私がPCの組み立てに踏み切ったわけ その4/5 2009/4/5
その4 Windowsは XP? VISTA?
Widows VISTA、あまり評判がよくない。VISTAが出た直後、安定していない、遅い、なんてよく聞いた。実はXPが出た直後でも聞かれたこと。だから、しばらくすれば収まる、と思っていた。しかし、2000/MEからXPへの移行は比較的すんなりと進み旧OS搭載機はすぐになくなってしまったのに、VISTAへの移行は違った。未だに”XPを選ぶ”という声が聞こえてくる。これは予想外のことだった。
今Windowsを選ぶとすればXPかVISTAか? 選択しようとする以前に現在は一部を除けばXPは選べない。通常、PCを買うとすればVISTAになる。業務用やゲーム用のPCなど一部機種で選択可能なのと、部品とセットのOEM用などで入手は可能であるが、限られてきている。だから、XPという選択は普通は無い。
ではVISTAを使ってどうか? 本当なら、XPに比べて○○という利点がある、と紹介すべきなのだろう。しかし、正直なところ明確な違いはまだ感じていない。これは、VISTAの問題ではなく、使う側の私の問題である。新しい機能を特に使っていないから気がつかない、ということになる。とはいえ、DVDなどマルチメディアへの対応を強く感じる。でも、XPでもDVDなどについてくるソフトなどで普通にできたことだから新しい機能、といった感覚は無い。
また、起動時間などが短縮された、となってる。ひとつは普通に電源を切ろうとすると休止状態となることがひとつ。また、良く使うアプリケーションの起動が早いらしい。確かにそんな気もするが、CPU自体の性能が上がっているのでなんともいえない。だから、まだ利点を感じていない、というのが正直なところである。
逆に、VISTAによる欠点も感じていない。不安定さは感じないし、遅さも感じない。しかし、これはCPU性能を上げ、メモリも多くしているからかと思う。ただ、メモリを多く使う、というのはその通りである。OSだけでも1Gを超えているようだし、それほど多くのアプリケーションを使っていないのに使用量が2Gを超えていることが少なく無い。やはりメモリは3Gは載せたい。が、これは32bit版のほぼ上限でもある。
OS、今選ぶなら、PCも高性能化してきたので、VISTAだろう。よりマルチコア向きだととも聞いた。その点でもVISTAだろう。周辺機器などの対応も十分だと思う。あえてXPを選ぶのは、古いソフトや機器類を使う場合に限る、と思う。
でも・・・メモリ消費量は多い、となると64Bit版なのだが、この場合は周辺機器のドライバがまだ揃っていないこともある。ドライバがそろうなら、64bit版を考慮したい。
その5 PCは買う? 組み立てる?
今回、初めてPCの組み立てに踏み切った。全体の組み立ては今回が初めてであるが、それに近いことは何度もやっている。各種ボードの増設/交換、HDDやDVDの増設/交換、OSのインストール、BIOSの設定・・・。だから、まったくの未経験から始めたとはいえない。でも、今まで組み立てに踏み切らなかったのは、時間と費用である。今回、組み立てとOSのインストールには8時間くらいかかった。これは部品を買いに行ってOSのインストールがほぼ終わるまでの時間である。途中、ダメなねじなどを買いに行った時間も含んでいる。慣れれば短縮されると思う。が、PCを購入すればこの時間は1時間以内だろう。慣れたとしても組み立ては1時間以上になりそうである。その分長くかかるのは間違いない。そして、構成によってはメーカ品は自分で組み立てるのと大差ない価格で買える。組み立て失敗のリスクを考えると自分で組み立てるのは必ずしも得策とはいえない。だから自分では組み立てていなかったし、人にも積極的に勧めたりはしなかった。この考えは今も変わらない。
もちろん組み立てにも利点はある。
・構成によっては安くできる。
・今ある部品を流用することで高性能機を安く手に入れることができる。
・市販品にはないPCを作ることができる。
PCを次々に替えてゆくような人ならメリットは大きいだろう。その場合、多くの部品を流用できるので価格面で利点が大きい。また、極端に安く、というのなら組み立てをしてみるのもよい。しかし、多くの場合、無理しないでメーカ品を買う方がよいだろうな、と思う。組み立ては趣味の世界だろうな、と思う。
さて、私は意図的に”自作”と書かないで”組立て”と書いてきた。一般的には”自作”と呼ぶことが多いと思うが、あえて使わなかったのは、ただ部品を組み立てるだけで自作、と呼ぶことに抵抗があるからである。たとえば模型。プラモデルを買って組み立てたのでは誰も自作とは言わない。ちょっと改造して市販品のない姉妹機などを作ってもその程度では自作、とは言わない。模型で自作、というには木や金属を切り出すなどして作ること、となるだろう。市販の部品を使うにしても、ある程度の加工を行わないと自作とは言えない。だから・・・パソコンで、市販の部品を買ってきてネジ止めし、コネクタを差し込んだだけで自作、というのは大いに抵抗がある。
と、ちょっとひねくれた言葉の問題で終わりとするが、PCの組み立て、積極的に薦めないけど、興味があればやってみるのも良いと思う。組み立ては、失敗の可能はあるけどそう難しくは無い。これが素直な気持ちである。
私がPCの組み立てに踏み切ったわけ その3 2009/4/4
その3 VISTA、アプリケーション設定編
今回の故障、原因はマザーボードである。だから、データ類は全く無事のはずであった。実際、ハードディスクには何の問題もなかった。以前の起動ディスクをそのまま使えば環境を引き継げたかもしれない。しかし、起動用のディスクにも保存が必要なデータが入っているため、万一のことがあればデータを失ってしまう。これは絶対に避けたい。そこで、空きディスクを起動用のディスクを新たに用意することにした。この機会に使わなくなったソフトを整理したい、との思いもあった。
