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2000.1.1〜1.31

1月31日 「リング/らせん」
なんだか知らぬ間に流行っていた鈴木光司さんの「リング」シリーズ。一番最初のテレビドラマはみたことあったんですが、 その当時はホラー苦手で(笑)・・・(いつの間に好きになったんでしょうか)。なんかチャンネルをかえつつみていたもので、主演の高橋さんの おどろいた顔と・・・「このテープを観たものは1週間以内に死ぬ」というメッセージしか覚えがなかった。
その後、ドラマや映画で映像化されて、気にはなってはいたんですが、どーも乗り遅れてしまって・・・(^_^;)
やっとこさ貸したげるよぉ〜とずーっと言いつづけていた友人に借りまして、一気に読みました。

見てはいけないといわれると見たくなる・・・ダメだと思っていてもついつい深みにはまり込んでしまう・・ そんな人間の心理がゆさぶられる話ですね。貞子の呪いで誘導されるってだけでなく、もともとある心理を上手くついているから読んでいる 方も惹き込まれるのだろう。
読み始めはなんだか恐ろしくて・・これは夜にゃ読めないなァなんて思っていたけど、どんどん・・・一気にいっちまったよ(笑)。
「リング」「らせん」その題名があらわすように、終わりのない恐怖・・・。
人間が進化するように、貞子の執念は進化し成長していく・・・・。うーん。
科学で説明できないもの、そして見えないものに対しての恐怖ってはかりようがないし・・・話の中で、 「リング」の本をもが・・貞子の念によって発売されてしまっている・・それを見たものは・・・
おぉ〜なんか現実と空想の世界がごっちゃになってくるようでクラクラしてきた(笑)。

しかし、話の筋は別として・・DNAの配列や暗号の読解の部分にゃ違った意味でクラクラしちゃったなぁ(^_^;)。これ みんなどー思いながら読んでいるのだろう・・
続きの「ループ」や「ハッピーバースディ」もつづけて読むとしましょか・・・

1月28日 「ラブ・オブ・ザ・ゲーム」
40歳現役プロ野球選手。19年間大リーグで野球を続けてきたビリー・チャペルは、 試合前にオーナーにトレード宣告をうけ、トレードか引退か・・決断の時を迫られていた。そして、愛する人が去ろうとしている・・ 「あなたには野球しか必要でない・・」と・・
いろいろな感慨を持ちながらマウンドに立つ。

『栄光の陰に挫折もあったそして苦い恋も知った。
だが、生き方に悔いはない自分の信じた道だから野球が好きだから・・・』

ちらしを頂いて、これを読んだ時にすでに何か、こみ上げてくるものがあったの・・予感・・・かな。
とぉってもお勧めとお墨付きをと一緒に譲ってもらった試写状もって、 明日公開という「ラブ・オブ・ザ・ゲーム」を観てきました。
こんなに真剣に野球を一試合みたのは久しぶりかもしれないなぁ(笑)。 試合が進むと同時に走馬灯のごとくチャペルの頭の中にいろいなことが、甦ってくる構成になっている。
感動だよ・・泣いたよ・・・。ラストマウンドかしれない試合で、完全試合となるかもしれない力投をみせるなんて、 できすぎた話かもしれない、かっこよすぎるかもしれない・・でも。
彼はいつも一生懸命だから・・・心の底から野球を愛しているから・・・
「野球を愛しているから・・・」する決断の行方、そして、試合の行方・・祈るような気持ちで見ていたらどんどん涙がでてきた。
かみしめるようにマウンドを見渡す姿がたまらない・・・

ケビンコスナーの映画は、数本みていると思う・・が「ボディガード」以外は印象に薄かったりすんですが・・・ なんて一途さが似合う人なんだろうと・・
スター選手、さりげなく女性を口説き、さりげなくふぁんにサインをする。人気があるのもわかるなぁ・・

感動するツボは人それぞれだけれど、この映画、感動しない人とは、おともだちになりたくないかも・・・(笑)。 ←ええんやろかこんなこと言いきって(^_^;)

