Alfa Romeo 164
トラブル&メンテナンスレポート(No.19)


1999年 11月

オイル交換をおこなう。
前回交換時の走行距離は64,300キロ、そして今回までに走った距離は72,200キロ。ということで約8,000キロも走ってしまった。汚れは際立ってひどく感じられないが粘度にヤレが見られる。また前回交換しなかったエレメントも交換する。オイルの銘柄は変わらずセレニアレーシング。購入先は東京都江東区にあるレーシングアクセサリー&カンパニー(RAC)さん。価格は3,500円/2L。
また作業と合わせてエアーフィルター(K&N)の清掃もおこなう。

1999年 12月

リモコンキーの電池交換。
(結構細かいネタ/笑)
別にネタ枯したわけじゃないけどこれも立派なメンテナンス!。ドアーのロックは必ずといっていいほどこのリモコンを使用する。毎日お世話になっている部品である。
電池の寿命はだいたい半年くらい。交換した電池の品番はCR2016。2枚必要。270円/1枚。
作業は・・・(説明は割愛させていただく)(笑)

1999年 12月

右フロントショックのベアリング交換。

駐車場などでハンドルを切るとフロントのショックあたりから「ガキンッ」という異音が出るようになった。音の原因はハンドル操舵につられ固定されたスプリングがアブソーバーと供回りし捻じれ、ある程度のところで戻りその際発生するというもの。わかりやすくいうと右図の通りハンドル操舵に伴いショックアブソーバーは左右に回転するが、ボディーとロアーキャップに挟まれたスプリングは上下運動はするものの左右には回転しない。ベアリングはそのアブソーバーとロアーキャップに挟まれて回転の際の摩擦を軽減させている。ところがそのベアリングが何らかの原因で損傷し摩擦軽減の役割を果さなくなるとショックの回転に連れてロアーキャップもつられ回転しようとする。ところが上部で固定されている為ある程度のところで反発する。その際に起こる音が「ガキンッ」である。

左図は新旧のベアリング。やはりケースの一部が割れていた。割れただけの状態であればある程度機能はするが、割れた隙間からボールが逃げ交換の際はボールはバラバラ落ちる状況であった。
交換後は少しだけハンドル操作が軽くなった気がする。本当に少しだけ!(笑)
品番60501446 品名F、ショックベアリング
価格4,120円(今回左右交換したため8,240円)

2000年 1月 <謹賀新年! 今年も良い年になりますように>

アライメントの調整をおこなう。
ショック交換と同時におこなえば良かったが、なにせ沼津はまだ知らぬ土地。何処でおこなえば良いのか皆目わからない。結局、以前お世話になったJms(ジェームス)さんにお願いすることになった。前回は相模原店でお世話になったが今回は港北ニュータウン店。横浜市営地下鉄センター北駅 すぐそば。
住所  横浜市都筑区中川中央1−32−4
TEL  045−910−4111

下記表の見方は中心を境に左右対称。そして左右ともに左から順に以前調整後の数値、今回調整前の数値、そして今回調整後の数値を列挙した。ご覧になってお分かりだと思うがキャンバーやキャスターの変化はほとんどない。相変わらず鬼キャン仕様である。それも右前後が!。またなぜかリアーのトーがかなり狂っていた。ぶつけた記憶はまったく無いのだが。
調整できる個所は前後トーのみ。フロントのトーは前回は少しプラス(内股)に振ったが、今回はほとんどプラスマイナスゼロに設定した。

前回調整後 今回調整前 今回調整後 前回調整後 今回調整前 今回調整後
フロント・トー
+0.3mm +0.2mm +0.0mm +0.5mm +0.3mm -0.1mm
フロントキャンバー
-1°54’ -2°03’ -2°02’ -2°21’ -2°25’ -2°26’
フロント・キャスター
+1°38’ +1°33’ +1°17’ +1°37' +1°22’ +1°37’
リアー・トー
+4.8mm -0.5mm +4.1mm +4.8mm +9.1mm +3.9mm
リアー・キャンバー
-0°45’ -0°50’ -0°50’ -1°29’ -1°34’ -1°31’

実は今回のアライメント調整をおこなうにいたった理由はショック交換後の走行で明らかに車が左に流れる現象が発生したからである。原因はきっとショック交換によるアライメントの狂いによるものと思ったが、今回の調整前の数字を見る限りではどうやら原因は違うところにあるようだ。もともと左ハンドル車は右車線を走ることを前提として設計されており、路面の傾き(水はけ良くする為少し傾斜させている)に影響されないよう幾分か左に流れるようになっていると聞いた事がある。そのため逆に傾いた日本の道路事情では左に流れるのは当たり前といえばそれまでであるが、それにしてもショック交換以前はそのような状況が見られず交換してから症状が出るという事はいったいどういうことなのだろうか・・・。原因は未だ解らない。
この数値をみてアドバイスいただけるならぜひともメールいただきたい。

さて調整後、ショップのメカニックも原因が分からず。結局、数値的には基準値に調整されたが実際の「走り」においては左流れは解消しない結果となった。
ショップの言い分はアライメント調整はあくまでも数値の適正化をはかるもの。数値の適正化がイコール走りの適正化には結びつかない場合があるという。言い換えればまっすぐ走らない原因はアライメントだけじゃないと説得されてしまった。なんとも納得行かない結果である。
工賃は次の通り。
アライメント測定料  4,000円
フロントトー調整料  7,000円
リアトー調整      7,000円
合計          18,000円
別に今回の対応についてクレームを付けたつもりはないがリアートーの調整料7,000円は無料にしてくれた。
料金をタダにしてくれなくてもいいから真っ直ぐ走るようにして欲しい!そんな気分で新春を迎える。今年は良い年じゃない鴨〜。そんなことを思いつつトボトボ沼津の帰路にたつ(笑)。
さてその後、友人からショックが原因しているかもしれないとのアドバイスを頂き、さっそく前後左右を交換してみたが結果はまったく同じであった。原因は未だまったく分からない状況である。
やはりブッシュ類の総点検とピロアッパーの装着か・・・。


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