OSをWindows VISTAにするか、XPにするか、これは非常に難しい判断であった。XPにすれば今までどおり使える。周辺機器もドライバ類が揃っているから継続して使える。が、ここはVISTAを選ぶことにした。新しいものを使って見たい気持ちが大きい、というのが正直なところであった。次は、VISTAの32bit版と64bit版、どちらを選ぶか? 32bit版はメモリの上限が約3Gに制限されてしまう。64bit版はより多くのメモリを使える代わりに周辺機器のドライバが一部ないものもある。こちらも迷った末、メモリが増やせる64bit版を選択した。
さて、VISTAインストールまでは順調に進んだが、次はアプリケーションなどのインストールである。これが時間が掛かることはなんども経験済みである。主要なソフトから順にインストール。OFFICEにホームページ作成ソフト、画像処理ソフト。ここは問題ない。が、メールソフトが動作しなかった。これは予想していたので別のものに切り替えた。(後にファイルアクセス権の問題、と判明) データベースもだめ。これも予想していたので、EXCELに切り替えることにする。また、ビデオ編集のソフトも正しく動作しない。これも分かっていたので、バージョンアップで対応した。が、ソフトの設定は面倒だった。もう手順などを忘れてしまっているのが大きい。特にWebのソフト、まずファイルアクセス権で引っかかった。これは古いHDDを使ったことが影響しているようだ。そして転送の設定。プロバイダのWページを見ながら行うのだが、転送がエラーになる。パスワードは? 正しいはずなのに? 設定を直してなんとか転送できた。目立たないページを試しに変更して、更新されていることを確認した。
周辺機器、まずグラフィックボードのドライバを変更。怖かったが無事再起動できた。プリンタもOK。次は外付けのHDDとDVD、デジカメ・・・。これらは動いたが、HDDがつながっているとそのままでは起動できないらしい。一旦切り離して再起動。後にBIOSを設定しなおしてOKだけど、VISTAでは切り離しで電源OFFができないので一工夫が必要・・・。あと動かない周辺機器はフイルムスキャナとスキャナ、そしてビデオキャプチャ。これは古いノートPCを使うつもりでいるが、まだ未設定である。
XPからVISTA64bitに変えたこと、影響はやはり大きい、というのが正直なところである。今回、VISTAにしても32bitにしておく方法もあった。それなら周辺機器はビデオキャプチャ以外は動く。しかし、その場合メモリが少なくなる。XPの従来機でもメモリ使用量が2Gを越えることがあったので、VISTAでは3Gはぎりぎりだと思う。それを見込んで64bitとした。現時点では64bitは少ないと思うが、今後増えそうである。今思い切ったことは間違いではないと思う。市販のPCでも64bitを採用した機種が増えてきた。ちょっと早かっただけかな? と思う。
私がPCの組み立てに踏み切ったわけ その2 2009/3/27
その1から間隔が開きましたが、これは急な出張のためで、PCが再度ダウンしたわけではありません・・・。
その2 組み立て編
さて、自分で組み立てるのはこれが初めてである。もっとも、HDDや光学ドライブの交換や増設、各種ボードやメモリの交換や増設、BIOSの設定などは一通りやっている。OSのインストールや設定も嫌というほどやった。つまり、マザーボードと電源が未経験というだけである。が、だから楽だ、とは思っていない。また、マザーボードの選択方法も知らない。まずは専門店に行って相談した。PCの部品、実は家電店でも売っている。そして、意外と安い。ものによっては専門店より安かった。だから、安い方を選んで買う方法もあるが、初めて組むので一式専門店に任せることにした。その方がもしもの時も相談しやすいだろう。
組み立てを始めたのは3連休の初日。朝一番に店で一式購入、昨日買った雑誌の記事を参考にしながら組み立て始めた。
初めて早速問題が。マザーボードをケースにつけるネジである。スペーサにボードを乗せて締めるのに途中で動かなくなる。規格は同じなのに微妙に誤差があるようだ。ネジだけ締めてもちょっとずれると固くて動かない。これはスペーサ込みで一式新しいものに変えた。変えたところ、今までの苦労が嘘のように簡単に締まった。
その後、ケースにHDDを組み込むところで面倒なことが・・・。ケースが小さいので隙間が少ないのである。以前の市販品、マザーボードとHDDの固定部分が大きく開くので作業がとても楽なのである。一度グラフィックボードを刺すとHDDが取り付けられない。このあたりも未経験故のことだろう。そして、電源ランプを電圧を間違えて飛ばしてしまった。
しかし、失敗もこの程度。雑誌では”30分で組み立てられる・・・”なんて書いてあったが、初めてでその程度で済むはずは無いと思っていた通り2時間程度で完了した。次はBIOSとOS。面倒が起きたのはOSだった。市販品のVISTAを買ったが、バージョンアップ品である。ライセンスはもちろん問題ないが、いままでと違ってHDDに旧OSがないとダメ、とわかり急遽WindowsXPを入れ、SP2にバージョンアップ。改めてVISTAのインストール。約2倍の時間がかかってしまった。しかし、その後はすんなりと完了した。
さて、手間はこれからである。アプリケーションを一つ一つインストールしてゆかなくてはならない。また、周辺機器もVISTA64対応のドライバを入手しながら動かしてゆかなくてはならない。アプリケーションの中にはVISTAでは動かないものもある。互換モードはあるもののやはりダメなものもあった。最低限必要なものはVISTA対応なのがわかっていたのでダメなものは代わりのソフトを使うなどして対応する。インストールの必要なソフトは多い・・・。
私がPCの組み立てに踏み切ったわけ 2009/3/22
その1 故障・・・
それは突然始まった。そのとき、福岡の凧揚げのWeb更新を行っていた。主に写真の整理と貼り付けである。デジカメから取り込んだ写真を画像編集ソフトに取り込み、選択、色の補正とサイズ変更を行いながらWebのページに貼り付けてゆく。大会参加後のいつもの作業である。作業中、突然画面が真っ暗になった。ビデオ信号なしの状態である。その状態になったときのいつもの音も鳴る。PCが落ちたらしいことはすぐに分かる。再度電源を入れてもファンの回転数が高いままで、画面にも信号はない。CPUが全く動いていないことが分かる。ケースを開いて状況はすぐに分かった。マザーボードのCPU脇にあるコンデンサが飛んでいる。熱などでのよくある部品の劣化らしい。
