「続・スマイル娘が行くっ!!」(6話ネタばれ・長文





投稿者: かとおおお @ 202.228.225.78 on 98/4/15 18:11:28

In Reply to: お笑い話は短いの!f(^^;;)

posted by 撞鐘Boy @ mtud6du21.chb.mesh.ad.jp on 98/4/14 23:35:17

再び登場、かとおおおです。
短編でイロモノとあっては、ほっとくわけにはいかないっ(爆)

ちゅーわけで続編書いてみました。(^^;
よろしかったらご笑覧ください。

では、いきますよー。



『続・スマイル娘が行くっ!!』


あたし、野々村つぼみ。通称「スマイル娘」です!
椿さんが留守の間はあたしが売店を担当してます。
あっ、早速お客さんだ! スマイル・スマイル!

「きみきみ、この手ぬぐいが欲しいんだが」
「はいっ、ありがとうございます! えーと、1円と15銭ですね」
「じゃあ、2円出すからお釣をくれたまえ」
「(え〜、お釣ってどこにあるんだろう・・・わからないなあ。でも、こういうときは、スマイル・スマイル!)
お客さん。それ1円にまけときます!」
「えっ? わしゃ何もまけろとは言っとらんが」
「いいんです。お客さんに喜んでもらえたら」
「そうか、悪いのう」
「(スマイル・スマイル!)」

お客さん、喜んで帰っちゃった。
あっ、また次のお客さんだ。

「あの〜、後ろに貼ってあるポスターはいくら?」
「はいっ、これですね!
(えーと、いくらなのかな? 在庫も一枚もないし・・・どうしよう。でも、こんなときこそ、スマイル・スマイル!)」
ベリベリベリベリ
「お客さん。 はい、これ!」
「えっ? これって・・・いいの? よく見ると『非売品』って書いてあるんだけど」
「『非売品』・・・? じゃあ、お金は結構です! 持ってってください!」
「いいのかなあ」
「(スマイル・スマイル!)」

またお客さん、喜ばせちゃった。
売店のお仕事って楽しいなあ。
あっ、またお客さん。

「あれ? 椿ちゃんはいないの?」
「はいっ。椿さんは公務出張中・・・じゃなかった、お休みを取っていらっしゃいます」
「なんだ。僕、椿ちゃんのファンなの。今日はせっかくデートの約束しようと思ったのに」
「そうですか〜。(お客さん、悲しそうだな・・・よし! こういうときは、いつものスマイル・スマイル!)
お客さん、ご心配なく! デートの約束、必ず椿さんにしてもらいますから!!」
「えっ、本当!?」
「まかせてください! ご希望の時と場所を言ってください」
「えっ、何なに? 椿ちゃんとデートできるの?」
「この子が受け付けてくれるんだって」
「えっ!? じゃあ、僕も」
「私も!」
「わしも!」
「拙者も!」
「おいどんも!」
「わーい、お客さんいっぱい来た。一列に並んでくださいねー。
(スマイル・スマイル!)」



そして・・・・・・・。
任務を終えて帝劇に戻ってきた椿ちゃんを待ってたのは・・・。
全然合わない売り上げ表。
なくなった見本品のリスト。
いつのまにか組まれたデートのスケジュール・・・。

「はあああ・・・・・・・」
椿ちゃんは深いため息をついた。
「どうしたんですか、椿さん。そんな暗い顔して。いつでも、スマイル・スマイル、ですよ!!」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
いつもの笑顔はどこへやら、思わずジト目でにらんでしまう椿ちゃんであった。


(完)





撞鐘Boyさんがかすみさん困らせてたので、私は椿ちゃん困らせてみました。(笑)
次は、由里ちゃんかな。フフフ。(謎)

ではでは、失礼いたしましたー。




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