1月26日 「遠い空の向こうに」
とぉってもとぉってもすがすがしいよい気持ちになれる映画でした。もぉ夢いっぱい。 未来に向かって可能性を信じて、頑張る姿はみていて気持ちのいいものでした。

アメリカの炭鉱の町、コールウッド。炭鉱しかなく、男達は将来炭鉱夫になることがあたりまえになっていて、 それ以外の道を進めるものはわずか。
ある日ソ連の人工衛星スプラートの打ち上げが行なわれた。 それをみた高校性のホーマーは、自分もロケットを作ると…
何か道が開けるかもしれない・・そこまで考えたかどうかわからないが、とにかく興味を持ち友 人4人と、教師の進めで「科学フェア」に出展するべくつくりはじめる。
それは、炭鉱夫となる運命を変えられる唯一の道でもあった。
最初はけったいなことをはじめたと笑う級友達も、ロケットが少しずつ形になり始めると、 彼らのロケットに夢をかけるようになった。
ただ、炭鉱夫であることにプライドをもっている父親を除いて。

夢に突き進む「ロケット・ボーイズ」達の真っ直ぐな思いがまぶしかった。
この話は実話。ロケット好きがこうじてNASAで現在働いている方の少年時代。こういう現実もあるのだなぁ・・と なんだかちょっぴりうれしくなる。
夢を夢でおわらせない人は、その才能だけでなくそれを貫き通す゛強さ゛を持っているんだよね、きっとそれが含まれた ものが才能なんだね。父親に反対され、 一度は炭鉱夫の仕事にも触れるがここは僕の生きる場所ではないと・・・その言いきれる強さが うらやましい・・・
お父さんは、簡単に許してしまったら、いままでの自分の生き方を否定されたような気分になったのだろうか・・・
自分のあとをついでほしい・・・これは世の親の夢らしい・・。
始めてロケットがロケットらしく打ち上がった時、ラストお父さんがどーにか理解を示して一緒に 彼らの作ったロケットを見上げるシーンはかなりじーんとくる。
話の中ではあるが、私も一緒に夢を見させてもらったんだろうね。その場にいた観客と同じように・・

1月25日 「アンナと王様」
観終わってすぐ「象でかかったねぇ・・」と私。 それが第一声かぁ・・と友達に笑われたけど・・とても豪華で迫力のある映像でした。 国ごと借りきったんじゃないかしらんって思ってしまった(笑)。

昨日は「アンナと王様」の試写会。満員御礼といった場内。 確か違う場所でもやっていたことを考えれば(私の思い違いかしら・・) この映画の期待度が分るかもしれない…
この話は19世紀中半に、シャム(今のタイ国)に家庭教師として迎えられた女性の自伝をもとにした話らしい・・今年に入っていくつか、そうだったのかぁ・・と知っているようでしらないことに気づく映画によく出会うわ。←結局物知らずってことかしらん^_^;
でもって3度目のリメイクらしい・・
私にとっちゃ映画ってよりも一昨年に観たミュージカル「王様と私」がもとなもんで、どうしても 比べてみちゃう。本当は反対なのだが、 ミュージカルを写実にするとどーなるのだろうかと・・期待して…。
やはりというか・・あたりまえというか・・よりきめこまやかな感情が表現され、 よりドラマ性の強いものになっていていとぉっても満足。舞台はちょっとどこかの国のおとぎばなしのように なってたからなぁ・・・(それはそれでとってもよかったのよ)
王様と踊る舞踏会のシーンは、「Shall we dance」と・・いくよなきがしてしゃーなかった〜(笑)。

