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VUメータ製作のきっかけ

VUメーターを製作した理由(音質無視のCDに怒りを覚える)

CDの音がどうもおかしい。これでは買いたくないこの一言に尽きます。
いつでも最大音量に近い状
歌声にも艶と張りが無いので歌声のレベルを見てみたい
小さい音も大きく誇張されて聞こえる。ダイナミックレンジの広いCDなのにおかしい
音が良いと感じるCDは録音レベルが小さく聞こえる
アナログ時代と違い他の媒体へのコピーにレベル計は必要ないが元のレベルを監視したい
絶対最大レベル0dBに対して20dBのマージンを持っているはずなのにそれを超えている。相当のリミッターをかけてるはず。
FM放送のレベルを見てみたい。(NHKと民放では違い過ぎる)

そのような理由で、一番良かった昭和の時代を懐かしみつつも、まともな、VUメーター装置を製作してみました。VUメーターの規格は、元々+4dBを0VUとする業務用規格で、本当のVUメーターは3.6kΩの抵抗を介してつなぐだけで使用できます。しかし民生用機器のレベルとは合わないために、このままでは非常に使いにくいものとなっています。とりあえず+4dBを0VU(約1.23V)にするのと0dBと-10dBを0VUにする構成でメーターアンプを作りました。世の中が正しければ、CDプレーヤーでテストCDの-20dBを再生してそれを、基準の0VUにすれば良いはずです。それが合っていれば非常に精神衛生上好ましい訳ですがそうなることはありませんでした。テストCDの-20dBを仮の0VUをにすれば、絶対最大値0dBに対して20dBのマージンをもって-20dB/0VUとして録音しているいるはずですが、それを元にやったらば針は振り切れ状態になります。CDプレーヤーの出力規格も±3dB程度ですからなおさらです。各社のケチな戦略で、できるだけ大きな音で放送されるようにレベルを高めにしてマージンいっぱい(VU計で5dB前後のマージン)に録音しているからです。ラジオなどで小さい音で聴いていても大きな音で流れるような戦略でしょうか?、絶対最大0dBを超えない様にリミッターをかけるしかありません。(本来20dBもマージンがあったはず)音の悪いCDではいくら良い曲でも聴くに耐えかねません。平坦化されてLPレコード時代よりDレンジの狭いのは目で確認できるのがVUメーターなのです。(レンジは広いと言う人もいます)レベル監視で、録音が悪いCDと一蹴してしまいましょう。そのためにもVU計が今、必要なのです。オーディオ黄金世代の人が聴いてよ良い録音は10dB以上マージンをとってあります。いろいろなCDをかけて、しばらく遊べます。


VUメータの製作

VUメーターの入手
VU計は、今でも市販で多くありますが、一応+4dBm=0UVに合致しているようです。もちろんこれは磁石の大きな、もののみで、いわゆるラジケーター(ラジオインジーケーター)と呼ばれる昔のカセットテレコにおまけに付いていたようなものはVU計ではなく、VU目盛りのラジケーターというものです。そのような中で、復刻版VUメーターを出しているアプライドサイエンス社(閉鎖)の大型VU計を使って本格的VUメーターを製作してみました。数年前よりこのHPよりリンクさせていただいていましたが、なかなか使う機会(忙しさにかまけていました)がありませんでした。今回VUメーターアンプを製作して、いろいろなジャンク(取りはずし品)VUメーターを駆動していると、発振器での指示値は、ほぼ同じことがわかり、メーターアンプは基本的にそれぞれ調整を一度すればOKであることがわかりました。需要が多いのはレベル計の必要性がわかっている方々が多いのかも知れません。そんなこんなで、メーターシステムとして実用となるように作ることにしました。サイファム(英国)がスタジオ機器には多く採用されていますが、そのジャンクを探しても相当使いこんでいるので、機構的な部分でもあり、古いメーターは少し心配です。堅牢な造りの国産品は本当にありがたいものです。他に丸型やこのタイプの小型版もあるので、興味のある方は確認ください。安いものも市販されていますが、10年から20年使うと思えば、思い切って良い物を使うのが得だと私は思っています。多分、今回製作したVU計は私が生きている間、動くものと思います。

VUメーター製作