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というわけで、来日を記念して(まあ、ライブレポートも書いたので)急遽シャクラの2集の登場〜!
シャクラというと一般的にはちょっと他のアイドルと違う、変った印象がある。
実際、エスニックサウンドを中心としたワールドミュージックを前面に打ち出していて、時には「猟奇的」なんて形容されることも・・・。
ダンスアイドルグループの中でも、ここまで個性的なサウンドを打ち出しているのは、そうはないので、ちょっとリスニングに変化を持たせたいという方には大変お勧め!
この辺のセンスはプロデュースを担当している、ルーラのイ・サンミンが自分たちでは抱えきれない音を彼女たちに託しているといえる(しかし彼もなかなか幅広い音楽性をお持ちですなあ)。
そのワールドミュージックフレイバーが一番顕著なのはトラック2の「クッ(End)」だろう。
イントロはスパニッシュ系フレーズを何気に使っていて、それをアラビアンテイストのアレンジで味付けし、さらに歌い出しはファンボのスピード感のあるラップが炸裂!
そして、それぞれのメンバーが個性を生かしながら展開していくグルーブ感に、思わず降参してしまいそうだ。
極論してしまえば、この曲だけでこの2集を十分聴いてみる価値はあると思う。
と、いっても(^^;;、もちろん聴きどころはたくさんあるので順を追って見てみよう。
トラック3は前トラックに続けと言わんばかりに「クッ」のイメージを引き継ぎながら、サビメロが何気に小技を使ったコード進行で気を引かせるものがある。
トラック4の「サランイヤ(ペサメムーチョ)」とちょっとベタなタイトルが示すように(笑)、ラテン系の曲で、このような曲は単純に聴いてるだけで楽しくなる。
そしてトラック5の「ヨンギ(勇気)」で初めてメジャースケールの曲が登場するが、クリーントーンのギターカッティングがファンキーでかっこいい、ミディアムテンポのソウルナンバー。
ファンボのボーカルもピッチベンドを駆使して厚みのあるパフォーマンスを表現している。
トラック6の「Dance Queen」はオーソドックスな70年代のファンキーディスコを若干アップトゥデートな音で味付けした曲で、ワールドミュージック一辺倒ではないことが伺える。
トラック7「ネ ヌッキム(私の想い)」はスパニッシュギターをフューチャーした情熱的なナンバーだが、サビではオクターブでボーカルのユニゾンをご披露している。
続く、トラック8「ハンボンマン ット(一度だけまた)」、トラック9「Oh、my boy」は共に切れ味のあるホーンセクションとパーカッションが印象的なサンバのリズムが実に派手!
ある意味アイドルグループとしての彼女達の一面が伺えるといえる。
トラック10の「クデラミョン(彼女じゃなければ)」はこのアルバムでは一番オーソドックスなポップス。
ここまで攻撃的なトラックが続いたので、このような爽やかな曲はアルバムの流れでは、非常に効果的と言えるだろう。
トラック11「チュヨヌン ノワナ(崖っぷちだったあなたと私)」。
ラスト前に大いに盛上げる役目を果たすかのように、とにかく元気な曲。
そしてラストの12「ウリドュレ イヤギ(私たちのストーリー)」はこのアルバム唯一のスローバラード。
ここ、しばらくフェードインで終わる曲はご無沙汰であったが、このように最後の最後でやられると、改めて切なさが倍増するように感じる。
まあ、ライブレポートにもあるように、日本にまた来てくれることを約束してくれた彼女たち。
ライブレポートを読んで興味を持たれた方、とりあえずこのアルバムはいかがでしょうか?
※もしこのコーナーで取り上げて欲しいCDがありましたらどうぞ私宛にメールで!
リクエストお待ちしております!! from usk
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