ワインに目覚めて十年。
おいしいワインを飲んでみたい。味わってみたいという一途な心。
自己流・極主観的に飲んで感じたことを記していきますので、おかしなところなどあったら教えて下さい。
お手紙待ってます!
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評価の一応の目安は、
・・・探してでも買うべし ・・・売ってたら買うべし ・・・お金があったら買うべし
・・・飲みたい日なら買うべし ・・・買うべからず
12月30日
Jean Maire/Champagne(ジャン・メル/シャンパーニュ)
何回か試しているシャンパーニュ。今回はその個性がしっかりと感じられた。一口で言うと辛口ということになるが、徹底している。もし法的呼称があるのならエクストラ・ブリュットを名乗ってもよいのでは?当然のことながら酸味が強い一方で、苦味や甘みは一切感じられない(背後にあるのだろうけれど)。ここまで辛口に徹底するのはさすが。泡の出方は普通だけど、かなりクリーミーに感じられるのも個性。今日は当然シャンパーニュの日なのでとても満足。シャンパーニュに何かを加えるのは(ぼくの感覚では)邪道だけど、これをベースに食前酒を作ってもよいのでは?と思ってしまった。80点。みちのく岩手のワイン屋竹澤で2898円(2007/12/20)。
12月28日
Chateau Cantemerle 2004/Haut-Medoc(シャトー・カントメルル/オ・メドック)
2004年の格付中堅ボルドーはもう一回目の飲み頃をむかえてるということでお試し。はじめはタンニンがざらつき若すぎと思ったが、間もなく落ち着き樽や土壌や腐葉土の香りがゆるやかに出てくる。酒質はビロードまではいかないけれどなめらかで5級のことだけある。このクラスをこの値段で手にいれられればかなり満足できる。80点。ワイン&地酒TODAで2825円(2007/11/21) 。
Pedro Ximenez 1971/Montilla Moriles/Toro Albala(ペドロ・ヒメネス/モンティージャ・モリレス/トロ・アルバラ)
スペインのデザートワイン。かなりの変わりもの。色は濃く、真っ黒にみえるけれど光にかざすと琥珀色。飲み干すと少し発光しているようなイソジン黄色。どろりまでいかないけれどとろりとした酒質でミディアムボディー。もちろんワインの雫もゆったりと下る。�。の第一印象は煮詰めたプルーン。次の思い浮かんだのはヴォトカのスタルカ。アルコールが表にでてくるとたばこの煙、モカコーヒー、チョコレートの香りがしてきてシェリー、ポルト、ブランデーを合わせてワインにつくりかえたのではないかと思うような大人の甘口酒。グリオッティンやラミー(笑)のお供に最適。黒糖のニュアンスを感じる方もいるそうです。81点。ワイン&地酒TODAでハーフボトル2762円(2007/11/21) 。
12月27日
Chateau de Langouset 2003/Minervois(シャトー・ドゥ・ラングスト/ミネルヴォワ)
シャトーヌフに通じるようなフルーツ爆弾系で甘みが煮詰めたぶどうのなかにぎっしりこもっている好感ワイン。というか、本日は月一の超ごきげんの日なのでした。うきうきワインの玉手箱で6本セット7329円(2007/10/22)。単品だと1191円。
12月24日
Moutardier/Carte d'Or/Champagne(ムタルディエ/カルト・ドール/シャンパーニュ)
という訳で飲む量が減ってますが、クリスマスくらい飲まなきゃねということでシャンパーニュ。注いだ直後は派手に泡がたつけれどすぐにしぼんでしまう。あまり特徴のない感じで、全体的においしければバランスがいいということになるけれど、華やかさに欠けるし正直つまらない系。普通の冷蔵庫に3ヶ月保存してたからかもしれない。73点。お手軽ワイン館で3339円(2007/9/28)。
Hautes Cotes de Beaune 2004/Jayer Gilles(オート・コート・ドゥ・ボーヌ/ジャイエ・ジル)
ボーヌ&ジルということで暗いワイン。ヴィンテージのせいなわけないけど樽の香りも控えめ。たしかにブルゴーニュを感じさせてくれるし開いていないというわけではないけれど、はじめから終わりまで暗いままでした。というか、ワインは悪くないけど気分落ち込み気味なのでおいしくないのかも。72点。ワイン&地酒TODAで3349円(2007/3/16) 。
