境界立会の流れ

境界立会の流れ

境界の確認の依頼があってから、完了までの流れを説明しています。

境界確認の流れ

確定測量図などの境界確認作業は事前調査から始まって、成果物作成まで概ね1ヶ月~2ヶ月かかります。土地売却等の際は、契約後に引渡までの期間で行う事が多いですが、隣接地の方が遠方に住んでいたり、相続等が行われた時期が相当昔であると、所有者もしくは相続人と連絡がつくまでに時間がかかる場合があり、さらに成果物完了までにお時間を頂く可能性があります。

 

 隣接地への挨拶や日程調整は、当事務所が行いますので、ご依頼されましたら、基本的には境界立会と境界確認書の捺印をして頂ければOKです。隣接地と面識が無い場合や遠方にお住まいの場合でも安心してご依頼ください。

 

  • 事前調査
    事前調査

    必要に応じて事前に、市町村などの役所や管轄登記所・土地家屋調査士会などで境界確定に必要な資料があるかを調査します。土地登記簿・公図・和紙公図・地積測量図・区画整理確定図・近隣土地の官民境界実施の有無の確認等の調査をします。

     
  • 事前調査
    現地調査

    お預かりした資料や調査資料をもとに現地の境界や利用状況等の調査を行います。

    隣接地の所有者様に挨拶もしくは遠方の場合は手紙を郵送し、測量の主旨やご協力のお願いのご説明をさせて頂きます。

     

 

  • 測量
    測量の実施

    隣接地及び道路との境界を確認しながら現地の測量を行います。

    既設の境界標や道路境界標、現地の形状や建物の位置やブロック塀等、境界確定に必要な現地の状況を測量します。

     
  • 測量
    境界の位置を検討

    測量結果に基づき現況の図面を作製し、お預かりした資料や調査資料や現地の利用状況を照合・精査し、公正な境界ラインを確定するための検討を行います。

    官民境界も確定する場合には、道路管理者である役所に申請をして、担当者と協議を行い、道路ラインを確定します。

     

 

  • 境界確認設置
    立会

    隣接地所有者様との境界立会を行い、利用状況や経緯を伺い、調査資料に基づき、正確な境界ラインのご説明をいたします。

     
  • 境界確認設置
    境界標設置

    隣接地所有者様との境界立会・確認した後、境界標がない箇所については、新たに永続性のある金属標や金属鋲、コンクリート杭などの境界標を設置いたします。

     

 

  • 書類作成
    測量成果・図面作成

    隣接地・役所・所有者のそれぞれに対応した土地平面図と確定求積図を作成します。図面には境界写真、測量に使用した引照点、案内図等を製本します。隣接地の方も将来利用できる資料作りを行っています。

     
  • 書類作成
    境界確認書取り交わし

    所有者の方と隣接地の方と境界確認書に記名捺印を行い、書類を取り交わします。行政の境界証明書提出を行います。

     
  • 書類作成
    調査測量成果納品

    隣接地や行政と取り交わした確認書類、図面、境界、測量に使用した引照点、案内図などの調査資料を含め、全て1つの「調査測量成果」としてファイリングしてご依頼者様にお渡ししております。

    その後、必要であれば、土地地積更正登記や土地分筆登記を行う事もあります。