当時の社会背景もありかなり落ち付いた雰囲気が流れていた。宮殿の中の子供達は、 とても無邪気だし、みんなのんびり暮らしているけれど、実際は諸外国から身を守らなければならない・・ そして、様々な陰謀が渦まいていたりする・・
アンナはジョディ・フォスター、王様はチョウ・ユンファ。チョン・ユンファの王様は、 思慮深く君主としての資質が充分にある王として描かれている。
っていうか・・このヒトなんか目の奥にある優しさがにじみでてねぇ・・この話は、奴隷制度がのこり、 王の前ではみんながひれふす・・という主従関係のはっきりしているお国柄の、 シャムの王が、英国の文化に触れ少しずつ変わっていくという流れのはずだけれど…アンナとの出会いによって性格が変わっていくというふうには見えなかった。最初っからかなり好意的(王様はひとめぼれとちゃう??)・・
それだけに、けっこ早い段階で2人とも、引かれあっている雰囲気がアリアリ・・。 見つめ合うシーンがとても多く、それにドキマギしつつ逃げるアンナがおかしかった。
どちらかといえば、アンナの方が、英国人としてのプライドを捨てられずにいたのが、 かなり平等主義になっていったような・・。かなり始めに「インドは植民地だからイギリスよ」と子供に教えていたのが最後まで気になった。
王に対して人格の平等を説くわりには、根本的なところで差別してんじゃないかと・・まあ、 英国人に言わせるとの階級は差別ではなく区別だそうだからなぁ(笑)

たっくさんの子供たちと、たくさんの妾達がなんの文句もなくすごしている… アンナが聞くの「嫉妬心はないのか・・」と・・。普通に考えたらないことはないのかもしれないが・・ そういうものだと思っていると案外幸せなのかもしれない。人って不思議だ。

ところどころに、うーんこのシーンいいって思わせるシーンがあって・・・長時間の立見みも それほど苦になりませんでした(ラスト30分はさすがにきつかったけど・・)・・。
「英国の女性と踊るのははじめてです」「私も王様と踊るのは・・」なーんてくだり好きだったなぁ。

1月20日 「ダブル・ジョパディ」
「ダブル・ジョパディ」の試写会に行って来ました。
目が覚めたら隣にいるはずの夫は、血の跡と共に忽然と消えていた。そして、自分もちだらけ・・・ 船の上という状況証拠から夫殺しの犯人にさせられてしまうビリー。
最愛の一人息子を友人に託し刑務所の生活のある日、夫は実は生きていて、友人と共に暮していることに 気付く・・・
悔しさと悲しみに暮れるビリーに、「誰もが同じ罪で二度有罪になることはない」という憲法があることを 耳打ちする刑務所仲間。そして、刑務所からでたあと夫を探しだして殺せばよい・・・と。
そして、6年後ビリーは仮釈放になる・・・・

ハラハラドキドキしながらずっとみてました。ヒロインのビリーが無罪だってことは見ている方は わかっているから・・・応援したくなる(笑)。
子供を思う母は強し・・なのか、復讐に燃える女は強し・・なのか、次々といろんな 危機を乗り越えて行くようすがあまりにできすぎながらも、逃げっぷりがパワフルで 気持ちがいい。かなりめちゃくちゃやってますけどねェ(笑)
保護観察官(仮釈放の身だからね)が、彼女を執拗に追いかけるの、最初は職務を執行するために、 そしてだんだんと彼女が無実だと思い始めていく様子もそんなに唐突でなくていい。
中盤にさしかかると、先がみえてくる展開ではあるのだけれど、きっとこーなるだろうなぁ、 いやこうなってほしいなぁっていうところに話が落ちつくものいいものかもしれないなーんて思ってしまった。
しかし・・・棺桶壊したら一応おがむぐらいはしとかんと・・・バチあたるでぇ(笑)←見た人しかわかんないね^_^;

1月17日 「雨あがる」
「雨あがる」の試写会に行って来ました。
巨匠黒澤明監督の遺作ということで話題になっていた映画です。私は、黒澤作品をほとんどしらないので、 どちらかといえば原作が山本周五郎ってとこに惹かれて行きました。好きなんだなっ
この間みた映画達とは大違い・・・のほほんのほほんと話が進んで行き、じわぁじわぁと責めてくる(笑)、 優しさをいっぱい感じて、なんだか清浄されてきたような気がします。
剣の達人だけれど、どこにいってもその真っ正直な正確ゆえうまいこといかず今は浪人である 三沢伊兵衛が、雨のせいで川に水があふれ宿場町に足止めされている数日間の話。
その間にひょんなことから、その土地の殿の目にかない反の剣術指南番の話がもちあがる・・

