昨年アトランタに出張した際、ホテルの部屋から撮った写真です。0.8秒を三脚なしで撮れたのは、手振れ補正のおかげです。
ちなみに、0.8秒になった経緯をオフ会のおさらいを兼ねて説明しますと、 ・写真の露出は、露出3要素(絞り・露光時間・感度)の掛け算。 →この写真の場合、黄昏で暗いため、絞りを開くか露光時間を長くするか感度を高くするかしないと暗い写真になってしまう。 ・感度を上げないと長時間露光になってしまうが三脚はない。しかし感度を上げると写真がざらざらになってしまう。 →ISO 800で妥協することにする。 ・手前のプールから遠くのビルまでくっきり写したい。つまり被写界深度を深くする必要があり、そのためには絞りを絞る必要がある。しかし、絞ると露光時間 and/or 感度を大きくしないといけない。(本当はこの写真の場合は被写界深度は無視でき、ほかの理由で絞っていますが、その説明は別の機会に) →前項のとおり、画質上、感度はISO 800と決めたので、絞る場合は露光時間で調整するしかない。 →昼間ならF11からF8位の絞りにしたいとろだが、この時間にそこまで絞ると三脚が必須な露光時間になってしまう。そこで、絞りを少しずつ開きながら撮影し、何とか手振れせずに撮れたのがF7.1で0.8秒だった。
なお、構図はいまいちなのですが、持参していたレンズの広角端なのでこれ以上広くは撮れず、左上が余ってしまっているためもう少し右に向けたいところですがビルがあるためできず(右下に邪魔な「すそ」が写ってしまっていますがこれ以上左に振りたくなかった)、空をもっと入れたい気もしましたが下のプールや道路の色も捨てられず、横長の構図にしてビルを中心に撮っても特段状況が改善しないことから添付のような写真と相成りました。
計算ずくでなく、もっと直感的に(あるいは奇抜な構図で)撮れるようにならないと上手くならない気がするのですが、それには芸術的センスが必要で、私には難しいです・・・(泣)
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