12月19日
Zinfandel 2005/Sonoma/Seghesio(ズィンファンデル/ソノマ/セゲスィオ)
最近なぜか飲むペースが落ち気味(謎)。で、久々にアメリカ産ワイン。キャラメル、オーク、ぶどうをうまくブレンドして甘みを生かした辛口ワイン。口当たりはよく、するすると飲める。それなりにおいしい。でも、す�ラてが人工的に思える(先入観かもだけど)。値段に見合ってはいるが、それ以上ではなく、面白みのないワイン。74点。ワイン&地酒TODAで2247円(2007/11/21)。
12月14日
Chateau de la Cour d'Argent 2005/Bordeaux(シャトー・ドゥ・ラ・クール・ダルジャン/ボルドー)
砂糖の入ったミルクコーヒーと熟したザクロの香りが混在。果実味をベースにしたミネラルと鉄分いっぱいの健康飲料的ワイン。ACボルドーとしては魅力的な方だけど、さらさらで、ひらいてしまった刺身みたい。若くヴィンテージがよいのだからもう一段上の引き締まった味を期待してしまう。73点。ワイン&地酒TODAで1670円(2007/11/21)。
12月12日
Chateau Beaumont 2003/Haut-Medoc(シャトー・ボーモン/オ・メドック)
相変わらず高レヴェル。樽、湿った犬の毛、下草など「本格的」な香り。ビターチョコレートやコーヒーの味を思わせる味。やや重めのミディアムボディ。立派なメドック。そろそろ手に入りにくくなってきたかもしれないので、この値段で見つけたら買い!81点。うきうきワインの玉手箱で2079円(2007/7/14)。
12月9日
Torbreck 2006/Barossa Valley/Woodcutter's Shiraz(トルブレック/バロッサ・ヴァリ/ウッドカッターズ・シラーズ)
ここ数日なぜかあまりワインを飲みたいと思わない日々。週末なの�ナたまには飲んでみようと開けたのは今年はじめにヴィンテージ違いを飲んで好印象の一本。一年遅れのこれはやや小ぶり。フルーツ爆弾という味の方向性は同じだけど、若すぎて味がまだこなれておらず、香りもあまりたたない。ある程度温度を上げて飲めばそれなりに楽しめるかも。質が高いのはわかるけれど、あんまり面白くない。80点。ワイン&地酒TODAで1953円(2007/11/21)。
2005年産についても「若いのでまだこなれていない」と書いてますな。
12月1日
Les Gravieres 2004/Santenay 1er Cru/La Pousse d'Or(レ・グラヴィエール/サントネ・プルミエ・クリュ/ラ・プス・ドール)
昨日は心身ともに参っていたのでアルコールなし。一日遅れで飲んだサイト開設10周年ワインは師範おすすめのもの。
若いブルゴーニュらしく、上はお花畑系、底は大地や森の香り。その中から蜂蜜、ニス、セメンダインなどオイリーで(マイルドに)刺すような香りもでてくる。繊細でシルキーな酒質。果実味中心で、やや閉じ気味。重さはミディアムなのに、存在感がある。82点。
ヴェリタスで3864円(2007/9/8)。
11月28日
Palacio del Conde 2001/Gran Reserva/Valencia(パラシオ・デル・コンデ/グラン・レセルバ/バレンシア)
ぶどうというより、何となくオレンジっぽい雰囲気。普通においしいし、バランスもいい。ただグランレセルバとはいえ希望小売価格3000円は高すぎでしょ。72点。うきうきワインの玉手箱で6本セット7329円(2007/10/22)。
11月26日
Lopez Cristobal 2005/Ribera del Duero(ロペス・クリストバル/リベラ・デル・ドゥエロ)
表面に厚紙のような固さがありまだ早かったかな?と思うも空気に触れさせると濃く色づいた上品な木の香りが漂ってきた。この地方のワインは先入観として高級感があるが、1000円台前半のこのワインからもその雰囲気を感じられたので満足。74点。うきうきワインの玉手箱で1428円(2007/10/22)。
11月22日
Chateau Tour St Bonnet 99/Medoc(シャトー・トゥール・サン・ボネ/メドック)
