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99’5.2〜5.31

5月31日 「ウェルカム・トゥ・サラエボ」
戦火のサラエボを舞台にした作品。今もコソボ紛争でひどい戦いになっているけれど、戦争が長引くにつれて、 何が原因だったかわからなくなってくるし、毎日の生活の中での意識も薄れてくる。
湾岸戦争の時も感じたが、なんだか映画を見ているような錯覚を起こしそうになっていた。 恐いと思う感覚があまりにも現実感がなくて、それがまた恐かったりする。たぶん世界のどこに住んでいる 人もそんな感覚なんだろう。だから、おなじような戦争が繰り返されてしまうのもしれないな・・・

最初はドキュメント番組をみているようだった。人が撃たれている、建物が爆破されている。 違うのは、それを撮っている人も映っているということ。しかし、こういうタイプの番組もあるからなぁ。
どう撮ったら記事になるか、いいアングルでとれるか計算しながら、カメラをまわしている 姿を見るのはあまり気持ちのいいものじゃなかったりする。 でも、その場にいる人達は死と隣り合わせで必死なんだ。なのに、1面記事になるのはどこかのゴシップ記事 だったりする現実がリアルになっていて、これはどこまで実際の映像なんだか分からなくなってくる。 それにしても、偵察に来て考えておきますって言って帰って行くお偉いさん方って どこにでもいるのだなぁってこれまた実感。

途中から、あるジャーナリストが孤児を国外に逃がそうという気持ちになり、孤児院からのメッセージを 映像として流す。これが放映されたら、ここから逃れられるのかという子供の質問に、YESといわざる えない彼。
子供達を救いたいと必死になる彼に「孤児は君の責任じゃない、我々はジャーナリストなんだ」という同僚。 痛い言葉だね…それでも必死になる彼。結局ひとりの少女を引き取ってしまいます。
独りひとりの力の小ささと、それでもやらないよりはやろうとする人のエネルギーの素晴らしさ を感じました。
現地の通訳の若者が死ぬ時だけ、その仲間が泣く図があるのですが、その泣き声をききながら、 人が殺され行くシーンがあまりにも淡々としていることに気づき、爆弾の音にも血をみることにも なれきっている状態が恐ろしかった。
戦争の問題なんて、私が映画をひとつみて何かを言えるほどちっぽけなものじゃないけれど、 こういう現実をちゃんとみんな知っておなじことが繰り返されなければないいなぁって思う。 人間は学習する動物なんだから・・・

5月25日 「25年目のキス」
ドリューバリモア主演の映画「25年目のキス」の試写会に行ってきました。試写会は、 普段みないような映画もとりあえず応募してみよって感じで応募するので、いろんな映画がみれていいですね。
この映画もたぶん自分から映画館に足を運ぶことはなかったでしょうから。
しかし、とぉーっても気に入っちゃいましたね。なんたってドリュー・バリモアが魅力的。そして、 とぉってもあたたかい気分に浸ってきました。

主人公のジョジーは、シカゴ・サン・タイムズではたらくキャリアウーマン(この言葉もなんだか古臭いねぇ(笑))。 頭がよいのだけれどもとにかく堅物な25歳。今時の若者を取材すべく高校に潜入するところからはじまる。
「エバー・アフター」でクラッシックなドレスがすごく似合っていた彼女ですが、さいしょはなんだか 野暮ったいスーツ着ていて・・・別人かと思っちゃいました。
高校生に馴染もうと流行りの服を着て(最初はとんでもなかったりすんだなこれが)、 クラスの中心となっている子達と友達になろうとするのだけれど、どーもけったいで笑える人物になってる。
彼女自身の高校生活が、フラッシュバックしてくるのだけれど、ほんまに同一人物かっていう感じ。 センスの悪さったら・・・(^_^;)。これじゃモテていたはずないねぇ…
それにしてもすごい最悪の高校生活。アメリカってこんなに愕然とするもんなんでしょうかねぇ。 日本じゃおしゃれで綺麗な子じゃなくても、 それなりに自分に合った子をみつけて、最高とまではいかなくても楽しくやってたよな気もするがなぁ。
好きな相手に誘われて、喜んだらワナだった・・・なんてかわいそ過ぎるよ。
いつもスターだった弟に「もう、昔のブスだったジョジーじゃない」ってはげまされてから どんどん綺麗になっていくの。自信ってこんなに人を綺麗にするのかってぐらいね。