はっきりいって何がどおって話じゃない。びっくりするような展開もないし、しかけもない。 ただ、日本の自然がとても綺麗で・・・森林の中を歩く伊兵衛を見ていると、なんだか自分も そこを歩いているような気がしてしまう。
奥さんのたえさんがとてもいいね。物腰がすごく丁寧で優雅・・・落ちついていて。 いつも笑っていて多くを語らないのだけれど思いやりに溢れている。最後にゃバシっと決めてくれて(笑) これぞ大和撫子ってやつなんでしょうかねぇ・・
今の世の中あのテンポで生活するわけにゃいけないけど、がさつなこのワタクシ・・もうちっと 考えなあかんなぁと思っちゃいました。

なんか癒されるよぉ〜この映画。忙しいアナタにお勧め・・なんてね(笑)

1月16日 「ジャンヌ・ダルク/聖なる嘘つきその名はジェコブ/蒲田行進曲」
昨日は豪華3本立て・・・なんかちょっと欲張りすぎ(笑)、でもってお尻が痛かったデス。

最初は「ジャンヌ・ダルク」
リュックベンソン監督効果か、映画をみる人間が増えているのか・・・満員で、チケットをかった時点で 立見か一番前になりますと言われびっくりした。
結局、一番前でみたのだけど・・この映画できればちょっと後ろめの方がいいですよぉ(笑)。画面から 人が向かってきますから^_^;。
フランスの英雄「ジャンヌ・ダルク」のお話。これもまた「ターザン」と同じく名前先行だったので、 絶対に観たいと思っていたの。ジャンヌが歴史上の人物だということも今回はじめて 知った・・ああぁ無知^_^;
しかし、今回監督は、英雄伝説としてではなく、17歳の 少女として描きたかったという・・・
そのせいなのか、ある時点までのジャンヌがただのわがままな少女にしか見えなかったの・・・
神のお告げでフランスを救う!と、とにかく周りを見ずに突っ走る彼女。 最初は、けげんそうにしていた回りの戦士たちにも勝利を収めていく過程でどんどんと、ジャンヌに 惹かれていくのだが・・・なんかすごく唐突にみえてしまったの。
前半は華々しい彼女だが、その大きな戦いを終えたあと国は、話し合いで解決する手段を用いはじめ、 あくまでも戦って勝ち得ようとする彼女には、思わしくない展開になる。
周りの人間は彼女に、田舎に帰るようにすすめるが、彼女は聞く耳を持たない。そう、ジャンヌは人の意見は 聞かないんだ。神の使者である自分は、神のお告げ以外の言葉には従わないとばかりに・・・
そのあたりにすごい反感をもってしまった。いくらカリスマ性があるとはいえ、 周りの者に対する配慮が全然ない指導者に人はついていくのだろうか・・と^_^;。
結局、女に敗れたと根にもつ英国軍とか、フランスの外交官とかの陰謀で(この当りの いろんな関係がちょっと私にはわかりずら買った)ジャンヌは裁判にかけられる・・・
でちゃったんですよねぇ・・・また(笑)。この時代何かっていうと魔女という文字が でてくんの。昨年見た「娼婦ベロニカ」の最後もそうだったよなぁ・・・
まあ、今回は聖職者は聖職者らしく、わりと公平にさばこうとしていて、英国の政治に逆らえないという 立場状のこととのジレンマみたいなものも書かれていたので、よかったんだけど、 この手の展開になるとちょっとうんざりしちゃうんだよねぇ・・
あまりの、人の身勝手さに・・・
神の゛お告げ゛の部分の描き方がちょっとSFっぽくて・・・牢に入ったジャンヌが自分の内側を 見つめなおすところは、謎の黒装束の男(これダスティン・ホフマンでしたのねぇ・・後で知った) なんぞが出てきてちょっとオカルトっぽかった。
しかし、映像はリアルで・・えげつない。最後の火あぶりのシーンなんて・・夢みそ^_^;
2時間40分とかなり長い映画でしたが、その長さは全然苦にならなかったなぁ・・

