ワインに目覚めて十年。
おいしいワインを飲んでみたい。味わってみたいという一途な心。
自己流・極主観的に飲んで感じたことを記していきますので、おかしなところなどあったら教えて下さい。
お手紙待ってます!
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評価の一応の目安は、
・・・探してでも買うべし ・・・売ってたら買うべし ・・・お金があったら買うべし
・・・飲みたい日なら買うべし ・・・買うべからず
9月30日
Julienas/Marcel Lapierre/Christophe Pacaret(ジュリエナ/マルセル・ラピエール/クリストフ・パカレ)
有名な作り手の手になるクリュボジョレ。キャップシールは真っ赤な蝋。色はやや薄めのACブルゴーニュといったところ。きれいなワインレッド。一口飲むと軽く、ただのボジョレやん。だけどなぜか身体にしみ入る。アルコールは13.5%。開いてくるとすごい。ヴォリュームこそ軽めでせいぜいミディアムボディーながら、エグミをとったリキュールにしっかりした酸味を加えたようで、口腔内の細胞一つひとつに滲みこんでくる。ブルゴーニュのような果実味と書きたいところだけど、あくまでもボジョレ。軽いのにどっしりくる。おまけで銀賞。79点。ワイン&地酒TODAで1974円(2007/9/12)。
9月28日
Lanson/Champagne/Reims(ランソン/シャンパーニュ/ランス)
なんとなくお祝い気分でシャンパーニュ。今月二回目のランソン。普段はたたき売りのようなものを買っているけれど、これは久々やまや物。だからかフレッシュで泡がいつもより勢い良く、かつ細かい気がする。グミ、パイナップル、青りんごなど味もはっきり。フランスの☆つきレストランだと10000円超える値段だろうけれど、このボトルを飲むと理解できる(納得は・・雰囲気次第かな)。80点。やまや紀寺店で2780円(2007/9/22)。
9月27日
Rose D'Anjou "Les Claircomtes" 2005/Donatien Bahuaud(ロゼ・ダンジュ "レ・クレルコント"/ドナシアン・バユオ)
久々の(非発泡)ロゼ。ロゼで有名なアンジュ物。色は茶色がかったり赤みが強かったりがない、お手本といえるほど見事なロゼ(説明になってない)。ほんのり甘く、ドイツワインのよう。甘さは自然のものなのかしら?口の中に残るので辛口好みとしてはつらい。雰囲気を味わうにはいいかもしれないけれど、甘みのせいかワイン(ぶどう)のおいしさが見えてこない。65点。多久田さんからのいただきもの。
9月25日
Bourgogne 2005/Bertrand Ambroise(ブルゴーニュ/ベルトラン・アンブロワーズ)
またまた2005年のブルゴーニュ赤。色はさほど濃くないながら、香りが濃厚。明るいお花畑というよりは、個性的な花を濃縮した感じ。味は・・ACブルゴーニュレヴェルをやや超えた押しの強さはある。あるけどそれがごっちゃになっていて、よく見えない。好意的に考えれば、質が高すぎて飲むにはまだ早すぎなんでしょう。正直に言えばおいしくない。69点。ヴェリタスで1974円(2007/9/8)。
9月21日
Bourgogne Passetoutgrains 2005/Michel Noellat et Fils(ブルゴーニュ・パストゥグラン/ミシェル・ノエラ・エ・フィス)
飲み頃なのか、ヴィンテージのおかげか、これも果実味たっぷり。色はきれいなルビー色。パストゥグランというより、優良ACブルゴーニュの味わい。注意深く味わえばやや酸っぱいけれど、ほとんど気にならない。お買い得。75点。ヴェリタスで3本セット4179円。単品だと1554円(2007/9/8)。
9月19日
Bourgogne 2005/Chauvenet Chopin(ブルゴーニュ/ショヴネ・ショパン)
優良年の誉れ高い2005年の赤。例年のACブルゴーニュより色はやや濃いめ。果実味が前面にでていて、素直においしいワイン。まだやや硬さがあるけれど、それは味がカヴァーしてくれる。2000円。やっぱりACブルの枠は破れていないともいえるので値段的にとんとんかな。74点。ヴェリタスで1974円(2007/9/8)