さて・・・状況が分かったが、取れる対応はただひとつ、PCの買い替えである。修理は考えにくい。というのも、修理といってもマザーボードの交換だろう。メーカに依頼した場合、3万円を下回るとは思えない。それに、マザーボードが劣化したのなら、他の部品も気になる。特にCPUはもう製造中止している。修理してもどれだけ持つかわからない。
さて、買い替えとなれば、気になるのは値段である。これはどんなPCを買うかによって違う。現状はD840。初期のディュアルコア(2コア)である。CPUが2つ入っているようなものである。それほど不自由はないにしても、デジタル一眼レフ写真の画像処理が厳しく感じた。最近は4コアが比較的安く買える。この先数年使うならこの位はほしい。そして、今使っているキーボードがPS/2なのでそれが使える、というのも条件にしたい。キーボードなんてどうでもよさそうなものだけど、使い勝手の良い物は限られ、そして高い。現在のと同等のものはUSBではない。
幸い、PS/2の付いているものがまだあった。ゲームにはUSBよりPS/2が良い、というのも理由のようだ。この機種で13万円。そして、もうひとつ、PS/2は使えないものの新しいCPUのものが14万円だった。このあたりが目安だろうか? 急な出費であり、非常に痛いが故障となれば仕方ないだろう。PCがないといろいろと不都合もある。
しかし、今回は完全な買い替えである。古いPCを残して併用するのではない。となるといろんな条件がでてくる。たとえばOSをVISTAにすると、今の周辺機器が動くかどうかも確かめなくてはならない。そして、新しいCPUはどんなものなのだろうか? 今まで買い替えを全く考慮していなかったので急いで調べなくてはならない。
どうやら新しいCPUはなかなか良いらしい。ほぼ同額の従来CPUより2割ほど性能が上回るようだ。しかも私の使用条件でより高速化が期待できそうだ。なるべくならこちらを選びたいが、PS/2がない。更に、OSが64BitのVISTAになる。VISTA化はまあ時代の流れだから良いとして、64Bitはまだ不都合があることが分かった。周辺機器の一部が動かないのである。最低限必要なプリンタは大丈夫であるが、スキャナとフイルムスキャナがVISTA対応ではあるものの32bitのみである。テレビチューナはVISTA対応すらしていない(アナログ放送用だから仕方ないか)。とはいえ、対応策はある。XPのノートPCがあるので、それを使って繋げばよい。不便ではあるが、これらは頻繁に使うわけではない。でも、できればメインPCで使えないと不便ではある。そもそも2台のPCを常時使うほど机は広くはない・・・。
ところで、新しいCPUを使うなら、自分で組み立てる方法もあるかな? と思った。私が今まで組み立てていなかったのは、面倒で意外と高くつくからである。組み立てには半日はかかるだろう。費用も部品を一式そろえるとなると意外と高い。構成によってはメーカ品と差がなくなってしまうか、むしろ高くなってしまうこともある。実は、今回の構成も全ての部品を買うとなると高くなってしまう。ただ、ハードディスクは十分あるし、グラフィックボードも最近交換したので流用できる。DVDやキーボード、マウスもそのまま使う、ということで安くなる。
結局、自分で組み立てることを選んだ。一番の理由はやはり時間である。購入するとなると、BTOのため、10日はかかる。余裕を持った買い替えならこれでよいのだが、今回はメインPCが使えないので早く入手できるのは有難い。それに、今週末は3連休、ということもある。
巻き取り式ケーブル 2008/12/24
PC周りの機器で、デジカメなど使うときだけ使う機器がある。また、ノートPCは普段は無線LANだけど、大容量のファイル転送などでたまに有線LANで繋ぐ。
こういう機器、その都度ケーブルを用意すればよいのだけど、つい不精になってケーブルはパソコンやHubなどにつなぎっぱなしになってしまう。このケーブル、他の配線と絡んでごちゃごちゃになってしまう。
ここで思い出したのが、巻き取り式のLANケーブルである。これは旅行時にホテルなどで使ってたもので、細めのケーブルが小さなケースに自動で巻き取れる。探してみるとこのUSB版もあった。デジカメなどは同時に何台も繋がないのだから兼用でよい。外付けDVDなどはコネクタが違うけれど、それでも合計2本で足りる。
これはなかなか便利である。LANもUSBも、机の上のHubから必要なときに引っ張って繋ぎ、終わったら巻き戻す。すぐに巻き取れ、邪魔にならない。絡むこともない。デジカメなどをお使いの人にはお勧めしたいケーブルである。ただ、短めのものしかないのが残念である。0.7〜1.5m。せめて2mあればよいのだが、と思う。
念のため書いておくと、USBケーブルは厳密に言うと規格に準拠していないそうだ。規格どおりケーブルを作ると巻き取り式にできなくなるのかと思う。だけど、メーカは使えることをテストしているそうなので、デジカメなど時々使う機器には十分だと思う。机を有効に使うのに便利なケーブルである。
家庭内LANとセキュリティ 2005/10/15
家庭内LANが増えてきた。
LAN、早くて手ごろ、確実なのは有線(電線で繋ぐ)のLANである。だけど、電線をパソコンまで引っ張らなくてはならない。オフィスならばそれでもよいけど、家庭では見苦しい感じもする。うまく部屋の隅に設置できればそれでもよいが、それでも掃除は少ししにくくなる。機器が多少高いという欠点もあるけれど、無線は手軽である。それに、移動しても使えるメリットも大きい。
私の家でも有線と無線を併用している。デスクトップには、電話線を引くなど、他に引く線もあるので有線にしているが、そうでなければ無線の魅力は大きい。特にノートパソコン。家中どこでも使える。
また、今ではテレビやHDDレコーダなどもLAN対応になってきている。これからもLAN対応の家電は更に増えてくるだろう。そうなると、遠くまで電線を引っ張るのも面倒なので、無線LANが楽である。
しかし、無線の一番の欠点、これは家の外にも電波が飛び出してしまうことである。だから、隣の家でもLANにつながってしまうことがありうる。