ジョジーの仕事場のみんなが、ジョジーにマイクつけさせて実況中継してるの。 だんだん、みんなで応援しているのがとってもおかしい。みんな自分の学生生活を思い出しながら応援してる。
最後は私も一緒になって、ジョジーの幸せを祈りましたよ。ドキドキしたなぁ。
ハイスクールが舞台になっているのはあまり見ないからそれも新鮮だった。 シェークスピアって国語で習うのね。いいなぁ。日本じゃ源氏物語なんでしょうか(笑)
ちゃんと時代にあわせて、 持ち物検査なんかもやっててびっくり(爪やすりも没収されてた)。
かなり都合よく話が進むので、現実味はないけれどこんな夢をみるのも楽しいなぁって思いました。
あと、なじめなくて独りで観覧車にのるジョジーの横に先生が座って 「大人になったらみんなが振向くようになる」って言う言葉が、心に残りましたね。 そして、「それは先生だから言えるのよ」っていうジョジーの台詞も。
ジョジーはホントは25歳だから先生の言葉の意味もわかるけれど、 その時人気者になりたかったんだっていう気持ちがすごく伝わってきてせつなかったんですネ。

5月22日 「窓」
ひさびさに読んだ乃南アサさんの本(この方ってご本名なのかしら、めずらしい名字ですよね(^^ゞ)。
この間の東野さんの「どちらかが彼女を殺した」を読んだ時にも、自分はなーんて きちんと読んでないのだろうって実感したのですが、今回もまた・・・・(^_^;)。
途中からえらい勘違いをしながら読んでしまい、なんてことだ 麻里子がかわいそうやんかぁ〜(主人公です麻里子は) と叫んでましたの(笑)。たぶん作者の思うつぼに、はまったというだけ だと思うのですがねェ。違うかな(…と思いたい^^;)

最近よく耳にする「切れる若者」が犯人の殺人事件が題材だ。犯人の行動もすべてかかれているので、 謎ときをする楽しみはない。この若者のいらだちが今の「切れた若者」が起こす犯罪の象徴のようで とでも現実味がある。
「自分は悪くない、まわりが全部悪いのだ」人のせいにする若者。 すべてのことがそういう風に思えたら、楽なんだろうなって思うことがあるが、ここまでくると尋常じゃないよなぁ(^_^;)
同時進行で麻里子という耳の不自由な少女がでてくる。ろう学校ではなく普通の高校に通っている。 両親はいないが、大切に愛されて育っている。その麻里子も今までにないいらだち、あせりを感じている。
そして、事件をきっかけに知り合った同じ耳の不自由な桑田は、ろう学校に通っていて、 健常者と、障害者との壁をものすごく感じながら生活している。
3人とも同じ年頃で、まだまだ発展途上段階。そのまわりの生活、人間関係によって感じ方が、ものすごく 違いおもしろい。

「窓」という題名は、事件が解決したあと、麻里子の兄とその友人の言葉からきているのだろうが、 それがとっても哲学的でいいよ。なんか前向きに生きなきゃなぁって気持ちになった。窓をひろげて いろんな景色をみなきゃね(ちょいと耳痛いか^^;)。
麻里子をとりまく大人達の言葉には味かあったなぁ(^^ゞ

5月16日 「KYOKOーキョウコー」
この本は、1995年に映画化されていて、主演の高岡早紀の笑顔と、チャチャチャのリズムが 印象的で、いつまでも音楽が体に残った覚えがある。村上龍さんの本は、ずいぶんと前に「限りなく透明に近いブルー」を読んで…^^;はっきりいって 肌にあわなかったんで(最後まで読む気力なかったと思う…)それ以来避けていたのだが、こんな作品も書くのだと、 ちょっと意外な感じがした。
それは、とてもピュアな物語でした。