メドックブルジョワ級。8年たってちょうど飲み頃。クラシックで堅実な作り。香りはスパイス主体で、樽や土のニュアンスが還元されてミックスされている。軽めのミディアムボディーで、ほどよくタンニンのこもった味は地味。全体的にバランスよく普段のみにはとても嬉しい。76点。うきうきワインの玉手箱で6本セット7329円。単品だと2289円(2007/10/22)。
11月21日
Chateau Montrabech Pitt 2005/Corbieres(シャトー・モンラベック・ピット/コルビエール)
久々にコルビエールもの。全体的に柔らかく、きのこのニュアンスが味にも香りにも感じられる。果実味もあり、「ワイン」をしっかり楽しめる。この価格帯の普段飲みとしてはおすすめ。72点。うきうきワインの玉手箱で6本セット7329円。単品だと1029円(2007/10/22)。
11月19日
Cuvee Bourvence/Drappier Brut/Champagne/Urville et Reims(キュヴェ・ブルヴァンス/ドラピエ・ブリュット/ウルヴィル・エ・ランス)
ミシュラン東京発表日というわけでも七五三というわけでもないけれど、気分がいいので平日シャンパーニュ。月に一回くらいは無条件に酒がおいしい日がある。ということで、酵母の香りと酸味と苦味がある標準的なシャンパーニュは銅賞です。80点。うきうきワインの玉手箱で3549円(2007/10/22)。
11月17日
Gevrey Chambertin 2004/Vieilles Vignes/Les Heritiers de Gabriel Tortochot(ジュヴレ・シャンベルタン/ヴィエイユ・ヴィーニュ/レ・ゼリティエール・ドゥ・ガブリエル・トルトショ)
このAOCにしては格安。こういう場合、味は出自より値段に比例することが経験上多かったけれど、このワインの場合は嬉しい誤算。立派なジュヴレ・シャンベルタンで、しかも飲み頃。まず暗めのお花畑系の香りがじわじわとでてきて、ゆっくりカシスや下草の香りが優勢になってきた。果実味中心だけど、若さではなく熟した感じがたっぷり。舌にしみわたる。77点。うきうきワインの玉手箱で2079円(2007/10/22)。
11月15日
Terre Feu 2004/Medoc(テール・フ/メドック)
2004年ボルドーは若飲みできるとのことで、このクラスだともう飲み頃。ぶどうの香りが甘くおいしそうに感じられる。味は悪くなく安心して飲めるメドックであることは確かだけど、特別なメリットもない。ただAOCを考えると200円位は安いのかな?72点。うきうきワインの玉手箱で6本セット7329円。単品だと1134円(2007/10/22)。
11月13日
Chateau Tanais Olivier 98/Haut-Medoc(シャトー・タナイス・オリヴィエ/オ・メドック)
ブルジョワ級。クラシックな作りで構造がしっかりしている。プラスアルファの魅力には欠けるけれど、昔ながら(?)の作りを守っているこういうワインがあると嬉しくなる。10月下旬に開けて、その後多忙になったので残りを10日以上あとに飲んだけれど、香りこそ多少飛んでいたが味はしっかりしていた。そして底にはすごい量の澱。74点。うきうきワインの玉手箱で6本セット7329円。単品だと2079円(2007/10/22)。
11月12日
Henriot Brut Souverain/Champagne(アンリオ・ブリュット・スヴェラン/シャンパーニュ)
軽やかだけどコクがあるタイプ。酸味と西洋杉の香りが特徴。81点。ピエール・ガニエール・ア・東京でグラス1800円(税込みサ抜き)。
Chateau Grand Mayne 99/Saint Emilion(シャト・グラン・メイヌ/サンテミリオン)
サンテミリオン特別級ワイン。ちょうど飲み頃かなと注文したけれど、ずっと低空飛行。墨をこなごなにして丸太に作りなおしたような軽いのに陰気なワイン。74点。ピエール・ガニエール・ア・東京でグラス2000円(税込みサ抜き)。
11月9日
恒例の秋のワイン会。参加者はいつものメンバー。光弘さん+マダーム、安師範、さとなおさん、とびさん、島崎さん、がぶさん。今回の会場はル・ジュー・ドゥ・ラシェット。オー・グー・ドゥ・ジュールグループの一つ。下野昌平シェフはパリのタイユヴァンで肉部門のパート・シェフを勤めたかなりの実力派。場所はオ・コション・ローズがあった場所だが、随分と落ち着いた雰囲気に変身�B