実は、無線LANの再設定をしていたら、電波が外からも飛び込んできているのがわかった。最初に無線LANを入れたときには外から電波は着ていなかったので、その後で近所で無線LANを入れたのだろう。電波は弱く、接続は多分無理だと思うけど、電波が届いていることは検知できる。向こうから電波が届く、ということは、逆にこちらの電波も届いていることだろう。うちの無線LAN、暗号化は行っているし、新しい機器が接続されれば警告が出る(但し、PCが動いているときのみ)。だから、知らない間に接続されていることはまずないだろう。
もし暗号化などのセキュリティ対策をしていなかったら? この場合、第三者が勝手にLANに入り込めてしまう。そうなると、PC内の共有ファイルが見えてしまうし、設定によっては書き換えも出来る。つまり、個人情報などが漏れる可能性がある、といえる。また、不正なアクセスや不正な接続などの犯罪に利用される可能性もある。
無線LAN,セキュリティ対策は必須といえる。
便利だけれど注意も必要・・・。
でも、セキュリティの設定が少々面倒なのが問題である。
スター・ウォーズとマイクロプロセッサ 2005/6/24
スター・ウォーズ エピソード3がまもなく公開される。一番最初のスターウォーズ、今ではエピソード4などとも言われているが、アメリカでの公開が1977年だから、30年近く前になる。
スターウォーズ、エピソード4からコンピュータグラフィック的な画面が使われていた。スターウォーズ エピソード4が公開された時期、これは丁度マイクロコンピュータができ、広まり始めた時期に近い。マイクロコンピュータ、これはそれまでさまざまな部品を集めて作っていたコンピュータを、たった一つのチップで作り上げたものである。その中心となる部分は、指先に乗るような小さなものである。高機能電卓を目的に作られたこのマイクロコンピュータ。当初はコンピュータ、というよりは制御用が主な目的であった。これは現在でも変わらないが、その一方でパーソナルコンピュータ向けにはどんどん高性能化され、大型コンピュータを駆逐するようにまでなってしまった。当時のマイクロコンピュータとは全然違うものになってきているが、しかし現在のパソコンに使われているCPUは、当時のマイクロコンピュータが発展してきたものである。
30年での進歩、どのくらいのものだろうか?
1977年頃のマイクロコンピュータ、たとえばZ80。速さの目安である周波数は2MHz程度、処理単位は8Bit、最大メモリは64Kbyteであった。現在は、4GHz、32Bit、4Gbyte
になっている。処理能力で言えば、周波数は2000倍だが、処理単位が違うからおそらく1万倍位の差があることだろう。速さでの比較、歩く早さの1万倍といえば、だいたい月ロケットの速さである。
当時は、文字、それも英数字しか扱えず、せいぜいカタカナ程度。漢字は扱えなかった。コンピュータとは言いながら計算も厳しいものがあった。科学計算に使う浮動小数点演算は厳しかったし、お金などを桁落ちなしに扱うのも苦しかった。今は当たり前の、モニタに表示、なんてもちろん出来ない。ビデオどころか、写真や音楽さえ扱えるものではなかった。なにしろちょっとした絵1枚、数秒の音声だけでもう、マイクロコンピュータのの最大メモリを越えてしまうのだから。
スターウォーズのCG、これは主に線画みたいなものだった。図形の輪郭だけ、と思えばよい。それでも、直感的に見える絵は大きな驚きだった。十分未来的だったのである。
現在のCG、これはもう、現実と見分けられなくなってしまった。
実際には存在しない風景を作り出し、絶滅した恐竜を動かし、沈んだ船を走らせ、一部では俳優の代わりさえもしてしまっている。当時のマイクロコンピュータから現在のパソコンが想像できないように、当時のCGから今のCGを想像することも出来ない。
映画、スターウォーズの30年、これはマイクロコンピュータの30年とどこか似ているような気がする。
まあ、堅い話はおいといて、やはりスターウォーズエピソード3は見に行くだろう。ここで思うこと。エピソード4をもう一度現在のCG技術で作り直したら? なんてつい考えてしまう。当時とは全く別の映像になるかもしれないな・・・。
Macはどうなる? 2005/6/8
自宅のパソコ現在、パソコンと言えばほとんどがWindowsである。
最近はLinuxなども使われてはいるが、数はまだまだすくない。そして、以前からあるのがMacである。画像などを扱う分野や、印刷関連では定評があり、根強い人気はあるのだが、台数的には非常に少なくなってしまっている。先進的ではあるのだが、Windowsが追いついてきたから、ということもあるかと思う。
さて、使う分にはどうでもよいことなのだが、Windows系のパソコンとMacとでは、CPUが違う。CPU、日本語では”中央処理装置”といわれているが、パソコンの中で最も重要な装置である。これが違うと、プログラムは全く別のものが必要になる。これが違うために、WindowsとMacとでは、大げさに言えば”世界が違う”という感じさえしたのだが、とうとうMacもWindowsと同じCPUに変える、と発表があった。
もちろん、CPUがWindows用と同じになったからといって、Macの独自性が失われるわけではない。パソコンの場合、CPUよりもっと重要なのがOSである。実は、WindowsもOSの名前である。パソコンの装置を、OSが完全に包み込んでいるから、実際に使う人から見えるのはOSだけ、と言っても良い。だから、CPUが変わってもMacはMacだろう。実際、過去に一度CPUが変わっているのだから。
さて・・・Macはどうなるのだろう? 今回、CPUが変わることで、値段の低下が期待できると言う。その一方で、CPUが変わることへの不安もあるだろう。期待がある一方で不安もある、この3つが入り混じっているような感じもする。
同じCPUのWindows系のパソコンと部品の共有、これは当然行われることだろう。技術上の必要性もあるし、価格面のメリットもある。極端な話、Windows系のパソコンをそのまま使うと一番安くできる。まさかここまでは進まないとは思うが、その可能性もある。ならばいっそのこと、Windows系のパソコンでMacのOSを動かせば?