8歳の夏に出会い、ダンスを教えてくれた男性をNYに探しにきた21歳のキョウコ。キョウコにとって その踊りを教えてくれたホセという人物は、 、一番大切なものは何か…これがあれば生きていけるというものを教えてくれたとても大切な人だった。
しかし、NYでの再会は、とても喜ぶべきものじゃなく、ホセはエイズの末期患者になっていて、 キョウコの存在をもう思い出すことはできなくなっていた。
そんなホセを、無謀にもホセの家族がいるマイアミに運ぼうとする・・・・

読みながら、高岡早紀さんの真っ直ぐななにも疑いを持たないような澄んだ瞳を思い出していた。 とてもしやなかで強い精神の持ち主。それを象徴しているような瞳だった。
自分のことをキョウコではなく、エレーナと呼ぶホセ。NYから田舎に向かうほど、 エイズ患者に対しての偏見はきつくなって行くなかで、なにも言わずただ前に進む。 そんな彼女がまぶしかった。
キョウコにたずさわる人間がみんな感じる、風のようだと…。なんとなくだが、キョウコの強さ、軽やかさは 日本人特有のものなんじゃないかなぁと思った。アメリカに住む人から見た 日本人ってこんな風に見えるのかと・・・・その辺りも面白かった。
でも書いているのは日本人から…きっとそう感じているだろう日本女性なんかしら(笑)。
ホセのキョウコ大きくなったね一瞬のこの一言は、神様がくれたごほうび だったのかもしれない…

5月9日 「カノン」
なにかに執り付かれた人を書かせたら絶品の篠田さんなんですが、この「カノン」ではまた、 異質な空気を見せてくれました。恐いというよりも気色わるいよぉ〜^^;
瑞穂の学生時代の恋人康臣が自殺した。遺言のように残されたテープにはバッハのカノンが録音されていた。 瑞穂と康臣それに正寛、この3人はかつてトリオを組んで演奏しようとしていた…
彼の音が奇妙な形で瑞穂の潜在意識に呼びかける。捨てても何故か違うテープに録音されてしまう テープ。頭の中でずっとなりつづける曲…。 なぜいまごろになって彼は、このテープを瑞穂に残したのか…
音楽というものに執り付かれた康臣の存在自体が、普通の状態じゃなく、とりあえずこちらも執り付かれたように 読み進んでしまう。ずっと薄いベールがかかったままのようですっきりせず、霧の中で 物語が進んで行くようだった。
3人が演奏をしていた時から20年の月日。瑞穂は音楽の教師になっていて、正寛は弁護士として成功していた。 その間、康臣は自分の世界にどっぷりつかっていた…

音楽のことにそんなに詳しいわけじゃないので、この本の中にでてくる「フーガの技法」とか 音楽用語はチンプンカンプンだ。でも、感性、感覚、音感、表現力みたいなものが、努力のまえに 生まれもった能力が、絶対的なものを占めるということはものすごく理解できる。
その感性の部分で、瑞穂と康臣はどこか似ていたのだろう。 天才といわれる感性の中で自分の世界を理解できるそういう感性を持った瑞穂の存在は、人よりも優れているが故の孤独の中で かけがえのない存在であったのだろう。
人よりも優れたものを持ったがゆえの孤独かぁ…。それなら普通でいるほうが幸せに対して近いかもしれないなぁ…^^;
人は、大人になると妥協しながら生きていて、妥協していることすら気づいていない場合が多い。 たぶん気づいていない方が幸せに暮せるのに、康臣はそのことを2人に気づかせてしまったんだろうね。 2人が、康臣の過去を探りながら、今の自分となりたかった自分のギャップに気づいて、 混乱していく様子が良く分かる…
でも、こういう風に混乱した時は女性の方が強いのかしら…瑞穂はものすごくたくましいもの(笑)。 混乱して現実から逃げてしまった正寛に向かって言うの。「無理して上ってきた人生なら、死ぬまで上り続けなさい。 自分の心に嘘をついて生きてきたらっていうのなら死ぬまで嘘をつき通しなさい・・・・」 これ読んだ時に、すごいなぁってただただ感心しちゃった。
結局2人は、反対の選択をする。築きあげた20年を受け入れる踏み留まる決意と、それを崩し始める 決意…どちらも大変そうだわ。 いつも、何かを2者選択する時、どちらを選んでもきっと後悔するだろうなぁなんて考えちゃう私だけれど 、2人ともあと20年経ってもきっと後悔しなしなだろうなぁなんて思ったりしました。
ただのホラーじゃありません。なんか考えさせられちゃった小説でした。

