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日本先行デビューしたTO−YAのデビューアルバム。
日本での活躍に興味をもたれた方にはもちろんだが、音数の多いコリアンポップスにちょっとお疲れの方、そして日韓洋でも大味になりがちなアルバム作りにうんざりの方には、大変おすすめ!
この一枚は1曲目の(つかみ)から一気に最後まで聴かせてくれる。
できればランダムモードになんかにしないで聴いて欲しいほど、起承転結に優れているのである。
では、順を追ってみてみよう。
1曲目の「カ(行って)」タイトル曲の2曲目「パ(見て)」もいいが、その次の3曲目からが凄い!
「Run Away」はちょっとなつかしい80年代風ユーロビートだが、このようなビートは今の20代の方にも十分ノレるのでは?
ここまでダンスチューンでガンガン攻めて、4曲目の「Touch」は比較的シンプルなポップスで落とし(もちろんよい意味で)、5曲目の「クロッケノン(そんなにあなたは)」でクールなソウルチューンで流れを戻し、6曲目の「Crazy」で今度はホットな(少死語^^;;)ラテン系で、なおかつ可愛く、7曲目の「Summer Love」で爽やかで胸キュン(大死語!!)サウンドでちょっとせつなく・・・。
とあわただしく説明してしまったが(すみませーん^^:)本当に次から次へと聴き応えのある曲が並んでいるのである。
そしてほとんどチンギョン(日本ではアンちゃんと呼ばれていた末っ娘ね)の独占といってよい8曲目の「チョンサエヌンムル(天使の涙)」は黙って聴いているとホイットニーヒューストンのバラードと間違えてしまいそう、なんていうのは誉めすぎ?
次の9曲目の「Myself」は正統派70年代ファンクで始まっときながら一転してポップなメロディになるところがちょっととぼけてて、この辺の遊び心も楽しい気分にしてくれる。
10曲目の「ハンボンマン(一度だけ)」は日本のダンスマンが喜びそうな70年代ディスコ。
そして最後に心温まる「I’ll be there」でおしまい。
と、いうわけで初めてコリアンポップに触れるにも最適と思われるし、それぞれの曲がしっかりしているし、とても聴きやすいアルバムです。
けっして可愛いだけのアイドルのアルバムではないですよ!
ここまでの作品を作ってくれたら歌やダンスレッスンで大変だった日本人スタッフも安心してくれるはず(笑)。
それにしても次に日本に来るのはいつなのでしょうか?!
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