これは十分可能だろう。ひょっとしたらもう進めているかもしれない。そうなると、Windowsとの直接の競争も可能になる。もともと魅力あるOSである。利用師弟と思う人も少なくないだろう。
当然、パソコンに絶大な影響力のあるM社の力も弱まる・・・。Windowsの価格も下がる? 技術的にも向上する? これで得をするのは案外Windowsのユーザかも知れない。
それはさておき、Windows系のパソコン向けのMacのOS、出してくれないかな・・・。パソコン以上に売れると思うのだが・・・。
もっとも、新しいMacにWindowsを一緒に入れる人も出てくるかも?
”キーボードは何をお使いですか?”
なんて聞かれても答えに困るとおもう。日本のPC、ほぼ全て日本語キーボードである。でも、”日本語入力は?” と聞かれると、”ローマ字入力”と答える人が多いことと思う。
私もそうである。かな入力はしないなら、日本語の表記は不要? というわけもないが、私は自宅では英語キーボードを使っている。英語、ではあるが、もちろんローマ字入力なら日本語も入力できる。
英語キーボードの利点は? ひとつにはスペースキーが非常に大きいのである。日本語キーボードでは、スペースは普通のキーの3つ分程度しかないが、私の使っている英語キーボードでは7つ分ある。
キーボードによって多少の差はあるが、英語キーボードのスペースキーが大きいことにはかわりはない。スペースキーは日本語入力の場合、漢字変換につかうので、これは便利である。
そしてもうひとつ、実質的にキーの幅が1文字分狭いのである。
写真を並べてみる。左が日本語キーボード、右が英語キーボードである。(いちいち書かなくてもわかる?)
ここで、Enterキーを押すことを考えてみよう。アルファベットのキーは同じである。アルファベットのキーとEnterキーの距離を、右端に近いLキーと
の間隔でみてみよう。LキーとEnterキーの間は、日本語キーボードでは3キー、英語キーボードでは2キーになる。Shift,Back Spaceも同様に1キー分、近くなる。それだけ、Enterなどが操作しやすいのである。
日本語キーボードに英語キーボードのBack Space,Enter,Shiftを重ねるとこんな感じになる。
一般に日本人の方が手が小さいと思うのだが、よく使うEnterやBack Spaceが遠い・・・。なぜ? と思ってしまう。
実は、PCを使い始めたとき、Enterを押すのに手を動かさなくてはならず、”遠いな〜”なんて思っていたのである。それが英語キーボードでは全く感じることがない。
英記号の違いはあるが、英語キーボード、いかがだろうか? 但し、パソコンショップなのでもあまり売っていないのが問題である
PC-9801といえば、NECの独自仕様のパソコンである。一時期はパソコンといえばPC-9801のこと、と言えるほどだった。しかし、先月、2003年9月末で受注終了となった。
PC98、まだ売っていたのか? といわれそうだが、受注生産の形で残っていた。もちろん新たにパソコンを使う人が買うはずもなく、古いソフトウエアを動かすために継続して生産していたのである。現在はWindowsが主流ではあるが、従来のソフトウェアを使う必要のあるところ、あるいは特殊な拡張ボードなどの関係で少ないながらも需要があったようだ。それももう、無くなってきた、ということなのだろう。一つの時代が終わった、ということも感じてしまう。
PC-9801、最初に発売されたのは1982年の10月である。もう20年以上前になる。私の世代で、学生の頃からPCを使っている人、多分、その多くがPC98を使ったことと思う。私の場合、2台目のパソコンがPC-9801Fだった。偶然だが、PC-9801としても2代目になる。そのPC-9801FのCPUは8086の8MHz。今のパソコンはPentium4で3.2Gだから、クロック数だけで400倍である。(最初のPC-9801は8086の5MHz) 処理単位が今の32bitに対して16bit。今は当たり前にCPUに組み込まれている浮動小数点演算のコ・プロセッサ、これがものすごく高価で、普通はつけていなかったから、CPUだけで1000倍以上の差になると思う。メモリは128Kバイト、HDDはなく、フロッピーディスクを外部記憶装置として使っていた。その容量は640Kバイト。メモリに外部記憶装置、全てが1000倍以上になっている。但し、価格だけは40万円弱で、今よりも高かった。
このPC9801Fの性能、今から見れば処理能力なんて0に近いのだが、それでもその当時の多くのパソコン,これは8bit処理なのだが、それに比べると数倍以上の能力があった。実際、PASCALのコンパイラを使うと、8bit機のBASICインタプリタに比べて100倍位でプログラムを動かすことが出来た。
PC-9801、業務にも使える、数少ないPCであった。私はこのPC-9801Fをワープロにして卒論を書いた。辞書がフロッピーディスクに入っているため、カナから漢字への変換は遅かったが、それでもちゃんと論文を仕上げられる程度には使えた。まだ日本語タイプライタが生き残っていた時代である。もちろんワープロの論文提出は学部では初めてであった。
それから数台、PC98を買い替え、その後、Windowsマシンに切り替えた。それらのPC-98いまはもう、1台も手元に残ってはいないが、私にとって非常に大きな役割を果たしてくれたPCであった。
これは日本のパソコンにとっても同じことだろう。もしPC-9801がなかったなら・・・。おそらく、日本のパソコン市場は大きく変わっていたことだろう。PC/AT互換機の普及が早まったとは思うが、その一方で一時的にさまざまな独自仕様パソコンが乱立し、ソフトウェア開発は遅れたのではないだろうか?
