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好きな音楽

音楽ジャンル的には、特に偏りはないほうです。何でもOKです。録音が良いものを探していますが、近年は本当に見当たりません。短調で変化に乏しい曲は特に嫌いです。ジャズはピアノトリオが好きです。クラシック、イージーリスニング、ニューエイジミュージック、フレンチポップス、Jポップス、歌謡曲などメロディのきれいな曲で音の良いものが最良です。メガヒットを飛ばしている曲は大変嫌いで(注1)自分に困ってしまいます。歌いかたは、意味もなく張上げるし、音は悪いし、つらいものがあります。(注2)詩も共感というだけで素人作詞にはあきれます。昔のプロの作詞家の詩にこそ、素晴らしい世界があります。クラシックからジャズ、シャンソン、’70年代アイドルものまで全く趣味が判りにくいですが、美しい曲や歌声が好きでいわゆる乗りの良い曲だけではオーディオ用には耐え兼ねます。昭和40年代歌謡があるのは、それだけ昔からオーディオに親しんでいたのでした。(ラジオ少年だったので耳年増だったのかも知れませんが)

注1注2は相互関係を持つ音楽業界を狂わした、音楽プロデューサーとレーベルを指す。

工具と安全衛生

音の悪いCD
音の悪いCD、こんなことを言うと業界から怒られそうです。
CDがこれほど音質低下しても、文句を言う人はいません。こんなに悪くなっても気にならないこと自体不思議でなりません。その多くは音圧稼ぎと言う名のもとに、歪もうが潰れようが平均音圧を稼ぐことに主眼を置いているからです。CD発売当初は、最大録音レベル(0dBピーク値)より-20dB が基準値として録音されていました。ピークに20dB余裕があるのでVUメータで見ていると元気に針が振れています。ところが今の録音は、ほとんどフルビット使い切るくらい高いレベルで録音されています。VUメーターで見ていると絶対最大値から5dBくらいのところで針が止まったままのような曲に出くわします。これはもうお解りかと思いますが、飽和状態までリミッターをかけて、フルビット近くまで使うという手法です。CDの特徴である90dB以上のダイナミックレンジはどこへ行ってしまったのでしょう。クラッシックでそのようなことをされてはたまったものではありません。
現代は大量に売るためのCD作りであって永く聞くための音楽ではありません。その理由は少しでも音を大きくして、TV、FM、有線放送で、街頭やコンビニなどで流れた時に、耳に残るようにするためです。すなわちむりやり音圧を上げていることなのです。音質がレコーディングされた時と変わってしもお構いなしです。売るためにCDを製作しているということが、音圧を上げたいディレクターたちにやむなく従っているのだと思います。誰もひずんだ声で発売されてうれしい歌手はいません。音が良く、耳当たりの良い音を求めるミュージシャンやプロデューサは少なくなっているのでしょう。