2000年 8月 走行距離79,800キロ
オーディオ関連の悪ノリはさらに続く。前回トランクルームに忍ばせたサブウーファーの威力は絶大であり、想像以上の効果を生んでくれた。音全体に厚みが増し、また全身に伝わる音圧あるビートはアルファビートとは違った心地よい疲れを誘ってくれる。しかしである。少し違う。うまく表現できないがイメージした音と少し違うのである。恥ずかしいがどのように違うのか説明できないし、またどうすればそのイメージした音に近づくかわからない。これじゃ結論の出しようが無いが、もしかしたらそもそもトランクルームという車内とは異なる場所にスピーカーを設置した事が間違っているのかもしれない。そう思い聞いてみれば低音が遠いところで響いているし、中高音との時間のずれが感じられなくもない。また、引き締まった感じの低音もなんだか間延びし篭った感じに聞こえるから不思議である。物理的にみてもリアーの埋め込み式のスピーカーの裏側にまた一つ別のスピーカーが有るわけだから不自然と言えば不自然だ。理屈立てて良し悪しを証明する事は出来ないが、現状のトランクで鳴らすことをやめ車内で鳴らす事にする。もちろん今のウーファーを車内に持ち込む事は無理であり設置可能なウーファーを探すことになる。
品番 AM-044C
方式 アクースティマス ユニット 15cm×1 インピ-ダンス 8Ω 許容入力 80W×80W 周波数特性 40Hz〜200Hz
結果見つかったのが「BOSE社製 アクースティマス方式のサブウーファー」である。右上の写真がそれである。これがスピーカーか?と思わせる形である。表面を被う材質はたぶん硬質プラスチック。両脇に2つずつサウンドホールを持っている。簡単なスペックは右表に明記したがもっと詳しい内容はBOSE社のHPでご確認頂きたい。アクースティマス方式が何であるかご理解できるかと思う。
[BOSE社ホームページ]
[アクースティマステクノロジー]さて、この筒の取り付け場所であるが、当初は後部座席の足元にでも転がらせておこうなんて安易に考えた。ところがこの案はかなり無理がある。FRのように出っ張ってはいないがフロアーセンター部の出っ張りは筒の安定性を奪い、あたかもシーソーのようになる。さりとて座席の上に乗せるわけにもいかない。困った挙げ句家族(子供)にはかなり窮屈な思いをさせるがクッションの脹脛の部分に延長させるような形で固定する事にした。その際の取付ステーは足元のフロア−からではなくクッションとボディーの隙間に取付ける。したがってスピーカーは足元から浮いた状態になりもちろんフロアーセンター部の出っ張りとの間にも多少のクリアランスができるようなる。
クリアランスは最大で約120ミリ、最小(センターの出っ張り部分)で約15ミリ。スピーカーを外さずマットは引き出せ清掃は可能である。もし後部座席に大人が乗る必要が生じた場合はスピーカー両サイドのネジ4点を外ずしスピーカー本体をトランクにしまえばよい。ただしステーはそのまま残る。ストッキング姿の女性は要注意。そんな場面は多分無いと思うが・・・・(笑)。うまく説明できないので取り付け後の写真をご覧頂きたい。左の写真がそれである。
さて、作業内容は次の通り。まずスピーカーを設置する左右の位置決めを行う。良い音に拘るならばスピーカーはど真ん中に取り付けたほうが良さそうだが、右ぎりぎりに寄せた位置に取り付けた。理由は簡単。真ん中に取り付けると本当に誰も座れなくなるから(笑)。サイドぎりぎりに寄せた結果、左側はかろうじて大人1人分が座れるスペースが確保できた。逆にスピーカーがある部分は足を下ろすスペースは無い。正座して座るなら話は別だが・・・。
次に取付ステーの準備。商品には純正のステーが付属されているが、それと併せてL字型のステーをホームセンターで購入した。このL字ステーと付属ステーを繋ぎあわせるわけだが、たまたま双方の接続部分の穴がちょうど合う金具を見つけた。よって穴あけ加工はせずに済んだ。右写真が双方接続された状態を写した写真である。次にこのステーの取り付け作業に入る。まず後部座席のクッションを外す。断熱(遮音)マットをめくると鉄のフロアーがあらわれる。この鉄のフロアーにステーを固定するわけであるが、ここで問題が発生。まずフロア−外(裏側)からの作業は無理なので穴をあけボルト留めは不可能。そうなるとスクリュータイプのネジで留めることになる。ところがフロアー下にはガソリンタンクがあり、もしフロア−パネルが1枚の板なら突き出たスクリューでタンクを傷つける可能性がある。さあ困った。ディーラーに問い合わせたところ多分1枚じゃ無くコアスペースがある2枚からなる鉄板でしょうとの回答。