PC98は、互換性が高いことで有名である。20年前のPC-9801用のソフトの多くが、今のPC98でも動く。いまのWindowsマシン、同じ頃のIBMのPCがベースになっているが、その頃のソフトはもう動かないだろう。この互換性の高さ。すばらしいことと思う。この20年間でさまざまな規格が出来、そして消えてしまっている。変化の激しいパソコンでこれだけ続けられたというのはすごいことだと思う。
しかし・・・それも一区切りついた、ということだろう。
それにしても、最初にPC-9801Fを買ったとき・・・。どんどん新しいパソコンが出ていた時代である。新しいパソコンが出て、古いものが使えなくなる。そんな中で、PC-9801が21世紀になっても売られるなんて、考えもしなかった。21年間売られ続けたPC-9801に拍手を贈りたい。
最近、インターネット完備、というホテルが増えてきた。LANによりインターネットが利用可能、というホテルである。LANによる接続なので、電話線でダイヤルアップ接続するより遥かに早いし、多くの場合は”無料”というのがありがたい。私のようにPCを持ち歩き、旅先でもインターネットを使いたい、という人間には非常にありがたい。
旅先でインターネットで何を? といわれると返事に困るのだが、観光などの情報を集めるのにも役に立つ。事前に調べてもいるのだが、直前に見た情報で行き先を変えることもある。そんなときにはやはりインターネットの情報収集は役に立つ。
しかし、ホテル内のLANによるインターネット利用、普段のとは違う危険性があることを忘れてはならない。
ホテルのLAN。一部のホテルは特別な接続をしていてセキュリティが守られているところもあるが、そうでないところもある。そういうところでは、接続中のPCが他のPCから見えてしまう。その場合、ファイルの共有をやっていると他のPCからファイルが見えてしまう可能性がある。
最近は自宅でも複数のPCを利用し、LANで接続する人が増えてきた。その場合、家庭内では必ずしもセキュリティを考慮していない。 というより必要ないこともある。だから、起動時のパスワードもなかったりする。そういうPCをホテルのLANに接続すると、共有ファイルが丸見えになってしまう。
見られて困るものはない、としても気持ちが良いものではない。
会社で使用のPCの場合、家庭よりはセキュリティを考慮してあったりするが、必ずしも十分とはいえない。そうなると、やはりファイルが外から見えてしまう。そして・・・書き換え、消去もできてしまう。
これはビジネス文書を扱う上では非常に困る。
ノートPCを外にもって出る人、デスクトップPCなどとファイルの交換をすることも少なくないので、こういう危険性が出てしまう。私の場合、接続前にファイルの共有を解除しておいた。
自宅ではデスクトップPCが主なのでノートPCからファイルを取りに行くようにすればノートPC側はファイルを共有にする必要はない。デスクトップ側から書き込む方が便利ではあるが、解除忘れの危険性を考えれば、やはりノートPC側は共有はしないほうがよさそうである。
そして忘れてはならないのがウイルス対策。ホテルのLAN、もちろんLAN経由のウイルス感染の危険性もある。ウイルス対策のソフト、最新版への対応なども必須であろう。
ちなみに企業等でのウイルス感染、ウイルスに感染した持ち込みPCから、というのが少なくない。ホテルでも同様の危険性があると考えるべきだろう。
セキュリティへの対策、これは必要であるが、LANによる高速インターネットの魅力はとても大きい。ダイヤルアップ接続よりも高速であり、接続時間のことを考えなくても良い。ホテルでもLANが使えるのはとてもありがたい。
私なら、LAN利用が可能なホテルとそうでないホテルがあれば、多少の料金差(電話代程度?)があってLANの使えるホテルを選ぶだろう。
ホテルのLAN、ノートPC利用者としては歓迎したい。そして、セキュリティに注意し、大いに活用したい。
おまけ: LANの使えるホテル、必ずしもケーブルは用意されていない。言えば貸してくれるのだが、本数に限りもある。ノートPCと一緒に1本持っていると便利だと思う。LANケーブル、結構太くて邪魔になるが、私は薄型のを持ち歩いている。これなら電話線よりも小さくまとめられるので持ち運びしやすい。
キーボードの話、その後 2003/8/30
キーボードの買い替え、だいぶ回り道したが、結局は静電容量式の英語キーボードに落ち着いた。
最初に安物の英語キーボードを買い、続いてメカニカルスイッチ式の日本語キーボードを買った。今使っているのを含めると、結局3つ、買ったことになる。最初の2つ、結局無駄になってしまったのだが、それだけキーボード選びの難しさを感じた。また、買いはしなかったが、”古いタイプのものは?”と思って中古の店にも寄ったのだが、そこの店長もある程度(無駄に)買って使ってみるしかない、と言っていた。最初の英語キーボードが使えなかったのは以前に書いたとおりだが、2つ目の日本語キーボードはなぜ? このあたりをちょっと書いてみようと思う。
まずお断りしておきたいのは、このメカニカル式日本語キーボード、決して物が悪いわけではない。Webでも評価する人は結構いる。そして、価格も安くはないがそれほど高いわけではない。物はよいのだが、私には合わなかった、ということである。
具体的には、キーの押す加減、これが私の癖とは合わず、指の疲労が大きかった。このキーボード、やや堅めである。それはいいのだが、押し切った時の感触が強すぎたようだ。もちろん押し切る前に弱めようとするのだが、峠を越えてからのストロークが(私には)短いので、戻しきれないようだ。
だから、底に強くあたってしまい、指の疲労が大きかったようだ。
