一つ。タバコのヤニで黄ばまないやつも頼む。

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