2本目は、「聖なる嘘つきその名はジェコブ」
こちらは、第2次世界大戦中のポーランドの話。ゲットーでのユダヤ人の生活は、いつも監視され息のつまるもの。 おまけにいつ強制収容所送りになるかわからなく自殺者が絶えない。
ある日、ドイツ軍の司令部に出頭を命じられたジェコブは偶然、ラジオを聞いてしまう。その情報は ソビエト軍がそこまでやってきている・・ということ。
次の日ジェコブは、無茶をしようとした友人を止めるのに「解放は近い」と言う。信じようとしない友人に 言ってしまうラジオを聞いたのだと・・・
その情報は瞬く間にゲットー内をかけめぐり、おまけに「ジェコブはラジオを持っている」 ということになってしまった。
持っていないと言っても信じない人達。そして、情報を彼から聞き出そうとする人達。 結局ジェコブは、本当のことを言えず、ラジオを持っていると思われてしまう。
その明るい情報にすべてののぞみをかける人たちをみていると、期待を裏切ることができず、次から次へと 聞いてきたようなふりをしてしまう。
正直言ってこの展開辛かったよぉ・・・^_^;。わりとコメディたっちに作ってあるんだけど 笑えない・・・、元来ブラックジョークじゃ笑えないし、小心者の私にゃ、 いつ、ラジオのことがナチス側に伝わってしまうかとはらはらしっぱなしで疲れた(笑)。
口の軽い、頭考える前に行動しちゃうあほうなやつもやっぱりいるしねぇ。
ロビン・ウイリアムは、いつもの生真面目でちょいと気の弱いジェイコブを演じていた。
ジェイコブがひょんなことからかくまってしまう少女はとても可愛かったし、その少女に あたかもラジオがあるように、自分でラジオ放送をおたまや鍋を使って演じる場面がいちばん好きでした。

そして、最後は「蒲田行進曲」
私は、近鉄劇場に立見がでているのをはじめてみましたよ(笑)。初日ということもあってか劇場につくなり すごい熱気を感じましたね。しかも女性ばっか・・どーも女性ばっかのとこに行きたがるらしい私^_^;
つか芝居ははじめてだったし、楽しみにしてました。そして、ニッキ(錦織)もくさなぎくんも・・(∩.∩)

スターの銀ちゃんはいつもいっぱいの付き人を抱えている。そのなかでもヤスは、銀ちゃんが とっても大好きで、銀ちゃんのためならなんでもやると言う。
初主演映画「新撰組」の過去において人が何人も死んでいるという階段落ちのシーンもやると・・
そんなヤスに銀ちゃんは恋人で子供がもうすぐ生まれるという小夏の面倒をも押しつける