大き目の穴を空けて覗き確認するほかすべはないとドリルを手にフロアーを見るとアルミシールでふさがれた穴らしきものを発見。早速剥がしてみるとそれは直径約3センチの穴であった。ライトを手に中を覗く込むと確かにもう1枚の鉄板が見える。これならネジが多少突き出ても大丈夫とL字ステーを固定する。ネジの直径は3.5ミリ。ドリルで1.5ミリの下穴を空けてからドライバーでねじ込む。左写真は左側の取り付け位置を写した写真。右写真は右側の取り付け位置を写した写真である。両方ともステーの取り付け位置近辺に穴が空いていた。
L字ステーの取り付けが無事に終了したら作業はほとんど終わったも同然である。後はスピーカーを取り付け座席のクッションを取り付け配線すれば終了。接続はもちろん助手席の下にあるパワーアンプに接続する。右写真は設置後実際に家族(子供)が座ったところを写した写真である。想像以上に実用的でしょ(爆)。スピーカーは傷を防ぐ為にタオルが被せられ次女(奈央5歳)のちょうど良い足の置き場と化した。奥に座るのが長女(紗英6歳)である。幼児虐待になっていなければ良いのだが・・・。 さて鳴らした感じであるが流石は「BOSE」という感じである。たった15センチのウーファースピーカーが鳴っていると感じさせない豊かな音量と音圧。トランクで鳴らした際の音の篭りとずれはまったく無くなった。場所を変えて正解!!。音質的には硬く締まったスピード感溢れる音であり、あいまいになりがちな低音の音階もしっかり再現され響く。ジャズのウッドベースのアドリブなどを再生すれば涙物・・・。また低音がやたら頑張る大黒パーキングのスピーカー族のような感じではなく、高音から低音までうまくバランスされて気持ちがいい。エンジンを切ってオーディオだけの音に埋もれたい、そんな気にさせるシステムである。
BOSEって良いね。・・・ってことで、もしかしたらリアーの埋め込みスピーカーもBOSEに交換しようかな等というアイデアが沸沸と。オーディオ関連の悪ノリはさらに続く(笑)。
2000年 9月 走行距離80,430キロ
久しぶりにオイル交換を行う。前回交換時の走行距離は72,200キロだからなんと8,200キロも走行している。
オイルの銘柄は今までと同じセレニアレーシング。購入先も同様RACさん。価格も3,500円/L と同様である。
さてオイル交換の際には誰しもが、なるべく多くの古いオイルを抜き取ってエンジン内を奇麗にしてやりたいと考えるが常であるが、どうすれば効率よく抜き取る事ができるのだろうか。最近はオイルゲージから管を差込み吸い上げる上抜きなどという方法があるし、エンジンルーム内を奇麗にするのならフラッシングオイルを使うやり方が有ると聞く。いろいろ考えた挙げ句の結論が単純。「時間をかけて抜く」という事である。要するにドレーンを外したまま時間をかけて放置すれば良いのである。ショップに持込むとそういう訳にはいかないが自宅駐車場ならば可能だ。作業行程は次の通り。夕方頃から作業を開始。オイルをめい一杯熱くした状態でドレーンを外し抜き取り開始。抜け出る量が落ち着いたら溢れんばかりにオイルが溜まったオイル受けを廃油パックと交換しジャッキを下げる。万が一溢れたらヤバイからね。そのまま一晩放置する。翌朝眠い目を擦りながら作業開始。今回はエレメントの交換も行う。右フロントタイヤを外しタイヤハウス奥の隙間からエレメントレンチ入れエレメントをゆっくり回す。ある程度回ったら手でまわす。今までなら外れるとエレメントに溜まったオイルがこぼれ出し地面に引かれた新聞紙をオイルだらけにしたが今回はそんな事は無い。一晩放置した為エレメント内のオイルも抜けたようである。どのくらいのオイルが抜けたかは計ったわけじゃないからわからないが注入したオイルの量は7.75Lであった。
今回のオイル交換で久しぶりに車の下に潜ったがオイル漏れの形跡はまったく無い。オイルパンの汚れは皆無だし、今までタイミングベルトテンショナー付近から漏れたオイルでエンジンブロックの側面が汚れていたが交換後はそんな事も無い。アルファをはじめイタ車オーナーは多少のオイル漏れには目を瞑るがこの「クロヨン」はそんな心配事はまったくの皆無といっていいだろう。またディーラーから指摘されたパワステラックからのフルード漏れもまったく見られない。
80、000キロを超えエンジンはますます快調!
これだからアルファはやめれない。
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