9月17日
Dehu Pere&Fils/Brut Tradition/Champagne/Fossoy(デウ・ペール・エ・フィス/ブリュット・トラディション/シャンパーニュ/フォソワ)
酸味がかなり強い。慣れるまでは口をすぼめるほど酸っぱかった。中身そのものは繊細で軽やか。いつも飲む2500円台のものより500円分だけ個性的。77点。ヴェリタスで3129円(2007/9/8)
9月15日
Rejadorada 2005/Tinto Roble/Toro(レハドラダ/ティント/トロ)
テンプラニーヨ100%。がっちりとフルボディーで迫力満点。味も大柄、というか味云々よりも重さとアルコール度の高さ(14,5%)に圧倒されっぱなしで終了。69点。*ヴェリタスでスペイン4本セット5980円、単品だと1722円(2007/8/9)。
9月12日
Castell de la Comanda(カステル・デ・ラ・コマンダ)
北海道の知人からイクラの醤油づけをいただいた。で、届いたばかりのカバをあける。規格はブリュットとなっているけど内容はエクストラブリュットみたい。ドライで果実味はほとんどなし。酸味がしっかりとした骨格をつくっているけど、酸っぱさすら感じない程ドライ。暑い日にのどをうるおすにはいいけれど、残念ながら味わうためには不向き。70点。ヴェリタスで1029円(2007/9/12)。
9月9日
Lanson/Champagne/Reims(ランソン/シャンパーニュ/ランス)
夏用にと(普通の)冷蔵庫にいれていた最後のシャンパーニュ。少し香りがおかしいなと思ったら、3ヶ月も置いてあった。でもさすが大手物。バランスのよさは抜群。面白みはないが、酸味、甘み、そして泡。すべてそろっている。80点。うきうきワインの玉手箱で3024円(2007/5/14)。
9月8日
Carmenere 2006/Casillero del Diablo/Concha y Toro(カルメネール/カシェロ・デル・ディアブロ/コンチャ・イ・トロ)
カルメネールはチリならではの品種だそうだけど、ボルドー中堅蔵の少し古いつくりという趣。チョコレートやたばこの香りが渋みを出していて、なかなか立派。若いからかまだいろんな要素がごちゃごちゃしている。これからのワイン。74点。うきうきワインの玉手箱で1239円(2007/7/14)。
9月7日
Viognier 2006/Casillero del Diablo/Concha y Toro(ヴィオニエ/カシェロ・デル・ディアブロ/コンチャ・イ・トロ)
意外にもマイルド。酸がやや強いかして、ヴィオニエの特徴的な味が中和されていて、ブラインドで飲んだ「変わったシャルドネだなぁ」といいそう。ヴォリュームも押し付けがましいほどいっぱい、いっぱいという感じではない。ヴィオニエを飲みたいと思って開けたらがっかりかもしれないけれど、しっかりした白ワインを飲みたいということなら十分に応えてくれる。このシリーズ、レヴェルが高くCPがいいのでお買い得。75点。うきうきワインの玉手箱で1239円(2007/7/14)。
9月3日
Panarroz 2004/Jumilla(パナロス/フミーヤ)
カーサ・デ・ラ・エルミタと同じ産地だけあって、ボトルはやや重め。だけどワインそのものはしっかりした構造ながらミディアムボディー。エキス分はいっぱい。甘みはあまりなく、かといっても苦くも渋くもない。オブラートに包まれた酸が一番存在感ある。とてもなめらか・・と書いて見ると悪いワインじゃないけれど、さほど魅力的じゃない。潜在力はあるので、単に飲み頃じゃないだけなのかも。値段の割には品質はかなり高い。72点。ワイン&地酒TODAで1144円(2007/7/23)。
8月31日
Jean Maire/Champagne/Epernay(ジャン・メル/シャンパーニュ/エペルネ)
八月最後の週末なので、シャンパーニュ。泡はさすがに他のスパークリングと一線を画する細かさ。そしてクリーミー。苦味がやや勝っていて、重みが感じられるシャンパーニュ。銅賞続きで面白くないけれど、これもやはり銅。77点。みちのく岩手のワイン屋竹澤で2614円(2007/7/23)。
業務連絡:光弘さん、24日のメール、届いてるでしょうか?