話は有名ですよねぇ、この映画が賞をとったころは主題化をいやって言うほど聞いたことがあるし、 TV放映も何度もされていたと思います。私もだいぶぼやけているけどだいたいは覚えてました。
それが舞台になったらどうなるか・・・
人の熱気が懐かしく、じーんとくる素敵な舞台になっててかんどーでした。
しかし、いきなりでっかい音で「ヤス、立て・・・」と始まって、マイクもって「仮面舞踏会」を 歌われた日にゃぁ間違えたかなと思ったけど(笑)。観ることができたことに感謝ですね・・ (プラチナチケットだよねぇ・・たぶん)
途中、「翼の折れた天使」が出てきたりして・・そして、「君だけに」の歌がこんなに 立ちまわりにぴったりくるとは・・・この感性さすがというのでしょうねぇ(笑)。
小夏を演じていた方が、とても若くてすごくピユァな女の子だったのと草gくんの なんともいえない飄々とした持ち味がとても爽やかで、 ヤスの青春物語のような感じをうけました。
すごく銀ちゃんのことが好きで・・無理矢理押し付けられた 小夏のことも好きになっていくのだけれど、比べようがない・・・
中盤、小夏と結婚してから人が変ったように、小夏を殴り始めるの。階段落ちするってんで、 周りがちやほやしてきて、人が本当に変わったのかと思いきや、それも銀ちゃんがだんだんとヤスに遠慮するように なってきたのが気に入らなかったんだ・・・
そして、どうしたら以前のような関係に戻れるのかわからないのでイライラしてた・・・ (妊婦なぐっちゃぁいけないと思うけど^_^;)
その小夏とヤスのシーンが秀逸。クライマックス前に無茶苦茶長いんだけどね。 ここで、観客の気持ちをぐぅ〜っとクライマックスまでもちこんじゃった。力ふぅって抜けた演技が すごいね草g君。でもって尋常じゃないよ台詞の量^_^;。
そのヤスに惚れられてる銀ちゃんのニッキは・・似合ってた(笑)。昨年「42ND STREET」の舞台は この舞台のあとで、声ガラガラだったんだけど。。なっとく^_^;。そりゃのども枯れるでぇ ってぐらいずっとどなりちらしてんだ。
でもね、どなりちらせばどなりちらすほど、なんかニッキのもつ生真面目さが見えちゃって、 ただのヤーなスターにならないの。
この話、銀ちゃんがスターにみえないと、カリスマ性がみえないと、 ヤスがただの変人になっちまうから・・・そういう点でもすごいぴったりだったと思う。
後半、ヤスを殺すのをためらって階段落ちを止める言い出したり、 ふたりの結婚式に出席したがったり・・・すごい人間くさくてかわいかった。
で、こちらはスターですから(笑)、お衣装もデーハーで^_^; 出てくるたんびに衣装替え。赤やら黄色やらラメやら・・・(笑)。 どうせなら、新撰組のかっこもしてほしかったなぁ・・・
多少は誇張してあるけど、昔のスターさんはこんなスター然とした人が多かったんだろねェ・・

この話、のんちゃん(久世)やってたなぁ・・ あぁ観ときゃよかったと帰り道ちょいと後悔してました。

1月14日 「ターザン」
可愛かったァ〜
ディズニーアニメの新作「ターザン」観てきました。ずっと並んでてみれなかったんですよねぇ・・・
人気のほどがうかがえます。

この映画の宣伝文句に「あなたはまだ本当の物語を知らない」なーんてのがあったんですが、ほんまに 知らなかったんですよねぇ私。忘れてただけかもしれないけど・・・^_^;
ターザンのキャラクターだけはあまりにも有名で、しってる気持ちになってたね。

自分の子供を殺されて悲しんでいるゴリラが、人間の赤ちゃんを拾い 自分の子供として育てる。ゴリラは群れをなし、ボスが絶対の権限をもってるみたい。 そのボスも他のゴリラも、姿形が違うと難色を示すが・・
ターザンと名づけられた赤ちゃんは、ゴリラとして育つがどうしたって、醜いアヒルの子状態。でも、 成長するにつれ体力で劣る分、頭を使うようになるのは、やはり人間なのでしょうね。
そこにゴリラの研究をしている博士が娘をつれて島にやってくる。ターザンは自分が彼らと 同じ種類のものだと直感で感じ、ちかづいていく・・・

相変わらずキャラクターが可愛い!綺麗な絵じゃぁないのにすごく愛嬌があって、動くと 仕草がプリティだし、加えてつぶらな瞳が たまらんかった。
ちょっと、「海の上のピアニスト」のティム・ロスを思い出したなァ(それだけ彼の瞳も純粋だったんでしょうね )。
母性愛が、強く押出されて、わかっちゃいるけど(笑)今更なんだけど(笑)、 感動する。じわぁ〜ってきている自分に気付いてやられたと思った(笑)。
姿形が違うと悩むターザンに同じように、目が2つ、耳が2つあるじゃないって話すしーんか゜とても 印象に残ってます。

