◆病名別分類(医療用医薬品<成分名>)ー早めの予防・治療を!◆
※このページでは病名についての簡単な解説と使用されるお薬の成分について記載しています。医師・薬剤師の指示に従って、早めの予防・治療を心がけましょう!(
記載内容につきましては担当の医師・薬剤師にご確認の上、判断なさるようお願いいたします)
★下痢★
下痢は、小腸や大腸で水と電解質(塩分など)がじゅうぶんに吸収されなかったり、逆に小腸や大腸からの分泌液が増えたり、腸管の蠕動運動が亢進して、腸内容物の通過が早くなったりしておこりますが、このようなことをおこす原因はいろいろあります。
下痢は大きく急性下痢と慢性下痢に分けられます。
【急性下痢】(【下痢のお薬】、お薬の注意事項【整腸・下痢止め薬】、【食中毒菌とその予防】参照)
急性下痢は、細菌、ウイルス、寄生虫などの感染が原因の感染性下痢と、感染が原因ではない非感染性下痢とに分けることができます。
発熱をともなう急性下痢は感染、とくに細菌感染が原因の感染性下痢の可能性が高く、早めに医師の診察を受けることが必要になります。
発熱をともなわない急性下痢は、たいていは非感染性下痢です。この原因はいろいろありますが、もっとも多いのは、暴飲暴食などによる食事性下痢です。また、牛乳不耐症といって牛乳を多めに飲むと下痢をする場合や、特定の食品に対するアレルギー反応であるアレルギー性下痢の場合もあります。また、精神的ストレスなどがきっかけになる心因性下痢もあります。これらの下痢は原因を排除すれば治る場合が多いです。また薬剤の使用が原因でおこる急性下痢もありますから、この場合医師に相談しましょう!
【慢性下痢】
だらだらとつづいたり、治ったかと思うとまた再発することを繰り返したりする\慢性下痢の約半数は、腸になんの病気もなく、そのはたらきが異常になっているためにおこる機能性下痢(過敏性大腸)です。
しかし、残りの半数は、結腸ガン、潰瘍性大腸炎、クローン病、寄生虫病、膵臓の病気、消化不良、代謝異常、ホルモンの病気などが原因となっていて、なかには治療をしても治りにくいものもあります。したがって、腸の精密検査を受け、原因をはっきりさせておくことが必要です。
◆使用される薬物
1.整腸剤
ラクトミン、ビフィズス菌、耐性乳酸菌
2.止しゃ剤
タンニン酸アルブミン、天然ケイ酸アルミニウム、ロペラミド
※市販薬の成分<整腸・下痢止め薬>の項参照
お薬などの成分
このページは個人・非営利目的のページです。