”キーボードが合わない”こう書くと、”店頭で確かめなかったのか?”といわれそうである。もちろん店頭で何度も打って確かめている。だが、店頭のためし打ちでは判断しきれなかった。店頭で、キーを適当に高々何十回打つのと、短時間に何百文字、数千文字を入力するのとではやはり違う。指の疲労感、これは大量に入力して初めてわかることだと思う。
そして、もう一つ、打鍵音。このキーボードは、普通の(消音式でない)メカニカル式なので、打つと音がする。これももちろん店頭でわかっていたことである。だか、比較的うるさい店頭で聞く音と、静かな自宅、特に深夜とでは音への感覚が全然違う。自宅の方が数倍、うるさく感じるのだ。
音・・・。キーボードではこれも重要な要素である。これも念のために言うと、このメカニカル式キーボードの音は大きいものの不快ではない。むしろ心地よい音である。実際、入力しているときのリズミカルな響き、軽快で気持ちがよい。
だが、使用目的によってはやはり音が大きすぎる。ワープロなどで文字入力をしているときならこれでも良い。というより、打鍵音でリズムに乗ってくるようにさえ思える。だけど、キー入力が主ではないとき・・・。これはやはりうるさく感じてしまう。
キーボードの音・・・。これも環境の違いであり、店頭では判断がしにくかったことだと思う。
キーボード選び・・・思った以上に難しいものと痛感してしまった。ただ、自分に合った優れたキーボード、これは文字入力が楽しい、とさえ感じるものである。今のキーボードに今ひとつ満足できないなら・・・買い替えも考えてみてはいかがだろうか。
最後に、英語キーボードについて書いておきたい。英語か日本語か、これは大いに悩んだ。結論から言えば、やはり英語キーボードの方が打ちやすい。もちろん、かな入力する人なら、日本語でないとだめである。だけど、ローマ字入力するなら、英語キーボードはいいものである。違いは? というとこの3つである。
日本語入力の切り替えがALTキーもつかって行う。
・・・なんのことはない、昔のWindowsはそうだった。
変換、無変換のキーがない。
・・・ほとんど使っていない・・・。
英記号の位置が異なる
・・・これはちょっと?
英語キーボードで問題になるとすれば、それは英記号だろう。だが、記号を入力することは意外と少ない。一番使う ,./ は同じだし、/*-+ は、私はテンキーを使うのでこれまた問題ない。あとは()とか・・・。
私の場合、会社では日本語キーボードを使うことになる。英記号の位置が違う・・・。これが一番迷うところだった(会社でも自前で英語キーボードを買って使ってもいいが・・・)。 だけど、会社で主に使うのはノートPCで標準的なキーボードとは違う。それに・・・もともと私は英記号をブラインドタイプするほど打ち慣れていない。とすれば、英語キーボードの利点が生きてくる。日本語キーボードの場合、ENTERを打つときと右のSHIFTを押すとき、”遠い”と感じることがある。英語キーボードにはそれがないのだ。
これは、キーが一つ分近いためである。やはり英語キーボード、合理的なのだと思う。
だけど・・・日本人の手は一回り小さいはず? なのに日本語キーボードは実質的に1キー分Enterなどが遠くなってしまっているのはなぜ?
まあ、気が向いたら英語キーボードを見てみてください。
ローマ字入力だけなら、買ってみるのもいいと思う。
英語キーボードを使っている、といえばなんとなくかっこよく聞こえることだし。
キーボードの話 2003/8/2 4
私の使っているPC,これは最近になって買い換えたのだが、キーボードは以前使っていた古いものをそのまま使ってきた。といっても 、気に入ったキーボードだからとか、そういう深い意味はなく、机の隙間をケーブルを通していたりするので、PCを変えたけど
面倒だからそのままにしていた、というだけのことである。
で、そのキーボード、最近ちょっと調子が悪くなってきた。使えないわけではない。キーの中心付近を押せばよいのだが、少しずれると引っかかるような感じがあり、これが強まってきたのだ。かなり酷使するものだから、経年変化かもしれない。
さて、キーボード。これは普通にPCを買えばついてくるものである。だけど、最近は別売り品も結構出回ってきている。自作する人向け、ということもあるかもしれないし、市販PCのでは満足しない人が増えてきたのかもしれない。キーボード、この値段はまちまちである。店によっては特売の数百円程度のものもあったりする一方、2万円3万円の物もそれなりに売れているという。金沢あたりでは売っている品は限られるのだが、それでも
多くの店には1000円から1万円近くのものまである。キーも、最小限の約60キーのものから、通常の約110キーのほかにたとえばオーディオコントロールなどのさまざまなスイッチの付いたもの、スライドパッド付き
のものなどもある。
そして、キーを叩いた感じもさまざまである。重い軽いの他に、クリック感のあるものないもの、音がするものしないもの・・・。やっぱり安いものは滑らかさに欠けるような気はするが、使えないわけでもなさそう・・・。値段ほどの差はあるのかな?なんて考えてしまう。
市販の キーボード、これはほとんど日本語キーボードであるが、一部英語キーボードも売られている。実は、以前から一度英語キーボードを使ってみたいと思っていたのだ。英語キーボードといっても、日本語が入力できないわけではない。ローマ字入力なら
何の問題はない。日本語入力の開始の操作がちょっと違うだけである。他に違いは、といえば英字の記号、たとえば”〜”とかの位置がずれていたりする。これは普段頻繁に入力するわけではないので、そう大きな問題ではないだろう。
それに・・・私の使わない、かなの刻印がない分、キートップがすっきりしている。そして、”英語キーボードを使っている”と言えばなんとなくかっこいいではないか?
