@ 今日のインスパイア・未来予想を振り返る
先日『あれから20年。輝かしい未来は、来たのか?』という記事を読み、確かにこの十年は停滞気味かもなあと思いつつ、そいや、私の予想もずいぶんたくさん外れたなあと思った。そこで、過去を振り返り、当たらなかった予想を書いてみよう、みたいな。
まだパソコン通信もなかったころだが、いずれ音楽業界はパッケージの在庫を持たなくなるだろうと思っていた。この予想は外れたという判断はまだできない、というか、当たりつつあるといってもいいかもしれない。ただ、どうやって販売するかのイメージはまったく外れた。私の描いてた未来では(うぷぷ)、CDショップに端末があって、客はそこにメディアを突っ込んで好きな曲を買うというものだった。なんつーか、後のブラザーの『TAKERU』とか、任天堂のディスクシステムによる書き換えサービスみたいなイメージですな。今みたいにネットが発達することはちょっと想像できなかったのだ。もっといえば、個人に一台ずつパソコンが普及することだってイメージできなかった。だって、そんなもん、まだなかったんだもん。あーた、TK-80 あたりから現在の状況が予想できてたら、わしゃマイクロソフト並みの会社作ってるって(無理)。悪くったってアスキーぐらいは(暴言)。
(*)参考 ブラザーについてはここから。TAKERU の話は第一回に。
そんな大昔の予想じゃなくても、外れた予想はある。ストレージはネットワーク上に置かれ、ISP がそれを仕切るだろうと思っていた。適当な容量と適当な価格と適当なメンテナンス料金なら、その方が便利だ。これはデータの類をローカルに置いておく必要はないんじゃないかということでもある。上の話や映像配信などの話にも繋がるのだけど。
まあ、これも外れたと言い切るには時期尚早かもしれない。というのも、最近ニフがそういう感じのサービス『マイキャビ』を始めたからだ。ただこれ、月額315円は安いけど、容量が100MBってのはいかにも少なすぎる。なにせ世の中には50GBの容量が無料で使える MEGAUPLOAD なんてのがあるわけで、もう少し頑張ってくれないと厳しいだろう。100メガじゃ適当な用途すら思いつかない。なお、MEGAUPLOAD については『ワークスタイル・メモ:ファイル共有・交換系』がレビュー記事を書かれてるので、そちらを参考にしましょう。
他には、グーグルが検索結果からさらに絞り込める検索をサポートするなんてのも、今のところ妄想の域を出ない予想の一つだ。まったく完全に外れたものだと、マイクロソフトは 9x系と NT系を合体させられないだろうなんてのがあった。
なんて具合に、まだまだいくつも外れた予想はあるが、今は思い出せないので、思い出したらまた書くことにするなり。きっと過去ログを読むと出てくると思いつつ、つづく。
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