S邸床衝撃音改善

S邸床衝撃音改善

二世帯住宅の床衝撃音改善工事

築30年以上の木造住宅で、二世帯で住むことになった物件の改修。二階部分を子供2人を含む若夫婦が使用し、その下に老夫婦の寝室がある。二世帯同居を始めたが、上階の足音や物音が気になり、老夫婦がたまりかねて若夫婦に別居して欲しいとの話まで発展していた。

 

 元々二世帯で住むことを想定していないため遮音性能は著しく悪かった。リフォームは老夫婦の寝室の上の6畳の子供部屋のみ行った。床の構造の変更と、天井裏の吸音材の充填及び防振材の使用などで対応。元々の床材で使用できる部材は流用した。

 



個人で防振ゴムなど購入して、なんとか対策をされようとされていたが、効果が全く無かったとのこと。

 

 改修前と改修後の床衝撃音測定(ボール及びタッピングマシン)を行い、リフォームによってどの程度改善されたかを測定を行いました。

 


測定の結果、リフォーム後、軽量LL-85が35改善し軽量LL-50、重量LH-80が20dB改善し重量LH-60となりました。

 

 測定結果に如実に表れていますが、実際に耳で聞いても大きく改善されました。お客様も前と比べると驚くほど静かになったと喜んでおられ、二世帯で続けて住むことが出来るようになりました。