8月29日
Clos des Andes 2004/Helene Garcin(クロ・デ・アンデス/エレーヌ・ガルサン)
100%マルベック。そしてアンデス産。という先入観通り「原種」とか「古き良き造り」というイメージ。一昔前のタンニンがちがちのボルドーを思い出す。ごつごつした岩のなかからザクロの果実味が顔をのぞかせているよう。酒質はなめらか。ボトルは重い。77点。Wine&地酒TODAで2079円(2007/7/23)。
フランス語風に読めば”クロ・デ・ザンドゥ”だけど、アンデスだから輸入業者の表記通りにしました。
8月27日
Brut de Charvis/Cave de Bailly(ブリュット・ドゥ・シャルヴィ/カーヴ・ドゥ・バイイ)
ボトルを見ると産地がわからないけれど、お店によればシャブリ近郊のスパークリング。良質で、酸がやや強め。でもそれでかえってバランスよくなっている気がする。千円台前半のスパークリングだからそれなりではあるが、構造がしっかりとし、味に核があるものが多いのは嬉しい限り。72点。*ヴェリタスで1354円(2007/7/27)。
8月25日
Guy de Saint-Flavy Brut/Champagne/Chigny-Les-Roses(ギィ・ドゥ・サン・フラヴィ/シャンパーニュ/シニ・レ・ローズ)
週末なのでシャンパーニュ。もちろん廉価版。これは二ヶ月ぶり。いつもながらレヴェルは高い。泡は細かく、ぐみのような寒天味。液体の密度が濃いと感じるくらい、味も酒質もきまっている。シャンパーニュはシャンパーニュだけのことありますな。80点。うきうきワインの玉手箱で2604円(2007/7/14)。
8月24日
Chardonnay 2006/Casillero del Diablo/Concha y Toro(シャルドネ/カシェロ・デル・ディアブロ/コンチャ・イ・トロ)
シャルドネワインを飲みたいなと思ってこれをあける。結果は期待以上。酸がとてもしっかりしていて、その底から絶妙な具合で苦味が立ち上がってくる。香りはべっ甲飴と、若い赤ワインにもありそうなお花畑系。押し出しの強さは相変わらずだけど、濃いというより焦点がしっかり定まっているというべきで、チリというよりフランスの村名以上といった感じ。もちろん一人で一本飲むには一本調子といった欠点はあるけれど、内容を考えると相当安い。80点。うきうきワインの玉手箱で1134円(2007/7/14)。
8月23日
Novellum 2003/Rejadorada/Toro(ノヴェルム/レハドラダ/トロ)
深いお花畑系で香りが魅力。匂いだけでうっとり。それもそのはず。アルコール分14.5%。中味もしっかりした造りで、どの角度から飲んでも(!?)隙がない。密度が濃く、飲み頃は少し先かも。77点。最近ハズレがないのは嬉しいけれど、点数にめりはりがなくどれも銅賞になってしまうの、どうよ?ヴェリタスでスペイン4本セット5980円、単品だと2499円(2007/8/9)。
8月18日
Esterlin Brut/Champagne/Epernay(エステルラン・ブリュット/シャンパーニュ/エペルネ)
夏の週末ということでシャンパーニュ。といっても2500円強の「廉価版」を廻しながら飲んでるようなものなので、おなじみの銘柄。最近飲むフランスのクレマンのレヴェルが高いので、シャンパーニュを飲んでもあまり感動なし。と思って飲み続けるとやはり値段相当分だけ厚みが違う。そしてこれはキレのいいタイプ。懐具合に応じてどちらも楽しめるというのがいいですね。75点。うきうきワインの玉手箱で2709円(2007/6/25)。
8月17日
Ramirez de la Piscina 99/Rioja Reserva(ラミレス・デ・ラ・ピスシナ/リオハ・レセルバ)
少しオレンジがかっていて7年強の時を感じさせる。酸がかなりしっかりしており、あと何年にもわたって飲めそう。高級な家具屋さんの香り。味は典型的なテンプラニーヨで熟成感を味わえるし飲み頃だし、値段を考えるとお得。78点。ヴェリタスでスペイン4本セット5980円、単品だと2079円(2007/8/9)。
