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プリント基板製作

旧感光基板の作り方はもう通用しません。

太陽光でも従来はきれいに出来ましたが今では、機材が必要です。
以下の文は、長年公開してきた基板製作方法の一部ですが今と昔のようになってしまいました。詳しくは下のボタンで確認ください

基本は説明書の通りですが、出来るだけ少ない用品での製作方法でした。こんな最低限のものでも基板は出来たのです。しかし作業は結構面倒で丸一日は覚悟しなければなりません。なお初めて基板を製作なさるかたにとっては失敗もあります。恐れずトライしてください。幸い感光基板の材料は安いので余裕を持って購入すれば安心です。小型のドリルや、容器などの雑材も必要です。まずは古い基板の製作方法で基本を見てください。大まかな工程を理解いただけることと思います。ポイントはパターン図と感光基板を密着させることと、焼付け時間のテストを行い最適な時間を見つけることです。薬品を使うので正確に扱うことです。基板の材質は紙フェノール(べークライト)が加工しやすいですが、丈夫なガラスエポキシ基板では刃物の磨耗が激しく切断や穴あけで苦労します。通常のドリルでは10個も穴を開けるともう切れなくなります。
この後に必ず新感光基板の製作方法を確認してください。


古い基板製作法

新感光基板による製作
サンハヤト社が新感光剤の採用により、より細かいパターンを再現できるようになりました。
はじめは、旧感光基板の従来の感覚からなかなか脱皮出来ず、失敗の連続でした。
その中で分かったことです。詳しくは下のボタンの新感光基板対策をクリックしてください。
1、フリーソフトの基板CADで製作したパターンをインクジェットプリンターで印刷する。このとき、少々高価ですがサンハヤトの専用フィルム以外は、厳禁。プリンターも斑、スジの入らないものを使用。私は長い間、第二原図フィルムでレーザープリンター印刷していましたが、今では、絶対に使えません。透明フィルムが必要です。
2、焼付けは、サンハヤトの焼付け器ライトボックスW9などを使用する。時間は適宜調整(基板の有効期限残日数により決まる。慣れるとフィルムをかけていない部分の色で判断できる。ここで注意が必要なのは、夏場で部屋の温度が高いとインクが感光基板面に移行することがあります。
3、現像液の温度管理、粉末現像剤はお湯で現像液を作り正確に温度を測り25度になったところで、現像します。きれいに現像出来たところで水洗いします。現像液は、保管しておきます。
4、エッチングは、サンハヤトの塩化第二鉄エッチング液を使います。試薬の塩化第二鉄1級品を用いても良いのですが、廃液処理に環境問題から困ることになります。ここからは従来のエッチング方法で変わりありません。
4、エッチングが終わったら穴あけします。ここで感光膜をはがすようする人もいますが、はがす前に穴あけしたほうが見やすく楽です。
5、感光膜除去、従来はシンナーやスチールウールで落とすように説明されていましたが、穴あけ後の基板を太陽光に放置し感光させます。残しておいた現像廃液を加温して感光剤を溶かしてしまいます。きれいにピカピカに落ちます。ただし基板により多少くすんでいた場合、スチールウールで若干研磨します。仕上げにフラックスを薄く塗ってさびないようにすればプリント配線基板の完成です。
2009.5.20サンハヤト社が誰でも作れる:基板をコンセプトに再改良しました。
新感光基板対策現行基板製作