Gosset-Brabant Tradition 1er Cru Brut/Champagne(ゴッセ・ブラバン・トラディシオン・プルミエ・クリュ・ブリュット/シャンパーニュ)
恒例により1本目はお店提供のシャンパーニュ。シャンパーニュらしいイースト香の上に、西洋杉の露のような高貴な香りがまぶさっている。時間がたつと甘みが増し、べっこう飴っぽさがでてきた。品のいいシャンパーニュ。82点。
Bildstoeckle 2001/Gewurztraminer/Gerard Schueller(ビルトストゥクル/ゲヴュルツトラミネール/ジェラール・シェーラー)
香りはまぎれもなく(!?)ソーテルヌ。しかもかなり熟成したもの。それなのに・・・辛口白ワイン。この落差が面白く、結局デザート前まで香りを楽しんでいた。で、そう思ってしまったからこの品種の特徴といわれるライチっぽさが全く感じられなったけれど、香りだけでここまで楽しめるワインははじめて。で、味はなんだっけ?香りのイメージとは全く違うながら重みがありかつすっきり。85点。さとなおさんから。
Caney Delaware 2007/金井醸造場(キャネー・デラウエア)
上のワインがかなり黄金に熟しているのに対し、これはほとんど透明。はじめにセメンダインのような鼻にスーっとくる香りがして、あとから青りんご。食用のぶどうを絞ると同じような色と味のジュースができるけれど、ちゃんと化けてワインになっているのはさすが。74点。がぶさんから(サイト終了しちゃったの?)。
Les Vergelesses 96/Pernand-Vergelesses 1er Cru/Pavelot(レ・ヴェルジュレス/ペルナン・ヴェルジュレス・プルミエ・クリュ/パヴロ)
10年を経たブルゴーニュなのに、まだ硬いし少し収斂性がある。酸味がしっかりしているからかな。香りは大家の趣き。熟成を感じさせるう○こやお○ら系で、嗅いでいて気持ちいい。スパイシーでもある。79点。師範から。
Les Chaboeufs 96/Nuits-St-Georges/Jean Jacques Confuron(レ・シャブフ/ニュイ・サンジョルジュ/ジャン・ジャック・コンフュロン)
ちゅーちゅーと吸うとうまみがでてくる木の茎みたいで暗い(ほめ言葉です)味。ようやく柔らかくなってきたなぁということを感じさせる、若さと熟成感が同居してるワイン。果実味もたっぷり。85点。磯子さんから。
Le Vau Jaumier 2002/Saint Nicolas de Bourgueil/Cotelleraie(ル・ヴォ・ジョミエ/サン・ニコラ・ドゥ・ブルグイユ/コテルレ)
カベルネ・フランらしい厚みのあるワイン。その濃さが魚醤を思いおこさせる。でもやや平板。あん肝にはいい塩梅でした。78点。とびさんから。
Muntada 2002/Cotes du Roussillon-Villages/Gauby(ムンタダ/コート・デュ・ルーション・ヴィラージュ/ゴビー)
南仏産で話題のワイン。ラトゥール級なんて話を聞いていたけれど、オフヴィンテージかつ一日中揺らして運んだのでどうかな?と思っていた。抜栓直後は香りが薄くヤバっ!と思ったが、結果としては前記悪条件がよかったのかな。飲み頃。暑さで喉の渇きにあえぐ時、身体にしみいるエールのよう。どっしりくるというよりセクシーで繊細なタイプ。90点。パリのLes Caves de Tailleventで65ユーロ(当時9015円)。その後免税で返金があったので7473円(2005/10/5)。
Chateau Smith Haut Lafitte 96/Pessac Leognan(シャトースミス・オ・ラフィット/ペサック・レオニャン)
心持やや若いけれど、飲み頃。熟成しきったワインはいいに決まっているけれど、こうした力強さを残しつつ飲み頃というのもいい。なめし皮の香りに果実味という組み合わせが毛並みのいいボルドーならでの楽しみ。87点。光弘さんから。
Chateau Yon Figeac 2000/Saint Emilion(シャトー・ヨン・フィジャック/サンテミリオン)
「サンテミリオン特別級」から降格したばかりのワイン。でもこのワインが生産された年は「特別級」だったし、飲み頃にはいってしっかりした造りかつ左岸格付ワインと同じレヴェルの質を備えている。ただやや個性が薄いと思った。酔っていたせいもあるかもしれないけれど。80点。光弘さんから。