8月16日
Arthur Metz/Blanc de Noirs/Cremant d'Alsace(アルトゥル・メツ/ブラン・ドゥ・ノワール/クレマン・ダルザス)
とてもクリーミーなスパークリング。色はほぼ透明で見た目では味がなさそうだけど、鼈甲飴やりんごの香りに澱粉質の味わい。これにイースト香が加わればほとんどシャンパーニュというほど質は高い。79点。うきうきワインの玉手箱で1449円(2007/7/14)。
8月11日
Henri Mandois Brut/Cuvee de Reserve/Champange/Pierry(アンリ・マンドワ/キュヴェ・ドゥ・レセルヴ/シャンパーニュ/ピエリ)
重いボトル。裏にはセパージュ(シャルドネ40%、ピノノワール30%、ピノムニエ30%)と共に2007年3月にデゴルジュマンと書いてあり、なんとなく高級そう。実際味も濃い目で、蜜たっぷりの赤いりんごのよう。酸味と苦味主体で、イーストっぽさはあまりなし。力強い系。80点。ヴェリタスで3129円(2007/7/27)。
8月9日
Bourgogne 2004 "La Gibryotte"/Claude Dugat(ブルゴーニュ「ラ・ジブリオット」/クロード・デュガ)
デュガのネゴシアンワイン。通常モードへのリハビリワイン。ACブルとしてはかなり色が濃く、飲み頃だからか味がよく開いていて、ブルゴーニュをちゃんと楽しめる。79点。みちのく岩手のワイン屋竹澤で2394円(2007/7/23)。
8月8日
Jean Vesselle Brut/Rose de Saignee/Champagne/Bouzy(ジャン・ヴェッセル/ロゼ・ドゥ・セニェ/シャンパーニュ/ブズィ)
バレエセミナーが終わり午後に松江から岡山へ移動して、おつかれさまの乾杯としてロゼシャンパーニュ。普段飲むシャンパーニュよりは高め。でも同じ銘柄の白シャンパーニュと同じ値段だからか、特にロゼという個性はない。レコルタン・マニピュランとのことだけど、ただのシャンパーニュ。疲れていたからか、アルコール度数は12%と普通なのに酔いやすかった。73点。Wine&地酒TODAで3507円(2007/7/23)。
Chateuneuf du Pape 77/Domaine du Haut des Terres Blanches(シャトーヌフ・デュ・パプ/ドメーヌ・デュ・オ・デ・テール・ブランシュ)
古酒を一本ということでこれを。知らないつくり手&ぱっとしない年なので期待していなかったが当たり。産地がどうのということを越えて、ゆっくりした時間のながれを感じさせる古酒ならではの味わい。酒質は表面は艶々していて、中身はコシが強い。この点はシャトーニュフならではなのかもしれない。85点。うきうきワインの玉手箱で7329円(2006/11/14)。
Morey Saint Denis 2005 "Les Charrieres"/Anne et Herve Sigaut(モレ・サン・ドゥニ「レ・シャリエール」/アン・エ・エルヴェ・スィゴ)
上のワインがはずれた時の保険として用意していたワイン。これまた知らない作り手ながら2005年産のモレの1級畑。期待に応えてくれるワイン。お花畑香と果実味満載。繊細さと力強さが同居している。税抜きだと3000円台というのは驚きの安さ。83点。Wine&地酒TODAで4158円(2007/7/23)。
8月7日
Chabils 2004/Tete d'Or/Billaud-Simon(シャブリ/テット・ドール/ビロ・スィモン)
お約束の藁っぽさとミネラルを兼ね備えたシャブリ。ある意味予想通り。72点。星野さんから。
Les Graviers 2004/St-Nikolas-de Bourgueil/Du Mortier(レ・グラヴィエール/サン・ニコラ・ドゥ・ブルグイユ/デュ・モルティエ)