5月7日 「シンドラーのリスト」
ほんとは、GW中に見ようと思って借りたビデオ。結局寝ててみれず今日、あわててみる。 家でダビングしたビデオが見れないのは、「また今度」だからなのよねぇ…
余談だけれど、2本組のビデオってあんなに突然ブチって切れているものなんだろうか、 ビデオだから仕方がないが、いきなり放映中のカラーの番組にブチって変わった時にゃ… 涙も引っ込むってものだわ^^;。

数年前にアカデミー賞を取ったこの作品。名前は聞けども話題になっていたのは知っていた。 でも、その頃は映画にそれほど興味がなかったもんで、どのようなものか全然知らず、 今になってみたいと思ったのは、「レ・ミゼラブル」の時のリーアム・ニーソンに興味を持ったからだった。
もちろん戦争の映画だってことぐらいは知っていたが、いきなりモノクロなんで驚いた。 そのせいでなんだかドキュメンタリーを見ているようで、 かなり現実的に捕らえることが出来たんじゃないかな。
人を人とは思わずに、まるで子供が水鉄砲で遊んでいる様に銃を発射させて、人を殺して行く。 どんどんエスカレートしていく様子がなんとも恐くて 映画館でみなくてよかったかもなんて思ってしまいました。 あの大きい画面でみていたらたまらなかったかもしれません。して、カラーじゃなくて良かった^^;
第2次世界大戦中のナチスのユダヤ人迫害、アウシュビッツの収容所のことは、あまりにも有名というか、 いろんな形で伝えられていて、知らない人はほとんどいないだろう。みんなが知っているということを 踏まえながら作られた映画のような気がした。

物語の主人公は、オスカー・シンドラー。彼がほうろう工場をやり始めるのに、賃金の低いユダヤ人を 雇うところからオスカーとユダヤ人の関係が始まる。最初はねいったい何者? って感じの胡散臭さ。会計士のイツァーク・シュテルンを巧に自分の商売に参加させようとくどいているの だけれどねぇ(笑)。
これって実話なんだよね?。そう思うと行動力のすごさには感心してしまう。

イツァークの性格が別のもっと、一緒になって儲けて甘い汁を吸ってやろうってな人物だったら、 シンドラーは最終的に英雄にはなっていなかったかもしれないね。 彼を失っては損だという損得勘定から、彼の連れてきた人を雇用するしたりして、 かなり感化されている感じがしたもの。
ユダヤ人が収容所に入れられるようになって、軍との関わりが出てくる。アーモン・ゲートって言う人 は、典型的なドイツの将校のように書かれいる。お金でのつながりのようにも 書いてあるが、ユダヤ人にキスしたと罪に問われたシンドラーを弁解したりしていて、どこかシンドラーの ことを羨ましがっている節があって面白い。
シンドラーは自分の工場で雇うという名目で、結局1100人のユダヤ人を、助けたことになった。 最後にシンドラーがみんなの前で「もう少し努力していれば・・もっと助けられたかもしれないのに」 と悔いる。
「・・・だったら」「・・・していれば」っていうのは、必ずあるわけで、 結果的にはそれだけの人数であったとしても、あの状況下の中で彼がしたことは結果的にはものすごいこと なんだけどもも彼にしてみればはユダヤ人を最初から助けようとしていたわけじゃない、 そのあたりにどこか負い目があったのかもしれないね。
「戦争は人の一番悪い面を引出す。平和なら良いところしか見えない」みたいな台詞が、とっても 気になりました。人はいろんな面を持っているから…おもしろいけれど、こわいんだな。うーん。

