測量業務

測量業務

光波やレーザーを使って土地の形状や境界を明らかにします。

測量業務

測量とは、土地、家屋などの面積、形状、高低差などを明らかにします。基本的には土地全体を測量を行い、それに目的に応じて作業を追加していきます。依頼された土地だけでなく、まわりの土地や街区も測量を行い、より確実な測量を実施することもあります。
 なお、当事務所では、基本的に高さを測量することにしております。後に建物を建てる際に必要な敷地断面図等の依頼があれば対応出来るようにしています。

境界確定測量(確定測量図作成)

境界確定測量とは、土地の境界を明確に確定させる測量です。

 

 隣接地の所有者と立会いを行い、境界点に永続性のある境界標を設置します。また隣接する土地が、行政が管理する道路や水路などで、その境界が未確定の場合は、管理する行政(国・県・市など)とも立会を行い、境界を確定させます。

 土地売買の買主側としては、この境界確定測量をして引き渡してもらうのが一番安心できます。

 

 また、土地分筆登記や地積更正登記を申請する場合この測量が原則必要となります。

  • 依頼理由
  • ・お隣との境界を明確にしたい。
    ・お隣との境界に塀を建てたい。
    ・土地を分筆したい。
    ・土地の面積が登記簿と実際が違うので更正したい。
  • 業務処理期間
  • ・40日~
  • 報酬額
  • ・35万円(税別)~
現況測量(現況測量図作成)

現況測量とは、土地の現況・高さ(建物の位置やブロック塀の位置など)を測量し、現況の状態を図面化するものです。建築確認用の現況の断面図等も描くことが可能です。

 

 隣地や官民境界の立会等は行わず、あくまで現況を測る測量になります。行政や隣接土地所有者との立会を行いませんので、費用を安く抑えられますが、土地境界については調査や確認を行いません。算出される土地の面積は「現況面積」と呼ばれ、境界確定測量の「確定実測面積」とは寸法や面積が異なってくることが多く、注意が必要です。

 

 土地売買で買主側として、現況測量を提示される場合は、隣接地と境界確認を行っていない、現在のブロック塀が本当に境界なのかは不明確な状態であることを理解して契約しましょう。

  • 依頼理由
  • ・おおよその土地の面積を知りたい

    ・建物を建てる為の現況の土地の図面や現況の断面図が欲しい

  • 業務処理期間
  • ・7日~

  • 報酬額
  • ・10万円(税別)~

3Dレーザースキャナ測量

3Dレーザースキャナを使用して、点群データとして情報を取得します。点群データにすれば、現場に行かずとも距離や高さ、現地の状況がパソコン上で確認が出来るようになります。設計業務等を行う上で、現地への移動等が無くなる点では相当の時間削減となります。

 

また、例えば解体する実家の建物をスキャンして思い出に残したりすることも可能です。

  • 依頼理由
  • ・解体する実家をスキャンしてデータとして残しておきたい。

    ・設計拠点が福山に無く遠い地域から設計を行うため、点群データにして、パソコン上で確認しながら設計業務を進めたい。

  • 業務処理期間
  • ・7日~

  • 報酬額
  • ・20万~(税別)

    ・3Dスキャナの移動点数で費用が変わります。概ね5m毎にスキャナを移動させる必要がありますので、土地の面積を25㎡で割った数が大体の移動点数となります。ご相談ください。

スタティック測量-基準点観測

GNSS(米国のGPS、日本の準天頂衛星、ロシアのGLONASS,欧州連合のGalileo等の人工衛星からの電波信号を用いて位置を決定する衛星測位システム)を使用したスタティック法で基準点観測を行い、地積測量図に利用可な世界測地系座標にて納品いたします。

 

 スタティックの観測時間は90分から120分と時間はかかりますが精度は数㎜程度の高精度な結果を得ることができます。

  • 依頼理由
  • ・世界測地系で基準点をつくりたい

  • 業務処理期間
  • ・5日~

  • 報酬額
  • ・基準点2点 5万~(税別)


3Dレーザースキャナの実例

パソコン上で測量した現地の距離や高さなどを知ることが出来ます。プレビューソフトは無料ですので、データを取得すればどなたでも現地の状況を確認しながら、設計が行えます。また、解体する予定の実家など思い出を、データとして保存しておくことが可能です。