というわけで、今年も楽しいひと時ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。
10月25日
Prosecco/Extra Dry/Abbazia(プロセッコ/エクストラ・ドライ/アッバツィア)
風邪のひきかけ。締め切り原稿をトリプルでかかえているので倒れるわけにいかず、柄にもなくサプリメント&葛根湯を飲みまくり。昨日はワインをお休みしたけれど昼間はハッピーな毎日なので、そのおかげで知らないうちに風邪は治った。夜はお寿司なのでスプマンテ(イタリアのスパークリング)とナバーラのスペイン赤。お店の説明によるとエクストラ・ドライはブリュットより糖度が高めとのこと(逆のような気もするが)。それにしても"Extra Dry"という英語を使うというのはカタカナ語がかっこよくきこえる(人もいる)のと同じ感覚なのだろうか、それとも輸出用のラベルなのだろうか?すみれの香に梨の苦味。泡は意外に細かいが、量はあまりない。ちょっと見甘口、でも中身はれっきとした辛口でシュワワーっとした食感がおいしい。シャンパーニュとは全く別ものだけど、これはこれでおいしい。こうしたワインをレストランで常備してくれれば、スパークリングをグラス1000円以下で飲めるのになぁ。73点。お手軽ワイン館で1134円(2007/10/6)。
Casa de la Ermita 2004/Crianza/Jumilla(カーサ・デ・ラ・エルミタ/クリアンサ/フミーヤ)
表面はキャラメル&チョコレートで、中身はしっとり落ち着いた樫の樽香。味は甘さを失うまで果物が熟しすぎたあとに残った酸味。でも酸っぱくない。地味なワイン。でも底力はある。CPは高い。71点。お手軽ワイン館で798円(2007/10/6)。
10月22日
Gran Villa 2000/Crianza/Navarra(グラン・ビーヤ/クリアンサ/ナバーラ)
今日は休肝日のはずだったけれど、某筋から「ご褒美」をもらってご機嫌なので一杯。安旨スペインワインの元祖。今回は「クリアンサ」という表示がついたのが新しい点で、最低24ヶ月の熟成後に出荷されるとのこと。相変わらずの落ち着いた大人の味。ブランデーっぽい香り。ヴォリュームは以前とくらべるとやや軽くなり、ミディアム+。その分味そのもので勝負しようということかもしれないけれど、上クラスと比べるとやはり荒削りだし、値段も上がったし(ユーロ高のせい?)、フミーヤ産の他のワインも入手できるしということで、以前ほどのお買い得感はなくなった。77点。お手軽ワイン館で1764円(2007/10/6)。
10月19日
Los Vascos 2005/Cabernet Sauvignon(ロス・ヴァスコス/カベルネ・ソヴィニョン)
ラフィットがチリで作る赤。10年くらい前に飲んだような記憶あり。と思って調べたら6年前でした。カッシェロ・デル・ディアブロ(コンチャイトロ)の2005カベルネは飲み頃と『Pocket Wine Book 2008』にあるので、これも悪くはないだろうと購入。確かにカベルネの味で野生の木の実のような荒さがあるけれど、味は丸い。というか、ぶどうジュースを加えてるの?という飲みやすさ。偉そうな表現をすれば「ワイン初心者の方にカベルネは渋いという偏見を無くしてもらうために作りました」という感じ。渋さの香りはあるけれど味に反映してないようなもの足りなさを感じる。アルコールが14%とは意外。むしろ弱いと思った。天国に昇ったり、地獄に落ちたり忙しい毎日。まだ表現硬いかな?(謎)。70点。お手軽ワイン館で1449円(2007/10/6)。
10月18日
Sarda Cava Brut(サルダ・カバ・ブリュット)
今日はスパークリング日和。スペインのカバは、一時味に個性がなかったり薄かったりしたものを続けて飲んだので株が下がっていたけれど、最近また復活。泡は十分きりりと辛口。苦味と酸味のバランスがいい。香りは桃を使った食前酒っぽい。今日は何を飲んでもおいしい。77点。お手軽ワイン館で1134円(2007/10/6)。
10月13日
Robert Moncuit/Champagne/Le Mesnil-sur-Oger(ロベール・モンキュイ/シャンパーニュ/ル・メニル・スュル・オジェ)