多分カベルネフラン主体。黒胡椒やミントなど香り豊か。小石の多い土壌だからグラヴィエールと名付けられたのかな。74点。星野さんから。
Fort du Roy 2001/Le Grands Art/Haut-Medoc(フォール・デュ・ロワ/ル・グラン・ザール/メドック)
力強く、弾力感ある素晴らしい酒質。オ・メドックは玉石混交だけど、これは明らかに玉。もう一度飲んでみたい。80点。星野さんから。
8月6日
Bourgogne Passtoutgrains 2004/Jean&Geno Musso/Chateau de Sassangy(ブルゴーニュ・パストゥグラン/ジャン&ジェノ・ミュソ/シャトー・ドゥ・ササンジ)
この銘柄は少々酸っぱいというイメージがあるが、このワインは落ち着いた正統派ブルゴーニュ。オーガニック農法のおかげかどうか知らないけれど、よく噛んで食べると次々においしさがでてくる、そんなワイン。80点。松江の魚一で、星野さん提供。
Rovero/Piemonte Brachetto(ロヴェロ/ピエモンテ・ブラケット)
ピエモンテの赤ワインだと思ってたら、やや甘口発泡酒でした。よくみると、裏にアスティと書いてあるスプマンテでした。ということで「普段あまりワインを飲まない女性好み」の味。69点。松江の魚一で、星野さん提供。
Meursault 2004/Ropiteau(ムルソ/ロピト)
ムルソーの赤。出色パストゥに喜んでいたけれど、ムルソーは懐深く、作り手の暖かさを感じる。かんなで削いだ木とかつお節をあわせたような土臭さが落ち着きを出している。82点。松江の魚一で、星野さん提供。
Les Violettes/Vosne Romanee 99/Christian Clerget(レ・ヴィオレット/ヴォーヌ・ロマネ/クリスチアン・クレルジェ)
ホテルに戻って多久田さんからいただいたワインをあける。ブルゴーニュ続きだけど、それぞれ個性的。聞いたことのない作り手だけど、優良年の飲み頃ヴォーヌロマネが悪かろうはずはない。一言で言えば優美。スミレの香りにいちごやさくらんぼうなどの果実味も感じられる。82点。
8月5日
Chateau de Flays/Chablis 2004/Andre Goichot(シャトー・ドゥ・フレ/シャブリ/アンドレ・ゴワショ)
ホテル近くのお寿司屋にもちこみ。藁っぽさはなかってけれど、ミネラル分はおいしく感じられた。安いシャルドネワインと考えるとよくできている。69点。Wine&地酒TODAで1407円(2007/7/23)。
8月4日
Jean Maire/Champagne/Epernay(ジャン・メル/シャンパーニュ/エペルネ)
松江東急インのレストランに持込み(料金1000円)。フルートグラスではなく平たい昔の結婚式用のグラスで。ほどよく熟成したシャンパーニュ。酸味よりやや苦味が強い気がする「渋い」タイプ。75点。みちのく岩手のワイン屋竹澤で2583円(2007/7/23)。
Leoville Poyferre 2004/Saint-Julien(レオヴィル・ポワフェレ/サンジュリアン)
それなりにおいしいけれど、期待ほどではなかった。まだ若くて各要素がこなれてないせいか、南米のすごくよくできたワインのような気もした。グラスが小さかったのはワインにとって気の毒でした。75点。Wine&地酒TODAで5103円(2007/7/23)。
8月3日
Chateau Cambon La Pelouse 2004/Haut-Medoc(シャトー・カンボン・ラ・ペルズ/オ・メドック)
今年は松江でバレエ&ワインな日々。夜遅くに着いて、さっそく一本。ビターチョコタイプ。適度な厚みがあり、肌触りもよい。車で運んですぐに飲んだせいか少々ざらついているし、当然生温いし、ワイン用グラスはないしという逆境ながら、このクラス(ブルジョワ級)では頭ひとつ飛び抜けている。78点。Wine&地酒TODAで2184円(2007/7/23)。
8月1日