5月3日 「クロスファイア」
宮部みゆきさんの長編小説です。かなり読み応えあり。廃工場で、女性が一瞬のうちに殺人事件の犯人を 焼く…そんな衝撃的書き出しで始まるお話は、ハードボイルドタッチだなぁなんておもいつつ読んでたの。 だってどんどん殺して行くから…でも、ただの殺人鬼による事件でもその女性淳子の特殊な能力念力放火能力の 話でもなく、どん予想外の方向に話は進んで行ってしまった・・・・
なんだかとても切ない、身にしみるお話でした。
今の法律は、抜け穴がいっぱいあって…法で守られているようで、実はその裏で泣いているひともいる そんな現実を見せられた気がしましたね。
途中で、淳子は同じように人にはない能力を持った青年と出会います。結局この出会いがとても 悲しいことになってしまうのだけれど、特殊な能力をもったゆえに、無邪気にすごせない 寂しいって心が融合していくのがとても切なかったですね。違う出会いを していたら、同じ境遇のものどおしものすごくいいパートナーになれただろうに・・・(^_^;)。
淳子の起こす事件は派手だし、超能力とか、謎の組織とかってものすごい派手な小説のようで、 一番の面白みは、人の心の融合みたいなところにあるのがとても面白かったですね。登場人物 どの人の心のなかもなんか納得してみてしまう(ちょこっとでてくるどうしようもない若者は ちゃいますが)。
私の知らないところで現実にありえる話かも…そんな気になっちゃうところもすごいです。 宮部さんの小説の中でも、とてもお気に入りの小説になりそうです。

話は飛ぶけれど…オウム真理教の信者の人達って、やっぱり孤独なんだろうなぁって。 麻原さんのしたことはやっちゃいけないことだった(そう言う次元じゃないねェあれは)のだけれど、 あそこの幹部の人達って、頭良すぎて真っ直ぐすぎて…妥協しながら生きている人達の中に いられなくなった人たちなんじゃいかなぁって、この本読みがらそんなこと考えてた。
真面目に生きている人が、あまり生きやすい世の中じゃないからなぁ…今。

5月2日 「どちらかが彼女を殺した」
東野圭吾さんの推理小説です。
「あたしが死んだら一番いいのだろうな」という電話のあと、自殺に見せかけて最愛の妹・園子が 殺された。交通課の警官である兄が第一発見者。警察に他殺と推測される であろう証拠を隠して自分の手で復讐をしようと犯人を探す。
少ない交遊関係のなかから2つの電話番号。 それは、親友と元恋人で・・・って。それとは別に刑事かこの事件を自殺とは断定しにくく、 追いかけるのだけれど…
仮定・・仮定・・仮定。ひとつの事柄からどんどん仮定を立てていくの。そしてなんかすごく地味に進んで行く。 進んで行くにしたがって謎が増えて行って、目が離せなくなる。やられました完全に(笑)

兄と刑事さんの駆け引きが面白い。2人とも警察という中のお互いの立場を想像しつつ、駆け引きをして、 情報を聞き出そうとする。切り札をかくしもちながら。
左利きか右利きかこれが今回の最大の鍵なんだけれどね。
最後はもうあたまごちゃごちゃになってまして、うわぁーって思ってたら、 はっきり犯人は誰だ・・って断定してくれないまま終わった(笑)。 「犯人が絶叫した。犯人じゃない方もでないほうも叫び声を挙げた」「加賀(刑事さんね)は 犯人をみた」そんな描写が並んできていったい誰が犯人なのよぉ〜〜 と叫んでしまいました(笑)。もう、気持ち悪いったらありゃしない(^^ゞ。 で、読みなおしてやぁっと理解。たぶんあっていると…思う(^_^;)
推理小説好きなくせに謎解きは全然ダメな私。やっぱり読みが浅いんだわって実感しちゃいましたよ。 テレビだとすぐーに分かっちゃうんですけどね。

関係ないが…この本図書館で借りてきたんですよ。で、頁をひらけるたびに香水の臭いが すごいの・・・(ーー;)。移り香にしてはきつすぎる。きっと香水ぶちまけたんだろうなぁ〜

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