という、やや不純な動機あるが、英語キーボードも探してみる事にした。
私にとってはどんなキーボードがいいのだろうか?
まず、多機能のものはいらない、ということである。自宅のほかのPC、あるいは会社のPCには、文字入力以外にも専用ボタンがいくつか付いているが、これは使ったことがない。オーディオ向けに再生や早送りのボタンがあるものもあるようだが、これも私の使い方として入らない。それに、この種のキーボードは大きくなる。机ではPC以外の作業もするので、必要以上に大きくないものがよい。となれば、一番単純な文字入力だけのものでよい。
だけど、数字入力用のキー、テンキーなどと呼ばれるものであるが、これがないと不便である。自宅での作業では、数字を入力することが意外と多い。電話番号や郵便番号の入力には
やはり便利である。
そして、私にとっては無駄なwindowsキーがないものが欲しい。Windowsキー、たとえば一般的にはALTキーの左にあるものなどである。普通は3つ付いている。
だが、これらのキーは私は使わない。使わないならあっても同じでは? といわれそうだが、キーには誤操作ということもある。普通の文字なら間違って押しても別の文字になるだけであるが、こういう操作に関するキーは時には予想外の結果になってあわてることにもなる。これは、”ひらがなカタカナ”キーも同じことである。
会社では、この無駄な(?)キーを誤って押さないようにキートップをはずしてしまっている人もいるくらいである。 これらのキーのないキーボード、一般にスペースキーが長い。これも魅力がある。
さて、この条件でキーボードを探してみた。
肝心の 英語キーボードがない・・・。 全くない店もあるし、あっても1種類程度。選択の余地はほとんどない。英語キーボードなんて買う奇特な人は少ないのだろうから、金沢では商売にならないのだろうか。それならば、とインターネットで調べてみる
。販売店のほかに使ってみた感想など、いろいろと載ってる。キーボードは、さすがにタイプライターからの歴史のある輸入品に評判のよいものが多い。だけど、最近では国産でも定評あるものも出てきた
ようだ。
しかし、評判のよいものは、さすがに高い。英語キーボードは1万円程度以上、日本語キーボードでは、定評あるものは1.7万円以上である。さすがに高い・・・。考えてみれば、キーボードはパソコンの中で一番頻繁に操作する機器である。本当によいものならその位出しても良いとは思う。が・・・。それらの
評判のよい品であっても、”私は嫌い”あるいは、”私には合わない”と言い切る人も少なくない。やはり、理想は使ってみて、ということになるのだろう。
さすがに1万円となると慎重になるが、日本語キーボードでは、7000円あたりでもいい評価を受けているものもある。これは金沢でも売っていて、店頭で触った感じは割とよかったものである。
何がいいのだろうか・・・と思っている最中であるが、実は一つ、買ってしまった。ある店に、980円の英語キーボードがあったのだ。押してみるとキーはそんなに悪くはない。
これ、新品ではあるが、”ジャンク品扱い”、つまり、”動作の保障などはしませんよ”ということになる。まあ、980円。キータッチもよくはないにしてもまあまあかな、と思って買ってみた。
英語キーボード、もちろん日本語版のWindowsはサポートしている。ただキーボードを交換しただけでは元の日本語キーボードとして動くこともあり、この場合は記号がおかしくなる
。これはドライバを再起動するような感じで解決する。
待望の(?)英語キーボード・・・。結論からいえば、この品はやはり”はずれ”であった。英語キーボードだからではない。 キータッチも使えないほど悪くはない。別の問題である。キーボードを横から見て欲しい。普通は、キートップがやや丸く配置されているはずである。しかしこれはまっ平らなのだ。だから、
上の方のキー、"Q"や"W"、数字のキーあたりを打つとき、妙に遠く感じる。これは結構違和感がある。そして、ベースの強度が足りず、キーボードが全体が捩れたりひよったりする。これでは使えない。やはり、値段相応、ということだったようだ。
このあたり、”授業料”としての980円、まあ妥当、ということだろうか?
さて、改めて探してみると、日本語キーボードならまあまあのものが見つかった。約7000円・・・。普通なら3つ付いているWindowsのキーが一つしかないのもありがたい。これもよさそうだが、やはり英語キーボードにも未練がある。英語キーボードで定評あるものとの差額は約4000円。(+送料) 出せない金額ではない。しかし・・・不安もある。定評があるとはいえ、好みもあってのもの・・・。
触ってみないで買ってもいいものだろうか?
と、980円の英語キーボードを打ちながら迷っているのである。
ところで、キーボード。パソコンが出始めた頃はかなりしっかりした品で高価だった。故障で修理扱いで購入すると数万円だったようだ。元々は何千万円もするような大型コンピュータの部品だったから、相当しっかりしたつくりになっていたのだろう。それからPC自体がどんどん低価格になってしまった。 キーボードはその影響を一番受けたものの一つだろう。質なども”それなり”になってしまったような気がする。別売り品で高価格でいい品が選べるようになってきたのは、その意味ではいい傾向かと思う。金沢で買いにくいのは残念だが。
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