投資家の原田さんにお話を聞く夕べ。シャンパーニュをお土産にもっていきたいけれど銘柄がわからないというので酒屋にお供してこれを購入。特級畑のブランドゥブラン。久しぶりにイースト香いっぱいの正統派シャンパーニュ。酒屋の普通のセラーから直行であけたので、温度がやや高め。だからか苦味が多く感じられる。厚みもヴォリュームもたっぷり。乾杯というよりゆっくり味わうタイプ。でも重かったなぁ。77点。樋口酒店で4600円(といっても原田さんもち)。
Chateau de Sales 2004/Pomerol(シャトー・ドゥ・サル/ポムロル)
中堅どころのボルドーグランヴァン2004年はいま一回目の飲み頃じゃないかな?と、これをあける。紳士系の品のよいワイン。久しぶりに感じる柾目の肌触り。キャラメルのニュアンス。若い力強さを持ちながら過剰ではなく、どこかに抑制した感じがあってそれがまたいい。今のご時勢でこの値段は安いと思う。80点。ワイン&地酒TODAで2614円(2007/9/12)。
10月12日
Luzon 2005/Finca/Jumilla(ルソン/フィンカ/フミーヤ)
産地はカーサ・デ・ラ・エルミタで有名な(!?)フミーヤ。生産者がフィンカでワイン名がフィンカなのかな?とまれ、さすがフミーヤのワイン。アルコール分14.5%。エルミタを思い出させる。ボトルが重いところまで同じ。とても厚みがあり、熟し、かつ、ドライなぶどうの感じがよく現れている。若いワインだけど飲み頃。ただ少々荒削りではある。75点。ヴェリタスでスペイン3本セット4179円。単品だと1344円(2007/9/8)。
10月8日
Bourgogne Hautes Cotes de Nuits 2005/Gros Frere et Soeur(ブルゴーニュ・オート・コート・ドゥ・ニュイ/グロ・グレール・エ・スール)
定評ある作り手の定評あるデイリーワイン。他のヴィンテージと同じく、ややしょうゆっぽいコクのある味。抜栓直後はむっつりしており、樽の香りがとても強い。まだ早すぎたかなという印象。だけどどんどん開いてくる。月並みな言葉だけど果実味たっぷりで瑞々しい。甘さより酸味と苦味が中心。例年より1.5割くらいパワーアップ。だけど値段は2割くらい高いから差し引きは残念ながらマイナス。おいしいワインだけど、値段がやや高すぎ。意外にも焼きシシャモに合う。78点。ワイン&地酒TODAで2667円(2007/9/12)。
10月7日
Chenas 2005/Marcel Lapierre&Christophe Pacaret(シェナ/マルセル・ラピエール&クリストフ・パカレ)
ボジョレの村名ワインの中で一番面積の小さいシェナ。世評とおり、重みがある。フルボディーまではいかなくてもミディアム。立派なブルゴーニュの村名ワイン。作り手が同じだからか先日飲んだシェナと方向性は同じ。若いけれど十分飲み頃の「村名レヴェルのブルゴーニュ」。胡椒の香りと粒子で舌と鼻を突くような刺激が特徴。果実味は開いているような、むっつりしているような。「むっつり」というのは重みがあるという意味ね。フランス三ツ星レストランの料理にも合わせられるレヴェルだと思う。久々に自宅でまるまる1本飲みきった。80点。ワイン&地酒TODAで1974円(2007/9/12)。
10月6日
Murmure de vignes 2005/Cotes du Rhone/Domaine de Panisse(ミュルミュル・ドゥ・ヴィーニュ/コート・デュ・ローヌ/ドメーヌ・ドゥ・パニス)
とても飲みやすいローヌ。味を一言でいえばよく熟したジャム。ローヌにしてはあっさり系で、スパイスの香りやむっつりしたところはなく、むしろヴォリュームを足したボジョレのよう。ジャムといってもいちごのそれではなく、ブラックベリー系。甘さを感じるけれど口に残るのは酸味。普段飲みにはうれしいタイプ。おまけで銀賞。77点。ヴェリタスで3本セット4179円。単品だと1449円(2007/9/8)。
10月3日
Chateau Roques de Jeanlice 2004/Bordeaux(シャトー・ロック・ドゥ・ジャンリス/ボルドー)
血や鉄の味や香り。グランヴァンのような雰囲気はないながら、酒質は滑らかで漆の香りもあってちょい高級そう。飲み頃なのか粒子は丸く、重みもある。ACボルドー離れしており、あと少しで銀賞。77点。ヴェリタスでスペイン3本セット4179円。単品だと1780円(2007/9/8)。
レストランみてあるきへ行く
岡山のワイン屋へ行く