Chateau Hanteillan 2004/Haut-Medoc(シャトー・アンテイヤン/オ・メドック)
ブルジョワ級の中堅どころらしく、気持ちのよい関脇相撲。高望みせず堅実な造りで、あと少しでビロードの酒質になりそうなエレガントさが垣間見られる。飲み頃でもあり、飲んだあとに満足感が残る。お試しあれ。77点。うきうきワインの玉手箱で2079円(2007/7/1)。
7月30日
Beaumont des Crayeres/Grande Reserve/Champagne/Epernay(ボーモン・デ・クレイエール/グランド・レゼルヴ/シャンパーニュ/エペルネ)
今では廉価版シャンパーニュの代名詞(?)である銘柄のスタンダード版。だからあれこれ注文をつけるのは場違いだろうけど、舌が贅沢になってきたからか「ま、こんなもんだろうねぇ」という感想。他のスパークリングと比べるとやはり厚みはあるけれど、シャンパーニュらしい華やかさがもう少し欲しい。72点。うきうきワインの玉手箱で2572円(2007/7/14)。
7月26日
Lindemans Bins25/Brut Cuvee(リンデマンズ・ビン25/ブリュット・キュヴェ)
オーストラリアのスパークリング。あまり個性的ではない。桃のような甘さがほんの少しあるけれど、あくまでも辛口。ヴォリュームがしっかりしているので味の薄さがカヴァーされている。暑いときにぐいっとやるにはちょうどいい。70点。うきうきワインの玉手箱で1344円(2007/7/14)。
7月24日
Tyrrell's Wines 2004/Shiraz(タイレルズ・ワインズ/シラーズ)
あまりオーストラリアワインの経験はないけれど、少ないながらも今ある「オーストラリアのシラーズ」のイメージの範疇。熟した果実からくるヴォリュームと甘み、そして少しざらざら/ちくちく舌を刺す粒子。産地名は豪州東南とあるだけなのでいわゆる安ワイン。だからか薄く荒い。でも値段的にはとんとん。71点。うきうきワインの玉手箱で997円(2007/7/1)。
7月22日
Chateau la Grolet 2003/Cotes de Bourg(シャトー・ラ・グロレ/コート・ドゥ・ブール)
最近話題のビオディナミ農法のもの。具体的には知らないけれど、体と環境に配慮した作り方だそうです。買うのは初めて。熟した赤い実の果物という感じで酸っぱ甘い。甘酸っぱいのとはちょいと違う。農法のせいか、このシャトーの土壌や作りのおかげか、角がまるく身体にすっと入ってくる。構造もしっかりしていてフルボディー。味そのもののインパクトは優しさの分やや弱めだけど、なぜか好感度は高い。おまけで銀賞。76点。うきうきワインの玉手箱で1344円(2007/7/1)。
7月19日
Green Point/NV Brut(グリーン・ポイント/NV・ブリュット)
モエがオーストラリアで作るスパークリング。筋が一本すーっと入っていて立派。飲んだあとに読んだ説明には酵母とともに熟成するとあったけれど、どこ?って感じ。次回はその点に注意して飲むことにします。ジンジャエールっぽさがあって、私のイメージとしてはルイロデレールに近い。質の高いスパークリング。でも少々一本調子。74点。悟空倉敷店で1580円。
7月18日
Le Haut-Medoc de Giscours 2003/Haut Medoc(ル・オ・メドック・ドゥ・ジスクール/オ・メドック)
革とか黒土の香りがはじめに出てきて期待が高まるが、すぐに消える。ヴィンテージからくる力強さがあるけれど、それもすぐに消える。値段が値段だから期待しすぎちゃだめ。すぐに滑らか、まろやかになるのは通常だとプラス評価だけど、なんとなく弱々しいという気もする。先入観だろうけど、高級品の売れ残りという感じ。高級ホテルの地下室とか、高級車の廉価版とか。悪いワインではない。でもこの価格帯なら、身の丈にあった堅実な作りから生みだされる魅力をもつものを選ぶ。73点。うきうきワインの玉手箱で2079円(2007/7/1)。
7月15日
