◆病名別分類(医療用医薬品<成分名>)ー早めの予防・治療を!◆
※このページでは病名についての簡単な解説と使用されるお薬の成分について記載しています。医師・薬剤師の指示に従って、早めの予防・治療を心がけましょう!(
記載内容につきましては担当の医師・薬剤師にご確認の上、判断なさるようお願いいたします)
★膵炎★
膵臓は、消化酵素の分泌とインスリンなどのホルモンの分泌をつかさどっている臓器です。この膵臓に炎症がおこると膵炎という病気になります。
急性膵炎は膵臓に急性の炎症がおこる病気で、膵臓自身がつくっている膵液という消化液のはたらきが膵臓内で活発になりすぎて、膵臓の組織が消化される(自己消化)ためにおこると考えられています。
慢性膵炎は膵臓の細胞がこわれ、そのかわりに線維が増えてかたくなってくる病気で、膵管の中に結石がたまってくる(膵石症)こともあります。かたくなったす膵臓がもとにもどることはなく、治りにくいものです。その結果、膵液を分泌する外分泌機能が低下して消化不良となり、インスリンを分泌する内分泌機能が低下して糖尿病をおこすこともあります。
◆膵炎の予防
慢性膵炎の予防は、アルコールのとりすぎに注意することですが、一方でアルコールの種類や飲酒の習慣には関係しないこともわかっています。
◆膵炎の治療
急性膵炎;多くは軽症か中等症で、絶飲、絶食をつづけて膵臓を安静にし、補液や抗トリプシン剤などの薬剤を用いれば、後遺症を残さずに治ります。
慢性膵炎;痛みがおこっているときは、急性膵炎と同じように治療をしますが、痛みがないときでも、過労を避ける、禁酒する、脂肪をとりすぎないといった日常生活の注意を守り、痛みの再発と膵臓の病変の進行を抑えることが大切です。
<使用される薬物>
1.鎮痛剤;はげしい痛みや疼痛の緩和に用います。;ジクロフェナク、ナプロキセン、フェンブフェンなど
2.鎮痙剤;フロプロピオン、トレピブトン
3.膵臓酵素阻害剤;メシル酸カモスタット
4.消化酵素剤
お薬などの成分
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