アニメならではのスピーディーな動きと壮大な自然が夢を誘う。
過去のディズニーアニメのようなミュージカル性は薄かったのがちょっと残念なんですが、 (そういった意味じゃノートルダムの鐘が一番だと思ってる)、全編にながれるフィル・コリンズの歌声が とてもよかったです。

1月8日 「地雷を踏んだらサヨウナラ」
戦場カメラマン゛一ノ瀬泰造゛の青春を描いた映画。1972年頃カンボジアでの内戦。 戦火の中、単身、弾を潜り抜け走り周りシャッターを押しつづける・・。 タイゾーと現地の人から親しまれ、いろいろな人との出逢い、 死を体験する中゛解放軍の聖地アンコールワット゛への思いが大きくなって行く。
アンコールワット・・・そこは解放軍が仕切っていて、取材許可が下りない。何人ものカメラマンが その写真をとろうと行方不明になっているというところ。死にに行くようなものなのに、 タイゾーはあこがれ挑戦しつづける・・・

これは実際にあった話だそう。ベトナム戦争ってアメリカの映画なんかではよく取り上げられるが、 そういうものとは全然違ったものだ。戦争とは・・ではなく、夢を追いかけることとは・・かな。 そして、素朴な人のあったかさを感じることができます。
激戦区で写真を撮っている姿とは別に、カンボジアの子供たちと遊ぶ姿がまぶしい。タイゾーとは 本当にこういうひとだったのだろうと思わせる、浅野忠信さんの笑顔がいい。
そして、ベトナムでの淡い恋・・・
その女性とこんなやりとりがあった。 身の危険を省みず゛アンコールワット゛を撮ることに一生懸命になるタイゾーに、 「○○にあこがれて私は歌手になりたかった・・でも今は、弟達のために働くの、 あなたは勝手よ」という彼女。そして、「勝手で自由・・だから応援したくなるのかも」と・・・
自由きままで、勝手だからと怒るのではなく、自分もそう生きたいのに悲しいけどそれができないから ・・一ノ瀬泰造が人々に愛されのはそこのところなんだろうなぁ・・
「冒険家」と呼ばれる人が、成り立つのも周りにそういう気持ちがある人が集まってくるから なんだろう(いつもね、どーやって生活してんだろっ思うのよねぇ^_^;)

未だに地雷の撤去はできていないとたまにTVで目にする。ただ歩いているだけで吹っ飛んで行く 体(T_T)。映画の中でも子供が爆破されるシーンがでてきてやるせない。
かなり生々しいシーンも、写真もたくさん出てくる。タイゾーの写真がそうであったように この映画もまた、当時の事実を残すための映画のような気がする。
ラストのシーンは、こうであって欲しいと思うもの・・・。本人がなくなっている以上本当のところは どうかわからないが、一目でもみることができていたならいいなって思う。

1月5日 「松田聖子ライブ」
昨年に行われた聖子ちゃんのライブの中継が2日にBSであったのを観た。大きなコンサート会場ではないこじんまりした会場で、 ライブ形式で・・という試み。20周年を記に原点に戻ろうということらしい。
しかしねぇ・・私のライブっていう感覚は超えてました(笑)。すごい人数のお客さん・・・うーんさすがといいましょうか。 。 この辺りのボーダーもどこなんでしょうねェ。まぁええか。