Monmousseau/Cremant de Loire(モンムソ/クレマン・ドゥ・ロワール)
またまたモンムソー。安くておいしいワインを見つけたらリピートするタイプなので。いつもながらバランスよくレヴェルが高い。ぐみのような弾力性とそれに(ほんのり甘い)白粉をかけたような雰囲気。シャンパーニュっぽい。76点。うきうきワインの玉手箱で1365円(2007/7/1)。
7月12日
Domaine de la Roche Marot 2005/Bergerac(ドメーヌ・ドゥ・ラ・ロシュ・マロ/ベルジュラク)
下のワインととてもよく似ている。少しごつごつした古き良き時代(?)風の作り。ざくろのような赤い果物のイメージ。飛行機で出されるワインのちょい上級品といったところ。73点。うきうきワインの玉手箱で1029円(2007/7/1)。
7月10日
Chateau de Nages 2004/Reserve/Costieres de Nimes(シャトー・ドゥ・ナージュ/レゼルヴ/コスティエール・ドゥ・ニム)
まぎれもなく南フランスだけど、重過ぎず軽過ぎず、濃過ぎず薄過ぎず。タンニンがしっかりありながらガチガチじゃないので程よい重さになるし、血のような鉄分のような味わい。地味だけど、新大陸には味でも値段でも負けませんというような、フランス無名(?)シャトーの底力を見る気がするワイン。74点。うきうきワインの玉手箱で1029円(2007/7/1)。
7月8日
Bouzeron 2005/Villaine(ブズロン/ヴィレーヌ)
DRCオーナーの経営するドメーヌ。ブルゴーニュ白。コート・シャロネーズのアリゴテにつけられたAOCだそうです(byヒュー・ジョンソン)。全般的には軽いんだけれど、10年ワインを飲んできた稽古のたまものか、注意深く味わい嗅ぐとべっ甲飴、ナッツ、そしてパイナップルなどブル白らしい香りがいろいろ感じられる。味わいは酸味が底にあって、ミネラルや藁っぽい。よくいえばムルソー(誉め過ぎ)。冷やし過ぎるとますます薄くなるので注意。73点。値段的にはとんとん。うきうきワインの玉手箱で1764円(2007/7/1)。
7月7日
Chateau Lynch Bages 96/Pauillac(シャトー・ランシュ・バージュ/ポイヤック)
まだ早いかなと思いつつ、開けてみた。ある意味予想通り。焦がした樽、腐葉土などいかにもポイヤックの大物の香り。味は苦味中心。だけどタンニンが丸い感じなので攻撃的ではない。チリやオーストラリアワインだと大粒の粒子がいっぱいでそれがヴォリュームに感じられるけれど、これは繊細で微細な粒子の固まり。固まりではなく、常に流れる液体。それなのに存在感がある。と書いておきながら変だけど、もう少しふくよかさや変化があればもっとよかった。85点。エノテカで6900円(2001/2/11)。
7月4日
Bourgogne 2006/R.Roux(ブルゴーニュ/ル)
2006年初物ブルゴーニュ赤。しかも税抜きだと950円。なので期待はしなかったけれど、ちゃんとしたブルゴーニュ。薄味のいちごっぽい雰囲気や、ミント、バジルなどハープの香り。若いのに元気もふくらみもないからか、と書くと悪口が続くものだけど、このワインはよい意味で落ち着いていて、ある意味飲み頃。しかも安い。70点。うきうきワインの玉手箱で997円(2007/7/1)。
7月1日
Monmousseau/Cremant de Loire(モンムソ/クレマン・ドゥ・ロワール)
先日飲んだばかりのフランス産スパークリング。前回ほどは唸らなかったけれど、バランスのいい爽やかなワイン。今回は泡がやや少なめ。配達されてすぐに飲んだからかも。6月20日到着予定で頼んだのに、6月29日に「本日発送です」メールがくるまでお店からの連絡は一切なし。おかげで飲む予定が大分狂った。謝罪もなし。そういうお店なので注意が必要です。74点。うきうきワインの玉手箱で1365円(2007/7/1)。
レストランみてあるきへ行く
岡山のワイン屋へ行く