シンプルな黒のタイトのワンピースで歌う聖子ちゃん。ずいぶん前の曲から最近の曲まで、今回は めずらしく、自分の持ち歌でない曲も・・・
綺麗な声は変わらず響いていて心地よい。私はこの声が好きなのだなぁと実感。いろいろ 世間を騒がすこともあるが、何があっても彼女は変らない・・そして、いらないことはいわず 何もなかったように歌っている姿が好き。歌っている時はずっとピュアなまま・・
ファン人も歌う・・ずっと歌ってる(笑)。ずいぶん昔の歌なのに、ヒット曲ではなくアルバムの曲だったりするのに・・・ それを聞きながらいつの間にか私も口づさんでいる。覚えていたんだと自分でびっくりしたりもする(^^ゞ。 かえって最近のの方がちゃんと覚えてないものなァ^_^;
リクエストコーナー・・・ふぁんが口々に、思いの曲を叫ぶ。それを聞き取ろうとする聖子ちゃんは、 聖徳太子のよう(笑)。
それを、「みなさんは 好き勝手いってますが、私がどれだけ覚えているかが・・」なんていいなが鼻歌でさらりとアカペラで歌う。 するとふぁんがまけじと歌う。たぶん本人よりもよく覚えてんじゃないかしら・・すごい。
「制服」「マイアミの午前5時」etc・・懐かしかったなぁ・・・
ラストは「赤いスイトピー」。ありがとうって言って、泣いちゃって歌えない・・・なんか子供みたいに なってる・・・

大阪でもあったらしいんだ・・なんで知らんかったんだろ・・・行きたかったなァ^_^;。とまた テレビの前でぼやいてた私です。

1月1日 「shoes on!」
秋口ぐらいから、今年のお正月は旅行に行こうとかなんとかって話していたのに、バタバタしていて、 気がついたら12月も末の末。初詣ぐらいは行こうかぁと話しつつ、ぴあをめくって みつけたショーでした。
また、同じよな1年の始まりだなァなんて思いつつも、やっぱり舞台みてるのが一番楽しいから いいよねぇ・・・(∩.∩)

この「shoes on」はタップダンスを中心とした楽しいショーでした。ほんと楽しかったよぉ〜。
出演者は、川平慈英、本間憲一、藤浦功一、玉野和典、北村岳子、麻生かほ里、大浦みずきの7人。
この7人が入れ代わり立ち代り、歌い踊りつないでゆく。ここ数年タップダンスを舞台でみることが 多くなりましたねェ、気のせいかなァ。
全体的に、コミカルな雰囲気な中、おなじみのミュージカルナンバーが出てくるとなんだか嬉しくなる。
クレージーフォーユーなんかは、以前に舞台を見た時は、そんなにもう一度みたいモードじゃなかったのに、 こうやって曲を聴くともう一度みたくなっちゃうし、「42nd street」を本間さんが歌い踊ると5月の再演が 待ち遠しい。
そして、これは・・いったい・・ここまで・・・やっちゃう〜(笑)てな大爆笑の「アニー」。 いやに楽しんでやっておられたよなぁ・・・。 後ろの男性がつぼにはまって笑いがとまらなかったよう。
男性4人のダンスシーンがとてもかっこよく、女性2人のハーモニーが綺麗だったなぁ〜。
川平さんは、潤滑油のような雰囲気がとてもよく、お客さんを楽しませてくれました。藤浦さんは なんか元気だったなァ(笑)。コーラスラインの中の曲がぴったりでしたね。
ひたすらタップに酔わせてくれた玉野さん・・・職場の同僚に似てて・・・^_^;(笑)
スペシャルゲストと、言われていたなつめさん(大浦)は・・・ひときわ大きく見えて・・タップ自体は 上手いんだかどーなんだかわからないようになっていたが、とにかくかっこよかった。 いっしょにいた友人はなんが「バーン」って音がしそうな登場だとつぶやいた(笑)。

休憩なしで1時間40分。あっという間といいたかったが、途中に休憩がはいるものだという ことが頭から離れなかったため、途中ぐらいから、もう休憩かなぁ・なんて考えてしまったの^_^;。
人間の集中力ってそんなに持続しないし、特にシーンとシーンがそれほど筋立て つながっていないショーでは、一気にいくのはちょっとしんどかったかなぁ・・それがちょっと 残念かな。休憩あったらもっと余裕もって楽しめたような気がします。
なんか、初観劇と初笑いとがいっしょになったような・・そんな見ごたえある舞台でした(←そんなってどんなん(笑))。

過去のDiary
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